Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • 2014年元日の雷

    あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

    2014年の鶴岡は激しい雷で始まり、今年もまた初日の出を拝むことはできませんでした。新年の事始めとして、自宅軒先の雨の当たらないところにH6を置いて雷と雨の音を録音。音はPodcastにアップしました。
    音集めのページ♪
    結構面白く録れましたがいかがでしょう?長く聞き続けてもよかったので、7分という超ロングバージョンにしました。近くに落ちたような激しい雷鳴は3分15秒と6分5秒にありますが、遠くで鳴り響く雷の音もなかなかイイ感じになっています。ぜひヘッドフォンやイヤフォンで聞いてみて下さい。

  • Telinga Pro8 MK2 Handle

    愛用のTelingaのマイクのハンドルを、最近新しく出たPro8 MK2モデルに替えました。
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    ▲ステレオマイクもパラボラディッシュも古いままですが、明らかに性能アップしています。これまで使っていたハンドルは型番に「W」が付くタイプで、ステレオミニジャックのマイク端子が出ているものでした。「W」が付くタイプは、マイクへの給電はハンドル内に内蔵されたバッテリーから行われ、その内蔵バッテリーに時々9Vの電池を繋いで充電しなければなりません。年々、電池能力が落ちていくし、いざという時にはバッテリー切れで、使っているうちに不満一杯になります。一方、新しいPro8 MK2は、2チャンネルのXLRケーブルを繋ぎ、ファンタム電源を持つレコーダーから直接48V給電できるようになります。気をつけるのはレコーダーのバッテリーだけ。これだけでもう俄然使いやすくなります。

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    ▲近所のハクチョウの声でテスト録音しました。久しぶりにPodcastをアップしましたので、聞いてみて下さい。今までのハンドルでもノイズの少ない音でしたが、S/N性能がさらにアップ、音の定位もよくなりステレオ感もアップした印象です。TelingaのHPにも改良点がいろいろ上げられています。

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    ▲ハンドル下から出るのがXLRケーブル。途中で2チャンネルに分かれます。

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    ▲この新しいTelingaのハンドルを使うため、10月はじめにZoom H6を買いました。レコーダーとハンドルとほぼ同時期に発注したのですが、ハンドルの方はずいぶん待たされました。10月7日にTelingaのHPにて注文し届いたのは12月17日。私も辛抱強く待ちましたが、メールでの催促にTelingaもしっかり返してくれましたので、それほど心配はしませんでした。

    Telingaでしばらく新しいセットのセールス中でしたが12月20日までだったようです。まあ、おそらくこの辺りは融通が利くんでしょう・・・(Photoshop CCのように?)
    Telinga
    このページをよく見ると、Please note packages will be shipped between 25 Jan – 20 Feb 2014 と書かれてあります。Telingaとのおつき合いは、気を長く持って接しなければなりません。確かな製品を送り出すため、十分に時間をかけているのです・・・私は、そう思う事にしました。

    Telingaのパラボラマイクとの出会いは、もう10年以上前になります。当時、私はステレオでパラボラマイクが使えたらという思いに取り憑かれ、自作してみたり、様々に試しておりました。そんなある日、まだ覚えたてのネット検索でスウェーデン製のまさにドンピシャな製品を見つけました。それがTelingaのマイクでした。録音サンプルを聞いては、もう何が何でも手に入れなければと思いました。それだけの金額を用意できるのならゼンハイザーMKH416を買った方がいいんじゃないかと大いに迷ったものですが、結果、Telingaを選んで大正解でした。遠くの音をピックアップするためにはガンマイクがいいと思われがちですが、違います。その用途に応えてくれるのは今も昔もパラボラです。

  • 冬のアカイエカ

    今日は穏やかに晴れたので、今年ヤブカの撮影で何度もお邪魔したAさん宅を再び訪ねました。お目当てはアカイエカです。越冬中の成虫は見つからないかも知れないけど、暖かくて出てくるものがいないだろうか・・・と期待してのことでした。まず無理だろうなあと思ったのですが、1匹見つけることができました。これはかなりラッキーと言っていいでしょう。

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    ▲アカイエカの雌。お腹のふくらみが夏のものと明らかに違います。何か色々つまっていそうです。ちなみに越冬するのは雌だけとか

    とある本で、洞穴の天井に集団で越冬していたという記述を見ました。想像するだけでワクワクします。。。

  • 再びナミテントウ

    雪で入れなくなる前にと、一月前に見にいったテントウムシの越冬ポイントに向かいました。この間、広場周辺の片付けがあったようで、テントウムシが集結していたトイレは、入り口は板でとめられて虫も侵入できないような有様でした。そしてなんと、南側の壁に立てかけられていた板までも片付けられていました。隙間で越冬していたテントウムシたちどうなっちゃった?
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    (さらに…)

