Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • メジロ

  • 月のクレーター

    GH2とBORG71FL(焦点距離400mm)で月の動画撮影。
    GH2のEXテレコンを使うと月はもう画面に収まりきれません。マクロでも望遠でも、この機能は大変に有効です。
    OLYMPUSの1.4倍テレコンを加えて更に高倍率で覗いてみると、月のクレーターがぐんとリアルに見えてきました。

    前半のレンズ構成:BORG71FL+1.4倍テレコンバーターGR
    後半のレンズ構成:BORG71FL+1.4倍テレコンバーターGR+OLYMPUS EC-14
    どちらもGH2のEXテレコンで更に2.6倍に拡大しています。

    大気のゆらぎには透明感があります。これは先々が楽しみになってきました。

  • コハクチョウ

    これまでは、フィールドスコープを使ったビデスコで鳥のアップを撮っていましたが、これからは動画の方も、
    BORGを使ったり、スチルカメラ用のレンズを使ったスタイルにシフトしそうです。
    正直、ビデスコは速写性にも画質にもやや難のあるシステムでした。

    GH2のマイク端子について不勉強だったもので、いざ撮影となったときに、2.5mm端子である事に気づきました。
    3.5mm端子で揃えていますから、使いたくても使えません。
    というわけで内蔵マイクで小さくしか録れませんでした。

    あとで2.5mm→3.5mm変換プラグを探しました。
    ステレオのものなんてあるわけないかと思いましたが、意外にも、近くの電器屋さんに普通に売っていました。
    ポケットラジオなんかで、2.5mm端子を採用しているものが結構あるようで、そのおかげのようです。

  • 冬のタマバチ

    前日に届いたLUMIX GH2で、早速昆虫のビデオ撮りやってみました。
    このカメラ、私はビデオカメラとしての導入です。
    「60i」でありますが、HDで秒60フレーム撮影ができるレンズ交換可能なカメラをずっと待っていました。
    本当はOLYMPUSがこれをやってくれるのを待っているのですが、その日も近いでしょうか?

    YouTubeでは60フレームで再生できていませんので、スムーズに見えませんが、
    テレビに表示するとかなり素晴らしいです。

    この時の様子はもちろん写真にも撮っています。

    翅のないタイプのタマバチはカシワに見つけました。

    頂芽ではなく脇の小さな芽に産卵していました。
    鱗状の芽の表面のすきまに産卵管をさしこんでいるようでした。

    こちらは翅のあるタイプ。ミズナラの冬芽に見つけました。

    頂芽の先端に産卵管をさしこんで産卵しているようです。

  • コミミズクの幼虫

    再びコミミズクの幼虫を探しました。
    どうも、枝の下側にとまっているのが基本のようです。雨や雪にあたらないためでしょうか。

    かがくナビにも記事を書いていますので、ぜひご覧下さい。

    これを背中側から見ると更に存在がわからなくなります。

    少し緑がかった幼虫もいました。ヒント画像など作るまでもなく、体の輪郭がよくわかります。

  • ミスジチョウの幼虫

    雪や地吹雪についてはよく伝えられますが、庄内の冬の暗さについてはあまり聞かれないと思います。
    小諸から庄内に移って、あらためて驚いたのはこの暗さでした。

    暗い空、強烈な稲光、雷鳴、突然に降り出す激しいあられ、雨、雪・・・。
    当初はめげそうになりましたが、防寒・防水対策をしっかりして出れば、まあ楽しいものです。

    また、少ないながらも収穫があると喜びもひとしお。
    この日はミスジチョウの幼虫を見つけました。

    カエデでなかまの木に残った枯葉。よく見ると・・・

    こんなふうにミスジチョウの幼虫がとまっているものも、たまに見つかります。

    枯葉によく似た姿で、実によくとけこんでおります。
    気温も体温も下がって、幼虫は全く身動きできない状態で長い冬をすごします。
    天敵が近づいても、そっと隠れるなんてできるわけがありません。
    生死がかかっていることです。精一杯に目立たないように自らの姿を演出します。

  • コミミズクの幼虫

    コミミズクといっても昆虫の方です。
    体をピッタリ枝に貼りつけて越冬する幼虫は、今では子供向けの本にも紹介されていて結構有名です。
    でも、自分の子供の頃は知らないままで、探すこともありませんでした。
    山形で見るとは思いませんでした。


    二匹います。わかりますか?

