最上川の河川敷で撮影したジャコウアゲハです。GH5のVFRスロー(180fps)で撮影しました。冒頭と最後の音声ありは4K60Pでの撮影です。
レンズはKOWA LM12XC。かなり絞っていますが、私の自作虫の眼レンズより、やっぱり画質良しです。Cマウントのレンズですがマイクロフォーサーズセンサー対応で、GH5に装着するために、特殊なマウント変換リングを入手しました。
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【VFRスロー】ジャコウアゲハ【Panasonic GH5】
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【Slow Motion】アメンボが飛ぶ【Chronos 2.1 Highspeed】
ヒメアメンボの飛び立ちを高速度カメラChronos2.1で撮影。
撮影: 2142fps, 3358fps 再生:30fpsヒメアメンボよく飛びます。水上の葉っぱの上からだけでなく、水面からも直接飛び立つ事ができます。もっとも、これは室内で強いライトをあてた撮影でのことで、野外ではなかなか観察できないと思います。よく見る飛ぶアメンボの姿といえば、水面と間違えてか車のフロントガラスにあたってくることがありますね。これもヒメアメンボが多いです。
アメンボもカメムシの仲間ですから、前翅と後翅を連結させ一枚の翅のように使って飛びます。何度か撮影していると、最初から連結できるときがほとんどですが、今回、何度か最初連結してなく、数回羽ばたく中でつながる様子が写りました。外れていても、割と安定して飛び立つようですが、最後の映像では連結に失敗して落下します。
もちろん肉眼では決して見ることのできない、スーパースローの世界です。Chronos2.1 スロー映像集
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Chronos 2.1 スロー映像集
YouTubeにChronos 2.1で撮影した動画だけをまとめた再生リストを作っています。
【 Chronos 2.1 】スローモーションの世界【 Slow Motion 】
新しい順に並んでいて次々自動再生されます。Kron Technologies 社製Chronos 2.1はFHDで1000fps撮影が可能なハイスピードカメラです。グローバルシャッターを採用して高速動体歪みの心配もなし!
このカメラを手にしてから新しい発見の連続です。
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【Slow Motion】ウスバシロチョウの飛翔【Chronos 2.1 Highspeed】
ウスバシロチョウの飛翔を高速度カメラChronos2.1で撮影。
撮影:1000fps 再生:30fps今年はじめて鶴岡でウスバシロチョウを見ました。場所によっては、すでにたくさん飛び交っています。この週末にかけて一気に数が増えていくことでしょう。
ウスバシロチョウは特にゆったりと飛ぶチョウで、数秒に渡って滑空する姿は、肉眼でもよく見えます。でも、その様子を写真や動画に撮ろうとするとまるでうまくいかず、いつも自分の運動神経のなさにイヤになっていますが、クロノスを使って、ようやく「こういうのを撮りたかった」という絵が撮れました。それも数時間の撮影で!
カギはファインダーや液晶を見ないで、ドットサイト照準器を使うこと。使用レンズは105mmマクロで、フォーカスはマニュアルで置きピンですが、ノーファインダーでこんな絵が撮れました。
・・・なーんて、偉そうに書いちゃいましたが、今回はじめて確認できたばかりです。数多く失敗を重ねますが、これは修行しがいがあります。ちなみに映像は結構トリミングしています(冒頭とラスト、中頃の滑空シーンはノートリ)。
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【Slow Motion】ツマグロオオヨコバイの排泄【Chronos 2.1 Highspeed】
数秒に一回、排泄物(おしっこ)を出すツマグロオオヨコバイ。ハイスピードカメラChronos 2.1 で撮影すると、腹端の突起を使って、スナップを効かせるように、丸い排泄物の粒を弾き飛ばしている様子が見えてきました。 -
【Slow Motion】カゲロウの一種【Chronos 2.1 Highspeed】
カゲロウの飛翔を高速度カメラChronos2.1で撮影。
撮影:2142fps 再生:60fps (35.7×スロー)
大きな前翅と小さな後翅が一体型になっているような、なっていないような。他の昆虫にはない何か独特な翅の動きがあるように感じます。最後にハプニング。たまたま近くを通りかかったハチに接近して、衝突してしまう様子が撮れました。
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【Slow Motion】ツマグロオオヨコバイ飛ぶ【Chronos 2.1 Highspeed】
ツマグロオオヨコバイの飛び立ちを高速度カメラChronos2.1で撮影。
撮影:3358fps 再生:30fps ヤツデの前に陣取ってツマグロオオヨコバイの飛翔撮影にトライ。この日は動きが活発で、時々葉表に出てきて自然に飛び立つ様子を狙うことができました。でも、薄暗かったのでゲインアップしたため画像がノイジーだったり、飛び立つまでにあまり間がなかったのでフレームするのがやっとだったりで、あまりうまく撮れませんでした。自分にもとても身近な昆虫ですから、さらに追求していきたいです。
ちょっとの距離を移動するときは、ジャンプしても脚はひらいたまま着地にそなえ、遠くに移動するときは脚を縮める飛行姿勢を取るのが見えます。この飛行姿勢がなかなか美しいのですが、撮影は難しそう。でも、うまくヨコバイの習性を利用すれば撮影できるかも?
