ギフチョウの幼虫

5月の連休にギフチョウが飛んでいた場所にて、多数の幼虫を見た。ほとんどが終齢幼虫。
カンアオイの葉はだいぶ固くなってきている。
幼虫は枝にかみ傷をつけ、あるいは完全に切り落として、葉をしおらせてから食べるようだ。

しおらせた葉一枚をほとんど食べきって、それから次の葉に移るらしい。
右の写真の状況から、そんな様子が想像できる。
糞がこれだけたまっているというと、長時間ほとんど移動していないようだ。

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途中見かけたギボウシの花畑。いやいや、ウルイの畑と呼ぶべきか。
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盃山にて

山形市滝山小学校4年生のPTA行事に呼ばれ、28年ぶりに母校に入った。
父兄の1人が、幼稚園から大学まで一緒という、ものすごく長い付き合いの友達なのだ。
夜は仲間数人で楽しく飲んだ。

記憶というものは、思いがけない所で突然スイッチが入るんですね。
懐かしいものが一気に蘇ってきてホント驚いた。
引き出しの奥のものも、たまには出してやんないといけませんな。

さて、午後の1時間ほど、盃山をまわってみた。
中学〜高校時代に歩いたコースそのままに。
20年前に見ていたほぼ同じ場所で、メスアカミドリシジミやオオムラサキに出会った。

メスアカミドリシジミは、むかし同様、3mほどの高さに陣取ってなわばりを張っていた。
届かないなあ〜と眺めていたら、久しぶりなんでサービスしてくれたか、目線ぐらいの高さに降りてきてくれた。
右はアカシジミ。
日没の時間はとても届かない高さを飛び交っているが、日中は低いところで休んでいるものもいる。
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山頂付近、アベマキにとまってテリトリーを張っているオオムラサキ。
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先月寄ったときアオバセセリがテリトリーを張っていた場所には、スミナガシがいた。
右はオオチャバネセセリ。

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コロギスの幼虫。羽化が近そうだ。
そうか、やっぱり山形にはいたんだなあと再確認。

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ミドリシジミ

こちらはムービー。
時々近づくミツバチにビクッとしながらも熱心に蜜を吸っている。
ところでこの植物、手持ちの図鑑を調べたところでは「イソノキ」が最も近いように思う

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ゲンジボタル

今晩は、やや早い時間から撮影をはじめた。
7時50分くらい飛びはじめた。

昨夜と同じ20秒露光で連写した画像をPhotoshopで合成
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ミドリシジミ

庄内砂丘に沿って平野側には広く湿地が広がっている。
そこにはハンノキも多く、ハンノキを食草とするミドリシジミも多い。


もう少し早い時間に行った方がよかったのだが、10時くらいにハンノキ林に入った。
朝から日差しが強く、気温も上がってきた。
湿地にいると暑さがよけい感じられる。

最初に見つけた一匹は、何の木か花から蜜を吸っていた。
この花にはミツバチやクマバチをはじめたくさんの虫が集まっていた。
種名を調べてみたい。

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うっそうとしたハンノキやクルミの林。中は薄暗いがところどころ日だまりがある。
イチモンジチョウが多かった。
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ゲンジボタル

すっかり遅くなってしまったが、今年初めてホタルの撮影に出た。
昨年と同じポイントだが、1箇所にたくさんかたまってとまっている場所があって、
とてもよさそうな感じ。
出発が遅れ、現地に到着したときには夜の9時をまわっていた。
早速撮影開始。


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また、いつものようにホタルの光の軌跡を撮影。
今回は1カット20秒。
20カットほどをPhotoshopでレイヤー合成。合成方法は「比較(明)」。
開放値4.5の暗めのレンズで難しいかと思ったが問題なかった。ISO400で撮影。
気温が低めだったためか、あまり飛んでくれなかった。

