Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • セモンジンガサハムシ

    5月に成虫が見られたところを今の季節に探すと、幼虫や蛹、新成虫が見られます。

    この幼虫、脱皮殻の数は4つ? 5齢というと終齢幼虫でしょうか。

    そして新成虫です。春のものより透明感があるように思います。

  • ラベンダー畑にて


    とってもいいラベンダー畑がありました。
    キアゲハがずっと吸蜜してくれています。二日に渡って通ってみました。


    雄だからでしょうか。
    少なくとも3時間は、ラベンダー畑を出ることなく、吸蜜を続けていました。

    何度か雌もやってきて、こんなシーンも。

    雄の翅がボロボロで、ちょっと残念でしたが。。。

    オオウラギンスジヒョウモン

    イチモンジセセリ

    雄が雌に求愛中

    モンキチョウも求愛中

  • 高速度HDビデオカメラ

    一週間ほど、この凄いカメラをお借りしておりました。

    フォトロン社のFASTCAM。解像度1024×1024で、最大秒5400コマでの撮影が可能です。
    HDの高速度カメラでの撮影は初の経験でした。

    ここで撮影した動画は、また機会を見て発表します。
    どうぞお楽しみに。。。

  • トゲアリ


    トゲアリには何のためにこんなトゲがあるのでしょう?
    不意に聞かれたらかなり動揺してしまいそうです。
    何か自分なりの答を用意しておきたいところですが、うまいのが見つかりません。。。


    いかにも勇ましいですが、戦いの武器に使うというものでもないでしょう。
    捕食者が喉にひっかかって嫌がるとか?
    うん、これはアリかも知れません。


    どうしたわけか、幹にたくさん固まっていました。
    幼虫や蛹を持ったものもいます。

    以上、山形市にて。

  • ヘイケボタル

    夕方から永幡さんと米沢方面へ。
    目的はヒメボタルだったのですが、こちらは時期が合わず、その代わりヘイケボタルが水路にたくさん見られました。ヘイケボタルは止水だと思い込んでいましたが、流れのあるところにもいるんですね。。。


    連続した20秒露光4枚からの合成。
    ゲンジボタルとは明らかに違う光跡が残りました。
    この画像からも、短くこまめに光るヘイケボタルの発光の特徴が読みとれます。

    盛んに群飛していたのは8時半くらいまででした。
    その後はとまっておとなしく光っていたので、アップを狙ってみました。

    近くにはクロマドボタルの幼虫も。
    こちらはシャクトリムシのように歩きながらの発光です。
    光っている様子を撮影しようとしばらく格闘しましたが、結局うまくは写せませんでした。

  • ヤブキリが食べているのは

    街灯の下でヤブキリが何か抱えています。
    おやおや、なんか見覚えのあるカーブですよ。

    ヤブキリが抱えていたのはノコギリクワガタの胸から上でした。
    ヤブキリも立派な大アゴを持ってますが、さすがにクワガタのかたいところには歯がたたんでしょう。

    朝に灯りの下でよくカブトやクワガタのこんな哀れな姿を見ますが、てっきりカラスの仕業かと思っていました。
    でも違いますね。夜のうちに何者かにやられてしまうのです。
    最初私はコウモリの仕業と思いつきましたが、タヌキやイタチの可能性も高いでしょう。

  • トラハナムグリ

    赤川河川敷での観察会にて

    ヒルガオに顔を突っ込んでいるトラハナムグリを発見。

    花粉を食べているわけでもなく、そのままお休み中の様子。
    受講生のお一人が「何だかこっちを見ているみたいね」とおっしゃるのを聞いて初めて気がつきましたが、確かに、トラハナムグリの模様は後ろ向きに顔があるようです。
    眼状模様の中心は目の輝きまで!

    残念だったのは、本当の顔の見えるカットを撮影していなかったことです。
    また機会があるとは思いますが。。。

    こちらはアオカナブン。
    だれか幹に傷つけたんでしょうけどNGです!!
    こんな事をしなくともヤナギからは樹液はたっぷり出てますヨ!

    ゴマダラカミキリ。今まさに旬なカミキリです。

    何で「ゴマダラ」というのかという話題が出ました。
    私は考えたこともなかったのですが、とっさに「碁斑」なんじゃないかと答えました。
    イヤ、自信なげにだったので、皆さんの印象には残らなかったかも知れません。
    その後ネットで調べると「胡麻斑」と説明しているものが大半でありましたが、
    自分と同じような見解を見ましたので、それほど的外れではなかったかと安心しているところです。

    増えてきたといえば、マメコガネも最盛期。
    イタドリでも何でもぼろぼろに食っていました。

    これまでちゃんと探してはいませんでしたが、庄内でエビイロカメムシを見たのは実は初めてです。

    ただ、色合いが妙です。羽化直後はこんなだったでしょうか?