  • テントウムシの越冬集団

    今年もまた、いつもの谷でナミテントウの越冬集団を確認。
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    ▲色んな模様のテントウムシが見えますが、すべてナミテントウという一種類のテントウムシです。あいや、ひとまわり大きなカメノコテントウも混じっていますが、ツマジロカメムシ、スコットカメムシも見えますが・・・
    (さらに…)

  • 写真展終了

    初の個展「昆虫空間」
    おかげさまで多くの方にご来場いただきました。
    ありがとうございました。

  • 浜離宮にて

    日曜はオリンパスギャラリーもお休み。土曜の夜にご一緒したMさんより浜離宮がオススメと教えてもらい、朝からでかけました。確かにいい場所でした!
    庄内には咲かないツワブキがすごくて、花に虫がたくさんです。天気は悪いのに、風は生暖かく、上着を着ていられません。庄内とはえらい違いです。

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    ▲ハラビロカマキリ

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    ▲ホシホウジャクかクロホウジャク。確か成虫越冬です。

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    ▲アサギマダラもいました!

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    ▲虫が多いのも意外でビックリでしたが、広大な日本庭園が高層ビルの中にあるという、この異様な光景もまた強く印象に残りました。

  • 写真展前半終了

    7日より開催中の個展「昆虫空間」はたくさんのお客さんに来ていただき、無事前半終了。
    今日、日曜日はギャラリーもお休み。残るは月・火・水の3日です。

    早々に会場内のスナップをアップしたかったのですが、会場にメモリーを置き忘れてしまったりで失敗の連続でした。会場で合間を見て・・・などと思っても、ありがたいことに絶えずお客さんがいらっしゃる状態で、なかなかそうはいかないのでした。
    というわけで、数枚ですが会場の様子を・・・

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    ▲会場入り口

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    ▲超マクロのパート 深度合成に興味をもたれる方が多くいらっしゃいました

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    ▲4分ほどに短くまとめた高速度動画も展示中です。

  • パネル取り付け無事完了!

    OLYMPUSギャラリーにて初の個展「昆虫空間」

    無事、パネル取り付け終了です!
    今日は同い年の自然写真家黒柳昌樹さん、そして我が師匠、海野和男さんがかけつけてくださり、展示のアドバイスをいただいて、自分が考えていた以上に素晴らしい展示空間を作ることができました。本当にありがとうございました!

    ところが安心するあまり会場の写真を撮り忘れました。またヤッチマッタ画像なし。。。

    海野さんが小諸日記に会場の様子を取りあげて下さいました。
    小諸日記

    田中さんもトンボ日記にもご紹介して下さいました。
    トンボ日記

    ありがとうございます!
    さあ、いよいよスタートです。

  • 明日から写真展

    いよいよ明日から写真展。
    人生初の個展を目前にして、ガタガタな状態が続いたけれど、ようやく落ち着いてきたので、本当に久しぶりにブログ投稿してみたい。
    今は東京に向かう新幹線の車内で夕方からオリンパスギャラリーの展示取り付けに入る。

    パネルはおとといに鶴岡から発送した。
    A0サイズが9枚、A2サイズが60枚弱。さらに高速度映像の展示も準備したのだが、
    この発送については、実はかなり冷や汗なことがあった。

    ここまでですでにお気づきの方もあるかもしれない。
    いつも利用しているヤマト運輸の宅急便では、A0サイズを入れた箱が完全にサイズオーバーだった。3辺の合計サイズに気をつけなければならなかったのだ。営業所でそう告げられた時は、かなり狼狽えてしまった。事前に調べていなかったことを大いに悔やんだが、使い慣れたヤマト運輸でつい気を抜いてしまったのだ。営業所のおねえさんも申し訳なさそう。違います、悪いのは私です。。。

    車に荷を戻しながら、あれこれ考える。さあ困ったゾ。。。休日の夕方、確か佐川急便は早くに受付を終了するんじゃなかったか?佐川急便でもサイズオーバーの可能性もあり得る。そうなれば、自分の車で搬送かあーー半ばそう覚悟しながら、佐川急便酒田営業所に電話してみると、あと30分くらいならまってくれるとのありがたいおコトバが返ってきた。鶴岡から酒田まで30分は、普通に走って充分間に合う距離だ。
    サイズの心配が残っているけど祈りながら車を走らせた…

    とまあ、こんなことがあったが、無事に進んでひとまずよかった。
    これからパネルたちに再会する。いい展示になるよう最後の頑張りだ!