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アカショウビン

録音の方は満足のいく結果がでたけど、ビデオ撮影は今ひとつ。
50m以上離れていて、しかも気温が上がっている。
空気のゆらぎがひどくて見られたものじゃない。

WEBで小さく見るので限界だろう。ハイビジョンテレビで見る気にはなれない。
でも、何はともあれ、まずは鳴く様子を見ることができた。
どんどん距離を縮めていこう。

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HDのトラブル

久しぶりにHDにトラブル発生。
MacProは4個HDを内蔵することができるが、うち2個をストライピングのレイド設定にしていた。
1TB+1TB。容量にも速度にも大満足で使っていたのだが、なんとそこにトラブルだ。

先日撮影したオオヨシキリと鮭川村で撮影したアオハダトンボの動画を、その2TBのHDに取り込み
Finalcut Proの「切り出しと転送」にてProres422に変換中のこと。
プレビューが何だかひっかかる。ついにはカラーホイールが回り出し、そのまま固まってしまう。
しょうがないので強制終了して作業を続けてみるが、繰り返しエラーが発生する。

様子がおかしい。試しにファイルを別のHDにコピーしてみると、途中で固まってしまった。
コピーすらできないとは、これはいよいよやばい。
First Aidでは問題なしと出るけど、そんなわけはない。
TechToolでディスクの検証をはじめた。

すると、なんと300個以上の不良ブロックが検出された。
こんな数は初めて見る。
そんな話は聞いたことがないが、レイドを組んだのが悪かったのだろうか?
トラブルをかかえているのは、二台のうちの一台だとわかった。

購入からしばらくたっているので、初期不良の対象にはならない。。。
不良ブロック発生の対処法はHDの初期化。ただの初期化ではない。
セキュリティオプションから「データをゼロ消去」を選ぶ。
以前にもやったことがあるので時間がかかるのはわかってるが、まずはやってみよう。
コピー不可のデータはたぶん救えないだろう。それはしょうがない・・・

と、ここまでは前向きだった。
でも、初期化を始めてまもなく「終了まで1日と1時間」と表示されたのを見たら、
もううんざりしてしまった。

こうしたトラブルが起こると、仕事が手につかなくなってしまう。
原因をはっきりさせて一気に解決させてしまいたくなるのだ。
でも、これから25時間だって?
だめだめ!やってらんない!

まずは問題の一台をMACから外して、しばらく忘れることにした。


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オオヨシキリ

アシ原にオオヨシキリの声がにぎやかだ。
アップを狙っていると、なわばり争いの激しさがよくわかる。
同じ場所で長く鳴きつづけているものは少ない。
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エゴツルクビオトシブミなど

エゴノキの葉をまくエゴツルクビオトシブミ。
5月の巻いているものを見送ってしまったが、花の咲くこの時期にも巻くようだ。
右はヒゲナガオトシブミ。キイロヒゲナガではない方の、である。

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サルトリイバラにつくアカクビナガハムシ。
作り物のように鮮やかな赤の、1cmに満たないかわいらしいハムシだ。
右はトホシテントウ。
スズメウリだろうか、このところ草地のツル植物についているのをよく見かける。

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エゴの花はそろそろ終わりだが、そこに見つけたヒメトラハナムグリ。
毛むくじゃらな姿は、一見するとマルハナバチのようでもある。

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ついでに、エゴノキの花に来ていたマルハナバチ2種。
左はコマルハナバチのオスで右はトラマルハナバチ・・・だろうか?
マルハナバチの見分け方は、いまだよくわからないまま。自信がない。

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オニノヤガラ

鶴岡のSさんより、近くにオニノヤガラあると教えてもらった。
「え、何ですか?そんなの聞いたことがありません。。。」
それではと連れて行ってもらった場所は、私もよく通る道のすぐ脇。

枯れたウバユリのようで、そうじゃないものが何本も突っ立っている。
これがオニノヤガラ。漢字にすると「鬼の矢柄」だ。
高さは1メートル以上ありそうだ。


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オニノヤガラはラン科の腐生植物。
ナラタケ菌との共生関係を持ち、栄養をもらって育つ。
ギンリョウソウ(6/2)はイチヤクソウ科だが、あれと似たような生態ということか。
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ゴイシシジミ

