5 月 2009
アベマキの幹で虫さがし
2009.05.30 カテゴリー: 昆虫
小国からは山形まわりで鶴岡に戻ることにした。
ちょうどいいので盃山に向かう。
この山のアベマキにクロミドリシジミが発生することでかつて有名だった。
クロミドリシジミの幼虫さがしは小諸で覚えたけど、山形ではまだ一度も探していない。
時期が遅いけど、まだチャンスがあるかも知れない。
1時間ほど探してみた。

結果は全くの空振り。
その間に幹に見つけた虫たちを、いくつか撮影した。
左はシロスジアオヨトウ、右は何だろうハマキガの仲間?
左はキシタバの仲間だろうか、ヤガの幼虫。
右はイシノミの一種。1cmくらいある割と大きなイシノミ。
左はキハダエビグモだろうか。幹にぴったり張りついて擬態のポーズ。
幹のしわと脚がそろっていて、なかなかお見事!
右はハチモドキハナアブの一種と思うが、ちょっと自信がない。
ハチモドキハナアブとも春に見たケブカハチモドキハナアブとも違うようだ。
幹のしわにお尻を立てて、産卵のような動きをしていた。
ちょうどいいので盃山に向かう。
この山のアベマキにクロミドリシジミが発生することでかつて有名だった。
クロミドリシジミの幼虫さがしは小諸で覚えたけど、山形ではまだ一度も探していない。
時期が遅いけど、まだチャンスがあるかも知れない。
1時間ほど探してみた。

結果は全くの空振り。
その間に幹に見つけた虫たちを、いくつか撮影した。
左はシロスジアオヨトウ、右は何だろうハマキガの仲間?


左はキシタバの仲間だろうか、ヤガの幼虫。
右はイシノミの一種。1cmくらいある割と大きなイシノミ。


左はキハダエビグモだろうか。幹にぴったり張りついて擬態のポーズ。
幹のしわと脚がそろっていて、なかなかお見事!
右はハチモドキハナアブの一種と思うが、ちょっと自信がない。
ハチモドキハナアブとも春に見たケブカハチモドキハナアブとも違うようだ。
幹のしわにお尻を立てて、産卵のような動きをしていた。


|
チョウセンアカシジミの幼虫
2009.05.30 カテゴリー: 昆虫
小国町のチョウセンアカシジミの生息地に行った。
昨年6/18に撮影にいった場所と同じ。
ちょっと時期が遅かったようだ。
すでにほとんどの幼虫は地上に降りたあとらしい。
残り少ない幼虫を撮影してきた。
幼虫には、必ずと言っていいほど、ケアリがついていた。
嵐が去った後といった感じ。
トネリコの葉がボロボロに食べられている。
これらすべてチョウセンアカシジミによるものなのだろうか。
ちょっと信じられないけど。。。
幼虫は枝の途中に傷つけてしおらせ、そこを隠れ家にしている。
葉を食べるときは出てきて、食べ終わるとまた戻るのだろう。
左の写真、幼虫に白いものがついている。寄生バエの卵か。
アリのガードが堅そうだけど、それでも時には隙ができるようだ。
昨年6/18に撮影にいった場所と同じ。
ちょっと時期が遅かったようだ。
すでにほとんどの幼虫は地上に降りたあとらしい。
残り少ない幼虫を撮影してきた。
幼虫には、必ずと言っていいほど、ケアリがついていた。


嵐が去った後といった感じ。
トネリコの葉がボロボロに食べられている。
これらすべてチョウセンアカシジミによるものなのだろうか。
ちょっと信じられないけど。。。


幼虫は枝の途中に傷つけてしおらせ、そこを隠れ家にしている。
葉を食べるときは出てきて、食べ終わるとまた戻るのだろう。
左の写真、幼虫に白いものがついている。寄生バエの卵か。
アリのガードが堅そうだけど、それでも時には隙ができるようだ。


