Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • タマムシの翅

    タマムシの翅を顕微鏡対物レンズで拡大撮影。フラットナーの効果てきめんで、特に40倍の方はようやく本来の実力を見せてくれたという感じだ

    2015-05-28-15.45.16 ZS PMax
    ▲40倍対物レンズにて撮影。くぼみの奥に穴があるのは間違いない。48枚から深度合成 (さらに…)

  • 補正レンズ

    久しぶりの投稿は小さなレンズのこと。

    実はよく使っているBORGの36ED。近距離ばかりなので特に感じていなかったのだが、遠景を撮影すると周辺像がかなり流れることに先月初めに気がついた。もう1年半使っているというのに・・・スリムフラットナーという補正レンズの存在を知ったのもそれからだった。なんとうかつな!

    もちろん、自己流の顕微鏡対物レンズを使った撮影にも影響してくるはず。よく撮影しているハンミョウでテストしてみた。
    2015-05-27-05.28.06 ZS PMax
    ▲金属顕微鏡用対物レンズ10倍。ちょっとコントラストが上がっただろうか。21枚から深度合成

    2015-05-27-05.57.17 ZS PMax
    ▲40倍対物レンズはだいぶ画質がアップしたように思う。色のにじみが減った。35枚から深度合成。

    2015-05-27-05.58.17 ZS PMax
    ▲同じく40倍。36枚から深度合成。
    Photoshopで強めにシャープをかけても問題ない。以前は加工するとさらに色のにじみが酷くなって、あまり表に出せない感じだったのだけど、これでやっとOKかな?

  • キジラミの一種

    またしても更新がしばらく途絶えていた。先月22日から鶴岡を離れて、房総半島にいる。写真ではなく映像の仕事で、自由な時間が取れないが、このままでは自分の写真が腐ってしまう。昨年、シーズンオフになってから買った7Dマーク2も腐ってしまう。だいぶ仕事のペースが決まってきたので、ここらでちょっと頑張ってみようと思う。

    1C1A7585
    ▲種類はわからないがキジラミの一種。3月5日撮影。
    常緑の植物、カシだろうか。葉裏に小さな虫がユラユラ揺れているのに気づいた。 (さらに…)

  • 越冬中のウラギンシジミ

    今、鶴岡で越冬中のウラギンシジミを見ている、と知人から連絡が入った。それはすごい!ぜひしっかり記録していて下さいと伝えたのだが、あなたに撮ってほしいから連絡したのだと、そんなありがたいお言葉をいただいてしまったら・・・行かねばバチがあたります!

    1C1A5851
    ▲だいたいその辺にいるよと教えてもらっても、まるでわからない。おそらく、その辺りをしょっちゅう通っていたとしても、自分は見つけることができなかっただろう。写真は、レフ板を当てて銀色に光っているけど、こんなはっきりしたものではなかった。

    1C1A5862
    ▲発見の過程を聞けば、夜の散策中に灯りに照らされて・・・ということだったらしい。なるほど納得だが、現場に何度も足を運ぶなかでこその大発見だ。すばらしい!そして、教えてくださってありがとうございました!

  • ヤツデキジラミ

    冬に青々としたヤツデの葉を見ると、ひっくり返して葉裏の虫を探してしまう。いずれは鶴岡でもマエムキダマシことクロスジホソサジヨコバイが見られるんじゃないかと思うからだ。この日も空振りだったけど、別の虫、ちょっと特徴的なキジラミを見ることができた。

    1C1A5868
    ▲ヤツデについているんだからヤツデキジラミか?と、まずはGoogleでワード検索してみたら、確かにそんな名前の虫の情報がたくさん引っかかってきた。画像を見ても、ヤツデキジラミに間違いなさそうだ。葉裏なのに虫のまわりはじっとり濡れている。この虫がヤツデの汁を吸いながら排泄したに違いない。 (さらに…)

  • 年越ヒメカマキリ

    新年、明けましておめでとうございます。今年もまた新しい発見を、新しい体験を求めて 、日々過ごしていきます。今年の目標は「中途半端でやめない!」です・・・
    どうぞよろしく

    今年最初の一枚として、飼育中のヒメカマキリ(雌)を撮影した。このヒメカマキリは、11月半ば、たぶん赤川の河口近くで私の車の中に偶然もぐりこんできた一匹。晩秋になってよく見るようになるヒメカマキリだが、雪が降ればさすがに生きられないはず。これも縁だ死ぬまで付き合ってやろうと暖かい部屋で時々ミールワームを与えていたが、ついに年を越してしまった。
    1C1A4999
    ▲ちょっと弱ってきた感じもするが、触角を細かく震わせ敏感に反応する。 (さらに…)