ササに葉にとまったゴイシシジミ。
アリもいるし、葉裏にアブラムシもいるかと続くシーンに期待したのだが、そううまくはいかなかった。
成虫はアブラムシの甘露を好み、幼虫はアブラムシを食ってしまう。


まずは生息地を確認できてよかった。
ゴイシシジミについては、何といっても肉食の幼虫という点が面白い。

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チョウセンアカシジミ

今年から、チョウセンアカシジミの撮影には事前に町の教育委員会(文化財担当)に
届け出る決まりとなっている(電話0238-62-2141)。
私も事前にことわりを入れて、昨年より通っているポイントを訪れた。 

今年はチョウセンアカシジミの発生も早まっているらしい。
もうすでに幹に新しい卵がたくさん産みつけられている。

最初、パッと目に入ってくる数は少なめだったが、周辺の下草などをのぞいてみると、
いるわいるわ、確かにかなりの数が発生している。


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12時頃、交尾中のものを見つけた。
ここは住宅地の中にある生息地。道路沿いのトネリコより発生している。
近所の人はもちろん、チョウセンアカシジミについてよくご存じだ。

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お昼前後、しばらく産卵するものがたくさん現れた。
目についただけで5匹いたのだが、1時過ぎには全く見られなくなった。
そこで、今日は用事もあったので撮影を終了し鶴岡に戻った。

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チャンスがあったら、一週間以内に再び訪れてみたい。
昨年見た夕方の乱舞は本当に見事だった。

ところで、長野県東御市のSさんから気になるメールをいただいた。
東御市が天然記念物にしている希少種オオルリシジミについて、衝撃的なニュースだった。
食草のクララの花穂が大量に盗まれていたというのだ(
信毎WEBの記事)。
オオルリシジミは6月のはじめに活発に活動し、クララの花穂に産卵、
そして今は幼虫は花穂を食べて育っている。
それをごっそり盗っていったものがいるという、とんでもないことだ。
私も昨年まで東御市の住人で「オオルリシジミを守る会」の会員である。
長野にいた頃もあまり会の活動をお手伝いできなかったが、
熱心に活動されていた皆さんのがっかりされている姿を想うと、本当に悲しくなる。
盗っていったものはいったい何をしようというのだ。
誰も得をしない。悲しみが残るばかりじゃないか。



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NHK熱中時間 放映日!

NHK熱中時間~忙中趣味あり」に出演します!
番組中の私は、本業の「写真の」ではなく「録音の」熱中人です。
↓ 
音集めでもまだ未公開の、ある虫のスゴイ音が紹介されます。ご期待下さい!
音声公開しました→
こちら
hatena
BS版(44分)
BS 2613日(土)18001844
BSHi614日(日)21002144

総合テレビ版(15分)
【総合】617日(水)22452300
BS 2620日(土)07300745



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シャチホコガの幼虫

オニグルミの葉裏に見つけたシャチホコガの幼虫。
この虫はかなり奇っ怪な「怪物」だ。
「エイリアン」やら「遊星からの物体X」なんかに出てきてもおかしくない。
(私の年代だと例えるものがこんな感じになる。他にもいろいろあるだろう)


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上の写真は休んでいる時の姿。
これをちょっと指でさわると、ワッと長い脚をひろげてくる。
少し虫の知識のある人なら、この長さは「ありえない」ものだとわかるだろう。
鳥もこんな虫をお腹に入れるのはイヤじゃないだろうか。
長い脚でお腹を突き破って出てきそうだ。。。

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近くにいたチュウレンジバチの幼虫。
チョウやガの幼虫ではなく、ハチの幼虫だ。
小さいうちは集団で行動し、おどかすと一斉にお尻を上げる。
集団で同時に動くことで、1つの大きな生きもののように見える効果を狙っているのか。
初めて見たものは一瞬でもひるんでしまうだろう。

