Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

オナガササキリの鳴き声

オナガササキリの鳴き声の音声波形です。

ザッの音1つが0.2秒ほどで、その中には10の細かい音がある事がわかります。0.02秒に一音では、もはや人の耳(脳)では分解できないレベルです。映像についてですと15fps(約0.06秒に一コマ)と24fps(約0.04秒に一コマ)では滑らかさに明らかな違いがわかりますが、人の時間的分解能は0.05秒あたりでしょうか。音もその辺りを境に、ビー的な音かビビビ的な音か聞こえ感が変わってくるとか?

こういう話題って高校の物理で扱ったりしました? 若い頃、マジメに勉強していなかった自分。。。今更ですが勉強します。

映像は一秒間に1000コマも撮れれば、相当な高速度映像となりますが、音声の場合は一秒間を4万4100(44.1kHz)に分解して記録するのも普通。今では9万6000(96kHz)が標準的なくらいです。普通に録音しても、音のスローはとても簡単に作ることができます。映像よりずっと簡単でお手軽。でも、あまりそんな技術を使う機会はあまりないと思います。せいぜい虫の音くらいでしょうか?


▲9月4日撮影。スローで見ると、0.2秒に約10の音が、確かに翅をこすり合わせて作られている事がわかります。

高速度動画はふつう音を記録しません。SONYのカメラには120fpsで音も記録する機種がいくつかありますが(アクションカムでも!)、240fpsでは自分の知る限りないと思います。オナガササキリのスロー映像は以前にもYouTubeにアップしましたが、音は別のものを後付けしていて、決して自信を持って世に出せるようなものではありませんでした。今年からは、FS700の2KRAW240fpsをSHOGUN INFERNOで収録する際、音声をアナログ入力。念願のスローでの音声同録が可能になりました。ただし240fpsのみの話。また、そのようにしてShogun INFERNOに記録したスロー動画は、映像と音のスピードが違っていたり、タイミングがずれていたりで、編集での修正が必用です。


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