    正解はこちら!

    take1さんのご指摘>>>にもありますように、二枚目の写真を見ても、きっと初めてこの昆虫を知った方はわからないでしょう。本当の答となる写真とはなっていません。ゴメンなさい。
    もっと寄った写真が必要です。しばらく後になりますが、あらためて答をアップすることを約束します。

    >>>かがくナビの「コミミズク(幼虫)」の記事を、ぜひご覧下さい!

  • キノカワガ

    ようやく見つけたキノカワガは、小諸や関東平野で見ていたものと、ちょっと違う場所にとまっていました。

    横にのびた太めの枝の下側です。
    小諸時代は、まっすぐ上にのびたケヤキやクヌギの幹にとまっていましたから、かなり意外な感じ。

    やっぱり雪対策なんでしょうか。庄内でもこんな場所を探したら見つかるかも知れません。
    ちなみに、ここは山形市。

    同じ枝に、少なくとも3匹が同じように下側にとまっていました。
    このような場所を好む傾向があるとみていいのではないでしょうか。

  • オオムラサキの幼虫

    山形市でのこと

    前日は思いがけず小学生時代のプチ同窓会に誘われ、なんと担任の先生にもお会いして、
    やっぱり奥の方に眠っていた記憶が次々に引き出されました。
    すごく楽しい飲み会でした。

    その余韻があってか、朝は何だか懐かしい夢から目覚め、その勢いで実家の近所を散歩に出ました。
    そこで見つけたのがオオムラサキの幼虫です。
    場所は、実家のすぐ近く。
    もう30年以上も前、私が生まれて初めて見つけたのと同じエゾエノキの根本でした。

    まだちゃんと見つかります。やはり嬉しいものです。

    次に、中〜高校生の頃によく通った山に向かい、着くなりまず幼虫探しをしてみました。
    運よく5分とたたずに幼虫がボロボロ見つかりました。
     
    結構いるじゃないか! たまたまかも知れませんが・・・
    今年の7月はじめは別の場所を探してしまったけれど、今思えば、どうしてこっちにこなかったかな〜

    さて、山形市のオオムラサキはだいぶ減ったと聞きます。もちろんそのはずです。
    でも、こうして幼虫を見ているうちに、自分の目でもよく確かめなければと思いました。

    考えてみれば、30年前でもオオムラサキはそれほど多かったわけではありません。
    当時、私の小学校に新しく赴任された校長先生が、「ここにはオオムラサキが残っているんですね、素晴らしい」
    とおっしゃっていたのを、今もよくおぼえています。
    樹液にたくさん群がるオオムラサキの図は、子供の頃から見たことがなかったですし、
    だいたい梢の高いところにテリトリー争いをしているのを見上げてばかりだった記憶です。

  • HD高速度映像 カタバミ

    高速度HDカメラ Photron社 FASTCAM SA2で撮影した動画。
    秒3000コマでの撮影ですが、カタバミの種の飛散には更に高速度での撮影が必要かもしれません。

    でも、赤い種子が、種子をおおっている白いケースによってはじき出される関係が確認できます。
    これは結構すごいこと。肉眼では決して見えない世界です。
    ※注意:あんまり近づいて見ていると、眼球に種があたって危険です。 ←もちろん実物の観察時のことですので

