ウマノスズクサの花

ウマノスズクサの花に、小さなハエがたくさん集まっていた。
何か特別の匂いを発して、ハエに受粉を手伝ってもらっているのだろう。
その過程を調べたら面白そうだ。
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オニノヤガラ

鶴岡のSさんより、近くにオニノヤガラあると教えてもらった。
「え、何ですか?そんなの聞いたことがありません。。。」
それではと連れて行ってもらった場所は、私もよく通る道のすぐ脇。

枯れたウバユリのようで、そうじゃないものが何本も突っ立っている。
これがオニノヤガラ。漢字にすると「鬼の矢柄」だ。
高さは1メートル以上ありそうだ。


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オニノヤガラはラン科の腐生植物。
ナラタケ菌との共生関係を持ち、栄養をもらって育つ。
ギンリョウソウ(6/2)はイチヤクソウ科だが、あれと似たような生態ということか。
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アリとカタクリ

カタクリの種が実った。
エライオソームに引き寄せられ、アリたちも忙しく働いている。

さく果から種を引っ張り出すもの、地面に落ちた種を運ぶもの。
小さな世界をのぞき込むのは楽しい。
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ギンリョウソウ

ちょっと山の方がよりいいのかも知れない。
自然度の高そうな林に入るとギンリョウソウをよく見る。
とても植物とは思えない、ロウやガラスででも作られたような不思議な姿である。


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とても見えづらいのだが、下からのぞき込むと花にはちゃんと雄しべや雌しべが見えている。
マルハナバチが受粉の手助けをするというのだが、まだ見たことはない。

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撮影したのはブナ林。
すっかり葉が生い茂り、林の中はだいぶ暗くなってきた。
そしてブユやヤブカは今の時期が要注意とわかった。
6月に入って虫除け無しに林に入るとひどく刺されるようになった。

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トチノキの花

荒沢ダム付近、トチノキの花が花盛り。
サルの群れに出会って、とっさにビデオカメラを向けてしまった。
写真は一枚も撮影できず。。。


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コケイラン

ほとんど人が入らなそうな林道を心細くなりながら車を走らせていて、
ふと道脇に見つけたコケイラン。
ぽつんと一株だけ、よく探せば他にもいくつかあっただろう。

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ヒメシャガが花盛りという感じで、林道沿いのやや薄暗い場所に点々と見られた。
シャガより二回りくらい小さな可憐な花。
光線状態もよかったのか、ホント綺麗だと思った。

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ウワミズザクラ

ウワミズザクラの花盛りは一気に山に移ってしまった。
土曜日はまだ高舘山でも見頃だったのに、もう茶色く変わってしまっている。
月山の麓近くまで行って、ようやく綺麗な花ばかりとなった。

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クルマバソウ

高さ10〜15cmのところに白い花がたくさん咲いていた。
昨年は気がつかなかったが、すごく多い。
クルマバソウという植物で、砂地によく生えるものらしい。

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アマドコロも咲き始めた。
辺りにはいい花の香りで一杯だったが、アマドコロだろうか。
よくわからないままだった。

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E-520 マクロ50mm+テレコン シグマ150mm
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摩耶山にて

摩耶山の登山道でとても印象的だったのがこの花。
ムラサキヤシオツツジ。
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ブナ林を背景に見るムラサキヤシオは特に美しいと思った。

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永幡さんが歓喜の声を上げていたのは、このムラサキオオツチハンミョウ。
ブナ林にすむツチハンミョウだそうだ。触角が特徴的なオスだった。

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長野の牧場以来、2年ぶりに見るオオセンチコガネ。
糞虫の中でもとびきり美しい甲虫だ。
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またしても、永幡さんの発見に便乗させていただいた。

登山道途中であったチョウはギフチョウとヒオドシチョウ。
ギフチョウはイワウチワで吸蜜する、翅のいたんだオスを撮影。
ヒオドシチョウは山頂にもいたが、何といっても雪の上に日光浴する一匹が衝撃的だった。
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初夏の植物たち

酒田から真室川に抜ける青沢越えを見てまわった。
ムカシトンボに会えないかと思ったのだが、初めて見る場所ばかりで、道を知るだけで一杯だった。
林床の植物は、ニリンソウとキケマンが目立っていた。

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左はネコノメソウ。種がこんなふうに出るとは、今までちゃんと見たことがなかった。
右はナガハシスミレ。スミレのなかまは、まだまだ数多く見られる。

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昨年、数の多さにびっくりしていたサワオグルマ。
今年もそろそろ花盛りを迎えようとしている。右写真、ヒメジョウカイだろうか。
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夕方になって見つけたシラネアオイ。残念ながら、花は閉じかけていた。
右はキバナイカリソウ。

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E-520 9-18mm マクロ50mm シグマ150mm
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ダイコンの花

ダイコンの花、だと思う。
道沿いにずっと花を咲かせている場所があった。
何の目的だろう? やっぱりダイコンではないのだろうか。


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ミズバショウとリュウキンカ

小さな沢をのぞくとミズバショウをよく見る。本当に多い。
でも、どこを見ても、ほんの少しベストな時期を逃したような感じで
形のいいものに恵まれない。


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小諸辺りは小雨な土地だったので、ミズバショウには縁がなかった。

ミズバショウとよく見るリュウキンカ。
あら〜キレイと思って近づいてみると、でっかいキンポウゲ科の花で何かどっしりした感じがする。

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E-520 9-18mm マクロ50mm+1.4× シグマ150mm
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アズマシロガネソウ

昨年はじめて見て、えらく感激した草花。
柔らかい緑が美しく、花は何ともかわいらしい。
改めて気にしているせいか、今年はよく見る。
庄内では特に珍しいものではないようだ。


