Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • エゾイトトンボ

    この日はオトシブミを求めて方々走り回りました。
    サワグルミの葉もいい具合に開いて、高い所には揺籃がポツポツ見え始めているのですが、数が少なく、手の届くところで巻いているものに遂に出あえず終いでした。軽く撮れると踏んだのですが、ちょっぴり焦りの気持ちが芽生えてきました。

    こうなると見えるものも眼に入らなくなっていけません。ふと立ち寄った谷間の池に見つけたエゾイトトンボで、しばし気分転換。結構敏感で、150mmマクロでちょうどいい距離感です。

    他にもヨツボシトンボがしっかり成熟し、追いかけ合っていました。
    春のトンボたちが面白い季節に入っています。

  • シオヤトンボ

    シオヤトンボが水たまりに産卵中。上で監視している雄も含めた広い画面にしたかったのですが、あいにく150mmマクロがついていて、広く撮れません。
    それならばと、それぞれの飛翔写真ということで狙ってみました。

    雄は1/4000秒で撮影

    雌は1/2000秒での撮影でした。
    絞りオートで撮影していましたが、とすると雌は若干露出オーバー気味?

     

  • ウスバシロチョウ

    赤川のウスバシロチョウは最盛期な感じです。
    ヒョウタンボクの花に吸蜜している姿が印象的でした。

    ウスバシロチョウほどゆっくり飛ぶ蝶もないでしょう。
    いつものようにリコーで追いかけてみましたが、これは撮りやすい!

    でも、アップ目で狙った写真はことごとく失敗です。
    絶対もっとよく撮れると分かっていながら、アタリがないのは何とも悔しいもの。
    どうも調子がでませんでした。

  • クロオオアリの羽アリ

    日がかげってきても結局出ませんでしたから、結婚飛行は持ち越しとなったと思います。
    新女王も雄も、そして働きアリも入り口付近をそわそわと、落ち着かない様子です。

    新女王

    雄アリ

    雄アリには働きアリにはない単眼があります。
    触角は長く、いつもまっすぐにのびているように思います。

  • 鶴岡での日食

    家の窓からも余裕で観測できましたので、テレビの生中継を見ながら気が向いたときにシャッターを切っていました。
    鶴岡ではずっと部分日食のままでしたが、十分楽しめました。

    適当に並べてみたら、まるで家で使っている月暦のカレンダーのようになってしまった。。。

  • アキグミの花に

    アキグミの花にたくさんの虫を見ました。
    まず花が満開で、人間の私もキュんとなるような香りにつつまれています。

    ウスバシロチョウ。昨日あたりから見始めました。

    トラフシジミ

    コチャバネセセリ

    ジョウカイボン

    アオハナムグリ

    コアオハナムグリ

    ヒラタハナムグリ

    トワダオオカ。大型のカで体長は1cmを超えます。が、吸血はしませんので御安心を。
    写真の個体も、触角を見ると雌と思います。しかし、よく曲がる口です。

    葉裏にはたくさんキジラミの抜け殻がありました。

    よくよく見れば羽化直後の成虫も。色が薄くて葉によくとけこんでいます。

    まだ翅ののびていない、羽化途中の個体も。

    種名はグミキジラミでしょうか?キジラミも種類が多くて、かなり難しそうです。

     

  • オオイシアブ

    毛むくじゃらで大きな複眼が印象的なムシヒキアブ。
    近くを通る虫を眼で追って、頭を右へ左へ、上へ下へと大きく振っています。

  • エゾヨツメ

    夜の灯りにようやく見つけたエゾヨツメ。
    少しすれた感じがありますが、5月後半ですから、こんなものなのでしょう。

    つんつん突っついたら、バッと翅を広げて、隠していた目玉模様を見せます。

    どうだ!びっくりしたか〜
    いや、自分は知ってますから。それにしても綺麗な青ですね。

    彼はそのまま飛びはじめ、しばらくとまることがありませんでした。

  • クマバチの巣作り

    林の中に積まれたスギの伐採木で、クマバチが巣作りの真っ最中でした。

    ブンブンいう羽音ももちろんですが、カリカリという木をかじる音が結構大きく、それで気づきました。

    見ていると、いい場所は決まっているようで、他の雄が次々に通りかかります。
    坑を開けているものがいると、ちょっかいを出します。あわよくば乗っ取ってしまいそうな勢いです。

    覗き込んだら、もう別の雄が入っていて睨まれた、という瞬間。

  • ブユの口

    谷閒に入ると、ブユがたかって大変!
    車の窓を開けていようものなら何匹も入ってくるし、なぜか両サイドミラーに10匹以上群れ飛んでいるし、外に出たらもう・・・
    ところが、いざ吸血シーンを撮影してやれと構えていると、これがうまくいかないのです。
    彼らはズボンの裾口とか袖口あたりにもぐり込んで血を吸うのが得意なようで、なかなか左手の甲のような撮影しやすいところで始めてはくれません。

    無駄に血を吸われながら、なんとかうまいところに誘導しました。
    吸血の様子をアップで撮影してみると、前脚を浮かせていて前傾姿勢。こうして口のあたりに体重を乗せて、皮膚を貫いているということなんでしょうか。
    服との隙間にもぐり込んで血を吸うのも、そうした取っ掛かりがあると口を刺しやすいためかも知れません。

    頭を皮膚に押し当てているため、口のあたりがどうなっているのか見えにくいです。
    でも、角度を変えている余裕がありません。もうお腹いっぱい血を吸っていて、今にも飛んで行ってしまいそうな状況です。