  • HD高速度映像 ホシホウジャク

    高速度HDカメラ Photron社 FASTCAM SA2で撮影した動画です。撮影日は10月8日。
    SA2の基本性能は、最大解像度2048×2048ー1080fpsですが、解像度を落として更に撮影速度を上げることもできます。1920×1080で2000fps!1024×1024でも3200fps!
    また、解像度が高いので、広い画面で撮影し、そこからトリミングしても高画質を維持しているのが嬉しいところ。

    ホシホウジャクがツリフネソウの蜜を吸っています。
    花の奥の渦巻きに蜜があるようで、長い口がそこまで達しているのが、シルエットで確認できます。
    秒500コマでの撮影ですから、この22秒の映像は、実時間では約1.3秒を記録したものとなります。

    最近、一部で話題になっているAppleTV。自分も買ってみました。
    そこでYouTubeで自分の映像を見たところ、あまりに高画質に表示されるので焦っております。
    パソコンで見ているより遙かにキレイ。。。通常速度の映像は60Pで表示できないので滑らかさはありませんが、
    高速度映像については30Pでも全く問題ありません。

    これはもっと画質を落とさないといけないかも知れません。

  • HD高速度映像 ハエの空中ドリフト

    10月はじめに試用しました、高速度HDカメラ Photron社 FASTCAM SA2による動画です。


    こんな映像を見ると、ハエに対する見方が変わってきますね。
    彼らは、思うまま自在に空中を飛びまわっているようで、本当にうらやましくなります。

    ちょっとだけ、ハエになってみたいと思いました。

  • オオスズメバチの威嚇ポーズ

    天気が悪く、今にも雨が降り出しそうな勤労感謝の日。
    不活発ではありますが、オオスズメバチはまだ樹液に来ていました。
    動きは鈍く威嚇の動作もゆったり。前脚を大きく広げて大きく見せようとし、お腹を曲げてきます。
    夏場だと迫力に負けて踏ん張れないところですが、今なら飛んできてもたたき落とす事ができそうです。
    ようし、がんばろう!と思ったのですが・・・
     

    威嚇はハチにとってもしんどいようです。すぐに立ち上がらなくなってしまいました。
    エネルギーを相当使うのでしょう。

  • クロスズメバチのハンティング

    オオスズメバチが秋遅くまで活動できるのは、巣が地中に作られているためです。
    「地蜂」の別名をもつクロスズメバチも同じ。


    11月後半のこの時期に働きバチがヤツデの花にくる虫を狩ったりしているのですから驚きます。
    まだ巣内に幼虫がいるんじゃないでしょうか。


    ヒラタアブをつかまえたのはヤツデの花の上。
    ポトンと落ちて、葉の縁にぶら下がるようにとまったのを見ると、もうすでにアブの翅をかみ切っています。
    逃げられないようにでしょうか、最初は前脚と中脚で獲物をしっかり押さえています。

    やがて姿勢を変えて、肉団子にまとめていきます。

    ↑これでほぼ完成です。
    この直後、巣に向かって飛び去っていきました。

    ちなみに、場所は海岸近くの日当たりのよい神社。
    県内で、もっとも最後まで秋が残っている場所と思います。

  • クヌギカメムシ

    本日の遠出の目的の一つは、クヌギカメムシでした。
    長野時代は毎年の恒例行事のように写真に撮っていたこのカメムシ。果たして山形の生息状況はどうなのか?
    まず、クヌギがほとんどない山形県。庄内では、鳥海山の麓の公園に植えられている若木を見ただけで、
    巨木が並ぶ雑木林は見たことがありません。
    内陸では数カ所見ていますが、それでも少なめ。かわりにアベマキは山形市周辺に多く見られます。
    クヌギカメムシはアベマキにもつくのでしょうか?知りたいことはたくさんあります。

    山形に戻って3年目で、ようやくその確認に出てみました。

    結果は何だかすっきりしないものでした。
    いることはいますが、数は非常に少ないと思われます。
    アベマキの若木に、今日はトータル5匹ほど見ました。

    小諸では、たいてい一本の木に数十匹集まって産卵していましたから、寂しいばかり。
    卵塊も、2本ほど見つけただけでした。

    ちょっと少なすぎ。
    だんだん、これは本当にクヌギカメムシなのか、自信がなくなってきました。

    一匹、尾の長い寄生バチが、アベマキの幹のすき間に産卵管をさしこんでおりました。

    カミキリの幼虫に産卵でしょうか?

