Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

年越ヒメカマキリ

新年、明けましておめでとうございます。今年もまた新しい発見を、新しい体験を求めて 、日々過ごしていきます。今年の目標は「中途半端でやめない!」です・・・
どうぞよろしく

今年最初の一枚として、飼育中のヒメカマキリ(雌)を撮影した。このヒメカマキリは、11月半ば、たぶん赤川の河口近くで私の車の中に偶然もぐりこんできた一匹。晩秋になってよく見るようになるヒメカマキリだが、雪が降ればさすがに生きられないはず。これも縁だ死ぬまで付き合ってやろうと暖かい部屋で時々ミールワームを与えていたが、ついに年を越してしまった。
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▲ちょっと弱ってきた感じもするが、触角を細かく震わせ敏感に反応する。

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▲飼育ケースは小さなタッパー。12月10日頃に壁面に産卵した。

この一匹との出会いについて、もう少し詳しく書いておきたい。ヒメカマキリが自ら車の中に潜り込んでくるなんて、まずあり得ない。だから、ある日車を走らせていて、ダッシュボードのすみでじっとこちらを見ているヒメカマキリに気がついた時は驚いた。すっかり寒くなってウインドウを開けることもなくなっていたから、いったい、いつどうやって車の中に入ってきたんだろうと不思議だったが、まもなく、数日前に赤川ぞいの砂利道で松の枝を数本切って車に積み込んだことを思い出した。枝にとまったまま車に閉じ込められてしまった・・・もうそれしか考えられない。
今までヒメカマキリを見たのは広葉樹だったが、庄内平野に多いクロマツ林に棲んでいるものもいるんだろうか。クロマツの幹に卵鞘を見つけたこともある。

 


“年越ヒメカマキリ” への2件のフィードバック
  1. うさのぶ

    明けまして、おめでとうございます。
    ヒメカマキリは、レッドデータによると山形県では「要注目種」になっているみたいですね

  2. 高嶋清明

    明けましておめでとうございます。7年前、鶴岡ではじめてヒメカマキリを見たときはとても意外でした。「要注目種」に選んだのはどなたなのか・・・きっとその方も意外に思われ選定されたのでしょう。見るからに南方系のカマキリが、こんな雪国にいるなんて本当に不思議ですね。庄内では少ないですがヤモリも生息しています。

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