Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • 越冬中のウラギンシジミ

    今、鶴岡で越冬中のウラギンシジミを見ている、と知人から連絡が入った。それはすごい!ぜひしっかり記録していて下さいと伝えたのだが、あなたに撮ってほしいから連絡したのだと、そんなありがたいお言葉をいただいてしまったら・・・行かねばバチがあたります!

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    ▲だいたいその辺にいるよと教えてもらっても、まるでわからない。おそらく、その辺りをしょっちゅう通っていたとしても、自分は見つけることができなかっただろう。写真は、レフ板を当てて銀色に光っているけど、こんなはっきりしたものではなかった。

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    ▲発見の過程を聞けば、夜の散策中に灯りに照らされて・・・ということだったらしい。なるほど納得だが、現場に何度も足を運ぶなかでこその大発見だ。すばらしい!そして、教えてくださってありがとうございました!

  • ヤツデキジラミ

    冬に青々としたヤツデの葉を見ると、ひっくり返して葉裏の虫を探してしまう。いずれは鶴岡でもマエムキダマシことクロスジホソサジヨコバイが見られるんじゃないかと思うからだ。この日も空振りだったけど、別の虫、ちょっと特徴的なキジラミを見ることができた。

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    ▲ヤツデについているんだからヤツデキジラミか?と、まずはGoogleでワード検索してみたら、確かにそんな名前の虫の情報がたくさん引っかかってきた。画像を見ても、ヤツデキジラミに間違いなさそうだ。葉裏なのに虫のまわりはじっとり濡れている。この虫がヤツデの汁を吸いながら排泄したに違いない。 (さらに…)

  • ばんけ

    一昨日、立春のこと。近所で思いがけずフキノトウを見つけた。庄内で言うところの「ばんけ」。前日にNHKのニュースで「福岡ではもうフキノトウが・・・」ってニュースを見て、ウチらの辺りとは全然違うな!なんて言っていたのだけど、ウチらの辺りにも春は来ていた。

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    ▲2月4日 鶴岡市三瀬にて

    鶴岡でも海沿いはほとんど雪が消えている。海を離れるとまだまだ深い。

  • 田んぼのコハクチョウ


    ZOOM H6, RODE NT5 Pair(OMNI, Jecklin Disk type Stereo)
    2015年2月4日 鶴岡市

    住宅地に近い田んぼに群れるコハクチョウ。左手に工場があって、耳障りな物音が漏れてくる。こんな場所だが、コハクチョウには魅力的らしい。右手から別グループが飛んできて群れに加わる様子が聞き取れるだろう。

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  • Jecklinディスクを試作

    無指向性マイク2本を使っての集音に可能性を感じている。先日録音した波の音では、今まで感じたことのない太い低音に感激した。しかし、音がこもっているような、ウネっているような妙な感じがあって、ステレオ感に満足できなかった。2本のマイクを離しただけではダメとなれば、2本の間にセパレーターを入れればよいのか?・・・いよいよJecklinディスクを試す時がやってきたようだ。
    JecklinもSchneiderも海外から取り寄せることはできるはずだが、Wikipediaの情報などを見ては自作できるんじゃないかとずっと思っていた。とりあえず近くのホームセンターで考えられる部材を集めてみた。吸音材には前から目をつけていたカーステレオ用の商品に決めた。必要な量を1日で集めることができたからだ。

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  • エゾツユムシ


    ZOOM H6 (MS Stereo) 2014年7月23日 鶴岡市

    7月後半、夜の草地で聞かれるエゾツユムシの合唱。2つのメロディーを持ち、時々切り替えるので、まるで2種類の虫が鳴いているかのように聞こえる。

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  • コハクチョウの寝ぐらにて2


    ZOOM H6, RODE NT5 Pair(ORTF Stereo) 1月25日 鶴岡市

    大山下池での録音。白鳥たちの帰還に先回りして、寝ぐら近くの岸辺にマイクをセットして待機した。戻りのピークは17時半頃。真っ暗になってから帰ってくる群れが多かった。

