Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • オオトモエ→シロスジトモエ

    最近、オオトモエのつもりで撮影していたのは、シロスジトモエでした(>>>)。しばらく間違った情報を流してしまいました・・・ごめんなさい。オオトモエは東北では珍しいそうです(講談社MOVE昆虫より)。
    一方、以前飛島で撮影したのはオオトモエに間違いないようです。
    今思えば、そうです、飛島のヤツは相当でかかった!

  • スズメガの触角

    ▲こちらはエゾシモフリスズメの触角。前方に向かって感覚毛が開いています。

    ▲アップにしても触角の節が見えてきませんが、感覚毛は、いくつかでひとまとまりになっているのではないかと思います。

    ▲こちらはクチバスズメ。同じスズメガ、構造はよく似ているようです。

    ▲触角を立てたところを、正面から撮影しました。
    隣り合った感覚毛の列が先端で接しているところは、オオミズアオにも共通していて、
    面白いと思います。

  • オオミズアオの触角

    あらためて触角というものの不思議さに触れました。
    あまり深く考えずに、灯りにきたオオミズアオの触角をアップしてみたら、とっても意味ありげな構造と、その構造の美しさに、しばし夢中になりました。

    ▲まず正面から撮影した図。触角の幹から枝状に突起が生えて、櫛状になっています。

    ▲正面からの部分アップ。突起から細かい毛がはえていて、突起は2本でセットのような構造になっているのがわかります。

    ▲触角を背面側から撮ると、突起の根元が見えて、より構造が分かりやすくなり、
    触角の各節からは4本の突起がはえている様子が確認できます。
    そして、どうやら、前の一対と後の二対では、根元の間隔が若干違っているようです。
    前の間隔は、後の間隔より、狭くなっているように見えます。

    ▲こちらは上の画像の部分アップ。この前後幅の微妙な差は、きっと何か重要な働きを生む事になるのでしょう。それにしても何と繊細な構造でしょうか!

    画像を整理していて、大変重大な撮り忘れに気づきました。
    あんなにオオミズアオが来ていたのに、なんたる不覚!
    これで、また近いうちに灯火をやらなければならなくなりました。。。

  • ヘイケボタル

    いつものポイントにホタルを見に行ったのですが、ゲンジボタルの数は今一つ。
    かわりにヘイケボタルが畦に数匹かたまって可愛く光っているのを見ることができました。

    ▲OM-Dの高感度の強さはホタルの撮影にも有効です。
    月明かりに照らされた草もいい具合に写りました。肝心のホタルの光は今一つでしたが・・・

    ▲ヘイケボタル。時間によるものか、気温によるものか、今晩はほとんど飛ぶこと無く、地表付近にじっとしているものが多く見られました。

    ▲おかげで光っている様子をぶれずにイイ感じに撮影できました。
    発光器と光がぴったりずれずに写すのは、野外では結構難しいんです。
    ちなみに、こちらは7Dでの撮影

    ▲空は星が美しく、天の川もよく見えました。
    OM-D 12-50mm f3.5 10秒 iso3200

  • ミドリシジミ

    今年初めてミドリシジミを見たのは2日前の22日。小雨降る中で不活発でしたから、晴れればそれなりに飛ぶのを見ることができるかと思いましたが・・・

    夕方5時過ぎにおとずれたものの、飛んでいたのは2〜3匹。
    そのうちの1匹が、やや近くにとまってくれました。

    ▲ちらっと翅の緑の輝きが見えます。

    ▲開いてくれても、これでは・・・。

    今年はOM-Dの高感度を使えますから、以前の粗い画像よりずっといいのを撮るつもりです。
    雄の画像も少ないのでそちらも。

    ▲それにしてもよく晴れました。もうすっかり夏の風景です。

  • ミヤマカラスアゲハ

    この春はミヤマカラスアゲハとあまり縁がありません。
    春型の吸蜜を撮影したいと思いつつ、まるで機会が無かったのですが、今日、1枚だけ撮れました。

    ▲タニウツギで吸蜜。標高650mほどの山中で、所々雪が残っています。

  • ムラサキシャチホコ

    前夜に夜間採集してきたムラサキシャチホコをモデルさんに、海野さんと撮影。
    自分ではきっと撮ろうとしないだろう、昼間のムラサキシャチホコの撮影は、全然予想していなかった楽しいものでした。ありがとうございました!