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キビタキ

昨年も撮影したキビタキの動画。
カメラも変えて今年はさらに納得の映像が撮れた。

肝心の声は・・・ちょっと短めでやや不満が残る。
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ヒメシジミ

ヒメシジミが出はじめた。
昨年、鶴岡のSさんに教えてもらった場所では、すでにたくさんのオスたちが飛び交っている。
表が青いオスと茶色いメス。みな傷が少なく撮影にはベストな状態だ。

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ウラギンヒョウモンも増えてきた。
これもみな新鮮で、オレンジも鮮やか。

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ヒメシジミはクローバーとニガナに多く来ていた。
ニガナはやわらかい植物でとまりにくそうだが、チョウもハチも大好きらしい。
他に、ヒメウラナミジャノメとコチャバネセセリがずっと吸蜜していた。

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ムラサキツメクサにはダイミョウセセリ。
この一匹、10分以上吸蜜を続けていた。
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アリとカタクリ

カタクリの種が実った。
エライオソームに引き寄せられ、アリたちも忙しく働いている。

さく果から種を引っ張り出すもの、地面に落ちた種を運ぶもの。
小さな世界をのぞき込むのは楽しい。
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アリバチの交尾

何か飛べずに苦労している虫がいるなあと呑気に見ていたが、
正体がわかったら大慌て。アリバチのカップルじゃないか!

詳しい種類はわからない。
アリバチの仲間はメスは翅をもたず、アリのように地面を歩きまわっている。
オスには翅があり、交尾の時はどんななんだろうと気になっていた。
最初、落ち着きなく地面を歩きまわっていた。
時々、この姿勢のまま、少し飛ぶことあった。
でも、長くは飛べないようで、すぐに降りてしまう。

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やがて、草の上にのぼって動かなくなった。
ようやく落ち着いたのか、そこで交尾。

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あとでしまったかなあと思ったのだが、交尾のシーンを撮影して安心して
その場を離れてしまった。
交尾がすんだらすぐに分かれたかも知れないけど、更に何かもっとドラマチックな
行動があったのではないかと思えてきて、もう何か失敗したような気になってしまった。
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ハッチョウトンボ

10円玉に隠れてしまうくらいのハッチョウトンボ。
今年も5月末から姿を見始め、真っ赤に成熟したものも増えてきた。


150mmマクロで撮影。
背景の水の反射が美しく丸いボケをたくさん作ってくれた。

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イソコモリグモ

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夕方、久しぶりに砂浜を歩いた。
行けば必ず、砂浜のゴミをひっくりかえしては、ヒョウタンゴミムシを探している。
10年ほど前に、お盆休みに鶴岡に寄ったときに見つけたが、昨年は一度も見ることはなかったのだ。
それが、今日は一つめの流木をひっくりかえしたら、そこにちょこんといた!
特に珍しいものではないと思うけど嬉しかった。
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これはたくさん見つかるかも知れないと期待したが、結局この一匹だけに終わった。

思いがけず見つけて喜んだのは、イソコモリグモ。
板きれをひっくり返したら、そこにぽっかり穴が空いていた。
小指で開けたくらいの穴。何かいる。。。
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奥には立派なクモが潜んでいた。
イソコモリグモで間違いないと思う。
夜行性で、昼間は穴に潜んで入り口も塞いでいるそうだけど、板きれの下なら
穴は開けっ放しにしていてもいいのだろう。
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オオルリにメマトイ?

