高速度カメラで撮影する昆虫を集めるため、灯火採集を行った。
気温が高すぎるためか、日中の虫集めはすこぶる効率悪い。
▲私の灯火採集セット。
発電機・安定器・300W水銀灯、電球ホルダーは脚立に固定
ジャコウアゲハの雌は、現物を見るとホント美しいと感じます。
飛んでいる姿は白いアゲハチョウという印象・・・他と見間違えるなんて考えられません。
▲もしかしたら、夏型の2化めでしょうか。
春型が6月はじめに出て、今この新鮮さを考えると・・・雨続きで遅れているとも考えられますが (さらに…)
高速度カメラPhotron FASTCAM SA2を借りたのは、よりによって大雨の続いた7月第2週でした。
試用期間を申し込んだ時には、まさか、こんな雨が続くとは思わなかったのです。
晴れたと思ったら、天候が急変、大粒の雨が叩きつけるの連続で、それか、ずっと降りっぱなしの毎日でした。
こんな雨は鶴岡に移って初めてと思います。
室内で照明を集めて様々にもがきましたが、結局、太陽光なくては満足のいく結果は出にくいもの。
不幸な一週間でしたが、期間最終日はいくらか晴れてくれたのですから、やはりツキはあったと思います。
そのわずかな晴れ間に、まとめて色々撮影できました。
▲また似たようなものを撮ってもなあと思いましたが、シロスジカミキリ。
後脚の動きがすごく気になりました。
何度もくり返し再生しながら、舵取りと関係のある動きではないかという思いが強くなっています。
ハッチョウトンボ(雄)のテリトリー争い、Photron FASTCAMの高速度映像です。
▲1080fpsで撮影、24fpsで再生で、約40倍に時間をのばしています。
様々に向きを変えますが、頭の傾きに注目すると色んな事が見えてきそうです。
急旋回の時は、頭は水平で、体が軸が曲がる側に大きく傾くのがわかります。
この日、朝はよく晴れて期待したのですが、撮影をはじめて間もなく天気が変わってきました。
ハッチョウトンボの時は小雨混じりの曇り空・・・お天道様にもうちょっとがんばって欲しかった・・・・
いや全国的は頑張りすぎなくらいだったわけで、こちらにも分けてもらいたかったです。
青森県津軽地方で毎年起こっているアカシジミの大発生。ずっと気になっていましたが、今年初めて見てきました。
まずは動画をアップします。
映像見るだけでもビックリと思いますが、これは、ほんのほんの一部です。実に広大な空間が全部こんな感じになっていて、撮影しながら「マジかー」とか「ありえねー」とか、普段言わないような言葉が口からもれるし、最初は手の震えがとまらなかったり、何だか普通じゃありませんでした。案の定、鶴岡にもどって画像・動画を確認すると、普段より失敗の多い撮影だったことに気づきました。ガ〜〜ン
それでも、去年はもっとスゴくて、密度はこんなもんじゃなかったそうです。そう聞けば、やっぱり去年に撮っておきたかった!!