Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ミヤマカラスアゲハ

    相変わらず一匹二匹ずつですが、今年は方々でミヤマカラスアゲハに出あいます。
    高速度カメラ試用中に出あえなかったのが本当に残念。

    これでも多い方です。

    しかし本当に敏感な連中です。
    3メートルほどの距離から撮影し、一歩踏み出したら 一斉に飛び立ってしまいました。

    その後も戻ってきてはくれません。
    近くに似たような吸水ポイントがいくつもあるからなのでしょう。

     

  • ムカシトンボ


    沢沿いの道で、ムカシトンボにであいました。道路脇に水のしみ出した辺りをパトロールしているようです。
    小さくですが、何とか1枚飛翔中のものを撮影しました。


    上の画像の部分アップ、ピクセル等倍です。
    GX200でISO400での撮影。画像はヒジョーに荒れています。
    こんな画像ですが、今の私にとっては記念すべき第一歩!

    ようやく自分のホームグランドの庄内で、ムカシトンボを見ることができました。まずは一安心。
    でも、もうすでにいい季節は過ぎているかもしれません。これからどう撮影していくか、急ぎ作戦を立てます!

  • ヒメクロサナエ

    ムカシトンボを探しに、昨年も入った山奥の沢に向かいました。
    ところがまだまだあちこちに雪が残っていてビックリ。今に至っても、山の春はだいぶ遅れています。

    写真はヒメクロサナエ。
    これは成熟個体ですが、川岸には羽化したての弱々しいものが目立ちます。抜け殻もあちこちに見られました。

     

    トチノキの葉にトンボのシルエットが見えました。
    1枚撮影したあと、そっと上をのぞいてみると、これも羽化直後のヒメクロサナエでした。

     

  • ミヤマカラスアゲハ

    このところ山に入るとよく見るミヤマカラスアゲハの吸水シーン。
    広くたくさんいるという感じで、あちこちで見ますが、だいたい一匹か二匹です。

    画像中に見える白いものは、トチノキの花。
    高い木に咲いたものは、そろそろ散り始めています。

     

  • コルリクワガタ

    ずっと雪におおわれていた低い木々では、今も芽吹いていないものがあります。
    トチノキも、見上げるような樹高の高い木は満開に花が咲いていますが、下の方ではようやく芽吹くものも。。。

     

    そんなトチノキの新芽に、この日はコルリクワガタも見られました。新芽をかじって汁を吸っている一匹を撮影。雄のように見えましたが、さて?
    脚が欠けていて不便そうですが、この直後、あたふた歩き出すと飛んでいってしまいました

  • ウスバシロチョウ

    今年はだいぶ発生が遅れました。6月に入ってようやく数が揃ってきた感じがします。雪解けが遅かったことが影響しているのは間違いないでしょう。鶴岡市内でも地面が露出して、ムラサキケマンの芽を確認したのは4月に入ってからでした。

    ウスバシロチョウの幼虫

    その後幼虫を確認できませんでしたが、蛹になったのは5月の連休過ぎだったと想像します。成虫を見始めたのは20日過ぎです。

    ハルジオンの花も同様に遅れて、やっぱりウスバシロチョウのメインの吸蜜源となっております。

  • カタツムリの交接

    野外で見たことがなかったので、てっきり夜の行動かと思っていました。
    カタツムリは雌雄同体で、お互いの生殖器を同時に交わすという、すごいことをやります。

    これは、山形ではごく普通に見られるヒダリマキマイマイという種類。

  • オトシブミに寄生する輩

    サワグルミの葉をまくナミオトシブミ。
    そこに五月蠅い連中が、チョロチョロ走り回っていました。

    オトシブミの小さな卵に寄生しようという、寄生バエの一種と思われます。
    小さい個体が翅を横に広げて 大きい方にディスプレイしているようでした。
    同じ種類の雄と雌かも知れません。

  • タケウチトゲアワフキ

    幼虫の巣を確認してから10日。
    自宅から30km離れたこの場所に通うこと3度目にして、ようやく成虫の発生を確認しました。
    初めて見る虫に「うわっ、いた!」と、まるで子供のような自分でした。

    最初はせっかく見つけたのに逃げられたらイヤだと、離れたところから恐る恐る撮っていましたが、
    次第にそれほど敏感な虫ではないことが分かってきました。
    長いトゲ状の突起は小楯板の一部であることも、しっかり確認できました。

    こちらはちょっと面白い写真です。

    羽化直後のようです。
    巣からまず幼虫が出て、そこで皮を脱いだ様子が見えてきます。

    複眼はグレーで完全ではないようです。
    まだボンヤリとしか見えていないんじゃないでしょうか。

     

     

    かがくナビ「今週の自然だより」にも記事を書いています。
    ぜひこちらもご覧下さい。

     

  • マグソクワガタ

    そうか、こんなやつだったか。。。

    昨年はいくらか意識してまわっていながら、全然見られなかったマグソクワガタです。気がついたら、目の前に多数飛び交っておりました。見つかるときはこんなもの。
    まるでクワガタに見えませんが、触角にややそれらしき特徴が見えます。