    もっとも近づいた時でも20mくらいで距離は離れている。ガンマイクやパラボラでなくとも、これほど集音能力があるとは意外だった。耳で聞くよりずっとクリアに聞こえる。

  • 波の音2


    ZOOM H6, RODE NT5 Pair(ORTF Stereo) 1月25日 鶴岡市湯野浜

    マイクは再び単一指向性に替えORTF方式に戻した。前回はぼんやりした波音だったが今回はいくらかマシに録れたと思う。波打ち際までは約20M。

    ところで、今あらためて前回の波音を聞いてみると、そんなに悪くないと感じた。低域が太く力強くて耳に心地よい。これがA-B方式の、あるいは無指向性マイクのよさなのだろうか。ただし、左右に妙なうねりのようなものが感じられる。マイクのセットの仕方に問題があるのかもしれない。2Mはやっぱり離しすぎ?
    一方のORTF方式、音の定位感が明らかによい。波の砕ける感じが目に見えるようだ。他のステレオ方式より低域が失われがちというけれど、それほどでもないか。ちなみに前回も今回もハイパスフィルターは使っていない。

  • 波の音


    ZOOM H6, RODE NT5 Pair(A-B Stereo,omni 2m) 1月24日 鶴岡市由良

    お昼近くは春を感じるおだやかな天気。波はやや高くサーフィンを楽しむ人が10人ほどいた。マイクは無指向性カプセルに替え左右2mほど距離を置いた。

  • コハクチョウの寝ぐらにて


    ZOOM H6, RODE NT5 Pair(ORTF Stereo) 1月16日 鶴岡市

    マガモが出て行くと池は静けさを取り戻しコハクチョウとヒシクイの声だけがあやしく響く。そこに突然、空港から離陸した旅客機が現れてハクチョウたちは大騒ぎ・・・

  • マガモの羽音2


    ZOOM H6, RODE NT5 Pair(ORTF Stereo) 1月16日 鶴岡市

    夕闇が深まりマガモたちは池から出かけていく。夜空にようやくマガモのシルエットを確認できる暗さ。羽音の移動だけがはっきりと聞こえている。右手が下池、左手が庄内平野方向。

  • ヒシクイとコハクチョウ


    ZOOM H6, RODE NT5 Pair(ORTF Stereo) 1月16日 鶴岡市

    17時すぎ、ねぐらに帰るヒシクイやコハクチョウにマイクを向けた。左手が下池・高館山、右手が庄内平野方向。

  • 田んぼのコハクチョウ


    ZOOM H6, RODE NT5 Pair(ORTF Stereo) 1月15日 酒田市

    雪はだいぶとけて、コハクチョウたちは田んぼで熱心に餌探し。黙々と口を動かしているため肝心の声は少なかった。

  • 年越ヒメカマキリ

    新年、明けましておめでとうございます。今年もまた新しい発見を、新しい体験を求めて 、日々過ごしていきます。今年の目標は「中途半端でやめない!」です・・・
    どうぞよろしく

    今年最初の一枚として、飼育中のヒメカマキリ(雌)を撮影した。このヒメカマキリは、11月半ば、たぶん赤川の河口近くで私の車の中に偶然もぐりこんできた一匹。晩秋になってよく見るようになるヒメカマキリだが、雪が降ればさすがに生きられないはず。これも縁だ死ぬまで付き合ってやろうと暖かい部屋で時々ミールワームを与えていたが、ついに年を越してしまった。
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    ▲ちょっと弱ってきた感じもするが、触角を細かく震わせ敏感に反応する。 (さらに…)

