使い始めて3年目になるSennheiser MKH8060。GH5にDMW-XLR1を介して取り付けたところ、期待以上のマッチングに大満足です。
ところで、このDMW-XLR1。カタログスペックでは96kHz/24bitで記録できるとあります。これは私が現在メインの録音機として使っているZoom H6と同じスペック。それじゃあ、映像から音声を抜き出して、Audacityで波形もチェックしてみましょう。
YouTube用に書き出した時点で48kHzにリサンプルされますので、オリジナルのMOVファイルをQuicktime Player7で開き、音声だけWAVに書き出し、Audacityで開きました。(あとで気がついたのですが、MOVファイルを直接Audacityに読み込ませることもできました)

スペクトログラムを見ても、ちゃんと48kHz付近まで記録されています。全然問題ナシ。いつもH6のファイルを見ているのと何も変わりません。
ちなみに、モノラルでの収録ですが、DMW-XLR1の設定で左右2chに記録しています。
パワーの強い部分は黄色〜白で示されます。オナガササキリの声は、14〜15kHz付近、それと20kHz付近が最も強いと読み取れます。
現在48才の私の耳には、このオナガササキリの声が以前ほど強く入ってこなくなっていること、自覚しています。オナガはまだよくて、ウスイロはかなりヤバい・・・ホシササキリは全くダメで、5年前、43才の時点で既にほとんど聞こえませんでした。
Youtube動画を見て、音ちゃんと入っていないじゃないの? すごいマイクをつけた割に大したことないんじゃない? と思った方、どうぞご注意を。音はしっかり録れているはずです。かく言う私の耳にも弱くしか聞こえないのですが・・・
繰り返しますが、DMW-XLR1はとってもよかった! 機材はコンパクトにまとまりハイレゾに同録できるのですから、ワンマンでやっている者としては大変ありがたいです。ファンタム電源を使うのでバッテリーの減りが早くなるだろうと覚悟していましたが、余計な心配でした。カメラがスリープに入れば、電源供給も止まります。使ってみてから、あ、そうかと気がつきました。