  • コケオニグモ

    コケオニグモを見たい見たいと思い続けて10年くらいなります。
    ようやく念願叶いました。。。

    立派な生体で大きさは2cm以上ありました。
    小さな幼体の方が、さらにコケに似ているんじゃないでしょうか。
    来春にまた狙ってみたいと思います。次の出会いが楽しみ ♪

  • コフキトンボ

    ちょっと驚きました。

    コフキトンボがこんなに集まっているのを見たことがありません。

    足場が悪いところで、たくさんいるのに近づけたのはこの1匹だけでした。

    池の畔にはセスジイトトンボもたくさん見られました。

  • シロスジカミキリ

    のちに梅雨明けは18日とされましたが、この16日の午後を境に夏が来たと感じたのは私だけではないでしょう。この日の画像を見直して、あらためて確信しました。

    これは夏の雲です!

    低いヤナギに立派なシロスジカミキリがいました。

    枝をかじっていたようです。

    そのまま待ってみましたが、枝かじりを再開してはくれませんでした。。。

  • アカスジキンカメムシなど

    明日の観察会を前にコースを下見。その途中で見つけた虫たちです。

    まずはアカスジキンカメムシ!この虫しばらく探していました。
    小諸ではミズキ、クマノミズキ、ヤマボウシ、キハダなど様々な植物に見ていましたが、
    庄内に移ってから何故か縁がありませんでした。ミズキを探しても全然見つかりません。

    思いがけず見つけたのは、キブシの実でした。
    あとで調べてみると、全農教のカメムシ図鑑にもちゃんとキブシも寄生植物に含まれていました。

    どうでしょう?大きさといい形といい、まるでキブシの実に擬態しているかのようです。
    金緑色に光るアカスジキンカメムシが見事にとけこんで、これが意外にも気づきにくいんです。

    マダラウスバカゲロウ

    この虫は小諸の海野さんのアトリエで毎年見られる虫でした。
    日中、気がつくと室内にいて窓辺にとまっているんです。
    ひょっとして室内で発生しているんじゃないかと、海野さんと二人冗談交じりに話していたのを思い出します。
    懐かしい〜


    ノコギリカメムシ


    モンシロナガカメムシは植物の種を含む何者かの糞に集まっていました。

  • ヤマトマダラバッタの幼虫

    庄内の砂浜に生息するヤマトマダラバッタ(ヤマトバッタ)。
    これはその幼虫です。

    うまく砂にとけ込んだ模様。1センチにも満たない大きさ。
    見つけるのにまず一回飛んでもらうのですが、着地点を確認して近づいても
    見つけられない事があります。
    このバッタの擬態、なかなかのものと思います。

    近くにはショウリョウバッタの幼虫。
    これも見事な擬態です。

    そしてクルマバッタモドキの幼虫。

    こんな様子を見ていると、彼ら擬態の名手たちは自分を客観視する能力を持っているに違いないと思えてきます。
    少しだけ飛びだした複眼が、視界を相当広くしているのかも知れません。

  • トホシテントウ

    カラスウリの葉を食べるトホシテントウ。

    葉の食べ方は、食痕から想像するに、まず丸く線を描くように食べ進み、それからその内側を食べていくようです。

    少し離れてみると分かります。

    左側の円内は、何かわけあって食べるのをやめてしまったのでしょう。

  • ウラジロミドリシジミ

    庄内の海辺近くにはカシワが多くハヤシミドリシジミとウラジロミドリシジミが生息しております。
    夕方、高いところで群飛しているのが見えるのですが、遠くてなかなかチャンスに恵まれません。

    たまたま低いところに下りてきた一匹。
    風が強く、明るさも足りず条件が悪かったのですが、何とか1枚撮影できました。

  • カラスアゲハの幼虫

    ミヤマカラスかカラスか迷うところですが、ミヤマの方だと思います。 カラスアゲハと思います。
    道路沿いのサンショウに見つけました。

    同じサンショウには立派なクロアゲハの幼虫もいました。

  • ミヤマクワガタ

    標高300mほどの高原でミヤマクワガタを探しました。
    道路に頭が落っこちていましたから、その辺りにいるのは間違いないと見て、
    怪しいミズナラやヤナギを片っ端から見てまわりました。