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【Slow Motion】ベニシジミ2【Chronos 2.1 Highspeed】
ベニシジミの春型が最盛期で赤川の土手にはたくさん飛び交っています。 しばらく観察していると、おぼろげながらいくつかベニシジミの飛ぶ道が見えてきました。 特に多かったのが映像のタンポポ周辺で、お気づきでしょうか、ずっと同じ花が写っています。
三脚にハイスピードカメラ Chronos 2.1をセットしてチャンスを待ちました。
撮影2142fps/再生60fps(35.7×スロー) 前回、66倍スローがちょうどいいと書きましたが、やっぱりケースバイケースです。今回は35.7倍スローで編集しました。肉眼で見ていても、花の近くを通り過ぎる時ぐっと速度を落とし足踏みするような動きになるのがわかります。スローモーション映像ですと、それは相当ゆっくりな動きになってしまい、なんかテンポが悪くなってしまいそうだったので、レートを落としました。
また、今日のベニシジミの飛翔は、前回より羽ばたきをとめて惰性で飛んでいる瞬間が多いように感じました。今日の方が風が少なかったのですが、それも関係しているかも知れません。
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【Slow Motion】ベニシジミ【Chronos 2.1 Highspeed】
ハイスピードカメラ Chronos 2.1で撮影。
植物を見ると春は着実に進んでいるのですが、なかなか虫が見えず焦ってしまう今年の春です。極々普通種のベニシジミさえ撮影のチャンスを逃し続けて悶々としておりましたが、この日は久しぶりによく晴れました。一気にまとまった数のベニシジミを見ることができて、クロノスでのスーパースロー動画もまずまずの絵が撮れたと思います。人それぞれ感覚の違いがあるところですが、私の場合は、ルリシジミもベニシジミも30fps/2000fpsの66倍付近のスローモーションがちょうどよい速度に感じます。最近、編集で速度を調整していて改めてそう思いました。
でも、これは小さなシジミチョウでのこと。同じチョウでも大きさが変わると、適当なスロー速度も変わってきます。シジミチョウではちょうどよかった66倍スローも、シロチョウやタテハチョウでは過度なスロー感が出てきて、アゲハやマダラチョウのような大型のチョウでは更に耐えられないスロー動画になってしまうでしょう。
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【Slow Motion】スジグロシロチョウ&ベニシジミ【Chronos 2.1 Highspeed】
ハイスピードカメラ Chronos 2.1でチョウの飛翔を撮影しました。
0:00 スジグロシロチョウ 撮影2142fps/再生60fps(35.7×スロー)
0:44 ベニシジミ 撮影2142fps/再生30fps(71.4×スロー)
1:04 ベニシジミ 撮影3358fps/再生30fps(約112×スロー)チョウの飛翔は、我々の眼には速すぎて、肉眼では羽ばたきの様子もまるでわかりません。普通のカメラでは一秒間に30または60フレーム撮影するところを、一秒間に1000フレーム以上撮影できるハイスピードカメラを使うことで、時間を数10倍にのばしたスローモーション動画でチョウの飛翔を観察できます。
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【Slow Motion】モモブトカミキリモドキ【Chronos 2.1 Highspeed】
撮影:3358fps 再生:60fps タンポポに多く見られる1cmほどの小さな甲虫。花の蜜や花粉を食べて暮らしています。雄は後脚のももが太いのが特徴で、花から花へと移動しては雌との出会いを探しています。幼虫は朽木や枯れススキで育つそうで、確かにススキ原の近くでよく見ます。
よく飛ぶのでハイスピードカメラでの撮影が楽しい虫です。飛翔時は必ず6本の脚を広げバンザイの姿勢を取りますが、脚を広げないとうまく飛べないのかも知れません。翅の羽ばたきのためか、中脚と後脚の間を特に大きく広げています。
飛び立ちの様子を見ると、まず羽ばたきを始め、次に中脚を上げ、最後に前脚を高く広げます。いくつか飛び立ちのシーンを撮ってみましたが、ほぼ例外なく、そうでした。前脚は離陸姿勢を保つため最後まで残すのでしょう。
着地の様子をとらえようと、着地ポイントに当たりをつけて待ってみるのですが、がくのあたりにようやく引っかかったり、手前の草間に落っこちたりで、期待するような軟着陸が撮れません。着地はあまり上手でないようです。カメラを向けるこっちもヘボですが。
