新たな試みのたびに前よりよくなったと書いてしまうのですが、今回は果たしてどうでしょう?
▲これまで何度も撮影しているタマムシの前翅表面。金属顕微鏡用対物レンズ40倍とGH4+100-300mmレンズで撮影。98枚から深度合成
画質はあまりよくなった気がしませんが、これまでになく細かいピッチで深度合成の素材作りができるようになったのは大きな改良点です。しかし使う望遠レンズの最短から無限遠に深度の幅を限定され、その幅は意外に狭い。これはデメリットともなりそうです。 (さらに…)
新たな試みのたびに前よりよくなったと書いてしまうのですが、今回は果たしてどうでしょう?
▲これまで何度も撮影しているタマムシの前翅表面。金属顕微鏡用対物レンズ40倍とGH4+100-300mmレンズで撮影。98枚から深度合成
画質はあまりよくなった気がしませんが、これまでになく細かいピッチで深度合成の素材作りができるようになったのは大きな改良点です。しかし使う望遠レンズの最短から無限遠に深度の幅を限定され、その幅は意外に狭い。これはデメリットともなりそうです。 (さらに…)
深度合成をはじめた頃、これはオモシロイ!と心底思ったヤママユガの卵
こまかいデコボコがびっしり見えて、そのデコボコも五角形、六角形、七角形と様々あったり・・・よくよく見ると、頂点のあたりに決まって何かポッチがあって、なんだろうと思っていました。でも、手持ちのレンズの性能の限界・・・というよりその性能を引き出す私の力不足のため、よく見えていませんでした。
無限補正系の対物レンズを超マクロレンズとして使うには、200mmクラスの望遠レンズの前に配置する方法があります。もっとも簡単なこの方法を、実は自分はやっていませんでした。最初にBORGの36EDを試していい結果が出たので、すぐそっちの方向に行ってしまったからです。BORGの欠点はオートフォーカスが使えないことです。そしてリモートコントロールでフォーカス調整ができません。
今の最新のカメラはリモートコントロールが進んでいます。パソコンやスマホからフォーカス調整を可能な機種は結構あります。これは全て深度合成に応用可能です。
そして今日の結果ですが、なかなか素晴らしいです。特に深度が浅すぎてうまく扱えなかった40倍の対物レンズによかった!
一枚一枚は色収差がひどく、フォーカスがズレると青や紫にフリンジが目立つのですが、フリンジはあとで深度合成すると見事に消えてくれました。使ったのはパナの100-300mm。200mmクラスでOKとの説明を見ていたので余裕かと思ったのですが、意外にも300mmでも四隅がけられます。下の画像はトリミングでけられ部分をカットしています。
▲ユニオン光学40×顕微鏡対物レンズを100-300mmズームの先につけました。GH4をiPhoneアプリのImage Appでリモート撮影。スマホをタップしてフォーカス送り・シャッター操作で約150枚を撮影し、Zerene Stackerで深度合成しました。本当はOLYMPUSのE-M5 Ⅱでフォーカスブラケットを使いたかったのですが、何故か対物レンズを先につけるとうまく動きません。一方、パナのImage Appはフォーカス送りが細かすぎ。細かいステップの他に、やや大雑把なステップも欲しいと思いました。でもね〜、贅沢言っちゃいけません。この倍率で、ここまで細かくピントをずらした撮影ができるとはびっくりです。
さて、見えるようになったポッチですが、いったいなんでしょう?
機能的なことで考えると呼吸孔? あはは結局わかりません。。。
昨日の失敗を忘れないうちに撮り直し!
今度はピントもばっちりで、お餅も見た目もうまく焼けました。
70点くらいあげてもいいかな?
ボディはPanasonic GH4、レンズはOLYMPUSの12-50mm。
Syrp社のGenieという本気ツールを使って撮影しています。
残念!あとピンでした!