    別個体でやや上から見てみました。

    ピントが浅いこともあって、やっぱり見えにくいのですが、尖った口が皮膚下を前方に向かって入っているようです。

  • 第33回SSP展

    本日よりスタートです!
    今年、私は、今年初めに撮影したカブトムシ幼虫の気門という、絵としては非常に地味な写真を出しています。
    地味ではありますが、自分の中では、発見の喜びにあふれた大事な一枚であります。

  • ガガンボモドキの一種

    SさんとAさんから、エゾヨツメを撮った(捕った?)との報告をいただきました。
    そこは、私も一昨日に夜のガを探した場所。う〜ん残念だけど、今頃見られるんだということが分かっただけでもありがたいです。
    もしかしたらと夜に再び出かけてみましたが、気温が下がったためか、残念ながら収穫は少なめでした。。。

    でも、流石にもう5月後半。季節が進んで、全くの空振りという事もなくなってきました。
    ガガンボかと思った虫がガガンボモドキの一種だった。
    収穫というほどでもないかも知れませんが、ちょっと面白かったので記しておきましょう。

    まず灯りに来るというのが意外でした。

  • ハムシのアップ

    ストロボを光らせるとビックリして動いてしまうから深度合成には無理がありますが、このヤナギハムシは割とじっとしていてくれました。
    手持ちでの4枚の画像からの合成です。

    注目したのは附節の下側です。
    毛束が二層構造になっているのがわかります。ガラス面も歩ける秘密がここにあるはずです。

    こちらはヤナギハムシの前翅。うっすらと緑色に輝きます。

    こちらはイタドリハムシ。

    色の層の外側を透明な層が覆っているように見えました。

    ついでに脚先を撮影。ヤナギハムシとほとんど同じ構造です。

  • ケバエの一種

    アップで撮影してみて、トンボより更にほとんどが複眼のような顔が面白いと思いました。
    ピントが思うように合わず、でもようやく満足のいくカットが撮れて満足していたのですが、全体像を撮影していなかったことに、後になって気づきました。
    こんな事がよくあります。。。

  • キアシナガバチ

    しとしと雨の降る一日。暖かいというほどではないですが、冷たくない雨。
    静かに色んなものが動いているのを感じます。

  • 夜の灯りのガ

    気温は高めで雨も冷たく感じません。
    この時期ゲンジボタルの幼虫もよくあがっているはず・・・
    幼虫の画像は以前のものがありますが、蛹がありません。「光る蛹」です。
    この夜はタッパーを持っていき、岸辺の土やコケなどで飼育セットを作りながら、幼虫を採集してきました。
    20〜21時に確認した幼虫は、5匹と少なめでした。

    そのまま、夜の灯りに集まるガの様子を見てきました。大型のガが結構来ていました。

    クチバスズメ

    ハネナガブドウスズメ

    フトオビホソバスズメ

    トビモンオオエダシャク

    シャチホコガ

    ヤスジシャチホコ

  • クロヤマアリ

    高倍率マクロで、先日クロヤマアリの気になった胸のあたりを撮影してみました。
    2枚の画像からの深度合成です。

    まだなんだか解像度が足りません。
    後胸のものはますます気門らしく見えてきましたが、中胸と後胸の境のものは、半球状に飛びだした感じに見える以上に、発見は得られませんでした。

    撮影中、別の働きアリ2匹が口うつしの栄養交換をはじめました。
    ドアップすぎますが、そのまま撮影してみました。

    小アゴや口ひげのあたりがどうなっているやら、かなり複雑です。

  • キベリトゲハムシ

    ちょうど産卵中のものを見つけました。
    その時に産みつけられていた卵は5個でしたが、次々に卵を産みつづけ、離れる頃には14個にもなっていました。
    まだ産卵をやめる様子もなかったので、最終的には何個の卵になったものか・・・

    まずかみ傷をつけ

    くるりと向きを変えて産卵です。

    でも、詳しくはよく見えませんでした。
    ずっとお尻をあてて細かく動いているのですが、どのタイミングで産卵なのか、また最後にまっ白な分泌物をかぶせるような動きも・・・

  • カゲロウの一種

    緑が増えて徐々に薄暗くなってきた林内に、カゲロウの乱舞をよく見ます。
    狭い範囲に何匹も、しかもそれほど移動もなく、ホバリングしています。
    これなら写真にも撮れそう・・・

    またしても感度3200で狙ってみました。

    シャッター速度まで1/3200で、翅の動きもほぼ止まっています。

    それなりに失敗カットを多数作りましたが、トリミングなしのこのカットが撮れた時は、正直驚きました。
    ファインダーは決して見やすい方じゃありませんし、瞬間的にピントをあわせるのは難しいカメラですが、ナカナカやってくれます、OM-D。

    種名が分かりませんが、今日のこのカゲロウ、近づいてもあまり逃げません。
    そこで、次にGX200&内蔵ストロボで撮影してみました。

    実はこちらの方が撮影は簡単だったりします。
    長い尾がより強調され、イイ感じに撮れました。

  • トビイロケアリ

    川原で撮影しましたし、明るい色合いですから、カワラケアリに違いないのですが・・・腹柄節の形だとか、触角の毛の本数だとか、やっぱりちょっと難しいです。たぶん、見慣れてくると、見た目の印象ですぐに分かるようになるのでしょうけど・・・
    とにかく、ケアリのなかまなどとごまかさないで、できるだけがんばってみようと思います。

    ▲色々書きましたが、結局、このアリはカワラケアリではないようです。トビイロケアリに修正します。

    タンポポの蜜を吸いにたくさんあつまっていました。

    ヨモギのアブラムシもいつのまにかこんな状態。