Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ヒメアトスカシバ

    山形市にて

    スカシバガは何でも撮影したいです。
    黄色くてスズメバチにそっくりな種など、色々出あってみたい。。。

    この日見つけたのはヒメアトスカシバ。
    これは黒っぽくて二本線、オオフタオビドロバチあたりに近いといえるでしょう。

    こちらは雌

    すぐ近くには雄もいました。

  • 夜の灯りに見た虫たち

    山形からの帰り道、山の中の灯りを見てまわりました。

    オオミズアオが結構いますが、もったいないことに、灯りへ激突をくり返していて
    翅がボロボロです。おそらく、数時間でこの有様でしょう。

  • サムライアリ 奴隷狩りを期待したけど・・・

    山形市にて


    突然現れたサムライアリの集団。期待しました。
    これは奴隷狩りに向かう集団に違いないと。

    クロヤマアリの巣かどうか、地中に集団で入っていったサムライアリたちは、
    手ぶらで出てきました。マユはどうした!?

    奴隷狩りは空振りだったようです。
    こんな事もあるのかと見送りましたが、かなり残念なおもいが残りました。


    上から見てもクロヤマアリとの形状の違いがわかります。
    腹部は先端に向かって細まり、頭の形もちょっと違う。触角も白っぽく感じます。

  • 水辺のトンボ

    これも山形市にて

    コシアキトンボ。池でテリトリーをパトロール中。

    クロイトトンボ

    モノサシトンボの雌がいました。雄もきっと近くにいたのでしょう。

  • ヒメカマキリの幼虫?

    メマツヨイグサの茎にとまった小さなカマキリ。
    これは見られそうで見られないでいた、ヒメカマキリの幼虫ではないでしょうか。

    そうでなければコカマキリの幼虫ですが、彼らは地表近くにいるんじゃないかと思います。
    それに触角が細かくふるえているところは、やっぱりヒメカマキリ。

    さらに大きく撮ろうと近づいたところで、ピョ〜ンと落下。
    そうだった。。。ヒメカマキリは成虫も落下目くらましの達人だったのを忘れてました。

  • ヒトスジシマカの交尾

    縁側に座って一息ついていると、目の前の空間に何かゆれながら飛んでいます。よく見るとヒトスジシマカが交尾飛行中なのでした。なんてこった。。。
    これは以前、撮らなければならなかったのについに撮れなかった、あの因縁のシーンではないですか!カメラを取って戻ってみると、すでに分かれたあとのようです。やっぱり撮影は難しいのか。。。

    しかし、数分後、再び同じ状況が再現されました。
    小さいし揺れているので難しかったですが、何とかそれらしきものを1枚撮影。

    向かい合って交尾したまま飛んでいます。飛んでいるのは雄だけでしょうか?

    そのまま空中で二匹は分かれました。
    以前から思っていましたが、彼らは空中でのみ交尾するのではないでしょうか。。。
    それで目にしにくい・・・うん、そうに違いない。
    それならさっきの不満の残るシーンでも撮れてよかった方かな?
    ・・・などと思ってたところ、次に交尾したカップルが私の脱いだサンダルに降り立ちました。
    私の経験やら勘やらはこの程度のものです。。。

    雄は人の近くにいて雌が近づいてくるのを待っているようです。
    気をつけて見ていれば、撮影のチャンスはかなりありそうです。
    これまではカは小さいので気づきにくかったのと、カがプンプン飛んでいるのを黙って見守る余裕がなかったためでしょう。

  • ゲンジボタルの光

    鶴岡市内のホタルのポイントもまた新しく何カ所か見つけたところですが、
    先日、鮭川村のYさんから教えていただいた最上郡某所の様子も気になります。
    現地の状況は読めないものの、夕方から移動して様子を見てきました。

    結果、Yさんより聞いたポイントでは、思っていたほどの数が出ていませんでした。
    21時過ぎまで撮影を試みましたが、場所を変えてみることに。
    その川の下流へ下流へと向かっていくと数が増えていくように感じました。

    ここならという場所でいつものように軌跡を撮影。
    鶴岡ではまだこれほど密度の高い場所に出あっていません。

  • クワキジラミ


    クワの葉に真っ白な毛のようなものが見えます。
    これはクワキジラミの幼虫が出すロウ物質。


    葉裏には、終齢幼虫がたくさんついていました。
    お腹の先についている長い紐状のロウ物質は、さわったりすると簡単に落ちてしまいます。

    終齢幼虫と書けたのは、別の葉に羽化した成虫がいたからです。

    まだ羽化してあまり経っていないので明るい色をしていますが、しばらくすると茶色っぽく変わっていきます。

  • カメムシ3種 ほか

    数日前からウラクロシジミを目の前にしながら、撮影できず見送っています。
    とまりません、このチョウ。ずっと飛び続けていて撮影のチャンスがありません。
    たくさんいるのに、どうしようもない感じ。悔しい。