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E-520 マクロ50mm シグマ150mm


「山地の水辺に多く見られる草で高さは15cm前後になり、全草無毛である。
秋田県から福井県までの主として日本海側の山地に分布する。
・・・花は直径7mm前後でやや小ぶりであり、半開きで全開はしない。たれ下がって一株に数個から十数個つけている。
・・・花びらは、がくより短く内側に黄色になってついている。」
(若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」より)
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ギフチョウお休み中

一昨日、昨日と悪天候が続き、予報では久しぶりの晴れ。
迷わず朝からでかけたのだが、期待したような成果が得られなかった。
何しろ気温があがらない。
お昼まで見ていたが、咲いた花は2、3割くらい。
ギフチョウの飛ぶ姿もついに見ることはなかった。


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こちらのメスは、21日に永幡さんが見つけたまま、ほぼ同じ場所にとまり続けているらしい。
交尾嚢もつけておらず、3日間ほとんど何も動きがないと見てよさそうだ。

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E-520 シグマ150mm
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カブの花とスジグロシロチョウ

赤かぶの産地では、花が綺麗に咲きそろっている。
アブラナとほとんどみわけがつかないのだが、この辺りに見られるものはほぼ100%
カブと思って間違いない。
ここではカブの品質にとても気を配っているから、ナノハナが入ったりしたら一大事なのだ。

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日没近く、花にとまって休むスジグロシロチョウを見つけた
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E-520 9-18mm シグマ150mm
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山の新緑

先んじて緑をひろげたブナに続いて、他の木々の芽吹きが進む。
茶色っぽいのはケヤキが多いのだろうか。
イタヤカエデらしい一際鮮やかな黄色も目立ってきた。


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E-520 マクロ50mm シグマ150mm
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夕方のサクラ

不自然な青空に見えるかも知れない。
でも夕方撮影した写真で、太陽光では全体にオレンジ色に染まった何ともキタナイ写真だった。
色温度を調整してRAW現像すると実に鮮やかな写真になる。今更ながら驚いてしまった。
といって見た目の印象とも違う。どう捉えてよいのか悩むところだ。

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こちらは夕日にそまって綺麗だった印象そのままに現像。
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鶴岡の桜は、もう完全に散り始め。
でも、明日は好天で花見には最高だろう。
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寒い一日

晴れたけど気温があがらない。
今日はこの地でカタクリの開花の連続カットを狙っていたのだが、
開ききらないので失敗だった。かなり悔しいけど、
まあ、こんな日もある。。。

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ギフチョウも一度出てきてくれたけど、近づいても逃げない。
見ると、朝のガのように、ブルブル体を震わせている。
日光浴だけでは体温が上がらないのだ。
こんな姿はあまり見ない。
あとで調べたところ気温は10度を超えなかったようだ。

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ブナの花がイイ感じで咲きそろっていた。
これは収穫だった。

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公園のサクラ

おそれていたことだが、ろくに撮影をしないうちに、鶴岡の桜は満開をすぎてしまった。
もう花が散り始めている。
いくらか散り始めた段階が「満開」なのだそうだけど、何にしても綺麗な盛りは
過ぎてしまったようだ。
花の命は本当に駆け足だ。半端なつきあい方では、やっぱりダメなのだ。


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ホクリクネコノメソウ

新潟県が北限とされる植物のなかには、山形県にも分布するものがいくつもある。
地元の人はもちろん知っているのだが、だからといってこれまでの記載を塗りかえようと
積極的にはやらないのは、そこはやはり山形県人の県民性が出ているんだろう。
そう、私は解釈している。もちろん私も積極的にそんなことをしないつもり。

今日は、温海のTさんに案内していただいた。
Tさんオススメがこのホクリクネコノメソウ。
確かになんとも魅力的な花だ。
薄暗い林の中で不思議に光って見えた。
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場所についてはナイショです。

そしてアマナ!(これも場所についてはナイショ)
ちなみに、キバナノアマナは割とよく見られる。

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一緒に同行していただいたSさんがさりげなく「シロバナだの」とおっしゃる。
いやースゴイじゃないですか。
私もこれまで随分ヒメオドリコソウを見てきたけれど、シロバナは初めて。

ちなみにこれは色素がぬけたもので、ヒメオドリコソウには変わりないとのこと。
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近所のサクラ

今日も日中山にでかけて、桜を見たのは夕方になってから。
もっともこの時間に撮る桜は、色がのって綺麗に写るように思う。

三分咲きというところだろうか。
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E-520 9-18mm シグマ150mm
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カンアオイの花

そろそろ新しい葉を出そうとしているカンアオイ。
今は花の咲く季節でもある。

花をのぞくと、おしべに黄色い花粉がたくさんついているのが見える。
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この花粉を誰が運ぶか?
キノコバエという説が有力そうだが、ナメクジやカタツムリという信じられないような説もある。
今日見た花の1つには、確かにそれらが歩いたあとが残って、虹色に光っていた。

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カタクリ


左は9時半、右は11時半。
急速に雪解けが進む様子がよくわかる。
こんな比較写真は滅多に撮れないだろう。

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いつまでも落ち葉がからんで、ちょっとかわいそう。
こういうのを見たときはできるだけ外してやろうと思うのだけど、
今日の場所は数が多すぎた。
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咲き始めの綺麗な物は、やはり撮影していても楽しい。
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写真を撮っている間に、見る見る開花が進んでいく。
もっとちゃんとカメラを固定して、次にのぞみたい。
開花の連続写真も比較的容易に撮れそうだ。

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春本番!

