のちに梅雨明けは18日とされましたが、この16日の午後を境に夏が来たと感じたのは私だけではないでしょう。この日の画像を見直して、あらためて確信しました。
これは夏の雲です!
そのまま待ってみましたが、枝かじりを再開してはくれませんでした。。。
明日の観察会を前にコースを下見。その途中で見つけた虫たちです。
まずはアカスジキンカメムシ!この虫しばらく探していました。
小諸ではミズキ、クマノミズキ、ヤマボウシ、キハダなど様々な植物に見ていましたが、
庄内に移ってから何故か縁がありませんでした。ミズキを探しても全然見つかりません。
思いがけず見つけたのは、キブシの実でした。
あとで調べてみると、全農教のカメムシ図鑑にもちゃんとキブシも寄生植物に含まれていました。
どうでしょう?大きさといい形といい、まるでキブシの実に擬態しているかのようです。
金緑色に光るアカスジキンカメムシが見事にとけこんで、これが意外にも気づきにくいんです。
マダラウスバカゲロウ
この虫は小諸の海野さんのアトリエで毎年見られる虫でした。
日中、気がつくと室内にいて窓辺にとまっているんです。
ひょっとして室内で発生しているんじゃないかと、海野さんと二人冗談交じりに話していたのを思い出します。
懐かしい〜
標高300mほどの高原でミヤマクワガタを探しました。
道路に頭が落っこちていましたから、その辺りにいるのは間違いないと見て、
怪しいミズナラやヤナギを片っ端から見てまわりました。
ようやく見つけた雄。なかなかいい型!
枝のつけねから染み出た樹液を吸っているようです。
どうやら雌を抱えているようなのですが、土手から張り出したミズナラでいい角度が取れません。
ここはGX200でもって、手をいっぱいに伸ばしてノーファインダーで撮影するしかなさそうです。
クワガタのとまっている木にも手をかけながら、もう片方の手にカメラを持っての撮影。
二匹は今にも落っこちそうな状況です。
落ちるなよ〜落ちるなよ〜と祈りながら一枚目を撮影。
ここで二匹は落下です。とどめをさしたのはストロボの光?
二枚目はありませんでした。。。
山形のトンボのなかで、アマゴイルリトンボには早いうちにあってみたいと思っていました。新潟・福島・長野、そして山形の4県でのみ確認されているモノサシトンボの仲間。
私は、前に海野さんに福島の生息地を教えてもらって以来、見ておりませんでした。この日たまたま入り込んだ山中の水たまりで、思いがけず出あうことができました。
アマゴイルリトンボは薄暗い環境を好みます。
感度を上げて撮影していますが、水辺の足場の悪い環境ゆえにブレ画像を量産してしまいました。
また近いうちにリベンジをと思います。
山形市にて撮影した昆虫たち。まとめて
気がついてゾッとしました。チャタテムシの集団。ほとんど幼虫でしょうか。
触角の長い奴らがこんなにかたまっちゃって・・・隣同士邪魔じゃないんでしょうか。
モンキクロメクラガメ・・・じゃなかった、モンキクロカスミカメ(あぁややこしい)
今が旬なカメムシといった感じ。至るところに見ます。
メスグロヒョウモンの雌。オカトラノオにはチョウが集まります。
キチョウ。羽化失敗でしょうか?ちょっと翅の先端がいびつ。。。
ヒメスジコガネ・・・でしょうか? コガネムシもちゃんと勉強しなければ。
最後に、一番の目標だった、山頂でのオオムラサキ。
一度だけチャンスが訪れましたが、遠くて満足のいく結果とはなりませんでした。
この画像はトリミングしています。
縁側に座って一息ついていると、目の前の空間に何かゆれながら飛んでいます。よく見るとヒトスジシマカが交尾飛行中なのでした。なんてこった。。。
これは以前、撮らなければならなかったのについに撮れなかった、あの因縁のシーンではないですか!カメラを取って戻ってみると、すでに分かれたあとのようです。やっぱり撮影は難しいのか。。。
しかし、数分後、再び同じ状況が再現されました。
小さいし揺れているので難しかったですが、何とかそれらしきものを1枚撮影。
向かい合って交尾したまま飛んでいます。飛んでいるのは雄だけでしょうか?
そのまま空中で二匹は分かれました。
以前から思っていましたが、彼らは空中でのみ交尾するのではないでしょうか。。。
それで目にしにくい・・・うん、そうに違いない。
それならさっきの不満の残るシーンでも撮れてよかった方かな?
・・・などと思ってたところ、次に交尾したカップルが私の脱いだサンダルに降り立ちました。
私の経験やら勘やらはこの程度のものです。。。
雄は人の近くにいて雌が近づいてくるのを待っているようです。
気をつけて見ていれば、撮影のチャンスはかなりありそうです。
これまではカは小さいので気づきにくかったのと、カがプンプン飛んでいるのを黙って見守る余裕がなかったためでしょう。