ムカシトンボの幼虫
2009.05.26 カテゴリー: 昆虫
コケオニグモ?
2009.05.26 カテゴリー: クモ
ジョウカイボン
水辺のトンボたち
2009.05.21 カテゴリー: 昆虫
コミスジ
2009.05.21 カテゴリー: 昆虫
コケイラン
2009.05.21 カテゴリー: 植物
ヒメシジミの幼虫
2009.05.21 カテゴリー: 昆虫
アゲハの孵化
2009.05.20 カテゴリー: 昆虫
ナミオトシブミ
2009.05.19 カテゴリー: 昆虫
庄内ではサワグルミの葉を巻くナミオトシブミ。
すでにサワグルミは葉を広げて、いつでてもおかしくないぞと目を光らせていたところだ。
オトシブミは油断できない相手だ。
巻くのにちょうどいい葉の大きさとかたさがあって、それは数日限りの事である。
気がつくと、もうひと嵐過ぎ去ったあとで、揺籃だけが残っていたという事はしょっちゅうだ。
最初、一枚目のような光景を見て、ここも既に終わったのかとあせったが、
よく見ると、まだ巻いているものがいくつかいた。
ただし、風が強くていけない。
ビデオ撮影なんてとんでもない状況であった。
同じサワグルミにはカメノコテントウも少なくなかった。
となると、もちろんカメノコテントウが食べるクルミハムシの姿もあった。
昨年とまた同じような写真を撮ってしまったが、この異常なまでに膨れあがったメスのお腹は
何度見てもスゴイと思う。
すでにサワグルミは葉を広げて、いつでてもおかしくないぞと目を光らせていたところだ。
オトシブミは油断できない相手だ。
巻くのにちょうどいい葉の大きさとかたさがあって、それは数日限りの事である。
気がつくと、もうひと嵐過ぎ去ったあとで、揺籃だけが残っていたという事はしょっちゅうだ。
最初、一枚目のような光景を見て、ここも既に終わったのかとあせったが、
よく見ると、まだ巻いているものがいくつかいた。
ただし、風が強くていけない。
ビデオ撮影なんてとんでもない状況であった。


同じサワグルミにはカメノコテントウも少なくなかった。
となると、もちろんカメノコテントウが食べるクルミハムシの姿もあった。
昨年とまた同じような写真を撮ってしまったが、この異常なまでに膨れあがったメスのお腹は
何度見てもスゴイと思う。


アシナガオトシブミ
2009.05.18 カテゴリー: 昆虫
オトシブミが活発な季節に入ってきた。
こちらはコナラの葉を巻くアシナガオトシブミ。
葉を切ってしおれたのを待っているのを見つけて、巻く姿を撮影しようと待った。
しかし、気がついたらその場を離れて、葉を食べはじめた。
放棄したのかと諦めかけたが、しばらくして見ると途中まで巻いていた。
離れたらダメなのかと思うと、そうでもないらしい。
左はセアカヒメオトシブミだと思う。
ナミオトシブミを一回り小さくしたようなオトシブミ。
コナラの葉を切って、あとは巻くだけだったのだが、結局離れてしまった。
イタドリの葉を巻くカシルリオトシブミ。
3mmほどの小さなオトシブミだ。
大きなイタドリの葉の、端の方を切って巻く。
こちらはコナラの葉を巻くアシナガオトシブミ。
葉を切ってしおれたのを待っているのを見つけて、巻く姿を撮影しようと待った。
しかし、気がついたらその場を離れて、葉を食べはじめた。
放棄したのかと諦めかけたが、しばらくして見ると途中まで巻いていた。
離れたらダメなのかと思うと、そうでもないらしい。