やわらかい日差しの暖かい一日。
春の植物たちも、ひときわ輝いて見えた。


イワウチワ
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山道の途中にテリトリーをはるギフチョウ
ここでは、次々に別のオスが現れて、占有行動を行っていた。
同行した永幡さんのブログにも詳しく書かれている。

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柿の木畑のすぐ上に、立派なブナの林。
かつてこの柿の木畑にもブナが広がっていたんだろう。
他の木々に先んじて、新緑をひろげている。

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キクザキイチゲとフキノトウ
フキノトウは庄内弁でばんけ。
山沿いの雪解けのあとにびっしり生えている。

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アカネスミレ

アカネスミレ。
葉は光沢がなく、一見して他のスミレと違った印象を受ける。
スミレのなかまがだいぶ目立ってきた。
右下の写真にうつっているのは、ナガハシスミレとタチツボスミレ。

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カタクリはどこに行っても多い。
それでも、シロバナはまず滅多に見ることがなく珍しい。
もう少しで開花しそうで残念だったが、待っている余裕もなかった。

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小諸では普通に見られたアズマイチゲ。
庄内もないわけではないが、とても数が少ない。

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E-520 9-18mm マクロ50mm+1.4×テレコン
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シュロソウ

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先日、飛島に行った際にギョウジャニンニクと間違いそうになったのは、
シュロソウだった。
今日、同行してくださった、鶴岡の柴田さんより教えていただいた。
ギョウジャニンニクは、ニンニクの匂いがするので、わかりやすいとのこと。

ついでに何で、シュロソウというかと名前の由来まで。
根本をちょっと掘ると・・・
P4108856
E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン

なるほど。。。確かにシュロソウだ!
よくわかりました。
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近所のサクラ

今年のソメイヨシノの開花予想は4/12だったと思うけど、
もう明日にも咲きそうな勢いだ。
日なたの壁よりのものは、すっかり咲き始めているようだ。


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E-520 9-18mm シグマ150mm
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カタクリ

高舘山のカタクリは、もうピークを過ぎてしまっているようだ。
5日あたりが見頃だっただろうか。
綺麗なシーンを探して見てまわるが、アップに耐えられるものが少ない。
場所を移した方がよさそうだ。


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淡いピンクで綺麗だ、と思ってアップでのぞくと、結構傷んだ花だったりする。
広く花が咲き乱れる様子を撮影しようと思うが、雑然としていて何とも絵にならない、
ように思えてしまう。

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ギフチョウのメスが日光浴中
カタクリの吸蜜シーンはまだ撮れない。。。

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E-520 9-18mm シグマ150mm
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ブナの花

ブナの花が咲き始めた。
遠方からもその様子は、山肌の所々がうっすら緑色に色づいて確認できる。
昨日、はじめてそのことに気がついた。


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E-520 シグマ150mm
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スミレとハネカクシ

いつのまにか、スミレがすっかり出そろっている。
目立つのはスミレサイシンにナガハシスミレ。
オオバキスミレはまだ見ていない。

スミレサイシンの花に、たくさんの小さなハネカクシが集まっていた。
どうしてこんなになるのだろう?

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こちらはナガハシスミレ
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E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン
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木々の芽吹き

今日で、番組ロケ終了。
明日もロケ隊は鶴岡に残って、実景の撮影を行う。

大山公園にて、撮影の合間に植物の芽吹きを撮影。


このサクラはソメイヨシノではないように思う。
ガマズミは若い葉と花芽を大きく膨らませていた。

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コブシの花芽も膨らんできた

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ハウチワカエデ
葉と花が同時に芽吹いている

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E-520 シグマ150mm
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ミズバショウ

大山 上池のほとりにあるミズバショウ群落。
早くも開花が始まっていた。

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今日もロケ隊と一日取材。
ところで、その番組とはNHKの「
熱中時間~忙中趣味あり~
私の録音の趣味を番組で紹介していただくことになりました。放映は6月の予定。
ロケの日程は、春のいい季節をという私の希望を優先にしてもらいましたが、
あまりにどんぴしゃだったので、自分の仕事の方も気になって困りました。
何しろ、ディレクターのKさんは自他共に認める「晴れ女」!
ロケ初日から、春が加速度的に進んでいく気がします。。。


高舘山の春がどんどん進んでいるのを横目に見ながら
今日も一日が終わろうとしている。

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E-520 9-18mm
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春の飛島

急に思い立って、飛島の様子を見に行くことにした。
この時期は一日一往復のみで、島に滞在できる時間は2時間ちょっと。
それでも日帰りすることにした。


酒田港では小雨が降り出し、カッパを入れてこなかったことを悔やんだが、
沖に出ると青空が広がっていて、何だ大丈夫じゃないかとちょっと安心したのだが、

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飛島に近づくにつれ雲が張り出してきて、到着時は雪が本降り。
何というか最大級の歓迎を受けてしまった。

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でも、時間は限られているから、とにかく思っていた方角に歩き始める。
毛糸の帽子を持ってきたのは大正解だった。
嬉しいことに、雪はすぐにやんで、晴れ間が出てきた。
雪もあっというまに消えた。
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海岸近くだけしか見ていないが、ツバキはヤブツバキばかりであった。
右の写真はスズランだろうか。スズランは有毒だから要注意だ。
最初、ギョウジャニンニクと思ってしまったのだが、どうも違う。
バイケイソウやシュロソウにも似ているように思う。
いずれにしても、食べたら具合が悪くなるのは間違いない。
危ない危ない

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歩いた先で見た春の林床の植物で、すごかったのはキクザキイチゲくらい。
カタクリは一輪も見なかった。
本当はもっと色んなものに出会えるつもりだったので、見事に空振りだ。
でも、キクザキイチゲの数はなかなかのものだった。
鶴岡あたりと同様、白と青が見られる。
でも、気温が低く、晴れても花が閉じたままだったのはやはり残念。

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夏の日帰りと比べて、やっぱり時間がなさ過ぎる。
ハイキングなら適度のものかも知れないけれど、
写真撮りには倍は時間が欲しかった。やはり一泊の予定で来るべき。

帰りの船からは、鳥海山もよく見えていた。

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E-520 9-18mm マクロ50mm
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雪のなか植物たちは

鶴岡に戻り、またミスミソウのポイントに向かった。
25日の雪より、更に深い。

フクジュソウもすっぽり雪におおわれていた。

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ちょっと印象的なミスミソウがあった。
花は閉じているけれど、雪の中からポンと顔を出したような形で、
確かに雪割草という名を彷彿とさせる姿だった。