タイムラプス動画では最初のピント調整が大事・・・なんですが、どうもおろそかにしてしまって、あとでガッカリ・・・を連発しています。
撮影スタートの前にもっとよくチェックしなければ。
タイムラプス動画は今どきパンもなければ見劣りしてしまう。スライダーを使った移動も普通だ。大自然をダイナミックにとらえた映像を見るたび思っていた。自分もこんな撮り方をしてみたい。。。
今の時代、やっぱりドローンなはずだけど、進みすぎてどうも入っていけなくなってしまった。その点タイムラプスはまだ敷居が低い。4K、8K動画だって今すぐに始められる。今どき乗り遅れた感じもするのだけど勉強をはじめた。
▲月のパートはレンズが曇って途中から強いクロスが入ってくる。失敗だけど、偶然にしては面白い効果が出たと思う。
あさっては伊丹市昆虫館にて「第3回いたこんでフォトコン」表彰式&講演会です。
詳しくはこちら
2015年12月6日(日)13:00 ~ 15:00
現在諸々準備中。。。
ちょっと季節外れな動画をアップした。2013年春撮影のヤマアカガエルの産卵だ。
▲GoPro Hero2でHD720の60Pで撮影。
今見ても充分面白い映像だ。特に、水中でもアカガエルの声がよく収録できていて、改めて驚いている。しかし残念な事に、終始「ジー」というノイズが入っている。まるでエアポンプが近くにあるようで耳障りだ。撮影当時は原因が分からなかったが、その後しばらくして判明。当時GoProを水中に沈めるとき、石にベースマウントを接着してカメラを固定していたのだが、その重しの石が水中に入れてしばらく細かい泡を出し続けていたのだ。ジーッという音はそれだった。
このヤマアカガエルの動画は、実は撮った本人も忘れかけていたし、長回ししていたため未確認な部分もあった。あまりにもったい状態だったので、引っ張り出してみた。
2013年の春頃、こんな映像はGoProでなければ撮れなかったはずだ。今のSonyのアクションカムなら、また面白く撮れそうな予感がする。このところFDR-X1000で水深5〜10cm程度のごくごく浅い水中を覗くワザを研究中。のぞくたびに何かしら発見があって面白い。
私のメインのパソコンは2009年のMacProだ。古い機種だけど、色々手を入れていて、まずまず快適だと思っている。ただ、グラフィックカードはデフォルトのままのNVIDIA GeForce GT120で、4KはおろかフルHD動画もスムーズに再生できないのだけが不満だった。なにしろMacBookPro 13 Retina(late2013)の方がはるかにスムーズで、もう潮時だと、今年の初めに Geforce GTX960 の比較的安いカードを入れた。
Macデフォルトのグラフィックドライバでは動かずに、NVIDIAのWEB Driverというので動かさなければならない。これがOSのアップデートの時には色々面倒な事があるが、動画の描画だけでなく様々に具合がよくて気に入っていた。しかし・・・ (さらに…)
SONYのアクションカムFDR-X1000はパンフォーカスでピント調整が不要な仕様だ。けれど最短撮影距離が50cmでは、様々な場面で近距離のピンぼけに悩まされることになる。諦めて近づきすぎないようにすればいいのだが、何としてでもマクロ域で使いたい場合にはどうするか?フロントにクローズアップレンズを使う手もあるが、ケラレ無しには難しそうだし、なるべく高画質に行きたい。
色々調べていくと、私のように、次のサイトに行きつくかも知れない。
Sony 4K Action Camera FDR-X1000V/W Lens Change – 5.4mm 10MP Non-Distortion Lens Install
▲こちらではアクションカム用の歪みのないワイドレンズを販売している。それで交換の手順を案内しているのだ。
私も試してみた。こんな大胆な試みができるのは、いつも初めに思い切った試みにトライした先輩たちのおかげと心から感謝している。今回も、おおむねうまくいった。けれど、つまずいた部分もあった。たぶん、初期のロットと現在のロットでは若干の違いがあるのだろう。もしカメラを壊す覚悟で改造したいと思っている人がいたとしたら、ヒントになるかも知れないので、メモを残してみる。 (さらに…)
