GoProレンズを使って

4K動画に対応した虫の眼レンズを模索中です。
昨年の今頃は魚露目で行こうと思っていましたが、いざ撮影してみると、魚露目8号のいいところを引き出すのが自分には無理なようです。どうも相性が悪い。ではボードレンズを使った虫の眼をと思ったものの、そちらもイマイチな絵しか作れずでした。でも、今年は1cmクラスの小さな昆虫をワイドマクロ的な絵で撮影することが決まっています。なので、ちょっと本気を出して手持ちの機材で色々探っていったところ、前より少しマシな感じになってきました。

ボードレンズは使わなくなったGoPro(Hero3?)。拡大系はBORG36EDに顕微鏡用対物レンズ10倍の組み合わせです。


▲クモガタガガンボの雌。雪の上でも元気に歩き回る1cmほどの小さな昆虫です。


▲雪の上のカワゲラの一種。体長は1cmほどです。

GoProのレンズは焦点距離何ミリでしょうか。画角は90度に満たず、あまりワイドではありませんが、G1.9という、一時虫の眼用の定番となったレンズを使うより高画質なことがわかりました。ちなみにG1.9は13mm系のボードレンズ。対してGoProのは12mm系のボードレンズです。4K動画を撮影することも見据えて、マイクロフォーサーズ用に組んでみました。

この画質どうでしょう。あまりキレイじゃないのは、もちろんわかっています。でも、このタイプの虫の眼レンズにしては、なかなかよくできていると思うんです。ポイントは、雪の上の黒い虫を撮影していても色収差があまり気にならないところ。でも、背景のボケたところでは、緑のフリンジが気になります。
GoProやSONYのアクションカムに絞りがついてフォーカス調整ができるようになったら、それとフラッシュが使えるようになったら、本当に素晴らしいハイレゾな虫の眼レンズの世界が拓けると思うのですが・・・


▲アップにしすぎて、さらにワイド感がなくなりましたが、これも同じシステムを使って撮影しています。


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