Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 植物

  • コシャク

    土手や田んぼの畦に急に白い花が目立ってきた。
    これまで見たことがあったものかどうか、とにかくどこ行っても見る。
    P5090401
    5月9日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

    調べてみると、コシャクというセリ科植物だった。
    小さな花に近づいてよく見ると、5枚の花びらの外側が大きくなっていて、なかなか面白い。
    P5090390
    5月9日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

  • ノダフジ、タニウツギ、ケナシヤブデマリ

    山の花3種

    高さ10m以上ありそうなスギの木に咲いたフジの花。
    こんなフジの塔が山の中に点々と見える。
    スギには迷惑だろうけど、なかなか見事である。
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    5月9日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

    「庄内地方のフジはノダフジといいヤマフジと区別する。フジの名所で豊臣秀吉が藤見を行った所が大阪の野田であった。この地名にちなみノダフジとなった。日本の西部に多いヤマフジより花穂は長くつるは右巻きである。」
    (参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)

    そろそろ見頃を迎えているタニウツギの花。
    タニウツギは林道沿いにとにかく多い。ちょっとうるさいほど。。
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    5月9日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

    ケナシヤブデマリ
    やけに白が明るく見えたのは天候のせいだったのか、植物自体が輝いていたのか。
    P5090457
    5月9日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

    「関東以西に多いヤブデマリに対して中部地方以北の日本海側に分布しているのがケナシヤブデマリといわれる低木である。」
    (参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)

  • ウワミズザクラ

    高舘山山頂 テレビ塔付近のウワミズザクラは、ちょうど見頃。

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    5月8日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

    何故か、これをウワバミザクラなどと覚えていたことがある。
    今もウワズミザクラと間違ってしまう事があって、どうもイケナイ。

    「名前のおこりは、昔占いをする時この木に凹み(溝)をつけ棒でもみ火を起こして、その上であらかじめ石でみがいた亀の甲をやいて、そのひびわれで吉凶を占った。
    ここから上溝桜(うわみぞざくら)となりウワミズザクラになったという。
    別に溝ではなく、うらない見桜がウワミズザクラになったのではないかという節もある。」
    (参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)

  • マキノスミレ

    小柄な花が集まって咲いている可愛らしいスミレを見つけた。長野にいる間も、庄内に移ってからもまだ見たことのないスミレだ。家に戻って調べてみると、どうもマキノスミレのようだ。
    高名な植物学者、牧野富太郎博士にちなんで名づけられたマキノスミレ。植物が不得意な私でも、名前だけは子供の頃から知っている。
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    5月7日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

    間違っていないといいけれど。。

  • サワオグルマ

    明るい草地にナノハナのような明るい黄色の花を咲かせているのはサワオグルマ。
    漢字にすると「沢小車」だ。
    なるほど、近づいてみると足下がズブッとぬかって、水が染み出してくる。
    そのあたり結構な湿地であった。
    DSC_9806
    5月1日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

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    5月1日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコンXX

  • シラネアオイ

    杉林の中にシラネアオイが咲いていた。
    シラネアオイはよく目立つから、心ない人に抜かれてしまう事も多いようだ。
    綺麗なのは一時だけなのだから、山で見て楽しむだけで済ませればいいのにと思うのだけど。。
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    4月21日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

    日が当たると、どうも綺麗に撮れない。
    弱くストロボをあててみた。
    P4210487
    4月21日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • 木の新芽 3種

    山の木々の芽吹き、3種。

    まずはホオノキ。
    冬芽は二枚の鱗片があわさってキャップ状になっていて、
    新芽が開くときには、最初に、その鱗片が外れる。
    まず2つに割れるようだ。
    P4159993
    4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

    こちらはタムシバ。
    コブシのようだが、庄内の山腹に見られるものは、多くはタムシバらしい。
    花はコブシほど密に咲かず、樹高も5m ほどにしかならないようだ。
    (参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)
    P4159982
    4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

    こちらはコシアブラ。
    ちょうどこのくらいを天ぷらで食べると美味しい。
    wikiで調べて「へ〜」と思ったのだが、
    おたかぽっぽ(笹野一刀彫り)の材料に使われるんだそうだ。
    同じ山形県内の話なのに、初耳であった。
    P4159992
    4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • ヒサカキ

    新潟あたりではギフチョウの産地に行くとよくこの花を見る。
    庄内ではそう多くはないようだ。
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    4月16日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

    花の香りはとても個性的。
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    4月16日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

    海野さんが以前、「とんこつラーメンの匂い」と見事に表現された。
    もうそれ以上のいい例えが思いつかない。私も使わせてもらおう。

  • 鶴岡のサクラ

    近所のサクラは今が見頃。
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    4月15日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

  • キクザキイチゲ

    永幡さんは、キクザキイチゲは特別思い入れのある春の花だそうだ。
    自分にとっては、何だろう?

