コナラの幹に産みつけられたクリオオアブラムシの卵。よく見ると黒光りする卵の中に異質な部分が・・・ 孵化直後の幼虫が混じっていました もう既に枝先に向かって分散が始まっています。 そこに早速アリが 小さな幼虫もお尻から甘露を出してアリを誘います
以上、山形市にて 山形に寄ったのは、仙台からの戻り途中に、念のためナナホシテントウをチェックしたためです。短い時間なこともあり、結局一匹も見つかりませんでした。馬見ヶ崎川の河川敷です。 ちなみに山形市では中学〜高校の頃にかなり熱心にチョウを撮影して回りました。そのとき、早春にナナホシテントウを全く見た記憶がありません。 ナナホシテントウを見るのは、いつもずっと春が進んでからでした。場所はまちまちです。これは今の鶴岡でも同じです。
芽吹きの始まったノイバラにオビカレハの幼虫の集団がありました。 糸で巣を作って集団生活します。休む時は巣の中に潜り込みますが、中はどういうわけか糞だらけです。
外で糞をすると天敵に見つかりやすいから、とか? 宮城県川崎町にて
本日はナナホシテントウを求めて、また宮城に来てしまいました。広瀬川の河川敷にたくさんいてくれてホッと一安心。
高館山のカタクリはすでに見頃を迎えています。気温の高い状態が続いたおかげで、山の春も急速に進んでいます。
ちょっと期待しましたがギフチョウとの出会いはありませんでした。
例年だとフキノトウの花の季節がしばらくあるものですが、今年は駆け足気味に進んでいます。
前に春にナナホシテントウを見た場所を念のため見て回りましたが、やっぱり一匹も見つかりませんでした。ナナホシテントウは雪国では越冬できないのでは、というのが私の持論です。鶴岡で早春から見たのは、この10年でまだ5回もないと思います。
ギシギシには小さなコガタルリハムシがいっぱい。あちこちで小さな争いが起こっています。大河原町にて
結局、私の虫の眼レンズは最初にオウレンの花を撮った頃に戻りました。周辺減光がひどく、なんとかしようとテレコンを入れたり拡大系の倍率を調整したり色々試しておりましたが、結局は最初のセッティングがもっとも画質がよかったのです。 その過程で、Lightroomでのビネット補正が素晴らしい事に気づき、周辺減光の問題はソフト処理で行くことにしました。今度こそ、私の2018Ver.虫の眼レンズの完成です。 ちなみに、Lightroomでは毎度強めのアンシャープマスクを適用しています。適用量は100、半径2.6、ほかはデフォルトのままです。
ナナホシテントウを求めて再び宮城県に向かいましたが、先日の賑わいはどこに行ったのか、一匹も見つからず、完全に空振りに終わりました。困ったなあ。。。 途中、虫の眼レンズでの撮影をしながら手応えを感じて喜びつつ、肝心の目的がままならず不安も募りました。
以下、芽吹きと開花の始まったばかりのヤナギに来ていた虫たち。宮城県川崎町にて
越冬明けのキタテハ。2018Ver.虫の眼レンズでは初のチョウの撮影です。 結構敏感でなかなか近づけさせてくれませんが、数が多いので、中には近づいても大丈夫なものもいました。 宮城県川崎町、大河原町にて
鶴岡のキクザキイチゲ。早い場所では見頃を迎えています。
鶴岡のオオイヌノフグリはまだ見頃は先。でも、同じ東北でも太平洋側に出れば、もう最盛期を迎えているようです。
アリは花に蜜をもらい、花はアリに花粉を運んでもらいます
宮城県川崎町〜村田町で春を探しました。
以上、全てGoProHero3から取り出したレンズを使った自作虫の眼システムで撮影しています。カメラはGH4またはGH5
RICOHのGX200というカメラが大のお気に入りでした。 センサーサイズは1/1.7インチ。35mm換算24mmレンズの画角で1cmまで寄れるワイドマクロ。そしてストロボはマニュアル発光できて、光量も細かく調整可能、レンズシャッターだからストロボは全速同調。ワイドの昆虫写真は全部このタイプのコンデジで決まり!と思ったものの、その後10年近く、替わりになるカメラに出会えないままです。GX200はあちこちガタが来て困っていました。次に惚れ込んだのがSONYのRX100Ⅳですが、なぜストロボはオートだけなのか!せっかくタイムラグが少ないのに、とっても残念なカメラです。
ところが、今日、気づきました。研究中の虫の眼レンズの作る画像が、ずっと求めてきたGX200の画像によく似ていることに。GH4もGH5も、全速同調ではありませんが、外部ストロボなら1/400秒までミラー切れなしに使えます。もうこれでいいかも♪