左はセアカヒメオトシブミだと思う。
ナミオトシブミを一回り小さくしたようなオトシブミ。
コナラの葉を切って、あとは巻くだけだったのだが、結局離れてしまった。

イタドリの葉を巻くカシルリオトシブミ。
3mmほどの小さなオトシブミだ。
大きなイタドリの葉の、端の方を切って巻く。

オドリバエの一種
2009.05.18
イチモンジチョウの幼虫
2009.05.17 カテゴリー: 昆虫
東京に出たあいだに
2009.05.17
金曜の夜の夜行バスに乗り、東京へ。
SSPの総会・技術講習会に参加するためだが、もちろんSSP展を見に行くことも
目的だった。
珍しく上京した日に限って、山形で事件があったりする。
一週間前に山形で再開して一緒に飲んだ後藤くんが、山形新聞夕刊に連載中の彼のコラムにて、
その時の様子を話題にしてくれたのだ。
それを見て、たぶんびっくりした我が兄が電話をくれた。
記事を見たのは、山形に戻った日曜の朝。
かなり克明に紹介されて少々気恥ずかしかったが、私はとても嬉しかった。
かつて高校時代に、彼は生徒会長で私は応援団長。
その当時の私は自分自身にかなりプレッシャーをかけて応援団長をやっていた。
我ながらよく務めたと思うのだが、何というか壊れかけていた。
卒業後22年目にして、後藤くんに私の本来の姿を見せることができた。
それはもう一週間前、5/10日曜の夜のこと。
数名の仲間も呼んで、昔の話ももちろんだったが、今の自分たちの話や将来の夢も語りあった。
でも、あまりに嬉しくなってペースを忘れて飲んでしまったのはマズかった。。
SSPの総会・技術講習会に参加するためだが、もちろんSSP展を見に行くことも
目的だった。
珍しく上京した日に限って、山形で事件があったりする。
一週間前に山形で再開して一緒に飲んだ後藤くんが、山形新聞夕刊に連載中の彼のコラムにて、
その時の様子を話題にしてくれたのだ。
それを見て、たぶんびっくりした我が兄が電話をくれた。
記事を見たのは、山形に戻った日曜の朝。
かなり克明に紹介されて少々気恥ずかしかったが、私はとても嬉しかった。
かつて高校時代に、彼は生徒会長で私は応援団長。
その当時の私は自分自身にかなりプレッシャーをかけて応援団長をやっていた。
我ながらよく務めたと思うのだが、何というか壊れかけていた。
卒業後22年目にして、後藤くんに私の本来の姿を見せることができた。
それはもう一週間前、5/10日曜の夜のこと。
数名の仲間も呼んで、昔の話ももちろんだったが、今の自分たちの話や将来の夢も語りあった。
でも、あまりに嬉しくなってペースを忘れて飲んでしまったのはマズかった。。
イモムシの擬態
2009.05.17 カテゴリー: 昆虫
ウスバシロチョウ
2009.05.12 カテゴリー: 昆虫
ウワミズザクラ
2009.05.12 カテゴリー: 植物
キエダシャクの幼虫
2009.05.12 カテゴリー: 昆虫
フタスジカタビロハナカミキリ
2009.05.11 カテゴリー: 昆虫
無事に羽化したクロアゲハ
2009.05.10 カテゴリー: 昆虫
昨年、山形の実家でかわいそうになっていたクロアゲハの蛹。
→2008年11月 (11月22日の記事)
何故か鶴岡に持ってきて保管していたのだが、うっかり忘れかけていた。
見るともう羽化が近そう。
慌てて、何かで見たヒートンで固定する方法で羽化に備えることにした。
それが昨日のこと。
下の写真、撮影は今朝8時ころ。
まだ羽化していなかった。
何だか座りが悪そうなので、ティッシュを下に敷いてみた。
午前11時頃。
12時ころ見ると、すでに羽化が終わっていた。
ヒートンを固定した板の方に歩くかと思ったが結局柱をのぼっていた。
とにかく直進しようとするようだ。
実は、今晩ある人と飲む約束があってこれから山形に行く。
このクロアゲハ、まるでそれをねらって今日の羽化したようじゃないか。。。
これも運命だ。山形に連れて行って放してやろう。
う〜ん、お話がキレイすぎる。
滅多にこんなにキレイな終わりかたするチャンスはない。
→2008年11月 (11月22日の記事)
何故か鶴岡に持ってきて保管していたのだが、うっかり忘れかけていた。
見るともう羽化が近そう。
慌てて、何かで見たヒートンで固定する方法で羽化に備えることにした。
それが昨日のこと。
下の写真、撮影は今朝8時ころ。
まだ羽化していなかった。

