鶴岡の桜は4月に入ってまもなく咲き始めましたが、寒の戻りで寒い日が続き、ようやく狙っていた桜とミツバチの動画が撮れました。いつもの虫の眼レンズ&6倍スロー動画で。
撮影:180fps 再生:30fps 時間を6倍にのばしています。
鶴岡の桜は4月に入ってまもなく咲き始めましたが、寒の戻りで寒い日が続き、ようやく狙っていた桜とミツバチの動画が撮れました。いつもの虫の眼レンズ&6倍スロー動画で。
撮影:180fps 再生:30fps 時間を6倍にのばしています。
晴れても寒い日が続きます。今日も最高気温は10℃以下。我が家の庭のフキノトウはまだ花が残っていて少しだけ撮れました。
今日も気温は12℃までしか上がりませんでした。ナノハナやサクラを見て回ってもハチ一匹とまっていません。でも、地表のオオイヌノフグリはいつもと違って、晴れているときは閑古鳥が鳴いていましたが今日はいくらか虫が見られました。特にルリシジミは多かったです。
今日も虫の眼レンズで写真を撮りました。シャッターをもう少し落として背景を明るくすべきでした。必要以上に曇天感が強まって日没後みたいになってしまいました。
ナノハナが咲き初めて、春のチョウたちも増えてきました。
0:00 キタテハ 60fps / 3358fps
0:35 モンシロチョウ 60fps / 2142fps
1:45 ルリシジミ 60fps / 2142fps
今年の自作虫の眼レンズは、少なくとも動画に関しては成功したと思います。ミツバチにこのスケール感をつけることができた事に大満足!
撮影:180fps 再生:60fps 時間を3倍にのばしています。
花いっぱいの季節になってきましたが、ミツバチに人気の花はやっぱりツバキ。ほかの植物と比べて蜜も花粉もたっぷりです。花の前でホバリングしながら花粉団子をまとめる時間も長く、虫の眼レンズでも撮りやすいです。時々レンズにハチがぶつかるほど近づいています。
動画については、概ね満足していますが、写真の写りはどうも今ひとつ。解像度は昨年までの虫の眼がやっぱりよかったかな。
撮影:2142fpsまたは3358fps 再生:30fps
フキノトウに吸蜜にやってきたビロードツリアブ。危険が迫ったときに即逃げられるようになのか、吸蜜中も羽ばたきをとめません。
Chronos 2.1 DNGファイルをAdobe Camera Rawでスーパー解像度適用。Chronos2.1 スロー映像集
ミツバチはフキノトウに訪花するものはフキノトウにばかりに、ヒメオドリコソウに訪花するものはヒメオドリコソウばかりに訪れます。ヒメオドリコソウにはケアリが付いていることが多く、花に顔を突っ込んだミツバチが、時々アリに噛まれ慌てて飛び去って行きます。
撮影:180fps 通常速度〜3倍スロー再生
今年の自作虫の眼レンズはちょっと違います!フキノトウで蜜&花粉集めのミツバチを虫の眼レンズで
背景も広く小さな虫もでっかく写したいなら、口径のうんと小さなワイドレンズが必要です。1/4センサーのボードカメラ用レンズを探し昨年はインタニヤRP-L165に行き着きましたが、勢いそのまま、気になったもう一本のレンズの方も試してみればよかったかも、です。一年遅れとなりましたが、なかなかいい虫の眼レンズができました!