    ▲撮影しやすいところにとめたわけじゃ無いんです。飛んでいって、勝手にそこに落ち着いてくれました。

    ▲これもそうです。飛び降りて、ちょちょっと体の位置を決めると、動かなくなります。

    ▲堂々と葉の表側に鎮座しています。葉裏になどとまらなくても大丈夫、という自信のほどがうかがえます。

    ▲静止状態に移る様子、こちらは動画です。

  • アカガネサルハムシ

    美しい色彩を放つアカガネサルハムシ。
    5月の末に方々探したのに全然見つからなかったのですが、今になって色んな場所で見るようになってきました。

    ▲ノブドウの葉を食べています。ストロボを使ってうまく色を出すには、ちょっとしたコツが必要です。

  • ナナホシテントウとココノホシテントウ

    ほぼ二日間、海野さんと鶴岡の虫を見てまわって、最後に訪れたのは海辺。
    ヤマトマダラバッタ幼虫の擬態をぜひ見てもらいたいと思ったのですが、次々に現れる別の虫たちの方が面白かった!

    まずハマボウフウの花にナナホシテントウを見つけました。これは海野さんにとっても、たぶんどうという事の無い虫なので、だまって自分だけ撮影。何しろ小諸じゃ極々普通種ですから・・・
    でも、私にとってはそうでもなく、今頃の季節にポツポツ見る程度です。

    ▲後で画像を確認してよくわかりました。アブラムシを食べていると思ったら、花の蜜をなめていました。

    その後、少し離れた場所でココノホシテントウを発見。それも1匹、2匹ではない数です。これには海野さんも喜んでもらえたようです。
    ナナホシテントウによく似ていますが、紋の数が9つ。
    一回り小さく、若干、体形に違いを感じます。

    ▲今日は気温が低かったためか、砂地にとまってじっとしているものも多く見られました。

    ▲ハマボウフウの花の上で。これも蜜をなめているのでしょう。

  • 雨の灯火採集

    現場に向かう途中、フロントガラスに当たる雨粒がどんどん増えていきましたが、「小雨程度ならかえってガが集まるよ。」との海野さんの言葉に、確かにそうだったと、小諸の海野さんのアトリエの様子を思い出していました。

    それよりも心配だったのは、むき出しの電球に雨が当たって「パーン!」といっちゃわないかということ。結果、全く問題なく2時間点灯し続けてくれました。前回は無風だったので全く気づかなかったのですが、今日は苦労しました!風が吹いたときのために、白布をがっちり貼る方法、という新たな課題ができました。。

     

    ▲撮影中の海野さん。ご本人カメラもしっかり雨に濡れてしまっていますが、まるで問題ない様子。タフです。。。
    (さらに…)

  • ウラクロシジミ

    Aさん情報より、ようやく近場のウラクロシジミのポイントを知ることができました。
    そうか、こんな場所で・・・という意外な場所でした。

    ▲ウラクロシジミというよりも(いうよりも!)・・・オモテギンシジミという感じ。
    ちらっとですが、翅を開いてくれました。

    時間はお昼12時ころのことです。
    葉上を口をのばして歩きまわっているものがいましたが、何をなめているのでしょう?

    ▲アブラムシの甘露、それとも植物自体が分泌しているものでもあるのでしょうか。
    短い口をのばして確かに何かをなめているのが見えました。

  • チャタテムシの一種

    木の幹に何か丸くかたまっている・・・以前にも見た光景です。(>>>
    種名は分かりませんが、チャタテムシの一種。

    ▲ふっと息を吹きかけると、ざわざわと動きます。不気味と言えば不気味。

    ▲隙間無くびっちりかたまっています。ぴったりくっつくのは仲がよいばかりでは無いはず。外敵から身を守る作戦の一環なのでしょう。

    ▲端のほうで脱皮中のものが立ち上がっていました。チャタテムシは不完全変態ですから、脱皮も羽化も似たようなものです。でも、脱皮後も翅芽が少し長くなった程度で、まだ幼虫とわかります。

    成虫に羽化したのちはこの集団生活はどうなるのでしょう?

  • 灯火採集

    今年初め、地元ディスカウントショップの初売りで発電機を衝動買いしました。野外での精密機器の使用も見込んでインバーター式の少々お高いのを購入しましたが、一番、稼働率の高いのは夏の灯火採集になりそうとは最初から分かっていました。

    でも、何だかんだで水銀灯を買ったのはつい最近です。そして、野外でどう水銀灯をセットするかに少々手こずり、なぜか点灯できず、気がついたらランプがしっかりソケットにはまっていなかったという初歩的なミスまで加わって、ようやく点灯実験に成功したのは本日の夕方。防水仕様のソケットのゴムパッキンで、電球がかなりはまりにくいのでした。

    聞けば明日からは台風通過で天気が悪くなるとのこと。だったら今日のうちに一度、山で点灯しておきたいと思い立って・・・9時過ぎてから出かけていきました。

    夜10時から11時半まで300w一灯で、こんなに集まりました!

     

    ▲ほとんどガですが、オオミズアオが多数集まったのには驚きました。
    月も無く、気温も16℃〜18℃だったようで、条件もよかったのでしょう。

     

    ▲オオミズアオ

     

    ▲ヤマトクロスジヘビトンボ。クロスジヘビトンボと何となく違うように思って調べたら・・・初めて知る種類です。今までクロスジと思っていたものは正しかったでしょうか?

