Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ミドリシジミ

    7/6〜7/7にかけて撮影したミドリシジミ。
    撮影時間は17時くらい。16時くらいまではほとんど飛ぶものもなく、いないんじゃないかと思われた。
    やがてキレイな前翅を見せる雄が姿を見せ始め、しだいになわばり争いがはげしくなっていく。17時半頃には、とまっているものを撮影するのはほとんど困難になっていった。

    最後にB型の雌が映っているが、スコープの調整が悪く、ゴミだらけの映像になってしまった。

  • 砂浜にて

    昨年、庄内浜で初めてヤマトマダラバッタ(ヤマトバッタ)を見たとき、これは砂浜にぴったりなバッタと思ったが、
    幼虫はさらに見事な姿をしていた。
    写真に撮るとわかりやすくなってしまうけど、実際は本当に見つけにくい。
    体長1cmに満たない小さな幼虫だから、それも見つけにくい一因になっているだろう。
    P7061951 P7061970

    ハマボウフウをはじめ多くの海浜植物が見られる砂浜。
    ヤマトマダラバッタが棲める環境は年々減っているそうだけど、庄内砂丘はまだ大丈夫そうだ。
    P7061983

    10キロほど南の海岸付近にて、ウスバカゲロウの一種。
    砂浜にすり鉢の巣を作っているものの親だろうか。
    P7061918

    庄内ではコガネグモも見られる。
    P7061927

  • ミドリシジミ FX1000スロー

    2匹の雄が争っている。
    ものすごく高速に追いかけているシーンは目でも追いつかないくらいだが、こんな風にグルグル回るような飛び方で争っている時は、カメラでもとらえることができる。

    これは、ビデオカメラFX1000の「なめらかスロー」映像。
    EX-F1が300fpsで、こちらは240fps。

  • カブト・クワガタ

    少し前から川原のヤナギのチェックを始めたが、いよいよ「連中」も活動開始のようだ。
    ノコギリクワガタにカブトムシ。
    今年また、しばらくお相手してもらおう。
    P7031799

    P7031708

    ヤナギの樹液にはコムラサキの姿もあった。
    シロテンハナムグリも多い。
    P7031630

    ヒメジョオンにやってきたシジミチョウはどちらも夏型。
    左はベニシジミ、右はトラフシジミ
    P7031597 P7031688

  • ギフチョウの幼虫

    5月の連休にギフチョウが飛んでいた場所にて、多数の幼虫を見た。ほとんどが終齢幼虫。
    カンアオイの葉はだいぶ固くなってきている。
    幼虫は枝にかみ傷をつけ、あるいは完全に切り落として、葉をしおらせてから食べるようだ。

    しおらせた葉一枚をほとんど食べきって、それから次の葉に移るらしい。
    右の写真の状況から、そんな様子が想像できる。
    糞がこれだけたまっているというと、長時間ほとんど移動していないようだ。

    P6301333 P6301349

    途中見かけたギボウシの花畑。いやいや、ウルイの畑と呼ぶべきか。
    P6301504 P6301507

  • 盃山にて

    山形市滝山小学校4年生のPTA行事に呼ばれ、28年ぶりに母校に入った。父兄の1人が、幼稚園から大学まで一緒という、ものすごく長い付き合いの友達なのだ。夜は仲間数人で楽しく飲んだ。

    記憶というものは、思いがけない所で突然スイッチが入るんですね。懐かしいものが一気に蘇ってきてホント驚いた。引き出しの奥のものも、たまには出してやんないといけませんな。

    さて、午後の1時間ほど、盃山をまわってみた。中学〜高校時代に歩いたコースそのままに。20年前に見ていたほぼ同じ場所で、メスアカミドリシジミやオオムラサキに出会った。

    メスアカミドリシジミは、むかし同様、3mほどの高さに陣取ってなわばりを張っていた。届かないなあ〜と眺めていたら、久しぶりなんでサービスしてくれたか、目線ぐらいの高さに降りてきてくれた。
    右はアカシジミ。日没の時間はとても届かない高さを飛び交っているが、日中は低いところで休んでいるものもいる。
    P6271222 P6271158

    山頂付近、アベマキにとまってテリトリーを張っているオオムラサキ。
    P6271196 P6271189

    先月寄ったときアオバセセリがテリトリーを張っていた場所には、スミナガシがいた。
    右はオオチャバネセセリ。
    P6271200 P6271148

    コロギスの幼虫。羽化が近そうだ。
    そうか、やっぱり山形にはいたんだなあと再確認。
    P6271242

  • ミドリシジミ

    こちらはムービー。
    時々近づくミツバチにビクッとしながらも熱心に蜜を吸っている。
    ところでこの植物、手持ちの図鑑を調べたところでは「イソノキ」が最も近いように思う