今日は庭のツバキに今年はじめてニホンミツバチが訪れたので、テスト撮影してみました。
野外での飛翔写真も結構行けそうです! 虫の眼だから画質はイマイチなのですが、結構、善戦していると思います。私は今日の成果に非常に満足しています。
最近、虫の眼レンズに加えたテレコンがなかなか効果的です。 現在のシステムは、一番先頭のワイドレンズはGoProHero3から外したもの、拡大系は古いZuikoマクロ20mmと変わりはないのですが、後ろにフォーサーズ用の1.4倍テレコンを加えました。画面周辺の像の流れ対策に加えましたが、全体のバランスが上がった感じがします。カメラはマイクロフォーサーズでパナソニックGH4またはGH5です。
雨はやんだものの曇り空の寒い日でしたが、何かテスト撮影しなくてはいられませんでした。まずは一週間前につぼみを撮影したマンサク(マルバマンサク)。もう花が咲き始めていました。
なかなかいい感じです。続いてハンノキ林で見つけた小さな卵
ペットボトルの中に入っているのは秋に確保したナミテントウ。最初に飛翔撮影のモデルさんになってもらいましたが、ずっと屋内の寒いところに置いて越冬させています。ほぼ放ったらかしですが、時々は水をあげないと、乾燥しすぎて死んでしまいます。
ペットボトルの中で歩き出したテントウムシに、虫の眼レンズを向けてみました。前日に加えた工夫が効果的なようで、前ほど像の流れや収差が気になりません。
室内でのテストは手応えを感じても、野外で実践すると全然ダメということが続きましたが、さて今回はどうでしょう?
今日の鶴岡の最高気温は16.4℃。もちろん、今年に入ってここまで気温が上がったのは初めてのことです。
いち早く雪どけの進んだ場所では、確実に春が進んでいます。ついに花を見つけました!
ようやく私の虫の眼のシステムも満足のいく画質が得られるようになってきました。拡大系は古いZUIKOマクロ20mm、そしてボードレンズはGoPro Hero3から外したものを使っています。本日は虫の眼レンズのテスト。こればかりで撮影してきました。
ブログにアップしてみて、周辺光量の低下がすごく気になります。もうちょっとだけブラッシュアップが必要です。
4K動画に対応した虫の眼レンズを模索中です。昨年の今頃は魚露目で行こうと思っていましたが、いざ撮影してみると、魚露目8号のいいところを引き出すのが自分には無理なようです。どうも相性が悪い。ではボードレンズを使った虫の眼をと思ったものの、そちらもイマイチな絵しか作れずでした。でも、今年は1cmクラスの小さな昆虫をワイドマクロ的な絵で撮影することが決まっています。なので、ちょっと本気を出して手持ちの機材で色々探っていったところ、前より少しマシな感じになってきました。
ボードレンズは使わなくなったGoPro(Hero3?)。拡大系はBORG36EDに顕微鏡用対物レンズ10倍の組み合わせです。
▲クモガタガガンボの雌。雪の上でも元気に歩き回る1cmほどの小さな昆虫です。
▲雪の上のカワゲラの一種。体長は1cmほどです。
GoProのレンズは焦点距離何ミリでしょうか。画角は90度に満たず、あまりワイドではありませんが、G1.9という、一時虫の眼用の定番となったレンズを使うより高画質なことがわかりました。ちなみにG1.9は13mm系のボードレンズ。対してGoProのは12mm系のボードレンズです。4K動画を撮影することも見据えて、マイクロフォーサーズ用に組んでみました。
この画質どうでしょう。あまりキレイじゃないのは、もちろんわかっています。でも、このタイプの虫の眼レンズにしては、なかなかよくできていると思うんです。ポイントは、雪の上の黒い虫を撮影していても色収差があまり気にならないところ。でも、背景のボケたところでは、緑のフリンジが気になります。GoProやSONYのアクションカムに絞りがついてフォーカス調整ができるようになったら、それとフラッシュが使えるようになったら、本当に素晴らしいハイレゾな虫の眼レンズの世界が拓けると思うのですが・・・
▲アップにしすぎて、さらにワイド感がなくなりましたが、これも同じシステムを使って撮影しています。
あけましておめでとうございます。平成なんと30年です。西暦2018年なんて遠い未来だったはずなのに・・・。ぼうっとしていても時は流れて行きます。つくづく日々の積み重ねが大事と思います。今年もがんばります!