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【VFR144fps】花粉を食べるヒラタアブ【Panasonic GH5】
タンポポの花粉をパクパク食べるヒラタアブ(ツヤヒラタアブ)。通常スピードでは見えにくい動きですが、6倍程度のスロー動画で生々しいほどにパクパク感を観察できます。
0:00 再生60fps/撮影144fps
0:08 再生24fps/撮影144fps
0:32 再生15fps/撮影144fps
0:48 再生60fps/撮影144fps
1:19 再生60fps/撮影60fps144fpsで撮影しているのは、GH5のEXテレコン(2.7倍!)を使いたいためです。これが手軽に深度の深い超マクロ撮影ができる秘密、だったりして・・・。
更に編集でトリミングして口吻のドアップ映像にしています。ハナアブやヒラタアブは、ハエの仲間に分類されます。今更ですが今回調べて知りました。口の動きが全く同じですし納得。
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【Slow Motion】ルリシジミ【Chronos 2.1 Highspeed】
撮影:2142fps 再生:60fps
林縁にて、ルリシジミが10匹ほど、湿った地面に降りて給水していました。適当にフレーミングして待っていると、新たに加わろうする一匹が画面の中をいい感じに飛んでくれました。秒2000コマともなると、翅が柔らかくしなる様子が見えたり、惰性で空中を漂っている時間が結構長いと再確認できたり・・・この肉眼では気がつかないことが見えてくる感覚、楽しいです。
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【虫の眼写真】ミチノクエンゴサク
午後になってフィールドを回ってきました。なかなかいい出会いがなく空振りに終わりそうと思った頃、ミチノクエンゴサクの群落で少し撮影できました。
15時過ぎでも気温が高いままで、ハチやアブが活発に飛び交い蜜を吸う姿が見られました。いい季節になってきました!
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【虫の眼写真】ガガンボの産卵
耳をすますと田起こしのトラクターの音が聞こえます。苗代づくりも始まりました。今年は連休前に田植えが始まりそうです。
田起こし前の田んぼをのぞいてみると、湿った泥にガガンボが産卵中でした。
▲まるで杭打ちのような動き。高く身体を浮き上がらせて・・・
▲トントンと尖った腹端で泥を突いて産卵に適したところを探ります。
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【虫の眼レンズ】ガガンボの産卵【GH5S VFRスロー】
撮影:180fps 再生:60fps 時間を3倍にのばしています(一部、再生24fpsの7.5倍スロー)。
これまでずっと思い違いしていました。ちょんちょんと腹端を打ちつけるごとに産卵しているのではなく、これは恐らく泥の状態を確かめている行動で、いい場所を見つけると産卵に移ります。丁寧な仕事してました。。。産卵が終わって泥から腹端を抜くとすぐ次の卵を腹端にセットするのを確認できます。
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【虫の眼写真】桜とミツバチ
私の虫の眼レンズは市販品でありません。1/4㌅センサー用ボードレンズの空中像を超マクロレンズで拡大する自作のシステムです。
撮影は、被写体をレンズ先端から数センチの位置に置いての基本ノーファインダー撮影。動きの素早いハチの撮影は、マクロでも望遠でもフレームに入れるだけで大変だったりしますが、虫の眼レンズだとむしろすごく楽に撮影できます。ストロボを至近距離から発光させるので、明るく虫を浮き上がらせ、動きをとめることができます。
ただし、極端に近づかないと虫を大写しできないので、レンズで影を作ってしまったり、虫が驚いて逃げたり、それなりに難しさがあります。そして何度も繰り返しますが画質は今ひとつ。
WEBでこのサイズで見るのがベスト、という程度で大伸ばしにはどうかな。。。 -
【Slow Motion】キアゲハ【Chronos 2.1 Highspeed】
0:00 撮影:2142fps 再生:30fps
1:00 撮影:2142fps 再生:60fpこの日は赤川の土手でテリトリーを張るキアゲハを何匹か見ました。いくらか撮影できたので、気温があがる翌日はもっと更に色々撮れると期待したのですが、なんと一匹も見ることがありませんでした。チャンスは短いものだし、そうそう期待通りには動いてくれません。撮れる時に撮らないと!ですね。