  • ゲンジボタル

    今晩は、やや早い時間から撮影をはじめた。
    7時50分くらい飛びはじめた。

    昨夜と同じ20秒露光で連写した画像をPhotoshopで合成
    hotaru0625

  • ミドリシジミ

    庄内砂丘に沿って平野側には広く湿地が広がっている。
    そこにはハンノキも多く、ハンノキを食草とするミドリシジミも多い。

    もう少し早い時間に行った方がよかったのだが、10時くらいにハンノキ林に入った。
    朝から日差しが強く、気温も上がってきた。
    湿地にいると暑さがよけい感じられる。

    最初に見つけた一匹は、何の木か花から蜜を吸っていた。
    この花にはミツバチやクマバチをはじめたくさんの虫が集まっていた。
    種名を調べてみたい。
    P6251021 P6251072

    うっそうとしたハンノキやクルミの林。中は薄暗いがところどころ日だまりがある。
    イチモンジチョウが多かった。
    P6251077 P6251014

  • ゲンジボタル

    すっかり遅くなってしまったが、今年初めてホタルの撮影に出た。
    昨年と同じポイントだが、1箇所にたくさんかたまってとまっている場所があって、
    とてもよさそうな感じ。
    出発が遅れ、現地に到着したときには夜の9時をまわっていた。
    早速撮影開始。

    P6240975

    また、いつものようにホタルの光の軌跡を撮影。
    今回は1カット20秒。
    20カットほどをPhotoshopでレイヤー合成。合成方法は「比較(明)」。
    開放値4.5の暗めのレンズで難しいかと思ったが問題なかった。ISO400で撮影。
    気温が低めだったためか、あまり飛んでくれなかった。
    hotaru0624 P6240991

  • エゴツルクビオトシブミなど

    エゴノキの葉をまくエゴツルクビオトシブミ。
    5月の巻いているものを見送ってしまったが、花の咲くこの時期にも巻くようだ。
    右はヒゲナガオトシブミ。キイロヒゲナガではない方の、である。
    P6199996 P6190105

    サルトリイバラにつくアカクビナガハムシ。
    作り物のように鮮やかな赤の、1cmに満たないかわいらしいハムシだ。
    右はトホシテントウ。
    スズメウリだろうか、このところ草地のツル植物についているのをよく見かける。
    P6190220 P6199991

    エゴの花はそろそろ終わりだが、そこに見つけたヒメトラハナムグリ。
    毛むくじゃらな姿は、一見するとマルハナバチのようでもある。
    P6190009

    ついでに、エゴノキの花に来ていたマルハナバチ2種。
    左はコマルハナバチの雄で右はトラマルハナバチ・・・だろうか?
    マルハナバチの見分け方は、いまだよくわからないまま。自信がない。
    P6190018 P6190022

  • ゴイシシジミ

    ササに葉にとまったゴイシシジミ。
    アリもいるし、葉裏にアブラムシもいるかと続くシーンに期待したのだが、そううまくはいかなかった。
    成虫はアブラムシの甘露を好み、幼虫はアブラムシを食ってしまう。

    まずは生息地を確認できてよかった。
    ゴイシシジミについては、何といっても肉食の幼虫という点が面白い。
    P6190025

  • チョウセンアカシジミ

    今年から、チョウセンアカシジミの撮影には事前に町の教育委員会(文化財担当)に
    届け出る決まりとなっている(電話0238-62-2141)。
    私も事前にことわりを入れて、昨年より通っているポイントを訪れた。

    今年はチョウセンアカシジミの発生も早まっているらしい。
    もうすでに幹に新しい卵がたくさん産みつけられている。
    最初、パッと目に入ってくる数は少なめだったが、周辺の下草などをのぞいてみると、
    いるわいるわ、確かにかなりの数が発生している。

    P6179843

    12時頃、交尾中のものを見つけた。
    ここは住宅地の中にある生息地。道路沿いのトネリコより発生している。
    近所の人はもちろん、チョウセンアカシジミについてよくご存じだ。
    P6179912 P6179882

    お昼前後、しばらく産卵するものがたくさん現れた。
    目についただけで5匹いたのだが、1時過ぎには全く見られなくなった。
    そこで、今日は用事もあったので撮影を終了し鶴岡に戻った。

    P6179961 P6179962

    チャンスがあったら、一週間以内に再び訪れてみたい。
    昨年見た夕方の乱舞は本当に見事だった。

    ところで、長野県東御市のSさんから気になるメールをいただいた。
    東御市が天然記念物にしている希少種オオルリシジミについて、衝撃的なニュースだった。
    食草のクララの花穂が大量に盗まれていたというのだ(信毎WEBの記事)。
    オオルリシジミは6月のはじめに活発に活動し、クララの花穂に産卵、
    そして今は幼虫は花穂を食べて育っている。
    それをごっそり盗っていったものがいるという、とんでもないことだ。
    私も昨年まで東御市の住人で「オオルリシジミを守る会」の会員である。
    長野にいた頃もあまり会の活動をお手伝いできなかったが、
    熱心に活動されていた皆さんのがっかりされている姿を想うと、本当に悲しくなる。
    盗っていったものはいったい何をしようというのだ。
    誰も得をしない。悲しみが残るばかりじゃないか。