    以下、ウラクロを見てまわっている最中に見つけた虫たちです。


    産卵中のセアカツノカメムシ


    トホシカメムシ。
    これを「トホシ」と呼ぶことには以前より抵抗を感じます。


    ヤニサシガメ。小さなアリを補食中です。


    ツマキシロナミシャク。
    道沿いの木々から飛びだしてきます。


    オオイシアブ。ビロウドコガネを捕食中。


    アオジョウカイはカミキリモドキの一種を捕食中。それともかみついただけ?
    カミキリモドキは有毒だと思いますが、このあと無事だったでしょうか。

  • ゲンジボタル

    今日は地元庄内のNHKカルチャー教室でホタルの観察会。
    そろそろこちらのゲンジボタルもいい季節に入ってきました。

    講師をやる傍らでの撮影でしたが、なかなかいい具合に写りました。
    30秒露光の画像2枚からの合成です。

    雨がなんとか持ってくれてよかったです。
    ホタルの数も期待以上で、受講生の皆さんにも喜んでいただけました♪

  • ゴイシシジミの卵・幼虫

    先日、鮭川村でゴイシシジミの卵を撮影しましたが、あとで失敗に気づきました。
    真上からしか撮影していなかったので、ゴイシシジミの卵の特徴的な形がわからないのです。
    そこで、鶴岡市内のゴイシシジミで探してみました。

    ほぼ鮭川村と同じように、ゴイシシジミの季節は流れているようです。
    真新しい卵がありました。

    円盤型とでもいいましょうか・・・
    もっとイイ表現がありそうですが、うまいのが見つかりません。
    とにかく、シジミチョウの卵のなかでは特殊な形です。

    タケツノアブラムシ、で正しいのか自信がありませんが、このアブラムシ。
    群れの中には、前脚の太い、尖った口が大きな兵隊がいて、敵を攻撃する役目をもつのですが、
    この写真のアブラムシが何となくそんな動きに見えます。

    ただし、すぐに止めてしまいましたのでよくわからなくなりました。
    兵隊らしくないようにも見えますし、たまたまこんな形にとまっただけかも知れません。

    ついでに記しますと、卵の外側に丸く白いラインが入っているのが気になります。
    同じような卵が他にもいくつか見られました。

    アブラムシからやや離れたところにゴイシシジミの若齢幼虫が見えます。

    上の写真の部分アップ

    糸を吐いてテント状の巣を作っているのは1齢〜2齢だそうです。
    周りに卵の殻も見えます。

    アブラムシのひからびた死骸がありました。

    ゴイシシジミの幼虫が食べたあと?
    幼虫はアブラムシをバリバリかじるわけではないのでしょうか。

  • セモンジンガサハムシ

    サクラの葉裏に多いセモンジンガサハムシ。
    葉っぱにぴったり張りつくようにとまり、アリなどの敵から身を守ります。
    胸と前翅の縁が透明なのは、果たしてどんな狙いがあるのか? 色んな想像してみるのも楽しいです。

    さて、セモンジンガサハムシは幼虫もサクラの葉を食べて育ちます。
    成虫の近くには、小さな幼虫が何匹かついていました。

    幼虫の背中にのっているのは脱皮殻(と糞?)です。
    4本ある長い尾状突起がそれぞれの脱皮殻にも確認できるのが面白いですね。
    まだ3mmほどの小さな幼虫ですが、脱皮殻の数からすでに3齢幼虫であることがわかります。

    成虫は葉裏にばかり見られますが、幼虫は表にも裏にも同じように見られます。

    卵はないかと探してみました。たぶん、これがそうでしょう。
    ヒルガオに見られるジンガサハムシの卵に似ています。

    何だか活き活きして見えません、この卵。
    すでに幼虫が出ていったあとかも知れません。

  • アオバシャチホコの幼虫

    ヤマボウシの葉を食べるシャチホコガの幼虫を見つけました。
    まずは1枚GX200で接写。

    すると、つかんでいた葉を離して、何だか妙な形に縮こまりました。

    きっと脅しのつもりなんでしょうけど、いったいこの形は何でしょう。
    私らが怖がる何かに化けようとしているんでしょうか。

    わからない。。。こやつの狙いは何なのでしょう。
    真下から見上げたら何か見えるかと思いましたが、やっぱりわかりません。

    腰のあたりに突きだした目のように見える突起が、何かなんでしょうけど。。。

    ゴメンね、分かってあげれないわ。

  • エサキモンキツノカメムシ

    庄内におけるエサキモンキツノカメムシの寄生植物がまだよく分かっていません。
    一昨年、アオハダに卵を守っているのを見たくらいです。
    幼虫が若い実の汁を吸って育つという事に注目していくと、自ずと分かってくると思っているのですが、
    小諸でよく見ていた、ミズキにもキハダにもウルシ、ツタウルシにも見ていません。

    今日1つ発見しました。ヤマウルシです。
    私にはまた意外な植物に思えました。

    母親に抱かれている卵は瑞々しい感じがします。
    産みつけられてそう日数が経っていないように思われます。

    卵が孵化し、幼虫が2齢に脱皮するまで守り続けます。

  • ウラキンシジミ

    川西町にて

    これまでウラキンシジミとは縁がありませんでした。
    小諸時代はおそらく一度も目にしなかったと思います。

    写真に撮るのはホントうまれて初めて。最初の数枚はボケボケ、久しぶりに胸が高鳴りました。
    地味な色合いで、どこが「裏金(うらきん)」かと思われるでしょうが、私には金ピカに輝いて見えました。

    しか〜し。。。ウラキンに漢字を当ててみたら全然違う読みにも見えてしまう!
    ウラキンシジミの命名者も、さすがにそこまで責任持てないよ、というところでしょうけど。

    羽化して間もないようです。こんなキレイな個体が、数匹おりました。

    近くにオオミドリシジミも一匹。これも羽化して間もないようです。
    何しろけんかっ早い連中ですから、こんなキレイな状態は長くは続きません。

    表のミドリもすこ〜し見せてくれました。ナイス!