オオルリのさえずりをねらっていて、面白いシーンが録れた。
顔のまわりをうるさく飛ぶ一匹の虫。
とまった様子を見ると、どうもメマトイではないかと思う。

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ここ庄内は、ブユがうるさいが、メマトイには悩まされることはない。
メマトイもいろいろいる。
鳥につくものと人につくものとは違うのかも知れない。
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クルミハムシの交尾

オスと比較すると、メスはお腹だけが異様に大きいことがよくわかる。
どれだけ卵をかかえているのだろう。

交尾中、何だかメスがもぞもぞいいだした。
オスは敏感に何かを感じ取って・・・・
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何だかちょっと笑えるシーンを見せてもらいました。
もっけです。
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オトシブミ

オトシブミの揺籃づくりをビデオ撮影。
今は標高500〜600mの場所でサワグルミを巻いている。

このところ天気は悪いが風が少ないのはありがたい。
葉を巻くアップ映像を安定した画面で撮影できる。

こちらはHDVカメラでの撮影

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オトシブミ(虫の眼ビデオ)

初めてのテープレスカメラは思いのほか高画質で安心した。
最近入手したのは、CanonのHF10という少し前のAVCHDビデオカメラだ。
最新の一眼レフスチルカメラに入っている動画機能がどれだけの性能かとっても気になるところ。
まずは安価な中古を入手してAVCHDとの付き合い方を探ってみようと思ったのだ。

虫の眼レンズを組み合わせて撮影

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AVCHDファイルはMacに取り込む際にProres422に変換する。
そうすると容量がぐんと増えて10倍くらいになるだろうか。
撮影したファイルを全部変換するべきか、編集時にだけ変換するか、
しばらく悩むことになりそうだ。
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アカゲラ

オトシブミの揺籃づくりの撮影にこのところよく通っている場所にて。
それまで聞いていなかった鳥のヒナの声がずっと響いていた。
声のする方を探していたら、アカゲラが視界の中に入ってきた。
そして、枯れた大木の幹にあいた巣穴に入っていった。


フィールドスコープに最近入手したAVCHDのカメラをセット、音はパラボラマイクで
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ヒゲナガオトシブミ

キイロヒゲナガオトシブミとは、正式な名称ではないらしい。
でも、ヒゲナガオトシブミとはだいぶ違う印象で、巻く植物も違う。
小諸で見ていたヒゲナガはアブラチャンに多かったが、こちらはショウマの仲間。
このショウマについては詳しい種名は確認していないが、この時期やや標高の高い場所で
道沿いに多いショウマを探すと、とにかくよく見つかる。

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ヒゲナガオトシブミはクビナガオトシブミ族の中では、一番「クビナガ」に思える。
なのに、名前から「クビナガ」が外されているのは、個人的には少々残念に思う。

もっとも、昆虫には首というものがなく、長いのは頭部になるのだが。

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エゾゲンゴロウモドキの幼虫

最初はナミゲンゴロウ(ゲンゴロウ)の幼虫かと思ったが、なんだか印象が違う。
よくよく見ると、尾端が2つに分かれている。
とすると、エゾゲンゴロウモドキの幼虫ということになりそうだ。

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もう終齢幼虫くらいの大きさがありそうだ。
頭でっかちだが、それはまだ脱皮した直後だから。
右写真が生息環境。川の流れから染み出た水が作った、ちょっと大きめの水たまり。
水深はちょうど田んぼくらい、割と開けた明るい環境だ。
アカガエルのオタマジャクシがたくさんいて、幼虫はそれを食べて急速に成長しているようだ。
網を入れたが、とれたのは幼虫のみ。成虫の姿はなかった。

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エゾゲンゴロウモドキの幼虫の方がずっと珍しいわけだが、
私としてはナミゲンがとれた方が嬉しかったかも知れない。
庄内では本当に少ない。ナミゲンファンの私としては少々さびしい。。。
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ギンリョウソウ

ちょっと山の方がよりいいのかも知れない。
自然度の高そうな林に入るとギンリョウソウをよく見る。
とても植物とは思えない、ロウやガラスででも作られたような不思議な姿である。


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とても見えづらいのだが、下からのぞき込むと花にはちゃんと雄しべや雌しべが見えている。
マルハナバチが受粉の手助けをするというのだが、まだ見たことはない。

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撮影したのはブナ林。
すっかり葉が生い茂り、林の中はだいぶ暗くなってきた。
そしてブユやヤブカは今の時期が要注意とわかった。
6月に入って虫除け無しに林に入るとひどく刺されるようになった。

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