昨日は鶴岡の子供たちと昆虫観察会。その際に訪れたハグロトンボのポイントでは、橋の下にかなりの数が集まっていました。これは新しい虫の眼レンズで撮りたい!
観察会が終わってから、そして今日と、虫の眼レンズのテスト撮影に通い、更にチューンアップを重ねることができました。画質、使い勝手、共にいい感じに仕上がりました!



随分久しぶりに写真をブログにアップします。以前から取り組み続けている自作虫の眼レンズですが、以前より少し画質の向上が得られました(少しではないかも?)。
コナラの樹液の虫でテスト撮影しました。ここから作品作りが楽しくなりそうです!
最近DELLの27型4Kモニターを購入しました。U2723QX
sRGB 100%,Rec.709 100%,DCI-P3 98%カバーのパネルで、HDRもDisplayHDR400規格で、今現在のモデルでは割と一般的なものです。USB-C一本でMacbookAirと接続できて、モニター側のUSB3.2を4つとEthernet端子が使えるのが魅力的で、購入を決めました。
でも一番に欲しかったのは4KHDRです。早速試したのが、これまで自分がYouTubeにアップしたHDR動画の視聴でした。ところが、表示されたのはひどくハイライトがぶっ飛んだ動画。。。それまでハイテンションだった気分が、一瞬にして沈んでしまいました。いや、待て待てなにかセッティングが悪いに違いないと、あれこれ探っていきましたが、かなり迷走してしまいました。そして、ようやくわかってきたのはHDR形式の問題でした。
HDR動画には色々種類があり、Finalcutでは主にPQかHLGで編集・書出するようになっています。私は、GH6ではHLGで撮影し、FinalcutではHLGで編集・書出して、そのままYouTubeにアップしていましたが、これが問題でした。どうやらHLGはTV向けで、パソコンでYouTubeで視聴するHDRでは、まさに私が面食らったように、表示がおかしくなってしまうらしいのです。
M1 MacbookAirでも、iPhoneでも、iMac5K2007モデルでもYouTube動画の画質のところに「2160 60 HDR 4K」など出て、その画面で見る限りは期待通りの映像だったので、全く安心していました。ところが今回わかったことは、パソコンの一般的な4Kモニターで HDR対応を謳っているものはPQ方式のHDR10対応がほとんどで、HLGに対応しているものはハイスペックなモニターに限られるということ。テレビの方は逆でHLG対応が普通、というのも、4Kテレビを持たない私は全く知りませんでした。HLGに対応していなくてもHDR10に変換して表示してくれるような説明もあるのですが、どうも、そううまく動いてはいないらしいです。手持ちのApple機材も、本当にHDRに対応しているか怪しいものばかりと分かりました。なんだ(´・ω・`)
GH6の導入でHLG、HDRに関心を持ったのはよかったのですが、パソコン用にはひどい動画を量産してしまいました。自分が見るのもパソコンの方からですので、HDR10のHDR動画に切り替えたいと思います。見る環境によってはHLGのままがよいという方もいると思います。さて、どうしたものか悩みます。。。
いくつかPQ方式のHDR10で動画書出し、再アップしてみました。
アリジゴクが捕らえたアリの体液を吸っています。鋭く尖った大アゴの先端から体液を吸うようです。何度も持ちかえて美味しいところを探しているのでしょうか。
10分ほどで満足するとアリの死骸を巣の外に弾き飛ばしました。
ウスバカゲロウの幼虫アリジゴクのハンティング。乾いた地面に作られたすり鉢状の巣は、アリにとってはまさに地獄。一度落ちてしまうと登るのは困難です。更に下からサラサラの土をかけられ、足場を失って底に潜むアリジゴクに捕まってしまいます。
撮影:1000fps, 2142fps
再生:60fps, 30fps
もう何年も前から動画で撮りたいと思っていた、カワゲラのドラミング行動をようやく撮影できました。
カワゲラは発音器官をもたないものの、ドラミングで相手を惹きつける信号を送っているとのこと。一連の求愛行動を観察できるかと期待したのですが、気温が低かったためか、他のカワゲラの動きも見えず、二匹のドラミングを撮影したのみで終了しました。
2022年6月2日午前8時過ぎ。鶴岡市大山下池の周回コースよりセガ沢に入ったところ、奥で若いクマに会いました。
藪こぎのような状態で思いがけず近距離で会う可能性もあります。危険を避けるために、熊鈴を持ったほうがよいかも知れません。注意しましょう!