    ウラキンときたら次はウラクロも撮りたいところ、ですね

  • 山形にて

    山形で中学時代からよく通った場所。

    時間なく山形に寄ったときなどは、迷わずここに来ます。

    山頂付近でテリトリー争いしていたコジャノメ。

    今年の初めに、庄内のコジャノメについて話題が出て、
    見たような気もするけど写真に撮ろうとしたかどうか分からなくなっていました。
    それで春から、コジャノメを気にしながら見てまわっております。
    その結果ですが、どうも目に入ってきません。縁がないのか、やはり庄内には少ないのか。。。

    ヨツボシナガツツハムシ。

    小諸の海野さんのアトリエにもたくさんいました。
    これも庄内ではまだ見ておりません。

    クロヒカゲ。

    山頂付近で数匹テリトリー争いをやっていたヤンマ。

    ブレブレでしたが、写真に撮ってようやくコヤマトンボと分かりました。
    中高生の頃にもきっと飛んでいたと思いますが、その頃はトンボにはあまり関心がありませんでした。

    コナラの幹には、もうシロスジカミキリの産卵痕もありました。

  • 小国〜川西で見かけた虫たち

    ブナの葉上にミミズク

    子供の頃、夜は家の灯りにも何度かやってきました。
    割と身近なところに住んでいる昆虫と思います。

    どうしてミミズクかというと、前胸の左右のとんがりが鳥のミミズクに似ているという
    わりと単純な理由のようです。

    もう少し角度よく撮りたかったのですが、この直後に飛ばれてしまいました。

    チャバネアオカメムシ。

    ベニオビヒゲナガ

    ホソオビヒゲナガ

    直後、飛びたちの瞬間が撮れました。

    ブレも写ってしまいましたが、なかなか面白い絵になったと思います。
    最初はジャンプして空中に出てから翅を開くように見えます。

    ノアザミにウラギンヒョウモン。

    まだ新鮮で翅のキレイです ♪


    タニウツギに産卵するフトオビコンボウハバチ


    別種のコンボウハバチ


    クリの葉裏にチャイロチョッキリ


    ベニボタルの一種。ニセクロハナボタル?

  • チョウセンアカシジミの口

    少々遅くなってしまいましたが、小国のチョウセンアカシジミの生息地に行ってきました
    予想以上に晴れてくれましたが風が強くて、ちょっと手こずりました。
    目的は映像撮りなので、風は大敵。。。

    去年、一昨年と訪れている場所ですが、チョウの姿が少なく感じました。
    数日前に海野さんが同じ場所を訪ねてらっしゃいますが、その時はたくさん見られたようです >>>

    翅を開いた雄。少々すれた感じもしますが、こんなものでしょうか。

    ところで、写真を確認していて気がついたことがあります。
    下のこの写真。口をのばして、トネリコの枝の表面から何かなめとっているようですが・・・

    これを拡大表示したところ、枝と接するあたりの口が細かくデコボコしているように見えます。

    口の表面はフラットなストローのようなものだと思っていました。

    チョウセンアカシジミの生息地付近には、ヒメジョオンやシロツメクサが咲いていますが、見ていてもそこで吸蜜する様子はありません。葉に落ちたアブラムシの甘露をなめているのかなあと思っています。
    では写真の枝をなめている行動も食事でしょうか?近くにはアブラムシが着いている様子はありません。
    なめていたのはお腹を大きくした雌でしたから、産卵行動の一環だったのかも知れません。

  • NHK BS-hi 「ワイルドライフ」

    この春、次回 NHK BS-hi 「ワイルドライフ」の山形取材にちんとばしですが関わりました。

    6月28日(月)午後8時00分~9時30分
    ワイルドライフ 「今森光彦が見つめるニッポンの里山 花と水の絶景」

    番組ディレクターのIさんは、バリバリの虫屋さん。
    昨年の尾園さん田中さんの写真展でお会いして以来、お世話になってます。
    今森さんとも初めてお会いして、海野さんとの若い頃の楽しい思い出話もお聞かせいただきました。
    動くREDも初めて見ることができ、予想以上のでかさにビックリ!
    カメラマンさん・VEさんからも撮影のヒントをたくさんいただきましたし、お礼の気持ちでいっぱいであります。
    随分遅くなりましたが、この機会にお礼を言わせていただきます。

    ありがとうございました

    みなさま、次回ワイルドライフ、ぜひ見て下さい!