    この場所、アサツキと並んで咲いている姿が楽しかった。
    DSC_9042
    4月15日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

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    4月16日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

    キクザキイチゲは庄内にたくさんあった記憶なのだが、
    ずっと小諸にいる間にその記憶に自信がなくなってきていた。
    今回、再確認できて、本当によかった。
    P4150058*
    4月15日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

  • 木の新芽 3種

    山の木々の芽吹き、3種。

    まずはホオノキ。
    冬芽は二枚の鱗片があわさってキャップ状になっていて、
    新芽が開くときには、最初に、その鱗片が外れる。
    まず2つに割れるようだ。
    P4159993
    4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

    こちらはタムシバ。
    コブシのようだが、庄内の山腹に見られるものは、多くはタムシバらしい。
    花はコブシほど密に咲かず、樹高も5m ほどにしかならないようだ。
    (参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)
    P4159982
    4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

    こちらはコシアブラ。
    ちょうどこのくらいを天ぷらで食べると美味しい。
    wikiで調べて「へ〜」と思ったのだが、
    おたかぽっぽ(笹野一刀彫り)の材料に使われるんだそうだ。
    同じ山形県内の話なのに、初耳であった。
    P4159992
    4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • フキノトウ

    庄内はフキノトウが多い。
    山形から移ったときもそう感じたし、今回、長野から引っ越してきて再認識した。
    数が多いだけでなく、どれもが瑞々しく美しいと思う。

    山道を歩いてもよく見かける。
    P4139678
    4月13日 山形県鶴岡市 E-510 14-42mm

    雄株
    P4139696

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    4月13日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

    雌株
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    4月13日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

  • 鶴岡のサクラ

    夕方のニュースで、鶴岡・酒田のサクラ開花宣言を報じていた。
    日中、近所の公園でサクラのつぼみを撮影して、もう明日には咲き始めかと思っていたところだった。
    数日前に見た予想より3日ほど早まったようだ。

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    4月9日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm

    P4099580
    4月9日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • スミレ3種

    小諸にはなかったスミレ3種。
    まずはナガハシスミレ。距がとても長く、一目でそれと分かる。
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    4月9日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

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    4月6日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

    驚いたのが、この黄色いスミレ。
    園芸種だろうかと思ったが、オオバキスミレという野生種だった。
    ただし、まだ一カ所で見たのみ。
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    4月5日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

    三種目は、スミレサイシン。。。だと思う、このスミレ。
    花よりあとに葉が広がるのがスミレサイシンの仲間の特徴らしいから、
    たぶん、大きく外れてはいないだろう。
    P4099562*
    4月9日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

  • オクチョウジザクラ

    鶴岡の公園のサクラはだいぶつぼみが膨らんできている。
    開花予想は4/12と、来週の週末にはもうだいぶいい具合になっているだろう。

    鶴岡の街に近い山すそを見てまわると、オクチョウジザクラが咲き始めていた。
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    4月4日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

    P4049201
    4月4日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

    1つの花芽から2つ花が咲くのが決まりなのだろうか。

  • カラスザンショウの葉痕

    庄内にはカラスザンショウが自生している。
    冬芽図鑑のようなものを見ていると、必ずと言っていいほど登場するこのカラスザンショウ。
    庄内に移ったら必ず写真を撮ろうと思っていたのだが、こうも早くチャンスに恵まれるとは思わなかった。
    一目見てすぐに分かった。
    垂れ目な顔のように見える葉痕の上に盛り上がっているのが冬芽だ。

    私が生まれ育った山形市周辺にも、長野県小諸周辺にもカラスザンショウはなかった。
    だいぶ前に海野さんが小諸アトリエの庭に一株植えたのだが、数年しか持たず枯れてしまった。
    カラスザンショウには小諸の冬は寒すぎたのだ。

    P4029000
    4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • ギョウジャニンニク

    永幡さんにギョウジャニンニクのある場所にも案内してもらった。
    今がちょうどいい季節のようで、見るからに美味しそうな芽がたくさん出ていた。
    生でも食べられると聞いて、1つちょっといただいてみた。
    予想以上にニンニクな香りが口いっぱいに広がって、そして美味しかった。
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    4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

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    4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン

  • コシノコバイモ

    山形の永幡嘉之さんが来てくれて、とっておきの場所に案内してもらった。そこで感激したのが、このコシノコバイモ。
    カタクリが咲き乱れる林床に割とたくさん見ることができた。

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    4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

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    4月2日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ

    初めて見る植物だったからか、晴れた日だったからか、私にはとても気づきにくく、何度も踏みつぶしそうになった。
    カタクリもそうだったが、このコシノコバイモもかなり密生していた。

    永幡さん、お忙しいところ、ありがとう!!

    コシノコバイモは庄内方言で「きつねのちょうちん」だそうだ。
    この可愛らしい花にぴったりなネーミングと思う。
    (参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)