ガサガサと音がして見上げるとそこにはクマがいました。180マクロをつけたGH6で手持ち撮影。ピントも悪いし、慌てて撮影したのでガタガタです。。。
4K動画で擬態昆虫を探してみよう!字幕を表示しながらご覧ください。
私自身、撮影時は5匹くらいしか見えていなかったのですが、編集中に次々に見つかり、なんと合計10匹となりました。大きい幼虫と小さい幼虫がいます。四角い頭部がさがすポイントになります。
そして解答編動画です。
朽木にすむゴミムシダマシなのに、なぜかとっても美麗種なニジゴミムシダマシ(たぶんホンドニジゴミムシダマシ)。
朽ちた竹を齧っていました。このあと、強い日射しが入ってきたら、陰に隠れてそれっきりでした。
2倍テレコンを家に忘れてきてしまったのが悔やまれます。。。
羽化10時間前から蛹の変化を3秒に1フレーム設定でタイムラプス撮影。今回の蛹の角度は横長画面には不向きで、迷った末に縦位置で撮影しました。トリミングなしの4K縦動画・・・スマホやタブレットに最適と思います。
画面上部にカウントダウンタイマーみたいなものをつけました。羽化待ちの参考資料としてご活用ください!
0:39〜0:47 胸部第三節と腹部第一節の空隙化
0:52〜1:10 頭部と胸部の空隙化が進む
1:10〜1:20 腹部第二節と第三節、翅部分の空隙化
1:19〜1:30 腹部第四節の空隙化
1:31〜1:34 腹部第五節より下も空隙化
1:34 全身のほぼ全て空隙化
1:38 羽化スタート
ブロッコリーで飼育していたモンシロチョウ。葉裏で蛹になった一匹が無事成虫に羽化しました!
羽化前5時間の蛹の変化を3秒に1フレーム設定でタイムラプス撮影。蛹の表皮と成虫の体が離れて白っぽくなる「空隙化」のポイントをキャプションに書き込みました。字幕表示で確認できます。
休耕田に日に日にシオヤトンボが増えてきました。パトロール飛行をする雄が時々ホバリングするポイントを狙って、高速度カメラChronos2.1で撮影しました。
翅の膜が柔軟に変形する様子や、羽ばたきを弱めるとすっと降下したり体を傾けるた方向に向きを変えたり、肉眼では捉えられない動きが見えてきます。
撮影:2142fps 再生:60fps
アリジゴクの巣に軽く土をかけた後、修復する様子を撮影しました。
最初と最後はノーマル速度で土を跳ね飛ばす様子を観察できます。
アリジゴクはすり鉢状の巣の底に潜んでいて、巣の底に邪魔な砂粒やゴミがあると大あごを使って巣の外に弾き飛ばします。
ブロッコリーの葉裏で前蛹となったモンシロチョウは、約17時間後、無事に蛹になりました。
ブロッコリーの鉢植えで飼育中のモンシロチョウの幼虫が、いよいよ葉裏で前蛹となりました。蛹になる場所を決めると周囲にたくさん足場糸をはって最後の糞をする、直後に腹糸を固定する糸玉を作り始めました。ここからの様子を編集しアップしています。
昆虫は、胸部と腹部に各節一対ずつ、気門という呼吸のための穴があいています。以前、アゲハの幼虫でも撮影しましたが、モンシロチョウもアップで観察すると、細かく開閉しているのが見えてきました。それも、全気門同時に開閉するのがわかります。
ブロッコリーで飼育中のモンシロチョウの幼虫を撮影。葉だけでなくつぼみも食べます。おそらく2齢から4齢にかけての幼虫です。
チョウの幼虫は足場になる糸を吐きながら歩きます。糸は、口の下にある尖った吐糸管から液体で吐き出され、瞬時に固まります。これはカイコも同じ。
通常速度では動きが早くて見えづらいですが、2倍、5倍程度のスローで、吐糸管の先が葉の上をなでるように走っている様子が見えてきます。単眼の下からのびている左右の触角の動きもおもしろい!