    ようやく見つけた雄。なかなかいい型!
    枝のつけねから染み出た樹液を吸っているようです。

    どうやら雌を抱えているようなのですが、土手から張り出したミズナラでいい角度が取れません。
    ここはGX200でもって、手をいっぱいに伸ばしてノーファインダーで撮影するしかなさそうです。

    クワガタのとまっている木にも手をかけながら、もう片方の手にカメラを持っての撮影。
    二匹は今にも落っこちそうな状況です。
    落ちるなよ〜落ちるなよ〜と祈りながら一枚目を撮影。

    ここで二匹は落下です。とどめをさしたのはストロボの光?
    二枚目はありませんでした。。。

  • アマゴイルリトンボ

    山形のトンボのなかで、アマゴイルリトンボには早いうちにあってみたいと思っていました。新潟・福島・長野、そして山形の4県でのみ確認されているモノサシトンボの仲間。
    私は、前に海野さんに福島の生息地を教えてもらって以来、見ておりませんでした。この日たまたま入り込んだ山中の水たまりで、思いがけず出あうことができました。


    雄のこのブルー・・・いやーなんと美しいトンボだろう。


    特に複眼の青。何というか吸い込まれるような妖しい青です。

    水辺に産卵に訪れるものもいました。

    アマゴイルリトンボは薄暗い環境を好みます。
    感度を上げて撮影していますが、水辺の足場の悪い環境ゆえにブレ画像を量産してしまいました。
    また近いうちにリベンジをと思います。

  • ヒメボタル

    山形からの戻り途中で見つけたヒメボタル。
    ゲンジボタル・ヘイケボタルは有名ですが、「第三のホタル」とも言うべきヒメボタルが
    あまりに忘れられているように思います。
    すぐに飛んでいってしまうので、光っているところは断念し、まずはその姿のみを撮影しました。
    ちなみに体長5mmほどでヘイケボタルほどの大きさです。

    ヒメボタルの光は光量は小さいけれど強い光です。矛盾しているように思うでしょうか?
    光り方は0.5秒間隔でフラッシュを連続発光させたかのような。
    ゲンジ・ヘイケとは明らかに違うパターンで、すぐにそれとわかります。

  • ミドリシジミ

    ハンノキ林のミドリシジミ。
    庄内の平地でもたくさん見られます。

    夕方4時くらいでは、まだ活動的ではありません。
    5時半すぎくらいから、雄たちの占有飛翔で大変な騒ぎに。

    角度によっては翅の輝きも地味。構造色の翅の特徴です。

    そして角度によっては、さまざまな輝きが見られます。

    感度800では足りず、1600まであげての撮影にもトライしてみました。さすがにノイズ(特にラインノイズ)が気になりますが、なあに、フィルム時代の感度1600と比べれば、素晴らしい進歩だと思います。

  • 山形市で見た昆虫たち

    山形市にて撮影した昆虫たち。まとめて

    30℃超えの真夏の暑さの中、ヒメギスの声がにぎやかでした

    セマダラコガネ

    ヨツボシナガツツハムシ。やはり内陸には多いようです。

    カッコウムシの一種

    トラフシジミの幼虫。リョウブのつぼみを食べています。

    色違いですが、これもトラフシジミの幼虫

    気がついてゾッとしました。チャタテムシの集団。ほとんど幼虫でしょうか。

    触角の長い奴らがこんなにかたまっちゃって・・・隣同士邪魔じゃないんでしょうか。

    モンキクロメクラガメ・・・じゃなかった、モンキクロカスミカメ(あぁややこしい)
    今が旬なカメムシといった感じ。至るところに見ます。

    メスグロヒョウモンの雌。オカトラノオにはチョウが集まります。

    ミドリヒョウモン

    キチョウ。羽化失敗でしょうか?ちょっと翅の先端がいびつ。。。

    オオチャバネセセリ。雌に求愛する雄

    近くにいたクジャクチョウ

    ヒメスジコガネ・・・でしょうか? コガネムシもちゃんと勉強しなければ。

    アカシジミ。近づけませんでした。。。

    コアシナガバチ。熱心に肉団子作り中です。

    ヒメジンガサハムシ。ヨモギの葉上に見られます。

    最後に、一番の目標だった、山頂でのオオムラサキ。
    一度だけチャンスが訪れましたが、遠くて満足のいく結果とはなりませんでした。

    この画像はトリミングしています。