     

    ▲ホシホウジャクそれともクロホウジャク? あらためて知りましたが、両者とも成虫越冬とのこと。それにしては、春にそれらしきものを見たことがありません。秋は色んなところで吸蜜するのを見ているのに、意外です。

     

    ▲ビロウドスズメ

     

    ▲アサマキシタバと思います。小さなキシタバでした。

     

    ▲シロヒトモンノメイガ

     

    ▲色々面白いのがかたまっています・・・

  • 残雪のブナ林

    標高650mほどの山中。例年、確かに雪が遅くまで残っていますが、もう6月後半。
    これは流石に遅すぎるのでは・・・?

    2008年の同時期と比べてみると、少なくとも一週間は進みが遅れています。

  • ヒメシジミ

    2008年に引っ越してきた頃、ヒメシジミは山形県内ではそう普通に見られないものと聞きました。小諸ではごくごく普通に見ていたものですから、すごく意外な感じがして、やっぱり残念に思いました。でも、行く先々で割と普通に出あいますから、自分と相性がいいのかな?などと思いながら、この愛らしいシジミチョウを見続けています。

    しかも、年々見る頻度が上がってくるようで、ここにきて急に気になってきました。今年は、遂に自分の近所の河川敷で見ることに・・・。大雨で幼虫が流されてきたとか、あるかも知れませんが、急速に分布を広げているのかも知れません。地味なチョウですが、近場でいつも普通に見られるようになったら、やっぱり嬉しいですね。温かく見守っていきましょう。

    ▲まだ羽化直後のようで、綺麗な雄でした。

     

  • シマヘビの顔に

    気がつくと目の前にシマヘビ。

    ▲ゆったりくつろいでいたはずなのに、すっかり緊張しちゃって申し訳ないくらい。私が2枚シャッターを切ったところで、シマヘビは辛抱できなくなったか慌てて降りてしまいました。

    ところで、撮影した画像を拡大して気づいたこと

    ▲鼻先にとまった2匹。ヌカカでしょうか?
    シマヘビも痒いはずです。でも、手も足も出ないから、顔を振るくらいしか、こうした連中をふりほどくことはできないでしょう。

  • ハッチョウトンボ

    鶴岡のハッチョウトンボはバッチリ最盛期に入っています。今年も、いつものポイントには100匹は下らない数が見られて嬉しくなりました。

    ▲真っ赤に成熟した雄。自分のテリトリーに邪魔なものが入ってこないか、また雌が来ないか見張っています。

    ▲水面、というか湿地の照り返しが背景を美しく演出します。

    ▲水辺はうるさい雄が陣どっていて、それを避けてか、雌はちょっと離れた草地に多く見られます。

    ▲交尾中のカップルが・・・

    ▲離れました。でも雌は産卵を開始しません。

    ▲上空、ちょっと離れた空間でホバリングしながら様子を見る雄。結局雌は産卵する前に別の雄にさらわれてしまいました。。。

    ▲緑は美しいし、ハッチョウトンボの撮影には最適な季節です。

     

  • ヒメヒラタアブ

    いったい、いつからこの状態を続けているのだろう・・・

    ▲少なくとも私が見ていた40分間は、ほとんど同じ空間でホバリングしながら交尾していました。一度も何かにとまって休むことはありませんでした。

    ▲羽ばたいているのは雄だけ。今日、あらためて気づきましたが、前脚はお互い絡め合うようにしています。なんとも可愛らしく思えました。

  • 液晶モニターのトラブル

    昨年10月に買った23インチ液晶モニタにずっと悩まされてきました。そして今日、ついに手放す決心をしました。
    そのモニター、どうも私のMacProとの相性が悪いらしく、頻繁にひどいフリッカー(ちらつき)が発生し、細かくかつ強烈な点滅状態に陥ってしまいます。最初は気のせいかと思うかすかなものですが、次第にひどくなり (さらに…)

  • ゲンジボタルの蛹

    先日のゲンジボタルの蛹は無事に成虫に羽化しました。その様子はGH2でビデオ撮影。
    そして今晩は一番最後に蛹化した蛹で、光る蛹に再挑戦です。

    実はこの全身が光るような状態は、肉眼ではかすかにしか見えないものです。私は30秒の長時間露光で初めて気がつきました。もちろん光源は腹端の発光器で、そこから全身を照らしているわけです。
    こうした様子は以前にもどなたかの画像で見たことがありました。綺麗だと思いましたが、同じように撮影してはただのマネになってしまいそうです。しかし、自分の眼で見てしまったら、もうそんな気持ちもどっかにすっ飛んでしまいました。ネットで画像検索すると、よく存じております方の見事な画像もヒットしてきて、こうなると自分も可能な限りのものを作らなければなりません!

    ▲汚れが取れなかったのが残念ですが、まずまず満足のいく写真になりました。