先日、最新のGoProを買ってみようと思ったのだが、なんとHero4 SilverとBlack以外はカメラを防水ケースから取り出せない仕様らしい。フルHD60Pの撮れるモデルが安くなってきたと喜んだのに、それじゃあ困るんです。
それで、現在のアクションカムのスペックを見比べてみたら、SONYのアクションカムFDR-X1000がすごくよく思えた。夏に海野さんがFDR-X1000をマクロ仕様に改造していたので、ずっと気になっていたのだが、なるほど確かにトータルで見るとこれはいい。3月発売だったから、もう少ししたら新型が出そうだけど、こういうカメラは数台持っていて損はない。で、一台買ってみた。そして、届いたその日に改造して、固定されているレンズを動かせるようにした。
テストは以前、GoPro Hero2でも試した用水路のメダカ
(さらに…)
超スローペースでアップを続けている鳴く虫スロー音つきムービー。アブラゼミの素材が意外にも揃っていたことに気づいて繋いでみた。8月初めに撮影した映像だ。
アブラゼミの音って単調でスローにしたところで大した発見もないだろうと思ったのだが、実際にやってみたら面白かった。肉眼で見ている以上にお腹がよく動いて見えるし、それに伴って音がうねっている感じもわかる。
▲スロー音は、冒頭の通常速の動画から音だけを書出し、Audacityで速度を落としている。同じ個体の声ではあるが、同録ではないので、ご注意を。
このところ、5年以上前の動画を見返す機会があって、ついでに面白いと思った動画をYouTube上にアップしてみた。撮影した当時はHD動画でネットに公開するなんて勿体ないと思っていたが、今となっては画質がイマイチのものも多く、このままでは使い道もなく、ただ朽ちていくばかりのように思えるから、FHDでアップしてもいいのかも知れない。
Finalcut Proでは、以前は60i→60P変換がうまくいかなかったと思う。今じゃ、60Pのプロジェクトを作って、そこに60i素材を並べればいい。ただそれだけ、何にも考えずにFinalcutに任せていればいい。60iを60Pにするために、少々無理なデータの補間処理がされているはずだけど、うまくやってくれて全然気にならない。それより動きが滑らかになって新鮮だ。自分は最近になってようやく開眼したところだが、いつからこんな綺麗にいくようになったのだろう。
前はビデオ雑誌を購読していたから、こうした情報には敏感だった。ビデオサロンなど、最近、全く読まなくなってしまって、これではイケナイなあと思う。
夏に撮影していたミンミンゼミのスロー動画に音を合わせてみた。
▲スロー音は、冒頭の通常速の動画から音だけを書出し、Audacityで速度を落としている。同じ個体の声ではあるが、同録ではないので、ご注意を。再生してみると、うまく合っているように見えるかも知れない。でも、合わせた本人は、音と絵のタイミングがこれでいいのかどうか、全く自信がない。
4×スローで音色が変わったら、何だか人の声に近くなったように感じた。浪曲の何と言ったか「旅ゆけば〜〜」というのを思い出した。いや・・・スミマセン、全然違うのですが。。。
この音を口で真似ようとすると、自然とよく口が動く。その姿、絶対に人に見せられないものだが、そんな事をしていると、セミの発音の秘密が直感的にわかりやすくなる。セミは空洞なお腹を共鳴室にして音を鳴らしている。お腹を伸び縮みして音の調子を変えているということだが、スロー動画+スロー音で見ると一目瞭然・・・とは言い過ぎかな?
マツムシの鳴き声のスロー化は、予想通りで発見の乏しいつまらないものになりそうだったのだが、ちょっと妙な感じに引っかかってしまった・・・
▲9月16日撮影。新潟県村上市 (さらに…)
ハヤシノウマオイの鳴く様子を4倍スローにしたところ、なんとキリギリスそっくりな声になってしまった!
(さらに…)