    現場はこんな環境です。山あいの小川の岸辺に、細い流木やらススキの枯れ枝やらが積もっていました。

    一時は10匹以上がこの狭い空間にふわふわ舞っていましたが、
    カメラを持って戻ったときには、静かになっていました。
    やはり、カメラは常に持ってチャンスに備えなければなりません。

    さらに、帰宅してからもう一つ失敗に気づきました。
    どうも撮影したのは雄ばかりのようです。
    しまったな〜雌雄の特徴をチェックしていなかった。。。

     

    ところで、現在、一週間ハイスピードカメラを試用中です。
    Photron社のSA2、昨年秋にもお借りした機種です。
    今回に合わせて小型液晶モニターを購入しましたが、これが大正解!Cineroidという韓国の会社のもので、とっても気に入っています。

    天候が今一つで苦戦中ですが。。。

  • 音のソノリティ

    音のソノリティという5分間のTV番組に、私が撮影しましたツマグロオオヨコバイの映像が紹介されます。
    我々の耳では聞こえない、特殊マイクで集音したツマグロオオヨコバイのサウンドコミュニケーションがテーマです。
    放映日は 5月29日【日】NTV関東ローカル 20時54分〜21時

    残念ながら、山形では放映されません。。。
    関東圏の方、ぜひご覧下さい。

  • ヒメクロサナエ

    薄暗い杉林の中を流れる小さな流れを遡っていくと、明るく開けた場所に出ました。そこで見た一匹のサナエトンボ。

    ヒメクロサナエ、雄です。

    フキの葉にとまっていたところを近づいたらパッと逃げられ
    あれ〜と思っていたら、近くのハナウドにとまってくれました。

    それほど警戒心が強くもないようです。
    あまり気にしていないようです。

    キョロキョロと、上空の虫を眼で追ったりしていました。

    流木の上にとまったヒメクロサナエ

    樹皮がはげてしまって明るく目立っているのがいいのでしょうか。

    でも、ルリタテハのように執着することはないようです。
    一度飛び立ったら、もう帰ってきませんでした。

     

     

    再び薄暗い林の中に入ると、カワトンボが何匹も飛び立ちました。

    日だまりで虫をねらっているようです。
    私の眼にも、アブやハエ、ユスリカのような小さな虫が、木洩れ日に照らされて、たくさん飛んでいるのが見えます。

    ガガンボを捕まえて食べるカワトンボ。
    見ている前で、ガガンボの長い脚がポロリポロリと落ちていきます。

    それにしても器用なものです。
    脚もつかわず、口だけで食べています。

     

  • くらしのこよみ

    くらしのこよみというiPhoneアプリがあります。最近知ったばかりですが、とってもいいソフトなので、オススメします。
    これは「二十四節気」と「七十二候」に沿って季節を紹介しているカレンダーソフト。
    実はこれまで何度も、自分のブログにも二十四節気を毎回取り上げて、その素晴らしさを紹介するような記事を書いてみようと思ったことがありました。でも、思うだけで実行できていません。

    くらしのこよみは、先日開発元から画像の貸出依頼が来て、はじめて存在を知りました。こんな楽しいものがあるのなら、もうブログに書く必要もありません。とっても素晴らしいソフトです。無料ソフトですので、iPhone、iPod Touchを持っている方、ぜひ試してみて下さい。iPadアプリもあります。

    ちなみに現在は、二十四節気の第八「小満」 第二十二候「蚕起食桑」。内容を見ると、まさに今の季節を見事に表していて、本当に驚きます。

  • チュウレンジバチの産卵

    庭のバラに産卵するチュウレンジバチを見つけました。
    ハサミで枝を切っても産卵を続けていましたから、そのまま室内に持ち込んでビデオ撮影しました。

    風の影響がないので、詳細がよくわかります。
    特に一回目のアップ映像。2枚のノコギリ刃で産卵孔を広げている様子が見えて面白いです。

  • オオトラフトンボ

    大きな池のまわりを歩いていると、羽化したてのトンボがとまっていました。ヨツボシかな・・・と近づいてみると、どうも感じが違います。トンボに疎い私でもトラフあるいはオオトラフのように見えます。

    あとで自宅に戻って調べたらオオトラフトンボと確認できましたが、とにかく今までろくに縁がなかったトンボに違いありません。少々興奮気味に色々撮影しました。

    ところが・・・

    気がつくと、そこらじゅう抜け殻だらけです。
    水際から1mほど離れた草にはいあがって羽化しています。

    そればかりか、なんとまだ羽化途中で翅をのばしているものまでいました。もうお昼過ぎだというのに!

