この編集をしながら、ふと拡大系レンズの改良を思いつきました。その結果は上々・・・この、新たにアップした動画が、もう過去のものに見えてきます。天気が悪いのでテスト撮影できないのが残念ですが、まあ数日以内にできるでしょう。
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新たなボードレンズで
前回、やっぱりGoProから抜き取ったレンズがベスト・・・と書いたばかりですが、撮った映像を見ていると再び不満が募ってきます。深度が浅くてつまらない。。。
GoProは1/2.3インチのセンサーです。対してG1.9は確か1/4インチセンサー用レンズ。焦点深度の違いはまさにここにあります。1/4インチセンサー用のレンズって、今なら他にないかいな・・・と探し始めたらすぐに気になるレンズがヒットしてきました。Entaniya(インタニヤ)のRaspberry Pi VRカメラ用のボードレンズです。Entaniyaは知る人ぞ知る(?)高性能魚眼レンズを販売している日本の会社で、ちょっと気になっていましたが、ボードレンズまで手掛けているとは知りませんでした。しかもボードレンズなんで超安い!さっそく注文したところ、翌日午前には届いてしまいました。素晴らしい!鶴岡でも最高気温が21℃になったこの日、早速テスト撮影に出てきました。まずはミツバチ編から・・・
Entaniya RP-L165をマスターレンズに拡大系は今までと同じ古いZuiko Macro 20mmの組み合わせ
RP-L165は1/4センサー用焦点距離1.82mmのワイドレンズ。画角はV:85° H:125° D:165°。G1.9に近いタイプのレンズですが、背景のボケはずっと綺麗だと思いました。
何か白くモヤッとした部分が感じられたら、それはレンズについた糸ゴミです。しばらく糸ゴミがついているのに気づかず撮影していました。。。ちょっと残念写真も撮影してみました。解像度はやはりGoProレンズに及ばない感じですが悪くないです。G1.9よりは相性がいいです。
オオイヌノフグリで吸蜜 オオイヌノフグリで吸蜜 フキノトウで吸蜜 ウメの花で吸蜜 -
ヒバリのさえずり
ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2020年3月19日 山形県鶴岡市
最高気温が20℃を超えました。田んぼのヒバリも盛んにさえずっていました。
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セイヨウミツバチ 虫の眼レンズ&スロー
赤川の土手にて
セイヨウミツバチが花の蜜を求めてやってきました。
自作虫の眼レンズ(G1.9仕様)& GH5S VFR180fpsで撮影今日の結果で眼が覚めました!晴れた逆光気味のショットでは、背景の色収差(ハイライト部の色のにじみ)が何とキタナイ!!やっぱりGoProレンズに戻るとします。
せっかくベストな方法を選べているのに、時々、こうして悪い虫が出てきて騒ぎます。
GoProの1/2.3インチセンサーをカバーするイメージサークル、かつ対角170度の超広角。画質は8MPカバーは間違いなく、もしかしたら16MPカバーかも。そんなレンズはそうそうないはず・・・ -
ミツバチを虫の眼レンズ(G1.9仕様)で撮影 GH5S 4K60P
フキノトウに訪れたニホンミツバチとクロハナアブを自作虫の眼レンズ(G1.9仕様)を装着したGH5Sで撮影しました。前回はフルHDのスロー動画でしたが、今回は、4K60Pでの撮影です。
ミツバチはほとんど吸蜜しないで花粉集めに集中しているようです。雄しべの先の黄色い花粉が、ミツバチが通った後には綺麗になくなっているのがわかります。お腹や脚の毛でかき集めているのです。やがん体中についた花粉を脚を使って器用に後脚の花粉団子にまとめます。
一方、クロハナアブは吸蜜専門。長い口を小さな花の一つ一つに突っ込んで蜜を吸います。FinalcutProでの編集時に、シャープネス(Amount=5.0)を適用しました。もともとの画質が悪いので、これでだいぶ解像感が上がります。
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虫の眼レンズ&スロー ニホンミツバチほか
いつものGoProレンズを1.9mmのボードレンズに替えて撮影しました。よりワイドにピント深く撮影できるこのレンズを、私はよく使いこなせていないでいますが、今回はうまく行ったように思います。レンズ口径1cmくらいの極小レンズで、どうがんばっても画質の悪いレンズです。なので、画質の追求を適当なところでやめないと深い沼に落ち込んでしまいそうになります。
今日の鶴岡は昨日に続いて、晴れてはいますが、風の強い、今ひとつな天気でした。それも、午前中までで、夕方からは冷たい雨になっています。
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ミツバチの翅音
ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2020年3月8日 山形県鶴岡市
庭のツバキの前にマイクをセットして、吸蜜に来たニホンミツバチの翅音を録音しました。途中でスズメとメジロが入ってきます。ツバキの蜜を吸うメジロは至近距離まで近づいてきます。
7分近くあるので、適当なところで切り上げてください! -
ツバキに訪花 ニホンミツバチ
いつもの虫の眼レンズで撮影しました。GH5SのVFR240fpsで撮影、再生は30fpsで、8倍スロー動画です。
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嵐吹く
ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2020年3月5日 山形県鶴岡市
今日の鶴岡は強風でえらく荒れています。我が家の軒下にマイクをセットして録音しました。
強い風が吹き荒れるなかでの録音。風向きがよかったのか、強風の割にはあまり吹かれることなく録れました。築90年の我が家はサッシではないガラス戸で、強風でガタガタ音を立てます。一分を過ぎたあたりから、にわか雨のような勢いでアラレが降り出します。
JecklinDiskを使っていますが、マイクの間隔は広めに取りました。次の記事を読んでしまったために・・・
http://www.sengpielaudio.com/JecklinDisk.pdf私のスタイルは、何と!「historical version」なんだそうです。
この記事の一番下に「The old small disk is still in sales: http://www.thomann.de/de/haun_oss_jecklinscheibe.htm 」とありますが、私が買ったのはまさにコレ!