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エンレイソウと、シロキツネノサカズキ。
エンレイソウの葉はちょっと寒さにやられてしまったようで、
所々黄色く変色していた。

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E-520 9-18mm マクロ50mm
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雪割草

ウメ同様、雪と共に撮りたかったのが地表の植物たち。
特に、雪割草とも呼ばれるミスミソウだ。
雪の中から雪を割って出てくるわけではないことは、最近見ていてよくわかった。
では、どうしてこんな名前がつけられたかというと、
この時期はまだ雪が降るから、花が咲いたところに降った様子が
印象的だったのではないかと思う。

それで、すごくキレイなんじゃないだろうかと、密かに期待していたのだ。
梅林公園のウメを撮り終え、一路、ミスミソウの咲く林に向かった。

まずはキクザキイチゲにフキノトウ。
一見キクザキイチゲは寒さでしおれたようになっているが、ちゃんと復活するはず。

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E-520 シグマ150mm

そしてミスミソウ。
雪が少なくて、ちょっと中途半端な感じになってしまった。
花は閉じることはないようだが、こちらは何だか寒さに負けているような印象もある。
雪の中でも凛として咲いているようには、残念ながらうまく撮れなかった。
4枚目はキクバオウレン。

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E-520 マクロ50mm
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ウメと雪

暖かくなったとはいえ、まだ3月。
昨夜からの雪は、朝もしっかり残っていた。
雪と植物、色々考えたが、まず行ってみたい場所があった。
鶴岡もだいぶ前からウメがほころび始めていて、ずっと気になっていた
湯田川温泉の梅林公園。

朝から晴れたのにちょっとスタートが遅れた。
9時近くなってしまったが、無事雪が残ってくれていた。

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梅林公園の梅は、鶴岡市街よりも開花が進んでいるように見えた。

こちらは、庭のツバキ。キンギョツバキだ。
冬のはじめからずっと、次々に花を咲かせている。

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E-520 シグマ150mm
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フキノトウ

前にも、庄内はフキノトウが尋常じゃない数を見ると書いたけど、
そろそろ本格的に目立ってきた。
キクザキイチゲも多い。


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E-520 9-18mm

気温は低かったが、ちょっと日差しがあって、そうなると温かさも感じられる。
今こうして写真を見ていても、この数時間後、本降りの雪が降り出すとは
ちょっと信じられない。
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ヒメヤシャブシ

曇り空のもと、よく目立っていた花。
まだ咲き始めだろうか。
カバノキ科の植物だが、自分はあまり見たことがないものだ。
ヒメヤシャブシではないかと思う。
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E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン 

山道にさしかかったところで、小さなサクラが咲いていた。
このあたりで咲いているものといえば、オクチョウジザクラで間違いないだろう。
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一瞬、視界のどこかで何ものかの気配を感じた。
ゆっくり辺りを見渡してみたら、いたいた、あんなところからこちらを見ている。
ギリギリ気がつくことができたが、本当のギリギリ。
視界のすみで動いていたのだろう。
昨年は一度も見なかったカモシカだが、今月に入ってこれで2度目だ。
もっと近づいて撮影してみたい。

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E-520 シグマ150mm
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キブシ

キブシの花が急に咲き出した。
一昨日までの暖かさで、一気に進んだように思う。
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E-520 シグマ150mm

晴れるとアカガエルが産卵に出ないかと、目星をつけていたところを見てまわるが、
空振りの連続。気温が思いの外あがらない。

どうもうまく行かない。。。
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エンレイソウ

小諸ではシロバナエンレイソウばかりだったが、鶴岡にきてからはエンレイソウばかりである。
エンレイソウばかり見ていたら、シロバナの方が早くも懐かしくなってきた。
ついている花の色が違うくらいで、葉の印象も同じなのだけど。。。

ちなみにこの葉、みずみずしくて何だかおいしそうだが、どうも有毒らしい。
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林床の植物たちは一気に役者がそろってきた。
カタクリ、キクザキイチゲ、エゾエンゴサク

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ショウジョウバカマも咲き始め。シュンランはまだつぼみが見えてきたところ。
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シシウドだろうか。
若い緑がまぶしいくらいに美しい。
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E-520 9-18mm マクロ50mm+テレコン
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コシノコバイモ

昨年初めて見て時に、春のお気に入り植物でいきなり上位に位置してしまった
コシノコバイモ。
昨年は4/2に見たのだが、その時と同じ場所で、今年はこんなに早く咲きそろっていた。

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図鑑を見ていて知ったのだが、クロユリも同じユリ科バイモ属だった。
確かに、どこか似た雰囲気がある。コシノコバイモの方がずっとかわいいけれど。

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永幡さんも書いていたけれど、畑を縮小して下草刈りをしなくなってしまって、
このまま放っておいたらマズそうな状況だ。
私も何とかしたいと思う。

こちらはカタクリの種からの芽吹き。
6月くらいに種はアリに運ばれ地中に入る。
その種が芽吹くのは春になってからだ。

P3185374

最高気温は20℃をこえ、とっても暖かい一日だった。
時々温風が吹いてくる。虫たちも活動的だった。

何の葉を食べているのか、コシロコブゾウムシ
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ネコノメソウには、小さなハエやアリが多かった。
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キクザキイチゲの花にも、小さなハエがきていた。
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P3185397
E-520 9-18mm シグマ150mm
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ミスミソウ

春を待ちこがれていたのは、ついこの間のこと。
それがちょっと待ってよと慌ててしまうぐらい、一度始まった春の勢いは
留まることを知らない。

永幡さんと向かった林は、それはもう恐ろしいほど春で一杯であった。
ミスミソウはもう盛りを過ぎた感じがある。

P3185258
P3185293 P3185328

ところどころ、虫に食われた花がある。
何が食ったんだろうかと思っていると、ミノムシが今まさに食べているところを見つけた。
ほかにヨトウムシのようなガの幼虫たちが食べているのだろう。

