ライトトラップに山に入ったのだけど、スタート時間が遅く結果は芳しくなかった。灯りをつけて待っている間にいろいろ鳴く虫を撮影した。
▲カンタンの幼虫。メマツヨイグサの花粉を食べていた。夜にこの花に灯りを向けると、カンタンがよく見つかる。 (さらに…)
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鳴く虫たち
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ニッポンハナダカバチ
ZOOM H6, RODE NT5 (OMNI, Jecklin Disk type Stereo)
2015年7月27日 酒田市砂地に穴を掘って巣を作るハナダカバチ。毎年7月の後半、同じ場所で撮影・観察している。特徴的な羽音ですぐにそれとわかる。
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ヒメハルゼミ
ZOOM H6, Sennheiser mkh8060
2015年7月25日 新潟県糸魚川市ガンマイクで1匹の鳴き声にクローズアップした
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「望遠鏡レンズ撮影術」
アストロアーツより新しいムックが発売されました。
「望遠鏡レンズ撮影術」天体、野鳥、飛行機、電車、動物 そして昆虫です。
私は、BORG36EDを使っての撮影テクニックを解説しています。
ぜひお手にとってご覧下さい。OLYMPUSのE-M5MarkⅡ、Nikon1 V3、PENTAX QS1を使って、5月は作例作りに走り回っておりました。今年は季節の流れが読みづらく、ひどく苦労しましたが、何とか形になってホッとしました。
この頃、電子シャッターについて色々考えさせられました。電子シャッターのメリット、そしてデメリット・・・特にM5MarkⅡの電子シャッターの取り組みは新鮮でした。ぼやぼやしていると、時代の流れに取り残されそうです。 -
タンボコオロギの声
ZOOM H6, RODE NT5 (OMNI 20cm)
2015年6月20日 千葉県幼虫越冬のタンボコオロギは田植えが終わった頃には鳴き始める。ジッジッジ・・・と連続的に鳴き、ちょっとアマガエルの鳴き声に似た響きがある。耳に入っていても、コオロギの声とは気づかずにいてしまったりしないだろうか?今回の録音ではアマガエルの声もたくさん入ってくる。その中でずっと連続的に続いて一度も止まらない鳴き声がタンボコオロギのものだ。マイクの近くにいる一匹の声をひろっている。
関東地方では5月のはじめにすでに鳴き始めているところがあった。5月はいったん鶴岡に戻り、一ヶ月後に再び関東地方に戻ってみると、ますます賑やかになっていた。2008年鶴岡に戻ってからタンボコオロギの声にはそれなりに注意していたつもりだが、聞き逃している。「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」の巻末には、県別分布表があって、山形県にはタンボコオロギが生息していることになっているのだが・・・。数日前に鶴岡に戻って早速夜の田んぼをまわってみたが、タンボコオロギの声はやはり聞かなかった。
夜は出不精になっているのは確かだから単なる聞き落としかも知れない。庄内にはいないが、最上や置賜にいるなんてこともありそうだ。ちょっと本気で調べてみなければなるまい。 -
オオモモブトスカシバ
久しぶりに鶴岡に落ち着いて仕事している。今年の前半は、気が付いたら半分以上、鶴岡を離れていた。自分としては、非常に稀なことだ。ほったらかしの庭も片付けなければと、圧倒的な量の雑草に手をつけ始めた。
そうしたら、早速ご褒美の虫が登場。こんな綺麗なスカシバは初めて見る。
▲目の覚めるような鮮やかなオレンジ色。オオモモブトスカシバで間違いないだろう。 (さらに…) -
NHK「ダーウィンが来た」放送予定
NHK ダーウィンが来た!生きもの新伝説に、昨年、鶴岡で多く取材されたハンミョウが遂に!6月28日(日曜日)夜7時30分から放送予定。
「シリーズ里山の宝石 小さな“猛獣”ハンミョウ」「おはよう日本」で「ダーウィンが来た!」の内容を少しだけ先行放送します。
■6/25(木)6時15分頃〜
※ニュース番組ですので前後する可能性大です -
ミヤマカラスアゲハの鱗粉
鱗粉を撮影してますます確信が持てた。先日からの補正レンズ追加で期待以上に画質向上している。まだブレやデータ不足など問題はあるけれど、確実によくなってきた。
▲ミヤマカラスアゲハの鱗粉。後翅表側の青い部分。金属顕微鏡用40倍対物レンズで撮影。62枚から深度合成。
まるで障子のようだ。桟と障子紙的な構造が感じられる。障子紙じゃなくて多層膜構造のフィルムなのだろうけど、この膜、角度によって透明っぽくなるのか、ところどころ奥の色が透けて見えている。あるいは本当に抜けているのか?
残念ながら、その辺りが判別できるほど画質はよくない。
▲同じくミヤマカラスアゲハの鱗粉。後翅表側の赤い模様の一部。金属顕微鏡用40倍対物レンズで撮影。75枚から深度合成。
赤い鱗粉はフラットで、青い鱗粉とはまるで違っているのがわかる。