試し撮りのつもりで現場に持ち出したら、すごくハチが撮りやすく、写りもなかなかで、ちょっと興奮しました。
でも、せっかくの青空にゴミがいくつも見えて残念!センサーにはゴミはなさそうだし、レンズ内部のゴミを拾っているのだとすると厄介だなあ。。。
ミツバチが、ホバリングしながら花粉をまとめていく様子を撮影していると、時々、口から蜜らしき液体を出し前脚に取って後脚に送る様子を確認できます。花粉団子を固めるためのつなぎに使うのでしょう。
ハイスピードカメラで撮影するようになって、初めて気がつきました。ハチが小さいので、肉眼ではよく見えないという事もあります。
Chronos 2.1 DNGファイルをAdobe Camera Rawでスーパー解像度適用 1024×576pixを2048×1152pixにアップスケール。
今年新たに組んだ虫の眼レンズで撮影したミツバチです。
拡大系は昔のZuiko Macro 20mm F3.5(RMSマウント)で、フロントのボードレンズはインタニヤのRP-L195。この2つで全てで、とってもシンプルな構成です。
画質は昨年までのRP-L165と顕微鏡対物レンズと比べると解像感がイマイチで現像時に目一杯にシャープをかけて精細感を出していますが、そもそも1/4インチセンサー用の8メガピクセルレンズです。しかもどうやら1/4インチセンサーで円周魚眼で撮影できるよう設計されたレンズ。その空中像を超マクロレンズでM43まで拡大して得られた画像ですから、解像度はどう頑張ってもこんなものにしかならないでしょう。むしろ、これだけの画像が得られるのは奇跡的とも思います。
昨日は晴れても気温は10℃に届かず、ミツバチの羽音もほとんど聞かずに終わりましたが、今日は暖かくなりました。ウメもようやくほころび始め、フキノトウに虫が来るようになりました。
フキの雄花は花粉がすごくて、訪花したハチやアブは全身花粉だらけになります。ミツバチは、花の前でホバリングしながら、やや時間をかけて体中についた花粉を後脚の花粉団子にまとめます。高速度カメラで撮影するチャンスです。
しかし、今日は運の悪いことに、撮影をはじめてすぐに大容量モバイルバッテリーにトラブル発生。Chronosを長時間使うための必須アイテムなのですが、保護回路が働いてうんともすんとも言わなくなりました。チャンスはあるのに残念無念。
仕方がないので一時間も使えない本体に内蔵するバッテリー2個で、可能な限りの撮影に切換えました。普通の撮影なら、それだけバッテリーが使えれば十分そうですが、一度撮影して記録に10分や20分かかってしまうハイスピードカメラの撮影では厳しい・・・苦行のような撮影の連続ですが、期待以上の結果が出ることも多いので、ガマンガマン。なんとかギリギリ最低これだけは撮りたいと思っていたカットが撮れました。
今日も、Adobeの「スーパー解像度」でアップスケール。1024×576pixelのファイルを、2048☓1152pixelのJPEGファイルに書き出し(サムネイルになっているカットの場合約3,400枚)、QuickTimeの「イメージシーケンスを開く」で動画化します。
フルHD超えのサイズで3358fpsのスーパースロー動画!今回の動画では、途中、再生レート15fpsも試してみました。動きはスムーズではありませんが、約225倍のスロー効果です。
今日、新たに気づいたのは、前翅つけねの関節部分は頑丈に発達しているように見えるのに対し、後翅のつけねは何もないように見えること、でした。
何度かTopazのアップスケールソフトを買いそうになりました。Chronosの弱点である解像度の低さを補えるかと思ったためです。2000fpsや3000fpsあたりが昆虫の高速度撮影に面白いところなのですが、4Kや8Kが好まれる時代に、ちょっと寂しい解像度ですから。でも、Topazのソフトを最後の最後に思いとどまってしまうのは、処理に極端に時間がかかるためです。Video Enhance AIそしてGigapixel AIの一ヶ月試用でわかったのは、1分ほどの動画の処理に10時間以上使ってしまう(設定によっては24時間以上)ことです。ちょっと実用的じゃありません。私の使っているMACのGPUとの相性が悪いためらしいのですが。
そうこうしているうちに、最近、AdobeのCamera Raw に新機能「スーパー解像度」が追加されました。AdobeもついにAIを駆使したアップスケールを導入したようです。近く、LightroomやLightroom Classicにも追加されるそうで、個人的にとても嬉しいニュースです。
先日のクロバエのDNG素材を使って、1024×640pixのオリジナル素材とスーパー解像度で2048×1280pixにアップスケールした素材の比較動画を作ってみました。2048×1280pixとFHDより大きくなりましたので、思い切って4Kで編集です。
これまた微妙な結果・・・並べて比較してみても、期待したほどの効果は感じられません。でも後半の思いっきり部分拡大した所では確かに効果ありと感じます。これでも恐らくTopazのソフトと同じくらい効果あります。そしてAdobeの処理の方が比較にならないくらい早い!しばらくTopazのことは忘れていいかな、と思いました。
