Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • 【Slow Motion】キチョウ【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1(ver.0.7.0) Cinema DNG記録
    Micro Nikkor 105mmF2.8
    KOWA LM12XC
    撮影:2142fps 1280×720
    再生:60fps

    林道に落ちた、おそらくタヌキの糞に集まるキチョウです。 このように動物の糞には色んな種類のチョウが訪れ吸汁します。 前に虫の眼レンズで撮影したのと同じ日、同じ場所です。
    【虫の眼レンズ】キチョウの集団【GH5S VFRスロー】

    この日は、Chronosの新しいバージョンが公開されて早速テスト撮影をしていました。色々撮影できてよかったのですが、その後がまずく、色味が変わってしまったDNGファイルの処理に手こずり、しばらく無駄な苦労してしまいました。
    特にキチョウのこの黄色!このレモンイエローが全く出せずにいましたが、xriteのColorcheckerを使って色合わせをしたら、本当に一瞬で解決してしまいました。さっさと機械の眼に任せてしまえばよかったのに、ずいぶん無駄に時間をかけてしまいました。

    でも、これまでカラーチャートの必要を全く感じてなく、こんな便利なものがあったのかと本当に感激しました。いい機会だったと思います。

  • 【Slow Motion】イチモンジセセリ【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1(ver.0.7.0)
    Micro Nikkor 105mmF2.8
    撮影:2142fps、1000fps 再生:30fps

    イチモンジセセリは羽ばたきと滑空を交互に繰り返し飛びます。肉眼ではピンピン跳ねるように見える動きは、スローで見るとこんなことになっています。

  • 【Slow Motion】ノシメトンボの産卵【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1  Nikon Ai-s NIKKOR ED 300mm F4.5 IF
    撮影:2142fps 再生:60fps

    田んぼで打空産卵するノシメトンボです。雌の腹端から卵が離れるところをまとめて編集してみました。でも、卵ちょっと見えにくいです・・・
    最後、連結が解けるシーンが偶然撮れました。離れた後に雌が一個卵を落とします。この時が、今日の撮影のなかで一番よく卵が見えています。

    色鮮やかなナツアカネが本命ですが、ナツアカネの産卵はもう少し先のようです。今日は全く見ることがありませんでした。

  • 【Slow Motion】みなかみ町にて【Chronos 2.1 Highspeed】

    世界的動物写真家、飯島正広さんに招かれコウモリの撮影にトライしました。その時の映像は、すでに飯島さんにより公開されています。
    https://www.youtube.com/user/mole85mole85
    ↓飯島正広さんのブログ
    http://asianaturevision.com/

    日中、飯島さんの近所のフィールドをご案内していただき、Chronosでも色々撮ってきました。まとめて公開します。キベリタテハはチャンスが少なく残念でした・・・

  • 【Slow Motion】カワゲラの一種【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1  Micro Nikkor 105mmF2.8
    撮影:500fps 再生:24fps

    飯島さんとコウモリの出現を待つあいだ、何度も目にした白っぽいカワゲラ。いつもなら暗すぎてChronosでの撮影は無理と諦めるところですが、他にすることもないし、コマ数を落とし18dBまでゲインアップして撮影してみました。カワゲラのスローははじめて撮影しました。

    カワゲラはゴキブリに近い原始的な昆虫です。そう思って見ると、飛ぶ姿はシロアリの羽アリに近い印象です。

  • 【Slow Motion with Sound】シロスジカミキリ

    カミキリムシはつかむと胸をこすり合わせて音を出します。 シロスジカミキリの発音の様子を音あり4倍スローで
    0:34 通常速度

    FS700の2K240fpsをSHOGUN INFERNOで収録(ProResLT)。
    音声はSHOGUN INFERNOのアナログ入力による同録です。

  • 【Slow Motion】ハグロトンボ3【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1  Nikon Ai-s NIKKOR ED 300mm F4.5 IF
    撮影:2142fps 再生:60fps

    暑さが一段落して、小川にハグロトンボが戻ってきました。正確にいうと、猛暑の中では陽の当たる所に出てくれませんでした。

    今回はオスの飛翔でまとめました。前翅と後翅をほぼ同時に打ち下ろし、滑空もまじえてリズミカルに飛んでいます。上流に向かって風が吹いていて、風に乗って漂うような飛び方も見られました。