  • シャチホコガの幼虫

    オニグルミの葉裏に見つけたシャチホコガの幼虫。
    この虫はかなり奇っ怪な「怪物」だ。
    「エイリアン」やら「遊星からの物体X」なんかに出てきてもおかしくない。
    (私の年代だと例えるものがこんな感じになる。他にもいろいろあるだろう)

    P6169699

    上の写真は休んでいる時の姿。
    これをちょっと指でさわると、ワッと長い脚をひろげてくる。
    少し虫の知識のある人なら、この長さは「ありえない」ものだとわかるだろう。
    鳥もこんな虫をお腹に入れるのはイヤじゃないだろうか。
    長い脚でお腹を突き破って出てきそうだ。。。
    P6169716

    近くにいたチュウレンジバチの幼虫。
    チョウやガの幼虫ではなく、ハチの幼虫だ。
    小さいうちは集団で行動し、おどかすと一斉にお尻を上げる。
    集団で同時に動くことで、1つの大きな生きもののように見える効果を狙っているのか。
    初めて見たものは一瞬でもひるんでしまうだろう。
    P6169722

  • ヒメシジミ

    ヒメシジミが出はじめた。
    昨年、鶴岡のSさんに教えてもらった場所では、すでにたくさんの雄たちが飛び交っている。
    表が青い雄と茶色い雌。みな傷が少なく撮影にはベストな状態だ。
    P6129366 P6129373
    P6129361 P6129371

    ウラギンヒョウモンも増えてきた。
    これもみな新鮮で、オレンジも鮮やか。
    P6129294 P6129317

    ヒメシジミはクローバーとニガナに多く来ていた。
    ニガナはやわらかい植物でとまりにくそうだが、チョウもハチも大好きらしい。他に、ヒメウラナミジャノメとコチャバネセセリがずっと吸蜜していた。
    P6129393 P6129448
    ムラサキツメクサにはダイミョウセセリ。
    この一匹、10分以上吸蜜を続けていた。
    P6129415

  • アリとカタクリ

    カタクリの種が実った。
    エライオソームに引き寄せられ、アリたちも忙しく働いている。
    さく果から種を引っ張り出すもの、地面に落ちた種を運ぶもの。
    小さな世界をのぞき込むのは楽しい。

  • アリバチの交尾

    何か飛べずに苦労している虫がいるなあと呑気に見ていたが、
    正体がわかったら大慌て。アリバチのカップルじゃないか!

    詳しい種類はわからない。
    アリバチの仲間は雌は翅をもたず、アリのように地面を歩きまわっている。雄には翅があり、交尾の時はどんななんだろうと気になっていた。

    最初、落ち着きなく地面を歩きまわっていた。
    時々、この姿勢のまま、少し飛ぶこともあった。
    でも、長くは飛べないようで、すぐに降りてしまう。
    P6108895

    やがて、草の上にのぼって動かなくなった。
    ようやく落ち着いたのか、そこで交尾。
    P6108973

    あとでしまったかなあと思ったのだが、交尾のシーンを撮影して安心してその場を離れてしまった。
    交尾がすんだらすぐに分かれたかも知れないけど、更に何かもっとドラマチックな行動があったのではないかと思えてきて、もう何か失敗したような気になってしまった。

  • ハッチョウトンボ

    10円玉に隠れてしまうくらいのハッチョウトンボ。
    今年も5月末から姿を見始め、真っ赤に成熟したものも増えてきた。

    150mmマクロで撮影。
    背景の水の反射が美しく丸いボケをたくさん作ってくれた。
    P6108854

    P6108872

  • クルミハムシの交尾

    雄と比較すると、雌はお腹だけが異様に大きいことがよくわかる。どれだけ卵をかかえているのだろう。

    交尾中、何だか雌がもぞもぞいいだした。
    雄は敏感に何かを感じ取って・・・・

    何だかちょっと笑えるシーンを見せてもらいました。
    もっけです。

  • オトシブミ(虫の眼ビデオ)

    初めてのテープレスカメラは思いのほか高画質で安心した。
    最近入手したのは、CanonのHF10という少し前のAVCHDビデオカメラだ。最新の一眼レフスチルカメラに入っている動画機能がどれだけの性能かとっても気になるところ。まずは安価な中古を入手してAVCHDとの付き合い方を探ってみようと思ったのだ。

    虫の眼レンズを組み合わせて撮影

    AVCHDファイルはMacに取り込む際にProres422に変換する。
    そうすると容量がぐんと増えて10倍くらいになるだろうか。
    撮影したファイルを全部変換するべきか、編集時にだけ変換するか、しばらく悩むことになりそうだ。