  • 冷気が降りてきた

    朝、鶴岡を出て新庄方面に。
    気温が上がる予報だったので、今日こそ目当ての被写体に出会えると期待して出かけたのですが。。。

    途中、戸沢村に入ったところで異様な光景に出くわしました。

    山の上から冷気が降りて来るときにできる雲です。山の向こうとこちらでは、相当の温度差があるようです。
    さらに車をとめて外に出てビックリ。何だこれは?な寒さです。


    後で気象庁のHPからアメダス情報を見てみると、
    9時の気温 鶴岡9.4℃・・・・新庄2.3℃
    10時の気温 鶴岡11.9℃・・・新庄3.1℃
    11時の気温 鶴岡13.7℃・・・新庄4.1℃
    驚きの温度差!もちろん滅多にないことです。

    その後、最上川沿いを進むと、案の定、すっかり曇っておりました。
    そのまま待っていれば晴れたようですが、辛抱できず、山形方面に移動することにしました。

  • クリオオアブラムシ

    この日一番目にした昆虫は、何と言ってもヤツらでした。
     

    テントウムシについて、チョットしたことがありまして、まだ間もないこともあって
    「嫌悪感」が妙に気になってしまう今日この頃(笑)。
    でも、晩秋の雑木林では、どうしても目に入ってくるこの「数」はやはりムシできません。

    かがくナビでも記事を書いてみました。こちらもぜひ、ご覧下さい。

  • オオスズメバチ

    夏の間どうも縁がなかったオオスズメバチ。今頃にらめっこしています。
    もっとも、こんな秋が深まった今だからこそ、落ち着いて撮影できるというもの。
    我々の身近にもっとも危険な野生生物といえば、クマなんぞではなく間違いなくスズメバチです。
    巣を攻撃しないかぎり大丈夫などと、私は思いません。

    まだまだ働きバチが活動中、コナラの樹液を熱心になめていました。さすが鶴岡は温暖。
    なにしろ、まだ氷点下の朝がありません。

    後で撮影した画像を確認していて、大アゴの間からのびる口が気になりました。特に左の画像。
    こんな形をしていたとは知らなかった。。。

     

  • フクラスズメ

    山形より鶴岡に戻り、ちょっと夜の雑木林の散策に行ってみることにしました。
    夜になっても気温は10℃を下らず、生暖かい感じがします。
    昼間、山形ではクロスジフユエダシャクが飛んでいるのを見ましたが、鶴岡はどうなっているのだろう。。。

    残念ながらフユシャクは一匹も見ませんでしたが、かわりに樹液にやってきたフクラスズメを見ることができました。オオスズメバチも来ていて、ドキッとしましたが、よく見れば雄でした。

     

  • これはクマの仕業?

    山形市の山中でのこと。
    林道の案内板が破損しておりました。
    車が引っかけたんだろうかと思いながら通り過ぎたのですが・・・いや、待て待てぇ〜!
    もしやこれは、クマの仕業じゃないの?


    根本には、破損した木ぎれが落ちてます。人がこんなことするかな・・・


    破壊されてまだ間もない様子。
    断面は、見れば見るほど噛み割ったもののように思えてきます。


    そして決定的なのが、この柱に引っかかった黒い毛!
    誰かの悪戯でなければ、これはクマの仕業に間違いありません。


    すっかり葉を落とした林を見わたせば、クマ棚らしきものもありました。