  • マガモの羽音


    ZOOM H6 XYマイク & Telinga DAT Stereo 12月28日鶴岡市

    日没後の大山下池。辺りはすっかり暗くなり、コハクチョウがねぐらに帰ってくると、入れ替わるように、マガモたちが夜の闇に向かって次々に出かけていく。

  • 大黒様の「お歳夜」

    庄内じゃみな12月9日の晩にハタハタをいただく。大黒様のお歳夜という年中行事だ。大黒様の年越し、ということらしい。もしや・・・と思って調べてみたが、どうやら庄内だけの行事のようだ。
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    ▲はたはたの田楽は子孫繁栄。焼き豆腐、黒豆なます、納豆汁・・・の豆づくしはまめに働けるようにとの願いからだ。この甘いはたはたの田楽はちょっと苦手。はたはたは湯あげ(湯引き?)やしょうゆ漬けを焼いたのがうまい。

  • 最近気づいたこと〜国交省の航空写真〜

    国土交通省の航空写真画像情報所在検索・案内システム
    「航空写真」をキーワードに検索すると筆頭に表示されるので、すでに有名なサイトだと思う。最近その存在を知り、書かずにはいられないほどに感激した。検索システムが今年初めに新しくなったようで、とても見やすくなっている。自分ちょっとハマってしまった。ちなみにMac環境でこのシステム、Safariではうまく動かない。FirefoxではOKだ。(のちOKになりました)

    自分の生まれ育った土地、現在住んでいる土地、かつて住んだことのある土地・・・
    このサイトで得られる古い航空写真は、見る人それぞれの、とてもプライベートな部分を刺戟するはずだ。自分も記憶の奥に眠っていた様々な事柄が蘇った。普段自分が追い求めているものとはまた別の「写真の力」を体験して、心から感動した。

    検索サイトの利用規約を見ると、ダウンロードした画像は出典を記載したうえで自由に使えるとある。実に素晴らしい提案だ。画像に残された様々な情報を多くの人と共有し、後世に残す・・・とても意義深いことに思う。
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    ▲1965年。山形市東部。画面右下に私の実家がある。ここに写っている田んぼは、現在ではおそらくすべて住宅地になってしまった。国交省 航空写真画像情報所在検索・案内システムより 画像はかなり軟調だったのでコントラストを上げている。

  • 雪の鶴岡

    この冬はじめての本格的な降雪。このところ降っても雨やあられだったが、昼前からはっきりと雪になった。

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    ▲ひととおり雪対策をすませてカメラを持った頃には16時。またしても消雪用井戸ポンプが動かなくなって復帰に手こずった。あたりはすっかり夜のように暗くなってしまった。 (さらに…)

  • 松の勧進


    ZOOM H6 MSマイク

    12月3日鶴岡市内での録音。冷たい風が吹き荒れ、時折あられも降り、録音機もずぶ濡れになった。

    毎年冬の庄内で聞かれる法螺貝の音。羽黒山の山伏が法螺貝を吹きながら家々をまわってお札を配って歩く「松の勧進」という伝統行事。

  • おつかいありさん

    アミメアリの動画を見ていて、「あの童謡」に歌われているのはこのアリじゃないかと思った。自分の記憶だと「ありさんとありさんがごっつんこ」「あっちいってちょんちょん、こっちいってちょん」な歌詞のあの童謡・・・

    恥ずかしいことに歌のタイトルも知らなかった(あるい記憶から消えてしまった?)ので、調べてみるとWikiに詳しい情報があった。タイトルは「おつかいありさん」、NHKラジオの歌番組で生まれたものらしい(Wikipedia「おつかいありさん」より)。

    おつかいありさんの歌詞は、さすがに誰もが知っている童謡、ネット検索ですぐに調べられた。自分の記憶しているものと微妙に違っていたがそんなことより、シンプルで素晴らしい詩にあらためて感激した。(J-Lyric.netというサイトのものを紹介しようと思ったが、そこにコピー禁止とあったので控えよう)
    正直に言うと、これまでこの歌は、ただほのぼのとした童謡としか捉えていなかった。関根榮一さんの詩には、しっかりと正確にアリの動きがとらえられている。自分は撮った動画を確認するまで、こんなにぶつかりあっているとは気がつかなかった。