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E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン シグマ150mm

カタクリもたくさんあったのだけど、こんな写真しか撮っていなかった。

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ツクシ

ツクシが出はじめた。
まだ開いていないこんな出始めの状態のほうが、力強い感じがして惹かれる。
写真に撮るのも楽しいのだが、肝心のよく伸びた方の写真を忘れがちになってしまう。
今年は注意したい。

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こちらは、タネツケバナ。
ここ数日で急に目立ってきた。
P3165091
E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン シグマ150mm
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オオミスミソウ

昨年、鶴岡に来たばかりの頃、永幡さんに案内してもらってミスミソウを見た。
あれからほぼ一年。
また新たなミスミソウの開花を見て、長いようで短かった鶴岡での一年をあらためて思い返してみた。
自分は少しは成長しただろうか。。。
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「オオミスミソウの名は鶴岡市の村井貞固が鶴岡で採集したものに広江博士が命名したものである」
(若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」より)

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E-520 マクロ50mm

これから林床の植物たちがたのしくなる季節
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E-520 9-18mm
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早春の植物たち

鶴岡でも最も早く春を迎える山に入った。
この道に入るのは、昨年の夏以来。

12mm付近で撮影しているが、このゆがみの少なさは嬉しい。
真っ直ぐのブナのイメージが損なわれることなく、まずまず見た目の印象に近い。
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E-520 9-18mm
ブナの花芽は大きく膨らんでいる。
3月中に開花してしまうんじゃないだろうか。

さて、林床の植物に目をやると。。。
いきなり目に飛び込んできたのが、このエンレイソウとキクザキイチゲ。
両方とも、もう花が咲きそうだ。
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とすると、カタクリは?
こちらも芽吹きが始まっていた。
もうずっと前から開いていたような葉もあったし、つぼみも1つ見つけた。
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E-520 マクロ50mm

こちらは、落ち葉の間から妙に目立っていたキノコ。
ベニチャワンタケだろうか?

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E-520 9-18mm

思いがけず春が進んでいるのに驚いたが、ここは特別早いから・・・
とどこか予想外のことを期待もしていた。
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オオイヌノフグリ

庄内では、まだオオイヌノフグリのすごいところを見ていない。
もちろん、あるにはあるのだが、数が少ないように思う。

小諸にいるころは、土手一面がオオイヌノフグリで青く染まるような場所もあったのだけど。
そういえば、セットでたくさんいたナナホシテントウも少ない。
ナナホシテントウが見つからず、実はちょっと困っている。。。


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E-520 マクロ50mm+テレコン

ヒメオドリコソウも咲き始めた。
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E-520 シグマ150mm

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スギ花粉

庄内でもスギ花粉が飛びはじめた。
しっかりこの目で見たので、自信を持って言える。
東北は杉林が多いので、子供の頃からその瞬間はよく見ていた。
でも、写真に撮ったのは初めてだと思う。

P3104358 P3104313
P3104374
E-520 シグマ150mm


かがくナビ 今週の自然だよりには「スギ」をテーマにしました。
この日、撮影したものです。
自分は花粉症ではないと書いていて、事実そうだったのですが、
原稿を送った後に何だか鼻水がいつになく出て、かなり不安になっています。
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フキノトウ

フキノトウが目立ってきた。
こちらじゃ「ばんけ」と呼んでいるフキノトウ。
小諸と比べてはるかに湿った土地なので、比較にならないぐらい数が多い。

今晩のおかずは、今年初のふき味噌とした。

出たばかりの開いていないものを選ぶ。
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E-520 マクロ50mm、シグマ150mm
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フクジュソウ

庭ではフクジュソウがほぼ満開。

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E-520 マクロ50mm
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ネコヤナギ

永幡さんとでかけた先で再びネコヤナギを撮影。
先週の川とは少々離れていて、こちらがやや遅いかもしれない。
花はまだまだ先のようだ。
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E-520 14-42mm、シグマ150mm

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ネコヤナギ

ネコヤナギの花芽が殻を脱いで、銀色の毛におおわれた姿に変身した。
いよいよ春がやってきたという感じがする。

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E-520 シグマ150mm

ネコヤナギは川沿いに多く、根が完全に水没するような生え方をしている。
小諸にいる頃にネコヤナギと思っていたものは、水際ではなかった。
あれはバッコヤナギだったかも知れない。


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E-520 マクロ50mm+テレコン
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キクバオウレン

同じ鶴岡でも、海岸線はかなり春が早い。
ヤブツバキがあったり、タブノキがあったりするから、
植物層が内陸とはまるで違っている。
まだ雪が残っているところもあるが、早くもキクバオウレンが咲き始めていた。
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こちらは落ち葉の間から出てきたところ。
すでに花が咲いているというのは、あまりいい形ではないかも知れない。

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E-520 マクロ50mm+テレコン(以上3枚共通)
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キハダの冬芽

キハダの冬芽&葉痕を撮影。
まだ芽吹きまでしばらくあるから、冬芽の撮影も間に合うかと思ったのだが、
実際に見てみると、だいぶ膨らんできている。
3月ともなると、庄内もやはり春なのだ。


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ついでに、もう二種。
種名のわからないヤナギのなかま(上)と、オオバクロモジ(下)。
冬芽、枝共に色づいて、今にも芽吹きしそうに見えた。
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E-520 マクロ50mm+テレコン、シグマ150mm
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ニワトコ

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E-520 シグマ150mm

花芽が開きはじめた頃のニワトコは
生命力にあふれているようで、妙に惹かれる。
早春の林でいちはやく芽を開きはじめるので、特にそう感じるのだろう。
花が咲くのは、ずっと先のこと。
いつもその頃にはすっかり忘れてしまって、ほかの植物のほうに気がいってしまっている。
そもそも、花自体もそれほど趣を感じていないのかもしれない。。。