何だか座りが悪そうなので、ティッシュを下に敷いてみた。
午前11時頃。

12時ころ見ると、すでに羽化が終わっていた。
ヒートンを固定した板の方に歩くかと思ったが結局柱をのぼっていた。
とにかく直進しようとするようだ。


実は、今晩ある人と飲む約束があってこれから山形に行く。
このクロアゲハ、まるでそれをねらって今日の羽化したようじゃないか。。。
これも運命だ。山形に連れて行って放してやろう。
う〜ん、お話がキレイすぎる。
滅多にこんなにキレイな終わりかたするチャンスはない。
アゲハの産卵
2009.05.08 カテゴリー: 昆虫
ミドリシジミの幼虫
2009.05.07 カテゴリー: 昆虫
クルマバソウ
2009.05.07 カテゴリー: 植物
セモンジンガサハムシ
2009.05.07 カテゴリー: 昆虫
キエダシャクの幼虫
2009.05.07 カテゴリー: 昆虫
キアゲハ
2009.05.06 カテゴリー: 昆虫
摩耶山にて
スギタニルリシジミの卵
2009.05.05 カテゴリー: 昆虫
摩耶山にのぼる
2009.05.05
永幡さんに誘われ庄内で初めてまともに山に登った。
標高1019mの摩耶山。
登山の目的は、永幡さんもブログには詳しく書いていないので伏せておこう。
私も大変興味のあるところだったので、春山はちょっと・・・と少々の迷いはあったけど、
同行させてもらった。
新緑のブナ林を登る。
途中の雪は踏み抜きに注意しながらルートを外れないよう歩いていく。
ここは怖いなあと思う場所は確かに1カ所あった。
山頂が近づく頃には、道脇のカタクリも新鮮なものばかりになった。
鳥海山は霞んでいたが、月山、朝日連峰はとてもクリアだった。
山頂に到着。天気はサイコー!
滅多にセルフポートレートしないのだが、手をのばしてパチリ。
嬉しさに顔がゆがんじゃう・・・って、これはワイドレンズのいたずらです。
見晴らしのいい山頂で、フィールドスコープをセットし、周囲のブナ林を調べ始める。
花が咲いているくらいのブナ林を、しばらく望遠レンズで見つめ続けた。
一瞬、あ!これはと思ったのだが、強い期待が見せた錯覚だった、の一枚。
何のこっちゃ?と思われるでしょうけど。。。
標高1019mの摩耶山。
登山の目的は、永幡さんもブログには詳しく書いていないので伏せておこう。
私も大変興味のあるところだったので、春山はちょっと・・・と少々の迷いはあったけど、
同行させてもらった。
新緑のブナ林を登る。
途中の雪は踏み抜きに注意しながらルートを外れないよう歩いていく。
ここは怖いなあと思う場所は確かに1カ所あった。


山頂が近づく頃には、道脇のカタクリも新鮮なものばかりになった。
鳥海山は霞んでいたが、月山、朝日連峰はとてもクリアだった。


山頂に到着。天気はサイコー!
滅多にセルフポートレートしないのだが、手をのばしてパチリ。
嬉しさに顔がゆがんじゃう・・・って、これはワイドレンズのいたずらです。
見晴らしのいい山頂で、フィールドスコープをセットし、周囲のブナ林を調べ始める。


花が咲いているくらいのブナ林を、しばらく望遠レンズで見つめ続けた。
一瞬、あ!これはと思ったのだが、強い期待が見せた錯覚だった、の一枚。
何のこっちゃ?と思われるでしょうけど。。。

オシドリ
2009.05.04 カテゴリー: 鳥
ギフチョウ
2009.05.04 カテゴリー: 昆虫
初夏の植物たち
2009.05.03 カテゴリー: 植物
酒田から真室川に抜ける青沢越えを見てまわった。
ムカシトンボに会えないかと思ったのだが、初めて見る場所ばかりで、道を知るだけで一杯だった。
林床の植物は、ニリンソウとキケマンが目立っていた。
左はネコノメソウ。種がこんなふうに出るとは、今までちゃんと見たことがなかった。
右はナガハシスミレ。スミレのなかまは、まだまだ数多く見られる。
昨年、数の多さにびっくりしていたサワオグルマ。
今年もそろそろ花盛りを迎えようとしている。右写真、ヒメジョウカイだろうか。
夕方になって見つけたシラネアオイ。残念ながら、花は閉じかけていた。
右はキバナイカリソウ。
E-520 9-18mm マクロ50mm シグマ150mm
ムカシトンボに会えないかと思ったのだが、初めて見る場所ばかりで、道を知るだけで一杯だった。
林床の植物は、ニリンソウとキケマンが目立っていた。