  • 写真展「昆虫空間」

    写真展「昆虫空間」生涯初の個展です。
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    高嶋 清明 写真展 「昆虫空間」
    期間:2013年11月7日(木)~11月13日(水)
    時間:午前10:00~午後6:00(最終日 午後3:00まで) 入場無料
    会場:オリンパスプラザ 東京
    休館:日曜・祝日

    案内文より
    「自分の中でいま特にアツいのがハイスピード撮影と超接写撮影。古くからある撮影技術とデジタル写真との融合で、肉眼では決して見ることのできない世界がひろがります。昆虫は、私たち人間より遙かにサイズの小さな、遙かに速度の速い空間に生きる生物です。カメラを通し昆虫たちの空間に迫ることで、彼らの世界に目線を合わせてみると・・・幼い頃から図鑑で詳しく調べ自由研究で深く観察したカブトムシやアゲハチョウのような身近な昆虫たちも、新たな発見の連続です。いつまでも興味の絶えない「昆虫空間」が広がります。」

  • ホシササキリの声

    ホシササキリの声をようやく確認できた。鳴く虫に力を入れている身として今さらという所だが、ともかく、これで気持ちも落ち着いた。
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    ▲目立つところにのぼって鳴く雄。写真が撮れるほど近づくと、なんとか鳴いている音も聞こえる。 (さらに…)

  • 音の圧縮とは〜周波数〜

    MP3圧縮について調べてみた。確か人の可聴域を超えた周波数帯域をカットすることでデータを小さくしていると記憶している(それ以外にもデータ量を縮小する何か別な技術が使われているはず)。実際に音が削られたりしているのか、音声ソフトを使えば、自分でも確認できるはず。ポッドキャストにもアップしているウスイロササキリの鳴き声を使って、レートを変えてMP3圧縮しスペクトログラムで比較してみた。使ったソフトはAudacity

    周波数の高い方は、本当に見事なまでにスパッと切りとられている。ビットレート64kbpsでは11kHz付近でローパスフィルターがかかっているらしい。高い音がかなりの部分なくなり音が壊れてしまっている・・・でも、96kbpsでも15kHz付近でローパスがかかっている程度。カセットテープなみといったところか。全くダメなわけでもないようだ。

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    ▲MP3圧縮 64kbps 48kHz (さらに…)

  • ウスイロササキリの声

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    ▲草地に多いウスイロササキリ。鳴き声は高くチーンと鋭く響く。

    ウスイロササキリの鳴き声をPodcastにアップした。 (さらに…)

  • ホシササキリ

    ようやくまともにホシササキリを見た。図鑑で草地に普通などと見るたびに、自分の場合は当てはまらないのが不思議だったが、その理由もなんとなくわかった。

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    ▲草陰に潜む雄。残念ながら鳴いている姿も鳴き声も未確認。季節がもう遅いからだろうか? (さらに…)

  • ショウリョウバッタモドキ

    ショウリョウバッタでもないオンブバッタでもない、このバッタはショウリョウバッタモドキ。
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    ▲草に体を密着させて見事に姿を隠す。後脚を体にぴったり密着させるのが特徴。
    (さらに…)

  • コバネササキリ

    コバネササキリの鳴き声は私の耳には聞こえにくい。はじめて気がついたのは二年前に秋田の高原でのこと。足下からたくさんササキリが飛び出すのに鳴き声が聞こえないと思ったら、よく見ると、翅を細かく震わせていて驚いた。自分の耳に聞こえない高い音で鳴いているのではと、ショックだった。うんと耳をすませるとかすかにカサカサが聞こえてくる。調べてすぐコバネササキリとわかった。
    その虫が、どうも近所にもいるらしいと気がついたのは昨年の晩秋。雄が細々と生き残っているのを見たのだが、ようやく確認してきた。

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    ▲コバネササキリの雄。名前の通り、翅が短い (さらに…)

  • オオルリボシヤンマ

    長靴履いて水辺に踏み込んだら、バリバリ・・・と大きな羽音を立ててオオルリボシヤンマが飛びだしてきた。産卵に雌が集まっているらしい。そういえば、昨年は、ちょうど今頃オオルリボシヤンマを高速度カメラで追いかけていた。

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    ▲産卵中のオオルリボシヤンマ。なかなかいい場所が見つからない様子

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    ▲前翅のねじれ具合が面白い。これは翅を前方に駆動している途中の動きと思う。翅の前縁部の根元に近い方は硬く、中ほどから先端に向かっては柔軟な動きをするため、こんな形にしなるのだろう。

    産卵場所を探す雌は飛翔撮影が撮りやすい。あの、高速度カメラで迫ることができたくらいだから・・・といってもあの時は相当時間をかけた。あれに比べれば、写真におさめるのはずいぶん楽なものだと思う。

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    ▲キイトトンボも産卵個体が多く見られた

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    ▲アオイトトンボは水上のずいぶん高いポイントに産卵していた。しゃがまなくとも、楽に真横から撮影できた。

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    ▲オオイトトンボも産卵中のものが多かった。

     

  • 庄内昆虫同好会 昆虫展

    庄内昆虫同好会 昆虫展
    期間平成25年9月5日(木)~9月16日(月)

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    ▲会場は酒田街なかキャンパス (さらに…)

  • ヤマトヒバリ

    家の庭にもいるけど、ここは何でも顔を出してくるお庭。ヤマトヒバリまでひょいひょい姿をみせてくれた。
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    ▲雌を見たことがあっただろうか。翅は透明で角度によってはないように見えてしまう。 (さらに…)