5月に成虫が見られたところを今の季節に探すと、幼虫や蛹、新成虫が見られます。
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ヘイケボタル
夕方から永幡さんと米沢方面へ。
目的はヒメボタルだったのですが、こちらは時期が合わず、その代わりヘイケボタルが水路にたくさん見られました。ヘイケボタルは止水だと思い込んでいましたが、流れのあるところにもいるんですね。。。
連続した20秒露光4枚からの合成。
ゲンジボタルとは明らかに違う光跡が残りました。
この画像からも、短くこまめに光るヘイケボタルの発光の特徴が読みとれます。盛んに群飛していたのは8時半くらいまででした。
その後はとまっておとなしく光っていたので、アップを狙ってみました。
近くにはクロマドボタルの幼虫も。
こちらはシャクトリムシのように歩きながらの発光です。
光っている様子を撮影しようとしばらく格闘しましたが、結局うまくは写せませんでした。
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トラハナムグリ
赤川河川敷での観察会にて
花粉を食べているわけでもなく、そのままお休み中の様子。
受講生のお一人が「何だかこっちを見ているみたいね」とおっしゃるのを聞いて初めて気がつきましたが、確かに、トラハナムグリの模様は後ろ向きに顔があるようです。
眼状模様の中心は目の輝きまで!
残念だったのは、本当の顔の見えるカットを撮影していなかったことです。
また機会があるとは思いますが。。。こちらはアオカナブン。
だれか幹に傷つけたんでしょうけどNGです!!
こんな事をしなくともヤナギからは樹液はたっぷり出てますヨ!
ゴマダラカミキリ。今まさに旬なカミキリです。
何で「ゴマダラ」というのかという話題が出ました。
私は考えたこともなかったのですが、とっさに「碁斑」なんじゃないかと答えました。
イヤ、自信なげにだったので、皆さんの印象には残らなかったかも知れません。
その後ネットで調べると「胡麻斑」と説明しているものが大半でありましたが、
自分と同じような見解を見ましたので、それほど的外れではなかったかと安心しているところです。増えてきたといえば、マメコガネも最盛期。
イタドリでも何でもぼろぼろに食っていました。
これまでちゃんと探してはいませんでしたが、庄内でエビイロカメムシを見たのは実は初めてです。
ただ、色合いが妙です。羽化直後はこんなだったでしょうか? -
アカスジキンカメムシなど
明日の観察会を前にコースを下見。その途中で見つけた虫たちです。
まずはアカスジキンカメムシ!この虫しばらく探していました。
小諸ではミズキ、クマノミズキ、ヤマボウシ、キハダなど様々な植物に見ていましたが、
庄内に移ってから何故か縁がありませんでした。ミズキを探しても全然見つかりません。
思いがけず見つけたのは、キブシの実でした。
あとで調べてみると、全農教のカメムシ図鑑にもちゃんとキブシも寄生植物に含まれていました。
どうでしょう?大きさといい形といい、まるでキブシの実に擬態しているかのようです。
金緑色に光るアカスジキンカメムシが見事にとけこんで、これが意外にも気づきにくいんです。マダラウスバカゲロウ
この虫は小諸の海野さんのアトリエで毎年見られる虫でした。
日中、気がつくと室内にいて窓辺にとまっているんです。
ひょっとして室内で発生しているんじゃないかと、海野さんと二人冗談交じりに話していたのを思い出します。
懐かしい〜 -
ミヤマクワガタ
標高300mほどの高原でミヤマクワガタを探しました。
道路に頭が落っこちていましたから、その辺りにいるのは間違いないと見て、
怪しいミズナラやヤナギを片っ端から見てまわりました。ようやく見つけた雄。なかなかいい型!
枝のつけねから染み出た樹液を吸っているようです。
どうやら雌を抱えているようなのですが、土手から張り出したミズナラでいい角度が取れません。
ここはGX200でもって、手をいっぱいに伸ばしてノーファインダーで撮影するしかなさそうです。クワガタのとまっている木にも手をかけながら、もう片方の手にカメラを持っての撮影。
二匹は今にも落っこちそうな状況です。
落ちるなよ〜落ちるなよ〜と祈りながら一枚目を撮影。
ここで二匹は落下です。とどめをさしたのはストロボの光?
二枚目はありませんでした。。。 -
アマゴイルリトンボ
山形のトンボのなかで、アマゴイルリトンボには早いうちにあってみたいと思っていました。新潟・福島・長野、そして山形の4県でのみ確認されているモノサシトンボの仲間。
私は、前に海野さんに福島の生息地を教えてもらって以来、見ておりませんでした。この日たまたま入り込んだ山中の水たまりで、思いがけず出あうことができました。アマゴイルリトンボは薄暗い環境を好みます。
感度を上げて撮影していますが、水辺の足場の悪い環境ゆえにブレ画像を量産してしまいました。
また近いうちにリベンジをと思います。 -
山形市で見た昆虫たち
山形市にて撮影した昆虫たち。まとめて
気がついてゾッとしました。チャタテムシの集団。ほとんど幼虫でしょうか。
触角の長い奴らがこんなにかたまっちゃって・・・隣同士邪魔じゃないんでしょうか。
モンキクロメクラガメ・・・じゃなかった、モンキクロカスミカメ(あぁややこしい)
今が旬なカメムシといった感じ。至るところに見ます。
メスグロヒョウモンの雌。オカトラノオにはチョウが集まります。
キチョウ。羽化失敗でしょうか?ちょっと翅の先端がいびつ。。。
ヒメスジコガネ・・・でしょうか? コガネムシもちゃんと勉強しなければ。
最後に、一番の目標だった、山頂でのオオムラサキ。
一度だけチャンスが訪れましたが、遠くて満足のいく結果とはなりませんでした。
この画像はトリミングしています。