ZOOM H6, RODE NT5 (Omni Stereo), 2015年7月11日 山形県鶴岡市
以前の録音から。夏の朝、庭にマイクをたてて録音した鳥たちの声です。縄張り争いか時々突拍子もない声を響かせるカッコウ。ビービー鳴いている虫の声はマダラスズ。ほかに、ゴイサギ、コムクドリ、スズメの声も入ってきます。
ZOOM H6, RODE NT5 (Omni Stereo), 2015年7月11日 山形県鶴岡市
以前の録音から。夏の朝、庭にマイクをたてて録音した鳥たちの声です。縄張り争いか時々突拍子もない声を響かせるカッコウ。ビービー鳴いている虫の声はマダラスズ。ほかに、ゴイサギ、コムクドリ、スズメの声も入ってきます。
ZOOM H6, Telinga PRO-8 MK2, 2019年5月1日 新潟県
以前の録音から。キビタキのさえずりです。
左右の耳のバランスが正常に戻ったのをきっかけに、古い音源をミックスし直すことにしました。この作業の中でいい音だと思ったものを、ブログにアップしていきます。
Telingaは直径57cmのパラボラディッシュと無指向性ステレオマイクによるパラボラマイクです。ターゲットにパラボラを向けると、目的の音は中央に定位し、周囲の音がステレオ集音できるという優れものです。
最近、すごくおかしな事が起きました。
何を隠そう、自分は、もう随分長いこと右耳の聞こえの悪さに悩まされてきました。気がついたのは確か高校一年の頃ですから、もう35年くらいになります。ステレオで曲を聞くとき、スピーカーでもヘッドフォンでも、センターから聞こえるべき音が、右の聴力が弱いため、いつも左に寄って聞こえていました。
それなりに音楽を楽しんできましたが、常に左右のズレを感じながら、だましだまし・・・でした。バランスコントロールをいじってみたり、右の耳だけに手をあてて増幅してみたり、左右どちらかのスピーカーの角度や距離をずらしてみたり・・・でも、そんなことで解決できるものではありませんでした。
年を重ね、眼にも、頭髪にも老化が進み、がっかりすることが多くなりました。老化したものが復活することはない、と日々実感します。ところが!ところが!!
つい最近のことです。右のスピーカーから、やけに派手に音が出ていることに気づきました。あれ!?どうしたんだろう。バランスコントロールを触ってしまった?アンプのトラブル?
でも、何もミスっていませんでした。おそるおそる愛用のヘッドフォンを使ってみます。すると、やっぱり右が強くなっています!正しいバランスで聞こえています!!何が起こったのかわからんけど嬉しい!!!
それからしばらく、夢中になって様々な曲を聞きました。自分が録音した自然音も聞き直してみました。今までとぜんぜん違うものに聞こえます。嬉しいのと、新鮮な感動と、色んな感情がこみ上げてきて、涙があふれてきます。
その時、これはなにか夢の中で嬉しい事が起きたときの感覚に似ていると気づきました。すぐにぬか喜びに気づく瞬間が来る?
・・・でも、大丈夫でした。数日経っても、この変化は持続し続け、今も大丈夫なままです。
この私の耳の変化について、実は思い当たる事があります。
昨年の後半、右上の臼歯に鈍い痛みが続くようになりました。
歯の根元の痛みで、歯をくいしばるようにすると強くなります。次第に食べるのも辛くなってきました。
歯医者さんに行くと、すぐにレントゲンを撮ってくれて、歯根の深いところが化膿して膿が溜まっていることがわかりました。
古い治療済みの歯で、奥にアプローチするのに詰め物を取りのぞく必要があるとのこと。ユーカリ成分由来の軟化剤を染み込ませ、徐々に詰め物を除去する治療が始まりました。
治療は現在も続いています。驚くべきしつこさで詰め物が完全に取れないのです。でも、時々詰め物が取れる瞬間があって、強い痛みがズンとくるのですが、不思議と嫌な痛みじゃありません。
この治療と耳の聞こえの変化が繋がっているような気がしてなりません。もしかしたら、もうずっと幼い頃に、歯の治療をした事がきっかけで、右の聞こえは悪くなっていたのかも知れません。自分は小さい頃から虫歯をよく作っていましたから可能性は高いです。
明日はまた治療の日です。
早く歯の奥の膿も抜けてほしいですし、耳の聞こえもどうかこのままでいて欲しいと願っています。
波の音を録音したくて三瀬の浜辺に向かったところ、夕日はきれいだし数人のサーファーのシルエットも印象的で、動画を撮影することに。本気マイクを使っていますので是非サウンドもチェックしてみてください。2020年1月26日撮影。
Panasonic DMC-GH5S
M.ZUIKO DIGITAL 12-50mmF3.5-6.3
DMW-XLR1
Sennheiser MKH8020 pair
Lycote classic-softie