    OLYMPUSのドットサイト照準器EE-1を使っています。これなくしては300mmでの追っかけはできません。

  • 【Slow Motion with Sound】スズムシ

    スズムシの鳴く様子を音あり10倍スローで
    1:08 通常速度

    スズムシなどコオロギの仲間は、右前翅裏にあるヤスリ器に、左前翅のヘリにあるコスり器を当てて発音します。
    FS700の2K240fpsをSHOGUN INFERNOで収録(ProResLT)。音声はSHOGUN INFERNOのアナログ入力による同録です。

  • 4K→FHD スズムシ羽化

    スズムシ雄の羽化を撮影しました。朝5時過ぎにスタート、前翅・後翅がのびて抜け殻を食べ始めるまでは1時間ほどでした。
    GH5Sで4K60P撮影した動画をFHDで編集。200%のトリミングまでは理論上画質劣化がないところ、最大300%までトリミング編集しています。
    7分超えの長い動画です。じっくり観察したい方向きです。

    以前、自分のブログに、スズムシの羽化を夜通し待っていたけれど、動き出したのは朝4時半ごろからと書きました。
    スズムシの羽化
    確かに、今朝も早朝起きで撮影はうまく行きましたが、マークしていた7匹のオスのうち3匹は、4時の段階ですでに羽化終了。2匹はまだ翅が白く1匹はだいぶ黒くなってました。

  • アゲハ 羽化前10時間の蛹の変化タイムラプス

    2017年6月26日の撮影。

    羽化前10時間の蛹の変化を撮影した動画ファイル。いつかまとめようと思っていて4年も眠らせてしまっていました。これを編集してタイムラプス動画を作成しました。4年前でだいぶ時間が経ち、やや正確さに欠けますが、おおよその時間を表示させてみました。275倍に時間をのばしていることになります。

    1:47 下にレフ板を置いたので下部が明るくなります。表面変化と紛らわしいのでご注意ください。

  • 【Slow Motion with Sound】ヒグラシ

    通常速度 https://youtu.be/b9dyAKs8K7M

    音とお腹の伸縮に注目すると、最後の一音ではお腹の伸縮を伴わないこと(が多いの)に気づきました。最後のカットでは、腹弁の下にある白い鼓膜が震える様子が見えます。  鼓膜の振動がお腹に伝わる様子が興味深いです。

    FS700の2K240fpsをSHOGUN INFERNOで収録(ProResRAW)。音声はSHOGUN INFERNOのアナログ入力による同録です。
    2017年7月の撮影。撮影当時は激重な動画ファイルで、撮影しただけで眠らせてしまっていました。

  • ヒグラシ鳴く7連発

    ヒグラシは同じ場所で鳴き続けてくれません。一回鳴くごとに歩きだすし、時には飛び去ってしまいます。

    2017年7月の撮影です。すべてFS700の2KRAW240fpsをSHOGUN INFERNOで収録。音声はSHOGUN INFERNOのアナログ入力による同録です。撮影当時はデータが激重で編集が大変だったため、撮っただけで、すっかり眠らせてしまっていました。

    音あり4倍スロー動画に作成したファイルを4倍早回しにしています。つまり通常速度です。そうして普通に鳴き声が聞こえること、この試みに間違いがないことを確認しました。
    一つFinalcut Proでの注意点は、速度調整で「ピッチを保持」のチェックを外すことでした。

  • 【Slow Motion】ミズカマキリ飛ぶ【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1  Nikon Ai-s NIKKOR ED 300mm F4.5 IF
    撮影:2142fps  再生:60fps

    池でギンヤンマを撮影していると、視界の隅でミズカマキリが飛び立っていきます。一度や二度ではありません。何事かと辺りを見渡すと、池の中央に浮かぶアオミドロの浮島にミズカマキリが数匹はい上がって、今にも飛び立とうとしています。ギンヤンマは一旦中断!ミズカマキリの撮影に集中しました。

    ミズカマキリは、次から次に水から出て飛び去っていきました。 撮影できなかったものを含めて、少なくとも20匹は出たと思います。池の環境が悪くなって他に移動しようとしているのでしょうか。滅多に見られない事だと思います。

  • 【Slow Motion】ギンヤンマ【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1  Nikon Ai-s NIKKOR ED 300mm F4.5 IF
    撮影:1000fps  再生:30fps または 15fps

    滑空から羽ばたきに移るとき、後翅は打ち下ろし、前翅は打ち上げに動くのが確認できました。滑空時の翅のフォルムも興味深いです。

    300mmでのギンヤンマの飛翔撮影。フォーカスは固定、ドットサイト照準器でフレーミングしています。一時間ほど格闘しましたが、なかなかうまくいきません。でも、撮れないことはありませんでした。55秒からは、唯一でしたがピントもフォローも満足のOKカットです。