  • 最近気づいたこと〜YouTubeについて〜

    よく見ているYouTubeなのに、少し前にあった大きなアップグレードに気づかずにいてしまった。それは60P対応のこと・・・もう永久にYouTubeは30Pだと諦めていたのだけど、そうじゃなかった。今更な話ではあるが自分には大きなニュースだ。
    30Pと60Pの違いは相当に大きい。60iだっていい。「60」なだけで映っているものに命が宿ったように感じる。YouTubeを見るのも、動画をアップするのも、これからますます楽しくなりそうだ。

    昨年の6月に撮影したアミメアリの行列を720 60Pでアップしてみた。

    ▲HDVカメラSONY FX1000 使用。HDMI出力から外部レコーダーに記録。古いカメラだけどまだまだ現役でいける。

    60Pは720か1080のHD画質で可能で、360や480のSD画質では不可。それと、60PはSafariなどHTML5対応のブラウザーでないといけないようだ。画質選択の項目に「720P60HD」のように「60」の文字が出ればOK。また、半年以上前に60Pでアップした動画は、やっぱり30Pでしか再生できないようだ。

  • 雪虫

    雪虫・・・鶴岡に移ってからまともに見たことがなかったが、ようやく写真を撮った。この季節、雪虫の出るタイミングにそうした場にいなかっただけなのかもしれない。
    しかし、そうは言っても2匹飛んでいるだけ。小諸で見たような、数十匹がまるで粉雪のように空中を舞っているという感じではなかった。
    IMG_3140
    ▲アブラムシの一種の有翅虫。空中ゆったりと漂うように飛んでいるから撮影も可能だ。といっても体長5mmの飛んでいる虫にピントを合わせるのは、ちょっと難しい。もちろんストロボなしには動きは止められない。ストロボを使っていても、翅は若干ぶれる。 (さらに…)

  • クマスズムシ

    (2014年10月5日記)
    秋が深まって、鳴く虫の声も寂しくなってきた。気温は15℃を下回り、スズムシもカネタタキも鳴き声は弱々しい。このタイミングでようやく鳴き声を聞くことができる虫がいる。それがクマスズムシだ。
    IMG_1149
    ▲クマスズムシの雄。先週は全く鳴き声を聞くことなく空振りだったが、この夜はたくさん聞くことができた。 (さらに…)

  • ハマスズ

    (9月20日記)
    伊丹を昼過ぎに出て石川に向かう。ちょうど日没頃に石川県内に入り北陸道を降りた。そこは以前クツワムシを撮影した場所だったが、今回もいい虫に出あえた。
    IMG_0148
    ▲ハマスズの雄。砂浜にすむ小さなコオロギ。擬態昆虫として有名な種だが、野外で生きたものを見るのは初めてだ。夜の砂浜に小さなコオロギの声を聞き、これはもしやと期待が膨らんだ。LEDライトで探したら、あっけないほどすぐに見つかった。 (さらに…)

  • モリチャバネゴキブリ

    (2014年9月24日記す)
    石川県にて、海岸のススキをかき分けた時のこと、足下の草ワラに見慣れないゴキブリの幼虫が走った。庄内では見たことがないけれど、何ものかは想像できた。こんな場所にいるなんて、モリチャバネくらいだろう。
    IMG_0050
    ▲5mmほどの小さな幼虫。一歩踏み込むと5,6匹飛びだしてくる。成虫もいるはずだが・・・ (さらに…)

  • クツワムシ

    (2014年9月24日記す)
    2日間、急な用事で、休館中の伊丹市昆虫館を訪れた。館長の奥山さんは、なんと私と同郷で年がとっても近い。最近、あの後藤くんとテレビ番組で対談したという、すっごく妙なことになっていて、面白いんだこれが。
    私も何か呼ばれるように伊丹にやってきたのだが、でも昼の取材がすんだら、夜の鳴く虫を追っかけに出てしまう・・・自分でももったいないかと思うのだけど、悪い、やっぱりクツワムシが気になる!