補足:風が強くてウインドジャマーを使っても吹かれでボコボコでした(でも、クリップはしていません)。編集時にハイパスフィルターで処理していますから、実はあまり自慢できる音ではないです。すみません。。。
深度合成ソフトZereneStackerに実に優れたステレオイメージ作成機能があります。これを使ってGIFアニメを作ってみました。
ステレオ写真というと2枚の画像を立体視する方法が一般的ですが、これもいいですね。
作成方法はhttp://zerenesystems.com/cms/stacker/docs/syntheticstereo
レンズを変えて更に高倍率で撮影しました。対物レンズはユニオン光学PL LWDM40Xです。昨日の画像に比べて画質は落ちますが、やはり10Xからのトリミングでは解像できないものが見えてきます。
E-M5Ⅲで撮影。カメラ内蔵の深度合成ではなく、もう5年以上続けている自作の深度合成システムによる撮影です。レンズはBORG36ED(F=200mm)の先に顕微鏡用10倍対物レンズを接続。合成ソフトはZerene Stackerです。
最近採集したゼフィルスの卵をE-M5Ⅲで撮影。カメラ内蔵の深度合成ではなく、もう5年以上続けている自作の深度合成システムによる撮影です。合成ソフトはZerene Stacker。レンズは顕微鏡用10倍対物レンズを使います。
MarkⅢはMarkⅡにはあったシンクロソケットが取り除かれ、またリモートケーブルのコネクターも変更されました。深度合成のために細々と再調整が必要となります。
調整ついでにステッピングモーターと微動装置の連結部に改良を試みましたが、思いがけず日数がかかり、ようやく成功です。
微動装置が正確に(?)ピッチを刻むようになり、合成画像の画質向上を期待しますが、果たして?
新年明けましておめでとうございます!今年も昆虫をはじめとした身近な生き物を追いかけていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
一昨年から続いている虫の眼レンズ病は今年も・・・で、新年1枚目にキノカワガをアップします。初詣のついでに探して、ようやく見つけた一匹です。
でも、実はこれは自宅庭の柿の木に移送したあとの一枚です。雪解け水が流れない、オーバーハングした安全な場所に落ち着いてもらいましょう。
もともとは公園の桜の幹にとまっていました。
雪から雨に変わって桜の幹はずぶぬれです。このままでは寒さに強いはずのキノカワガも凍死しかねません。
ここで見つけたのも何かの縁・・・今年は一匹もつかなかった我が家の柿の木で連れてきました。
キノカワガを探している途中で、フユシャクを一匹見つけました。やや緑がかったきれいな雌・・・イチモジフユナミシャクでしょうか。
男鹿半島まで遠出しました。目的はブリコ浜の撮影です。鶴岡からは160kmほど距離があります。
昨日が嵐だったので、きっとブリコが打ち上げられていると見込んだのですが、なんと空振り。実は昨年も空振りやらかしています。ブリコ浜をネット検索すると、男鹿半島のどえらいボリュームのブリコ浜の画像がヒットしてきますから、本場は男鹿半島と信じて疑わないのですが、どうも縁がありません。
意気消沈して鶴岡への帰路につきましたが、なんだか諦めつきません。以前ブリコを撮影したにかほ市の海岸に寄ってみることにしました。すると・・・・
滅多に見ない数のカモメが飛び交っていました。それを見て思い出しました。以前、この場所に出会ったときも、たくさんのカモメが飛び交う様子を見て、いったい何事かと近づいたことがきっかけでした。
https://neptis.xsrv.jp/?p=902
最初からこの地に訪れておけばよかったと後悔するも、久しぶりの男鹿のドライブも楽しめたことだし、ここは気持ちを切り替えて・・・現場到着が午後4時過ぎでしたが、波間にブリコを漁るカモメたちの姿が肉眼でも見えます。日没後の最後の明るさギリギリまで撮影を続けました。
▼ブリコを食べるスロー動画
浜辺に打ち上げられたブリコを食べるものはいませんでした。浅瀬を転がるブリコを上空から狙うのは、そっちのほうが味がいいからでしょうか。
糞と脱皮殻をお腹の先につけながら成長するセモンジンガサハムシの幼虫です。脱皮で抜け殻がどうなるのか気になって撮影したのは、2011年7月。当時はあまりよく確認していなかったのですが、あらためて見返したらナカナカ興味深い動画でした。。
おそらく4令から5令への脱皮です。脱皮の途中で抜け殻を引きちぎるところが一番のポイントでしょうか。
脱皮の際にはどんな昆虫もしっかり足場がためをします。この幼虫の場合は脚先の爪がガッチリ葉に食い込んでいます。普通の虫ならそのまま葉に脱皮殻を残してサヨナラですが、セモンジンガサハムシの幼虫は体に付けなければなりません。足場の爪を残して引きちぎります。豪快ですね!