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E-520 マクロ50mm+テレコン
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マルバマンサク

今頃になって、冬芽の撮影をしている。
マンサクの様子を見に行ったら、まだ若干、冬芽が残っていたのを見て、
まだいけるかも知れないと思ったのだ。


おそらく鶴岡でも最も早いと思われる辺りにて撮影。
マンサクの花を見ると、いよいよ春が来たなと感じる。

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E-520 シグマ150mm

この冬芽もよく見ると黄色い花がちらっと見えている。
P2272908

この黄色、なんとも懐かしい。
中学生の頃、早春の自宅近くの林で見て感激したものと同じもののようだ。
マルバマンサクでいいのだろうか。


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E-520 マクロ50mm+テレコン(以上3枚共通)
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イチョウ

ぎんなんの匂いはちょっと苦手。
子供の時の感覚のまま、いい匂いにはなってくれない。
美味しいとは思うけど、私はこの匂いを我慢してまで集めなくてもいいらしい。

でも、最初に食べた人って、何でもそうかも知れないけれど、本当にスゴイと思う。

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11月10日 鶴岡市 E-520 シグマ150mm 、14-42mm
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トチの実

庄内ではとちもちはごく普通のお菓子である。
私もとちもちは大の好物。香ばしさがすっかりくせになっている。
試しに「とちもち 庄内」でネット検索をかけると、かなりヒットしてくる。

人の手で植えられたものもあるのか、山に行くとトチノキは多い。
トチの実はそろそろ割れて落ちはじめているらしい。
写真の実は下向きについているが、これは重みで下がってしまったもの。

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9月6日 山形県鶴岡市 E-520 Nikkor 300mm
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ウバユリ

生えている場所も薄暗いところだし、あまりいい印象を持っていないウバユリ。
けれど山形の帰省中、たくさん固まって咲いているのを見つけて、
あまりの見事さにカメラを向けてみた。

朝、ようやく日が射しはじめる時間、次々にやってくるマルハナバチが面白かった。
改めてよく見ると、ウバユリの雄しべと雌しべは、受粉を助けてくれる虫たちが
とまれるようにうまくデザインされているように見える。
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花の中で、マルハナバチは、雄しべや雌しべにぶら下がって、後脚の花粉団子を作っていた。
花びらの内側は大変滑らかで、ツメはひっかからないだろう。
足場は雄しべと雌しべだけになる。

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8月12日 山形市 E-520 50mmマクロ&シグマ150mm

花の中に留まっている時間は結構長く、花粉の受け渡しには十分すぎるように見えた。
あたりは花の強い香りで一杯だった。


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オタカラコウ

姥ガ岳からの帰りは、リフトを使わず下りた。
実はリフトに乗っているときに、ヨツバヒヨドリに集まるアサギマダラを見たのだ。

道の途中で撮影できるかも知れないと期待したのだが、残念ながらダメだった。
今年はまだアサギマダラを撮影できていない。

かわりに、道の途中でオタカラコウを撮影できた。
雪渓からの雪どけ水の沢に群落をつくっていた。
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8月13日 山形県西川町 E-520 14-42mm & 50mmマクロ
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ヤシの実

庄内砂丘に流れ着いたヤシの実。
いったいどこから来たものだろう?

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8月8日 山形県鶴岡市 E-520 14-42mm
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イネの花

イネの花が咲くのは、午前中、11時頃と聞いたことがある。
確かに、その頃に田んぼに行ってみると、ぱっくり口を開けている「えい」を見ることができる。
つい「もみ」「もみ殻」などと言ってしまいそうだが、正しくは「頴」(えい)と言う。

受粉すると頴は閉じる。
花粉が放出されたあとの雄しべは白い。
花粉自体が黄色いため、花粉を蓄えた雄しべは黄色く見える。
雄しべのつけ根付近には、雌しべが見える。
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8月8日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm
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ヤマユリ

小諸辺りでヤマユリを見たことがあっただろうか?
こんな目立つユリを見たら必ず撮っていたと思うから、やっぱりなかったと思う。

田んぼの土手だとか、広い草地だとか、山道の法面だとか、至るところにヤマユリの花を見る。
こんなでっかい花がいっぱい咲いているのには、ちょっと驚いてしまう。
そういえば、私の育った山形の家の庭にも毎年咲いていたっけ。


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7月29日 山形県鶴岡市 E-520 14-42mm

こちら、最近入手したばかりのレンズで撮影。

このレンズは、海野さんのアトリエでNikonで使った事があって、
その時の好印象が忘れられず、急に思い立って注文してしまった。
いいレンズです。。。

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7月29日 山形県鶴岡市 E-520 シグマ150mm
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ネムノキ

数日前よりネムノキの花が目立ってきた。
色合いは様々で、時々ビックリするぐらい鮮やかな花を見る。
何というか、輝いている感じがする。

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7月10日 山形県鶴岡市 E-520 Ai-S 300mm
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イケマ

月山山麓、標高600mほどの林内でイケマの芽吹きを見た。

長野にいた頃は、アサギマダラの産卵シーンを求めてよくイケマを見てまわった。
その時は標高1300mほどの場所、時期は
6月のはじめ頃だったと思う。
イケマはちょうどこのくらいの伸び具合だった。

もし、アサギマダラがこの辺りに産卵に来るとしたら、食草はちょうどいい頃合いだ。
期待して付近を見てまわったのだが、成虫も産みつけられた卵も見つからなかった。
でも、私はいま網を持っていない。
アサギマダラのマーキング個体が目の前に飛んでいたら、ちょっと残念な事になりそう。


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6月16日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

ちなみに、今年に入ってまだアサギマダラを一匹も見ていない。
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岩場の草花

庄内に移ったら、岩場の花を色々撮ろうと思っていたが、
なんだかんだで機会を失っていた。
少々くたびれたモノも目立ったが、いくつか撮影できた。

ハマボッス

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6月15日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

キリンソウ
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6月15日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

アサツキ
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6月15日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