    教えてもらったポイントで念願のクツワムシを撮影。まさか、こんな場所でという所だった。
    IMG_9893
    ▲くつわの現物はテレビで見たことがあったように思う。この鳴き声、確かにくつわの鳴り音にそっくりなんだろう。

    IMG_9906
    ▲翅のこすれ方を撮影しようとアップでせまった。画像を確認しながら、キリギリスと何だか違うような気がした。
    これは翅の構造を暴いてみなければならないか。。。

  • このツチカメムシは・・・

    (2014年9月24日記す)
    新潟県上越市にて、LEDライトが照らし出したこの状況、黒いものはマジメにニセアカシアの種かと思った。
    IMG_9859
    ▲よく見れば黒いのはツチカメムシで、鞘に口を刺して汁を吸っているのだった。

    IMG_9858
    ▲このツチカメムシ、種類がよくわからない。庄内では見ていないと思う。1cm以上あったと思うのだけど、ヨコヅナツチカメムシじゃないだろうか?

  • ルリシジミの卵

    庭のハギにルリシジミが来ていた。産卵の動きが見なかったが、きっと卵があるに違いない・・・花芽が無数にある割にすぐに見つかった。勘がよく働いたのだと喜んだが、単に産卵数が多いだけかも知れない。
    2014-09-10-18.55.46 ZS PMax
    ▲顕微鏡用10×対物レンズで撮影。約40枚より深度合成

    昨夜、森上信夫さんからブログを始めたとメールをいただいた。「森上信夫のときどきブログ」。これまでブログを書かれていなかったのが不思議なくらい、エネルギッシュな森上さんだ。絶対に「ときどき」なんかじゃない頻度で記事を書かれるんだろう。
    私もブログを再会できている状態でよかった。。。 (さらに…)

  • ヤマトシジミ卵40×

    海野さんの小諸日記にヤマトシジミ卵のとてもシャープな写真が出ていた。自分のシステムでもあんなシャープに行くんだろうかと思っていたら、庭のカタバミの周辺にもヤマトシジミが飛んでいる。卵はすぐに見つかった。早速試してみよう。
    2014-09-10-12.09.09 ZS retouched
    ▲金属顕微鏡40倍対物レンズで撮影。60枚の画像から深度合成。
    どうもコントラストが低い眠い画像になってしまう。色々試してみたけど、眠いからといってその都度コントラストやシャープをいじっていては、何だか危ない気がした。結局いつものセッティングに戻した。

    そんなことより、またしても六角形の連続だ(ところどころ五角形も混じっているけど)。昆虫の世界は六角形がよく登場する。面白い!
    (さらに…)

  • タマムシの鞘翅40×

    昨日10×対物レンズで撮影したタマムシの鞘翅を、40×対物レンズで撮影した。
    2014-09-09-09.08.29 ZS PMax
    ▲今度はちゃんとくぼんで見える。昨日の画像も合成ソフトの調整で何とかならないだろうか。 (さらに…)

  • タマムシの鞘翅アップ

    タマムシの鞘翅(前翅)表面のアップを撮影してみた。
    2014-09-08-09.34.46 ZS PMax
    ▲金属顕微鏡用10×対物レンズで撮影。35枚からの深度合成。 (さらに…)

  • カヤコオロギ

    (2014年9月24日記す)
    昨年ショウリョウバッタモドキを見つけたポイントへ。
    IMG_9387
    ▲今年も健在のショウリョウバッタモドキ。でもこの場所を再び訪れたのには、別の目的があった。 (さらに…)

  • カクトラノオにキアゲハ

    カクトラノオの咲き乱れる畑があった。そこにキアゲハが5匹以上吸蜜に来ていた。ありそうでなかなか無いチャンス!180mmマクロで畑の外から撮影させてもらったのだけど、これがちょうどいい距離感とサイズだった。
    IMG_8895
    ▲やや翅が擦れていてちょっぴり残念。形は最高に気に入っているんだけど。。。 (さらに…)

  • ツクツクボウシ

    鶴岡にもツクツクボウシは鳴いているのだが、ポイントが自然度の高い場所だったり、高木の届かない所で鳴いていたりと、鳴いている姿を撮影するのは難しい。群馬に出てきたついでに、馴染みの墓地公園に行ってみた。鳴いているときのお腹の伸び縮みを撮影したいと思っていたのだが・・・

    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    ▲一本の桃の木は以前からのポイント。比較的低いところでツクツクボウシの姿がよく見える。でも少し高くなるとシルエットでしか撮れない。 (さらに…)