クモガタガガンボ

西川へ向かう途中でクモガタガガンボを見つけた。
メス一匹だけだが、手ぶらにならずによかった〜。
この一匹も気温が高すぎたためか、10分ほどで雪の中に潜ってしまった。
クモガタガガンボの最も活動的な温度は-4℃〜0℃だそうだ。
この日は第1トンネル付近でも10℃近くまで気温の上がってしまったから、
暑くてたまらなかっただろう。
もっとも、外気温より雪の表面付近は低いはず。実際には何度くらいになっているのだろう?

歩く速度は速い。
ちょっと画像を確認したりしていると、思いがけず遠くにいっていて見失いそうになる。
息を吹きかけたり、かるくさわったりすると、足を縮めて動かなくなる。
そんな風にして時間稼ぎしながら撮影した。
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E-520 マクロ50mm+テレコン

↓こちらは動画
クモガタガガンボ200812-poster
HDR-FX1

目立つのは平均棍だが、前翅も全くないわけではない。
きっと何の役目もないのだろうけれど。。。

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EOS KissD X MP-E65mm


実はクモガタガガンボを見る前に、こんな虫を見つけた。
からだの特徴を見ると、ガガンボに違いない。体は細いけれど、クモガタガガンボの一種だと思う。
自然観撮BBSに質問を送ったところ、これはイマニシガガンボダマシと教えていただきました。
あらためて見るとガガンボらしくないように思えてきたりして、
いい加減だなあと自分にあきれました。。。

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E-520 マクロ50mm+テレコン

クモガタガガンボについては、海外のサイトを調べて生態などを確認した。
英名はSnow Flyであるらしい。日本でもユキガガンボとも呼ばれている。
随分キレイな名前をつけてもらったものだ。

Snow Scorpionflyもいるらしい。
それも日本でも北海道と新潟で発見例があると、永幡さんに教えてもらった。
すごい!私も見てみたい。
いや・・・見つけてみたい。

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雪カワゲラのなかま

西川町志津にて。
すでに雪カワゲラのなかまが歩き始めていた。

この虫は2月くらいから見られるものと思っていた。
雪国再入学の私、一から勉強しなおします。

映像はEX-F1による300fpsのもの。
この速度だと、3本の脚がセットで歩いているのがよくわかる。

sekkeikawagera
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アオオサムシの越冬

山形にて、永幡さんと越冬昆虫探し。
土手のオサムシ掘りについては、さすが永幡さん様々なノウハウを
持ってらっしゃいます。とっても勉強になりました〜

案内していただいたのは、私の実家に割と近い場所。
子供の頃はこんな遊びをやったこともなかった。
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E-520 14-42mm

アオオサムシにスジアオゴミムシ
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E-520 マクロ50mm+テレコン

オオキバハネカクシの一種とハナバチの一種
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EOS KissD X MP-E65mm 
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モジツノゼミ

山形市にて永幡さんと越冬昆虫探し 

エゾエノキの大木の根元、オオムラサキの幼虫を探しはじめたところ・・・

ガサガサやったので、驚いて飛びだしてきたのだろうか?
気がついたら幹に、一匹のツノゼミがとまっていた。
見たことのない種類。帰って調べたらモジツノゼミという種だった。
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EOS KissD X MP-E65mm

オオムラサキの幼虫は、一匹だけ見つかった。
一匹だけということはあり得ない。
どうも二人とも調子が出ず、ツボにはまらなかった。。。

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E-520 マクロ50mm+テレコン

根本付近にいた、メダカチビカワゴミムシ。
子供の頃、庭の桐の木にたくさんいて、ハンミョウの一種かと思っていた。

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EOS KissD X MP-E65mm

落ち葉にひっかかるようについていた、小さなカミキリ。
ナカジロサビカミキリ。

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EOS KissD X MP-E65mm
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ハクセキレイのねぐら

かがくナビ、今週の自然だより12/19で紹介したハクセキレイ

長野に住んでいた頃は、上田の24時間営業のガソリンスタンドわきの街路樹に、
ハクセキレイのねぐらを見ていた。
確かに、こんな明るくにぎやかな場所にねぐらを見るけれど、
昔はどんな場所に集まっていたんだろう。
庄内だったら、それほど明るい場所がないから、そんな旧来のねぐらもありそうだけど、
真っ暗な中では、どう探したらよいかわからなくなる。
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鶴岡市 E-520 シグマ150mm