脱皮直前に、新しい脚先の爪が透けて見えています。まるで爪が2つあるみたいです。新しい爪が脱皮の過程でどう変化(移動?)していくか見ていくのも面白いでしょう。
最近、古い動画を発掘しYouTubeにアップしています。10年前だと、今のようなメディア記録の動画カメラは少なく、私もメインカメラはSONY FX1000やA1Jといったテープに記録するタイプでした。FHDとはいえ今と比べると画質は今ひとつで、レンズ交換ができないカメラで無理な光学系を自作したりして、ますます酷い絵が多いです。でも写っているものは我ながら面白いと思うものも多く、このままHDDの中に埋もれているのは、あまりにもったいないです。もう決して出し惜しみするほどのものではありません。いくつかアップしていますので、ぜひ私のYOUTUBEチャンネルを御覧ください・・・⇢こちら
▲クワガタムシの幼虫が木くずを食べる様子 2009年春の撮影
ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2019.1203 山形県鶴岡市
松の勧進・・・羽黒山神社の山伏たちが法螺貝の音を響かせて各家をまわり家内安全を願う御札を配ります。今年、我が家には冷たい雨の降るなか来てくれました。
少し前になりますが、SSP総務からメールが来ました。シグマ光機さんから、以前SSPのHPで紹介した私の深度合成用微動装置についてお問い合わせとのこと。一瞬「あんな使い方を紹介されては困る」というお叱りが入ったのかと焦りましたが、全くの逆。シグマ光機さんのHPのコラムにあの微動装置について取り上げたいので、その許可と確認のご依頼でした。
「メカ屋のつぶやき006|ものづくり、柔らか発想、固い意志」
精度0.01mmのマクロ撮影用微動装置がほしいと思ったものの、そんな商品はありません。調べに調べてシグマ光機さんのX-Yステージを入手し撮影用にカスタマイズしたのは確か2012年の暮れ。
自分は何も伝えていないのですが、さすがメーカーさん、写真を見ただけでここまで深く読み取られるとは。。。記事を拝見して当時を思い出しました。確かにあの時の自分は、珍しくビジョンが明確にあり、そこに近づけようと工夫を重ねていました。
こんな感激は滅多にないことです。
ぜひ御覧ください!!
E-M5(2012年3月)、E-M5MarkⅡ(2015年2月)と使い続けてきて、もちろんMarkⅢが出ればすぐにと待ち構えていました。製品発表と同時に注文し本日到着しました!
日没近くではありましたが、40-150mmにテレコンをつけてテスト撮影に出ました。
いつもの癖でRAWオンリーで撮影して早まったかなと思いましたが、全然問題なく普通にLightroomで開けました。待望のProキャプチャー搭載に、USBでの本体充電が嬉しい新機種。
不満点をあげるなら、USB給電しながら撮影ができないことです。カプラーのようなものもないから、やっぱりACでの撮影は無理。でも、これまでもそうでしたから不満でもないですね。
シンクロソケットがないのに気づいたのは、いつもの虫の眼レンズを装着していた時のこと。でも、これもなんとかなります。
マグネットを使ったワザも、ちょっと場所が違ったものの使えました〜
さあ、これからの撮影が楽しみです。
鶴岡市内、翌日にかけて何度か降って辺りが白くなりましたが、雪というより霰(あられ)でした。自宅庭でスナップ
庭のヤツデに吸蜜に来ていた虫たちを、自作虫の眼レンズを装着したGH5Sで撮影しました。VFR240fpsでの4倍スロー動画です。
登場する虫は、ホソヒラタアブ、ニホンミツバチ、ハナアブ。ハチとアブの口の違いが面白い!
虫の眼レンズでの写真撮影も
大山下池から次々に外にでかけていくコハクチョウ。
2019年10月31日6:30〜7:20の撮影。
Panasonic DMC-GH5S
LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.
M.ZUIKO DIGITAL 12-50mmF3.5-6.3
SONY ECM-MS2 + DMW-XLR1
見晴らし台の所々にアシナガバチの姿がありました。木造の古い材の隙間に潜り込んで越冬しようとする雌と、最後の出会いを求めて最後のがんばりというところでしょうか。10月最後のこの日は曇りがちでしたが暖かく、ひさしぶりに生き物たちが多く活動していました。
日没後、鶴岡市大山・下池に帰ってくるコハクチョウと、それに代わって外にでかけていくカモたちの様子。2019年10月28日17時15分ころの撮影。
Panasonic DMC-GH5S
LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.
Sennheiser MKH8020 + DMW-XLR1