編集ソフトはいつものFinalcut Pro。以前からそう感じていましたが、このソフトがもうすでにアップスケールをうまく処理してくれているのかも知れません。あまり効果を感じないのは、実はこのためかも
「スーパー解像度」が本来の写真での効果はどうなのか、そっちのほうも気になります。マイクロフォーサーズで撮影したものを見開きで大きく使いたいという時など、バイキュービック法によるアップスケールよりうまくやってくれそうです。
暖かい陽射しに、どこで越冬していたか大きなクロバエが庭に何匹も現れました。匂いの強いキャットフードを置いたら早速やってきて、高速度カメラの前でナイスなアクションを見せてくれました。チャンスは一度だけでしたが…
ハエの飛翔は優雅で安定感があって、とにかく美しい。この浮遊感を一度体験してみたいものです。
カメラ:Chronos 2.1
レンズ:マイクロNikkor 105mm F2.8
撮影:3028fps@1024×640pix
再生:24fps
とても暖かく庭に虫たちがたくさん見られた日でした。このところよく撮影しているサザンカにも、ツバキにも、近所で切ってきたネコヤナギにも、ミツバチがやってきました。けれど、どれもニホンミツバチ。セイヨウミツバチは一度も視界にすら入ってきません。3月5日は曇ってもしばらくセイヨウミツバチがサザンカにたくさん来ていたのですが、何が違うのかとても不思議に思いました。
今回、一番のスローは、3028fps撮影24fps再生の映像です。時間を125倍にのばしたものです。これだけのスローでもハチの翅の動きはまだ速く、じっくり観察できるレベルではありません。クロバエも同じレートですので、ミツバチの方がはばたき振動数が多いことは明らかです。以前も撮影していますがよく比較していませんでした。
ニホンミツバチの秒3000コマの動画をチェックすると、わずか10コマで一回のはばたきが完了していることがわかりました。つまり、一秒間に300回のはばたきを行っているということです。これはツバキの花の前でホバリングしているときのものですから、花と巣を往復するときの飛行時のはばたき数は更に多くなるはずです。
この日はニホンミツバチだけでなくセイヨウミツバチも多く吸蜜にやってきました。
カメラ:Chronos 2.1
レンズ:マイクロNikkor 105mm F2.8
撮影:2142fps@1280×720pix
再生:59.94fps 一部24fps相当に
我が家の庭先で上下に跳ねるように飛び、蚊柱を作っていたのは、ユスリカではありませんでした。スロー動画で見ると、翅の動きはユスリカと違いゆったりとしたもので、長い脚を大きく広げています。ガガンボ科、あるいはガガンボ科に近縁の昆虫でしょう。
解像度が悪く、よく見えませんが、高く上げているのは前脚と思います。中脚では翅の動きに干渉してしまいそうですし。
上昇するときは頭を上にしっかり羽ばたき、その途中で前傾姿勢になり羽ばたきを抑えると下降に移ります。そして途中でまたクルッと上向きになり上昇を始める・・・その繰り返しで、スロー映像で見ればなるほどこうなっているかと納得しますが、再度、実際のスピードの動きを見ると、この一瞬にこれだけ色々な動きがあるとは、ちょっと信じられない思いがします。
庭のサザンカにニホンミツバチが吸蜜にやってきました。秋にセイダカアワダチソウで撮影してから、実に4ヶ月に見るミツバチ。長かった冬に、ようやく終わりが見えてきました。
Chronos 2.1
EF180mm F3.5Lマクロ
撮影は2142fps@1280×720pixまたは1000fps@1920×1080pixですが編集でかなりトリミングしています。
雌がやってくるともう大混乱です。雄が何匹も飛びついてくるので、ぼやぼやしていると雌は身動きが取れなくなります。時には窒息死してしまう事もあり産卵も命がけです。
ちなみに冒頭右手から飛び込んでくる雌は、決して私が手で投げ込んだわけじゃありません。そんな動きを見せたらカエルたちは泥に潜ってしまうでしょう。石のようになって撮影しています。
Panasonic DMC-GH5S
M.ZUIKO DIGITAL 12-50mmF3.5-6.3
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO&1.4倍テレコン
DMW-XLR1
Sennheiser MKH8060 または SONY ECM-MS2
GH5SのVFRスローで撮影したアカガエル。クラシックの名曲に合わせて編集してみました。
Panasonic GH5S
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
撮影:180fps
再生:24fps
Les Toreadors from Carmen (by bizet)
Youtubeオーディオライブラリーで使えるクラシックに、こんな上質なコンテンツがあるとは感激です!
たった2分間なのに、なんとリッチな楽曲でしょう。