加茂の岩場に見たノハナショウブ
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6月15日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm
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イワユリ

スカシユリは新潟県以北の日本海側のものがイワユリと呼ばれ、
太平洋岸のものはイワトユリと呼ばれているそうだ。
この時期に海沿いをまわったことがないので、イワユリがこんなに見事に咲くものと知らなかった。

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6月14日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン

詳しい解説は、
若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」から引用させていただきます。

「本州中部以北の海岸山地又は低山のがけに分布するとされている草である。
 高さは30cm前後であるがところによっては10cm前後で花をつけているもののある。
 (中略)
 夏の海辺の岩場を色どり、海岸の人々はこの花が咲くと海で泳げる夏が来たことを知る。
 名前は、この花の花びらは下の方がせまくなり、お互いの間にすき間がありスカシユリとなった。」
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カキの花

また遅れてしまった。
カキの花を撮らなければならなかったのに、近いところでは盛りを過ぎてしまっていた。
大慌てで山に近い方に飛んでいったところ、花がまだ残っていた。
なんとか間に合いそうだ。

これも一週間前にちゃんと見ていればよかった。。。
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6月9日 山形県鶴岡市 E-520 14-42mm

つぼみ、開花中、花が終わって茶色く枯れたものなど、様々な段階が見られる。
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P6091785
6月9日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ

長野の立科あたりでリンゴ畑を見ていたように、
庄内ではこんなカキ畑が広がっているところがよくある。

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6月9日 山形県鶴岡市 E-520 14-42mm
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ギンリョウソウ

ブナの林床にてギンリョウソウを見つけた。
日没近くで林の中は薄暗く、ちょっと反則とは思ったがストロボで撮影。
これが思った以上によかった。


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こちらは、落ち葉の下から出てきたばかり
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6月9日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ
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トチノキの花

もう少し後の方が見頃だと思っていると、気がつくとシャッターチャンスを逃してしまう。
植物については、本当にしょっちゅう失敗をやってしまっている。
トチノキまでそれをやってしまっては、庄内に住むものとしてはさすがにマズイ・・・
と思っていたところで、月山の麓を走っていて、ちょうどいいタイミングのトチノキにであった。
救われた思いがした。。。


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6月8日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm
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モウセンゴケ

湿地にモウセンゴケを多数見た。
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中央、新しい葉が開こうとしている。
粘液をつけた毛が紅く美しい。
この紅い毛こそがモウセンゴケの名の由来だそうだ。

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6月4日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ
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ノイバラ

赤川の河川敷では、ノイバラが花盛り

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6月3日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン
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再びサワオグルマ

サワオグルマ畑?
いったいどうなっているんだろう、この数は。。。

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5月11日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

ベニシジミも吸蜜に来ていた。
奥に見えるは鳥海山。
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5月11日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm
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シャガ

長野にいた頃は確か上田の別所温泉で見ただけだったと思う。
庄内ではちゃんと自生しているようだ。


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5月10日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm
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コシャク

土手や田んぼの畦に急に白い花が目立ってきた。
これまで見たことがあったものかどうか、とにかくどこ行っても見る。

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5月9日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

調べてみると、コシャクというセリ科植物だった。
小さな花に近づいてよく見ると、5枚の花びらの外側が大きくなっていて、なかなか面白い。
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5月9日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ
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ノダフジ、タニウツギ、ケナシヤブデマリ

山の花3

高さ10m以上ありそうなスギの木に咲いたフジの花。
こんなフジの塔が山の中に点々と見える。
スギには迷惑だろうけど、なかなか見事である。

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5月9日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

「庄内地方のフジはノダフジといいヤマフジと区別する。フジの名所で豊臣秀吉が藤見を行った所が大阪の野田であった。この地名にちなみノダフジとなった。日本の西部に多いヤマフジより花穂は長くつるは右巻きである。」
(参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)



そろそろ見頃を迎えているタニウツギの花。
タニウツギは林道沿いにとにかく多い。ちょっとうるさいほど。。
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5月9日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm


ケナシヤブデマリ
やけに白が明るく見えたのは天候のせいだったのか、植物自体が輝いていたのか。

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5月9日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

「関東以西に多いヤブデマリに対して中部地方以北の日本海側に分布しているのがケナシヤブデマリといわれる低木である。」
(参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)

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ウワミズザクラ

高舘山山頂 テレビ塔付近のウワミズザクラは、ちょうど見頃。

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5月8日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

何故か、これをウワバミザクラなどと覚えていたことがある。
今もウワズミザクラと間違ってしまう事があって、どうもイケナイ。


「名前のおこりは、昔占いをする時この木に凹み(溝)をつけ棒でもみ火を起こして、その上であらかじめ石でみがいた亀の甲をやいて、そのひびわれで吉凶を占った。
ここから上溝桜(うわみぞざくら)となりウワミズザクラになったという。
別に溝ではなく、うらない見桜がウワミズザクラになったのではないかという節もある。」

(参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)
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マキノスミレ

小柄な花が集まって咲いている可愛らしいスミレを見つけた。
長野にいる間も、庄内に移ってからもまだ見たことのないスミレだ。
家に戻って調べてみると、どうもマキノスミレのようだ。
高名な植物学者、牧野富太郎博士にちなんで名づけられたマキノスミレ。
植物が不得意な私でも、名前だけは子供の頃から知っている。
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5月7日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

間違っていないといいけれど。。
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サワオグルマ

明るい草地にナノハナのような明るい黄色の花を咲かせているのはサワオグルマ。
漢字にすると「沢小車」だ。
なるほど、近づいてみると足下がズブッとぬかって、水が染み出してくる。
そのあたり結構な湿地であった。
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5月1日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm


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5月1日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

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シラネアオイ

杉林の中にシラネアオイが咲いていた。
シラネアオイはよく目立つから、心ない人に抜かれてしまう事も多いようだ。
綺麗なのは一時だけなのだから、山で見て楽しむだけで済ませればいいのにと思うのだけど。。
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4月21日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