とまっているこの木はメタセコイアだろうか。
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雪上の虫たち

この日はよく晴れた。
まだ雪の残っていた温海の関川周辺を歩いてみた。
気温は10℃。雪は結構深いがどんどんとけていくようだった。




クロカワゲラの仲間は、
2月くらいからでるものかと思っていたが、間違っていた。
結構、数が多い。これは、雪の上も平気で歩く虫。
春まで見られるけれど、よほど寿命が長いのか、羽化の時期が春までバラバラと続くのか。
これまでこの虫を雪の上を歩くところしか見たことがなかったけれど、この日は飛び立つ
ところを見ることができた。
ちゃんと飛べる翅だと確認できた。

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雪の上によく見るガガンボ。気温が高いので、活発に歩き回り、飛んでもいた。
右のハチは、お尻の感じからみて寄生バチのタイプと思う。
これは、思いがけず雪の上に出てしまったのだろう。動きが鈍かった。

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エゾナガウンカ、だろうか。このウンカは、小諸でもよく雪の上に見た。
右のシャクガの幼虫とともに、不幸にも雪の上に落ちてしまったという感じ。
低温状態で思うように動けない様子だった。
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ヨトウムシタイプのガの幼虫。これは気温が上がったので出てきたものと思うけど、
雪の上に出てしまったのは、やっぱりマズイだろう。
テントウムシも、ナナホシなら冬も活動しているけど、ナミテントウは見ない。
早めに越冬体勢に戻った方がいいだろう。
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クモも多かった。
特に右のコモリグモのなかまが多かった。左はオニグモのなかまだろうか。
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鶴岡市 E-520 14-42mm マクロ50mm+テレコン
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雪の一日

127日の朝。
前夜から降り出した雪で一面真っ白になった。
早めに雪囲いをすませたので、大雪になってもひとまず大丈夫。

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庭の花、雪をかぶって寒そう。
左からキク、ツバキ、ビワ。
でも気温は0℃以上あって、雪はみるみるとけていった。

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昼過ぎ、月山方面に走り出す。
鶴岡でも山ぎわに向かうとまだまだ雪が残っている。
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田麦俣で多層民家を久しぶりに見た。
今は二軒のみで、前に見たときより寂しくなった。
前って何年前だった?
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以上 鶴岡市 E-520 14-42mm マクロ50mm+テレコン

結局、志津までいってしまった。
さすがにこのあたりは雪が深い。
目当てのクモガタガガンボの姿はなかった。

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山形県西川町 E-520 14-42mm
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ミドリシジミの卵

夏にミドリシジミを見た場所で卵を探してみた。
ミドリシジミの卵を探すのは初めて。
事前に調べたところでは、割と若い木の幹に見つけやすいとのこと。
ずぶずぶぬかるむ湿地に他と離れて生えた若いハンノキ。
そこにようやく見つけた。

卵塊は高さ
1mほどのところにあった。
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2008年12月7日 酒田市 E-520 14-42mm

こんなにたくさん固まっていると、本当にゼフの卵なんだろうかと心配になってくる。
初めて見るものだし、幼虫を見るまでは安心できなそうだ。

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2008年12月7日 酒田市 EOS KissD X MP-E65mm

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かがくナビ「今週の自然だより」

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かがくナビの「今週の自然だより
今週、私は
ビワの花をテーマにしました。
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かがくナビは科学技術振興機構(JST)運営の、科学に興味のある小中高生向けの情報サイトです。
今週の自然だよりでは、湊和雄さんが沖縄のやんばるを、尾園暁さんが湘南を、そして私は庄内中心に東北を紹介します。
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カシワのタマバチ

よく晴れた12月らしくない暖かさのなか、カシワの木にゼフィルスの卵をさがした。
でも、まず目に飛び込んできたのは、冬芽に産卵するタマバチだった。

体長3mmほどの小さなハチ。
この大きなお腹には相当な数の卵を持ってそうだ。

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こちらは別種のタマバチだろうか。
産卵管の形状がだいぶ違って見える。

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小諸で見たように、もう少し季節が進むと無翅のタマバチも出てくるだろうか。

来春どんな虫こぶを形成するかも確認したい。


こちらは唯一見つけたゼフィルスの卵。
以前小諸で見ていたハヤシミドリシジミの卵よりずっと小さく感じた。
ウラジロミドリシジミの卵だろうか。

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2008年12月2日 鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm
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