「古いちっさなディスクは今もまだ販売中です」って、なんだか悪いもの引いちゃった気分。。。マイク間隔は16.5cm仕様の直径30cmのJecklinDiskです。でも、ディスクの直径が36cmと30cmって、そんな劇的に違う感じがしません。そこで、ディスクの直径のことは無視して、他を合わせてみました。左右のマイクを60度の角度をつけて開くと、先端の間隔が30cm以上になりました。36cmにはちょっと足りませんが、だいたいOKでしょう。「古いスタイル」とどれだけ違うのか実感ないですが、しばらくこのセッティングで行ってみようと思います。
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秋の夜 鳴く虫の合唱(2019.0904)
ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2019年9月4日 山形県鶴岡市
以前の録音より。秋の夜、山裾の広場で録音した鳴く虫の合唱です。
ここは私が鶴岡で唯一見つけたクサキリの生息地です。ビ――と長く鳴き続ける声はクサキリのものかも知れませんが、50の耳には判別つきません。でも、私の耳にも聞こえる音域なんだからやっぱりシバスズでしょうね。エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、スズムシ、ハヤシノウマオイ、カンタン
この時、本気マイクを購入し海外のショップからJecklinDiskも届き、いよいよ新しいシステムで録音を始めたときのものです。でも、今と比べて左右の聞こえのバランスが悪かった私の耳には、マイクの良し悪しはわかりませんでした。最近になってようやく自信をもってミキシング調整もできるようになり、マイクの良さも実感出来るようになりました!
ここ数ヶ月の間に私の耳に起きた変化はまさに奇跡です。歯の治療も順調に進んで、そろそろ仕上げに入るそうです。
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ヒトスジシマカの吸血(2017.0619)
以前撮影の動画より。GH5に150mmマクロを装着して手持ち撮影したものです。
カメラの手ブレ補正と編集ソフトの手ブレ補正の組み合わせで、ふつうならブレブレなところ、まずまず見られる動画になりました。驚いたのは喉元の動き。高速で強力なポンプが仕込まれているようです。ちなみに、この動画は早送りではありません。全編ノーマルスピードです。
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静かな波音(2017.0817)
ZOOM H6,RODE NT5(OMNI), 2017年8月17日 山形県遊佐町
以前の録音より。夏の夕刻、砂浜に寄せる静かな波の音です。これは心が癒やされると思いました。共有します。
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雷鳴(2016.0704)
ZOOM H6,RODE NT5(OMNI), 2016年7月4日 兵庫県
以前の録音より。兵庫県の滞在先で録音した雷の音です。ビービーと鳴いているのはマダラスズ(Dianemobius nigrofasciatus)。
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ブナ林に吹く風、エゾハルゼミ(2016.0604)
ZOOM H6, Telinga PRO-8 MK2, 2016年6月4日 山形県鶴岡市
以前の録音より。エゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)の鳴き声が響く初夏のブナ林。1分過ぎくらいから、梢を吹く風がブナの葉を揺すって大きな音の波を作ります。低音域が強いのでイヤフォンかヘッドフォンでどうぞ。
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クサヒバリ(2019.0928)
ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2019年9月28日 山形県鶴岡市
以前の録音より。庭の生け垣に潜む、クサヒバリの鳴き声です。ラフカディオ・ハーンは「草雲雀」のなかで「かすかな、かすかな銀鈴が波だちふるえるような声」と表現しました。素晴らしいですね!
ちなみに、右の方で「リー・リー」と音を区切るように鳴いているのはアオマツムシ。センターで長く連続的に鳴いているのがクサヒバリです。
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クロツグミ(2016.0420)
ZOOM H6, Telinga PRO-8 MK2, 2016年4月20日 山形県鶴岡市
以前の録音より。美しく歌い続けるクロツグミです。まわりに色んな鳥の声が入ってきますが、特に嬉しかったのがウソ(Pyrrhula pyrrhula)の声。フィーフィーと心地よく耳に響きます。
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フクロウの親子(2019.0918)
ZOOM H6, Sennheiser MKH8020, 2019年9月18日 新潟県
以前の録音より。コオロギの合唱を録音していたところ、偶然、フクロウ親子の鳴き交わしが入ってきました。一時間後には夜が明ける、という時間でした。
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ハタケノウマオイ(2017.0823)
ZOOM H6, RODE NT5 (OMNI), 207年8月23日 群馬県
以前の録音から。群馬県安中市の田んぼ沿いの道で出会ったハタケノウマオイの合唱。車で移動中に聞こえた数の多さと勢いに驚き、慌てて引き返して録音しました。
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カジカガエル(2016.0629)
ZOOM H6, RODE NT5 (ORTF), 2016年6月29日 兵庫県
以前の録音から。川の流れに聞こえるカジカガエル (Buergeria buergeri) の鳴き交わしです。近くの田んぼではアマガエルも合唱中。