日が当たると、どうも綺麗に撮れない。
弱くストロボをあててみた。

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4月21日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
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木の新芽 3種

山の木々の芽吹き、3種。

まずはホオノキ。
冬芽は二枚の鱗片があわさってキャップ状になっていて、
新芽が開くときには、最初に、その鱗片が外れる。
まず2つに割れるようだ。

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4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

こちらはタムシバ。
コブシのようだが、庄内の山腹に見られるものは、多くはタムシバらしい。
花はコブシほど密に咲かず、樹高も5m ほどにしかならないようだ。
(参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)

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4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

こちらはコシアブラ。
ちょうどこのくらいを天ぷらで食べると美味しい。
wikiで調べて「へ〜」と思ったのだが、
おたかぽっぽ(
笹野一刀彫り)の材料に使われるんだそうだ。
同じ山形県内の話なのに、初耳であった。

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4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
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ヒサカキ

新潟あたりではギフチョウの産地に行くとよくこの花を見る。
庄内ではそう多くはないようだ。
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4月16日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

花の香りはとても個性的。
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4月16日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

海野さんが以前、「とんこつラーメンの匂い」と見事に表現された。
もうそれ以上のいい例えが思いつかない。私も使わせてもらおう。
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キクザキイチゲ

永幡さんは、キクザキイチゲは特別思い入れのある春の花だそうだ。
自分にとっては、何だろう?

この場所、アサツキと並んで咲いている姿が楽しかった。
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4月15日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

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4月16日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

キクザキイチゲは庄内にたくさんあった記憶なのだが、
ずっと小諸にいる間にその記憶に自信がなくなってきていた。
今回、再確認できて、本当によかった。
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4月15日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm
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鶴岡のサクラ

近所のサクラは今が見頃。
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4月15日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm
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フキノトウ

庄内はフキノトウが多い。
山形から移ったときもそう感じたし、今回、長野から引っ越してきて再認識した。
数が多いだけでなく、どれもが瑞々しく美しいと思う。

山道を歩いてもよく見かける。
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4月13日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm


雄株
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4月13日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン


雌株
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4月13日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ
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スミレ3種

小諸にはなかったスミレ3種。
まずはナガハシスミレ。距がとても長く、一目でそれと分かる。
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4月9日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

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4月6日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン


驚いたのが、この黄色いスミレ。
園芸種だろうかと思ったが、オオバキスミレという野生種だった。
ただし、まだ一カ所で見たのみ。
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4月5日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ


三種目は、スミレサイシン。。。だと思う、このスミレ。
花よりあとに葉が広がるのがスミレサイシンの仲間の特徴らしいから、
たぶん、大きく外れてはいないだろう。
P4099562*
4月9日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

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鶴岡のサクラ

夕方のニュースで、鶴岡・酒田のサクラ開花宣言を報じていた。
日中、近所の公園でサクラのつぼみを撮影して、もう明日には咲き始めかと思っていたところだった。
数日前に見た予想より3日ほど早まったようだ。

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4月9日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

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4月9日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
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オクチョウジザクラ

鶴岡の公園のサクラはだいぶつぼみが膨らんできている。
開花予想は4/12と、来週の週末にはもうだいぶいい具合になっているだろう。

鶴岡の街に近い山すそを見てまわると、オクチョウジザクラが咲き始めていた。
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4月4日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

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4月4日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

1つの花芽から2つ花が咲くのが決まりなのだろうか。
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ギョウジャニンニク

永幡さんにギョウジャニンニクのある場所にも案内してもらった。
今がちょうどいい季節のようで、見るからに美味しそうな芽がたくさん出ていた。
生でも食べられると聞いて、1つちょっといただいてみた。
予想以上にニンニクな香りが口いっぱいに広がって、そして美味しかった。
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4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

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4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
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カラスザンショウの葉痕

庄内にはカラスザンショウが自生している。
冬芽図鑑のようなものを見ていると、必ずと言っていいほど登場するこのカラスザンショウ。
庄内に写ったら必ず写真を撮ろうと思っていたのだが、こうも早くチャンスに恵まれるとは思わなかった。
一目見てすぐに分かった。
垂れ目な顔のように見える葉痕の上に盛り上がっているのが冬芽だ。

私が生まれ育った山形市周辺にも、長野県小諸周辺にもカラスザンショウはなかった。
だいぶ前に海野さんが小諸アトリエの庭に一株植えたのだが、数年しか持たず枯れてしまった。
カラスザンショウには小諸の冬は寒すぎたのだ。

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4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
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コシノコバイモ

4/2(3日前の日記)
山形の
永幡嘉之さんが来てくれて、とっておきの場所に案内してもらった。
そこで感激したのが、このコシノコバイモ。
カタクリが咲き乱れる林床に割とたくさん数が見られた

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4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

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4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

初めて見る植物だったからか、晴れた日だったからか、私にはとても気づきにくく、
何度も踏みつぶしそうになった。
カタクリもそうだったが、このコシノコバイモもかなり密生していた。

永幡さん、お忙しいところ、ありがとう!!

コシノコバイモは庄内方言で「きつねのちょうちん」だそうだ。
この可愛らしい花にぴったりなネーミングと思う。
(参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)

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雪の中のツクシ

3月31日、引っ越し当日の朝はなんと雪。
気温が高めなので降るそばからとけていくのだけれど、海野さんの小諸アトリエ周辺も午前中は結構な積雪となった。
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2008.0331 長野県小諸市 E-510 14-42mm


ふと道ばたに目をやると、雪の中からツクシがかろうじて頭を出しているのが見えた。
背が高く目立って突き出しているツクシは先の方が黒く焼けたようになっている。
もっと早い時期に寒い朝に傷んだものだろう。

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2008.0331 長野県小諸市 E-510 50mmマクロ

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2008.0331 長野県小諸市 E-510 50mmマクロ
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