    暑さでへとへとになりましたが、ギンヤンマは一度も池から離れることなく飛び続けてくれました。タフですね。。。

  • 【Slow Motion】モンキチョウ【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1  Micro Nikkor 105mmF2.8
    撮影:2142fps  再生:60fps

    涼を求めて標高500Mほどにある放牧場に向かいました。やたら目立っていたのがモンキチョウ。ヌマトラノオの群落には必ず5匹はいて、高速度カメラのありがたいモデルさんになってくれました。

  • 【Slow Motion】クロアナバチ震える【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1  Nikkor Micro105mmF2.8
    撮影2142fps または1000fps
    再生24fps または 60fps

    クロアナバチに高速度カメラを向けて、一つ小さな発見がありました。砂のかたまりを抱えて巣穴から出てくるときに限ってのことですが、最後に砂を落とす時、決まって細かくぶるぶるっと震えます。単に砂を落としているだけのようですが、この動き、秒180コマ程度では全くとらえることができていません。小さな発見ではありますが、見えなかったものが見えた瞬間は、いつも興奮します。

  • 【虫の眼レンズ】クロアナバチ 【4K】

    自宅から歩いて一分弱の公園に、今年もクロアナバチのコロニーが作られました。撮影するのは実に3年ぶりです!ヒメクサキリを狩って巣の近くに降り立った一匹のその後を追ってみました。

    0:54 中央の本物の巣穴をあけます
    1:41 間違ってダミーの穴に入れそうに・・・
    2:09 一旦離れて仕切り直し
    2:23 巣穴に獲物を引き込みました
    2:30 一分半後、巣穴から出て、メインの穴を埋め戻します

  • ヒトスジシマカの産卵

    もっとも普通に見られるヤブカ、ヒトスジシマカの産卵シーンを撮影しました。ヒトスジシマカは空き缶や植木鉢の皿などにたまった小さな水でも発生します。産卵場所は水際のちょっと湿った場所。雌は産卵にいい場所をさがして歩き回り、一個一個、産みつけていきます。昼によく産卵しています。

    撮影場所は自宅庭の手水(ちょうず)。ここは、うっかり水をためてしまうと、すぐにボウフラだらけになってしまいます。気がついたら水を捨てるようにしていますが、ヒトスジシマカの卵は乾燥に強く、壁面に産みつけられた卵は一度はカラカラに乾いても、雨が降って再び手水に水がたまると孵化して、思いがけずボウフラだらけになってしまうというわけ

  • アブラゼミの羽化

    はじめてキャプション(字幕)を入れました。字幕ボタンを押してみてください。

    Panasonic GH5 & GH5S
    EF100mm F2.8Lマクロ
    M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO&1.4倍テレコン

    今年は3年ぶりに夏の鶴岡にいますが、やっとアブラゼミの羽化を撮影しました。実はもう羽化シーズンのピーク(先週だったようです)は過ぎてしまった感がありますが、なんとか雄一匹最後まで撮ることができました。翅がのびた直後、抜け殻はバランスが崩れて落っこちそうになり、セミは大移動してしまったのが、ちょっと残念でした。

    2:40 翅がのびる様子を10倍速
    これはなかなか面白い絵になりました。

    ほかはすべてノーマルスピードです。セミの羽化はとってもゆったりした動きで、私でも編集で早回ししたくなります。でも・・・私は、基本的に昆虫の変態をなるべく普通のスピードでお見せしたいと思っています。最近はなんの注釈もなく羽化をタイムラプスで見せるのが当たり前で、これにはちょっと反対です。今の子供の多くは、あの速度で脱皮や羽化が起こっていると信じているんじゃないかと心配です。

  • 【Slow Motion】カナブンの飛び立ち【Chronos 2.1 Highspeed】

    Chronos 2.1  Nikkor Micro105mmF2.8
    撮影2142fpsまたは3358fps 再生24fps

    カナブンなどハナムグリのなかまは、前翅を使わず後翅だけを広げて飛びます。といっても前翅は全く働いていないかというと、スロー動画を観察すると、後翅の羽ばたきの補助的な動きをしているように、私には見えてきました。前翅の縁の独特のカーブもそのためにデザインされたものだと今更気づくことができました。あなたにはどう見えますか?