左はネコノメソウ。種がこんなふうに出るとは、今までちゃんと見たことがなかった。
右はナガハシスミレ。スミレのなかまは、まだまだ数多く見られる。


昨年、数の多さにびっくりしていたサワオグルマ。
今年もそろそろ花盛りを迎えようとしている。右写真、ヒメジョウカイだろうか。


夕方になって見つけたシラネアオイ。残念ながら、花は閉じかけていた。
右はキバナイカリソウ。


E-520 9-18mm マクロ50mm シグマ150mm
田んぼに水入る
2009.05.02
ビロードツリアブ
2009.05.01 カテゴリー: 昆虫
ブユの一種
2009.05.01 カテゴリー: 昆虫
小諸だったら今頃メマトイがではじめて、イライラしている頃だろうか。
こちらではブユにイライラさせられている。五月に入って早々、五月蠅い!
ちなみにこれは山での話で、家の近くでは見られない。
種名はわからないが、ブユとしては結構大型。3mm以上ありそう。
ブユならとっとと刺していけばいいもの、10匹くらい周りをブンブン言っている。
車に入ってきて、フロントガラスでジタバタしている。
もちろん時々は血も吸っていく。ものすごく不快だ!!
いつか吸血中の様子を撮影したいと65mmマクロをいつでも出せるようにしていたが、
今日、ようやくチャンス到来。
しかし、よりによって右手小指のつけね、それも手のひら側。撮りにくい。
それに何と痒くなりそうなところを、お前は〜
EOS KissD X MP-E65mm
お腹いっぱいに血を吸い終わると、おしっこまで落とし飛びさった。
ブユが口を抜いた直後にパッと血の玉もできた。
もちろん患部を絞って毒を抜くようにしたものの、明日はまた痒くなりそうだ。
こんな私を自虐的と思わないで。
ようやくブユの吸血シーンが撮影できて、嬉しかったのだから。
ところで、子供の頃、郷里の山形市平清水周辺では、ブユの事を「ぶど」と呼んでいた。
「ぶどがらかっだ〜」
わかりやすく書き直すと「ぶとから食われた」だろう。山形弁はいちいち濁るんです。
ぶどをネットで調べたことはなかったので面白かった。
少数派ながら全国的に「ぶと」があるらしい。東京弁でも、西の言葉にも。
思えば子供の頃、「ぶよ」という人もいた。ぶよ派はかなり多いのではないだろうか。
庄内もたぶん「ぶよ」。
正式和名では「ブユ」だが、これを普通に使っている人に私はまだ会っていないように思う。
こちらではブユにイライラさせられている。五月に入って早々、五月蠅い!
ちなみにこれは山での話で、家の近くでは見られない。
種名はわからないが、ブユとしては結構大型。3mm以上ありそう。
ブユならとっとと刺していけばいいもの、10匹くらい周りをブンブン言っている。
車に入ってきて、フロントガラスでジタバタしている。
もちろん時々は血も吸っていく。ものすごく不快だ!!
いつか吸血中の様子を撮影したいと65mmマクロをいつでも出せるようにしていたが、
今日、ようやくチャンス到来。
しかし、よりによって右手小指のつけね、それも手のひら側。撮りにくい。
それに何と痒くなりそうなところを、お前は〜




EOS KissD X MP-E65mm
お腹いっぱいに血を吸い終わると、おしっこまで落とし飛びさった。
ブユが口を抜いた直後にパッと血の玉もできた。
もちろん患部を絞って毒を抜くようにしたものの、明日はまた痒くなりそうだ。
こんな私を自虐的と思わないで。
ようやくブユの吸血シーンが撮影できて、嬉しかったのだから。
ところで、子供の頃、郷里の山形市平清水周辺では、ブユの事を「ぶど」と呼んでいた。
「ぶどがらかっだ〜」
わかりやすく書き直すと「ぶとから食われた」だろう。山形弁はいちいち濁るんです。
ぶどをネットで調べたことはなかったので面白かった。
少数派ながら全国的に「ぶと」があるらしい。東京弁でも、西の言葉にも。
思えば子供の頃、「ぶよ」という人もいた。ぶよ派はかなり多いのではないだろうか。
庄内もたぶん「ぶよ」。
正式和名では「ブユ」だが、これを普通に使っている人に私はまだ会っていないように思う。