OLYMPUSの古い20mmマクロにいつもより更に接写リングを80mmプラス。倍率は12倍ってところでしょうか。
画面の横幅は1.5mmほどで、ミズイロオナガシジミの卵も画面一杯になります。
残念なことに、マクロ20mmの性能の限界を超えてしまい、解像感はだいぶ落ちてしまいます。
もしかしたら、見た目は拡大されていても、8倍の時の解像度とさほど変わらないかも知れません。
0.01mmピッチでカメラを前後させフォーカスをずらしながら深度合成用の素材を撮影していきます。
▲見れば見るほど美しい形。
この美しさは飾りではなく、8〜9ヶ月間もの長い卵の期間を乗りきる強さを備えた機能美なのです。
真夏の暑さ、真冬の寒さ、乾燥にも猛烈な風雨にも、物理的な衝撃にも耐える強さが、このカタチにはあります。
・・・だと思います。
今回はちょっと苦労しましたが、まずまずの結果が出ました。
深度合成のやり方を、改めて見直してみたのです。
いつもPhotoshopの「レイヤーを自動整列」「レイヤーを自動合成」で深度合成します。
この方法は、パソコンおまかせで、かなりなところまでやってくれますが、実は失敗も多いです。
悪くいえば、データを適当に処理して知らんふり。
よくよく見ればおかしな感じに作られていたり、肝心の部分が省略されていたりで、優等生に早く綺麗に処理してくれるのですが、やっぱり人の眼と手のようにはやってくれません。
ずっと気になっていて、修正する方法を探っていたのですが、ようやく見えてきました。
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