さて、今年一発目は昨年暮れに入手した世界最速のストロボVela Oneを使った昆虫の飛翔写真をアップします。庭で越冬中のツマグロオオヨコバイを室内に持ち込んで撮影しました。
▲閃光時間は1/200,000秒、言いかえると5μs(マイクロセカンド)です。これまでもツマグロオオヨコバイのジャンプは何度か撮影してきましたが、キセノン管のストロボは最速1/20,000秒=50μs前後で、完全に止めることはできませんでした。5μsでは、このサイズで撮影しても動体ブレは確認できません。期待通りです!Vela OneのLEDを使った高速閃光は5μsが最長で最短はなんと500ns(ナノセカンド)。もちろん、最速500nsの世界を早く見てみたいものですが、今はまだそれどころではありません。
現在、GH5で撮影しています。ISO3200ではノイズが目立ってくるので、なるべくISO1600までに抑えたいところですが、Vela Oneを被写体まで20cmくらいに接近させても光量最大&ISO1600でF5.6がやっと。当初の予想をはるかに超えた微弱な光でディフューザーをはさむ余裕もありません。超高速ストロボがとらえた世界を細部まで楽しみたいところですが、今のままではノイズに埋もれてしまいそうです。ブログのサイズではOKに見えますが大伸ばしには厳しいです。まだまだ!
愛用のコメットのモノブロック、Twinkle-04FSは、高速閃光をウリにしているストロボ。シリーズカット方式という調光方式を使っていて、閃光時間で光量を調整する、小型のクリップオンストロボと同じ調光方法らしい。とはいっても閃光時間は最小1/64光量で1/13000と、小型のクリップオンには全然負けます。 その1/13000秒ですが、t0.1ではなく、t0.5のデータじゃないかと最近心配になっています。シリーズカット方式はt0.1とt0.5の差があまりないそうですけど、本当なんでしょうか。ミニルーターを使ったテスト撮影をやってみました。
※閃光時間のt0.1、t0.5とは
▲COMET TWINKLE-04FS @1/64光量 モノブロックとしては優秀な方と思いますが、最近テストしているものと比較すると、ちょっぴり凹みます。 (さらに…)
ツマグロオオヨコバイのジャンプは意外に速く、今まで、手持ちで一番速いと思っていたストロボ、サンパックのauto16Rでもブレてしまいました。
メーカー公表のスペックでは1/256光量で閃光時間1/60000秒とあり、これぞ最速と思っていたのですが、t0.5の値だったということでしょうか?クリップオンのストロボは、ほぼt0.1=t0.5だと思っていたのに。。。今まで1/20000秒だと思っていたサンパックの古いストロボauto22SRも、なんだか怪しくなってきました。 (さらに…)
バッチリとまった飛翔写真は、やっぱり見ていて気持ちがいい。最近、ずいぶん久しぶりに Stephen Daltonと栗林さんの写真集を見ています。中学生の頃、これは絶対自分には撮れないと思った写真でした。飛んでいる昆虫の、カタチが美しいと感激したのを思い出します。30年以上経って、自分にも近い写真が撮れるようになりましたが、全然やれていないですね。ホント、全然ダメダメですよ。ストロボはうんと安くなったというのに、デジタルでいくら失敗してもいい時代なのに・・・もっとマジメにやらんかい!
・・・と発奮して、また少し飛翔写真を撮っています。 (さらに…)
クマスズムシの鳴き声の、不思議な響きの秘密が分かりました。スローで見て聞くと、翅の開く時と閉じる時で二つの違った音が発生しているのがわかります。開く動作は素早く、音もブンと短い音(10倍スロー音の印象)。そして閉じる動作でメインのコーーと長い音を発生させています。右翅のヤスリの歯が左右両方向にひっかりがあって摩擦振動を発生させることが想像できます。
二つの音が交互に繰り返されていますが、非常な高速な世界の出来事で、私たちの耳には分解できません。
FS700の2KRAW240fpsをSHOGUN INFERNOで収録。音声はSHOGUN INFERNOのアナログ入力による同録です。10倍スロー映像もリアル音声付きです。