    あとで調べてわかりましたが、オオトラフトンボは 午前中の明るい時間に羽化するとのこと。

    この場所、今までも多かったのでしょうか?
    とにかく数の多さに驚きました。。。

     

     

  • タケウチトゲアワフキ幼虫の巣

    オオバボダイジュの枝に、ムネアカアワフキの幼虫の巣そっくりの物体をいくつも見つけました。

    5mmほどの長さの筒状の物体。
    タケウチトゲアワフキの幼虫の巣に間違いないでしょう。

    探しはじめてすぐの事。あっさり見つかってしまいました。
    固そうですが、爪の先でひっかくと、簡単に欠けてしまいます。

    もう成虫が出ていてもいい頃のはず。
    しばらく探してみたのですが、付近にそれらしき姿はありませんでした。

    ↓右の写真の巣からは、何やら怪しい粘液がしたたっております。
    中の幼虫がどういう動きをしているのか非常に気になりますが、巣を壊したところで、きっと何もわからんでしょう。

    でも、もう少しあとにここに来れば、確実に成虫を撮影することができるでしょう。
    楽しみです!

  • エゴツルクビオトシブミ

    自分が子供の頃に見ていた図鑑では、確かに「ハギツルクビオトシブミ」だった虫です。
    いつのまにエゴツルクビオトシブミに変わっていたのでしょう。
    ハギを巻かないのに、ハギツルクビ〜なんておかしい・・・と、正しく修正がされたということなのでしょうけど、
    そうなると、もともとが何故ハギ〜などと名づけられたかが気になります。

    今、エゴノキはつぼみが膨らんできたところ。
    エゴツルクビオトシブミは、この頃にまず揺籃づくりの一回目のシーズンがありますが、6月の末頃にもう一度、揺籃づくりをしているのを見ます。

    この虫の気になる行動が、右のポーズ。

    雄も雌もやっているようですが、葉上や葉裏にとまって、「気をつけ」でもしているような、ピンと緊張したポーズで静止しています。

    私が近づいてきたから、こんなポーズをとっているんでしょうか?
    でも離れたところから、この姿勢をとっているのを確認してもいます。

    まっ黒でよく目立つ甲虫ですし、擬態ポーズというわけはないでしょうし・・・わかりません!

    ヒゲナガオトシブミもこんな習性があったように思います。
    こちらも間もなくシーズンスタート。
    よく見ておきましょう。

  • アカタマゾウムシの幼虫?

    何だか妙なヤツらが、モクセイ科の植物の葉を食べ荒らしておりました。

    大小様々いますが、大きいものは1cm弱といったところ。
    体色は鮮やかな黄色。
    表面は透明な液体におおわれていて、 ぬらぬら〜と光っています。
    まっ黒な頭がありますが、脚がどうなっているのかよくわかりません。

    脚は・・・ないのでしょうか?
    う〜ん、私の苦手なタイプの昆虫です。
    糞もべたべた葉上に残したままで、だらしないヤツら。。。

    でも、以前より何度となく見ている虫で、正体はわからないままです。
    写真で持ち帰って、1つ調べてみようと思いました。

    最初はハムシの幼虫かと思ってネット検索を続けていましたが、どうもひっかかってきません。脚がないんだからゾウムシはどうだろう・・・と調べはじめたところ、すぐに「アカタマゾウムシ」のとってもよく似た幼虫の画像がひっかかってきました。

    食樹はヤチダモとあります。うん、どうやらこれらしい。
    少なくとも、これに近縁のゾウムシと見て間違いないでしょう。

    脚の構造はイラガの幼虫なんかに近い感じです。
    アップ画像を見続けているうちに、何かに似ているなあ・・・と思いはじめました。

    「何か」って何だろう?
    しばらく考えていましたが、やっと思いあたりました。

    モモ缶です。缶詰の黄桃です。
    何とも悪い事を思いついてしまいました。。。

  • ヒゲナガハナバチ

    谷間の広場にたくさん群れていました。

    群れているのは雄。
    時々やってくる(?)雌がいると、わっと寄っていって運のいい一匹が交尾にいたります。

    ライティングが今一つで、非常に残念だった1枚。
    その後一時間ほど粘りましたが、二度とチャンスは訪れませんでした。

    雄たちの飛翔を無謀にもGX200で狙ったところ、1枚だけ、イイ感じに撮れていました。
    50枚中の1枚。。。

  • レンゲ畑

    宮城県内を走行中、視界の隅にピンクの花がチラッと見えました。あの色は・・・・
    気になって戻って見ると、確かにそれは懐かしいレンゲの花の色でした。
    小諸にいる頃は、上田や丸子、佐久で時々見かけては、撮影に入らせてもらったものです。おとなり群馬県の安中にもありました。でも、山形ではまだレンゲを見ていません。

    宮城県内にはよくあるんでしょうか。
    すごく久しぶりで、それだけで嬉しくなってしまいました。

    夕方でしたので、ミツバチはもういないかなあと思いながら、
    ちょっとお邪魔させてもらいました。

     

    結構、広いレンゲ畑ですが、所々に、黄色いハチの姿が見えます。
    ニホンミツバチもセイヨウミツバチも、一ヶ所あぜ道に座っていれば、近い所にもやってきてくれました。
    数は多いようです。

    自分の近くにもレンゲ畑が欲しいなあと思いました。
    小諸で海野さんがやっていたように、自分の庭の一角やプランター1つあるだけ でもいいでしょう。

    今年はもう遅いですが、来年は是非やってみたいと思います。