鶴岡から見た月山
▲麓に広がるブナの新緑が美しい
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雪のブナ林
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ネコヤナギとニホンミツバチ
赤川沿いのネコヤナギはもう花が咲いていました。
そこに早速やってきているのはニホンミツバチです。
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紫外線撮影への挑戦(8)
色々試してみましたが、しばらく紫外線写真は「Labカラー変換→aチャンネルはずし」で紹介したいと思います。
キャプションはUV画像と簡単に入れて、タイトルの「〜挑戦」もここまでとしましょう。今日、はじめてセイヨウタンポポを撮影して、そういうことにしました・・・まあ、いつもこうした決心は長くは続かないのですけど。
セイヨウタンポポ定常光
セイヨウタンポポUV画像
紫外吸収部が黄色く見えています。
注意!虫の目にこのように見えているわけではありません。 -
紫外線撮影への挑戦(7)
ナノハナ紫外線動画のカラー調整は、結局、画像と同じ、Labカラーaチャンネル外しに落ち着きました。
動画ファイルをPhotoshopで処理するのはもちろんそのままでは不可能ですが、1枚1枚の画像に書き出すことで可能になります。大量の画像を処理することになりますが、自動処理をうまく使えばOKです。
試しに、同様の処理を前日のフキの動画にも適用してみました。
このカラーでは、濃い黄色の部分が紫外線をよく吸収していることになります。植物がこうした花の紫外吸収パターンでハチなどの昆虫にアピールしている様子を見たい!
その目的では、この映像はまずまず分かりやすく、それなりに美しく、イイ感じと思います。
ところで・・・
注意!虫の目にこのように見えているわけではありません。
最近、このお断りを忘れていて、どうもいけません。重要な宣言ですから、毎回入れるべきでしょう。 -
紫外線撮影への挑戦(6)
E-PL1の動画機能で、紫外線映像を撮影してみました。後半は、Finalcut ProⅩの「バランスカラー」で自動色補正した映像になっています。
この自動補正、すごく優れているのか、(紫外線フィルターを通した割に)とっても自然な色合いになっています。
この日はフキノトウしか撮影していませんでしたが、ナノハナでテストしたらどんな絵になるのでしょう。
そして、この色補正は写真にも応用できるものでしょうか?ちょっと意外な展開になってきました。
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紫外線撮影への挑戦(5)
これは昨日撮影したナノハナの紫外線写真(オリジナル)です。
毎度のことですが、赤かぶりがすごくて、せっかく写った紫外線パターンが見えにくくなっています。
ちなみに通常光での写真は次のとおり。花びらは全体に均一で、上のような模様はまるで見えません。
さて、最初の写真の肉眼で見えない模様ですが、ちょっと薄くてよく見えません。
グレースケール変換してモノクロ化してもこの通りです。
この画像のコントラスト調整をしたところで、期待したような画像にはなりません。
ところが、今日、海野さんとの電話の中で、Photoshopに他にモノクロ化のための「白黒」というメニューがあると教えてもらいました。この「白黒…」私は全く気がついていませんでした。これはかなり有効かも知れません。。。
ありがとうございます!
イメージ>色調補正>白黒… で画像はモノクロに表示されて、次のようなダイアログが表示されます。この中でレッド系のスライダーを左にずらしていったところ、花の中央部の模様がどんどん濃くなっていきます。
さらにマゼンタ系を右にずらしていったら、全体が明るくなり、次のような画像が得られました。
これはすごいです!これぞ紫外線写真という感じです。最初からこれくらいはっきりビジュアル化できればいいのですが・・・
先日むりやり編み出した、Labカラーでのaチャンネル除去処理の結果はこうです。
この感じも割と気に入っていますが、なぜこんな風に色がつくのか説明できません。
光と色についての知識が足りないなあ・・・とにかく自分は物理を勉強しなおさなければなりません。
それだけはハッキリしてますw -
紫外線撮影への挑戦(5)
RGBという色空間はとても身近ですが、Labという色空間はほとんど意識したことがありません。
Lは色の明度、aはマゼンタ〜グリーン軸、bはイエロー〜ブルー軸という3つの要素から構成されるカラーモデルです。今まで利用したこともないのに何故?ではありますが、赤紫かぶりの画像に、なにか意味のある加工を加えたいと試していて、たまたま気まぐれにLabカラーに切り換えました。するとびっくり!赤に関する要素を消してみたらどうかとaチャンネルを黒く(白でも同じ)塗りつぶしてみたら、なんと、
思いがけず黄色が出て、フクジュソウがこんなことになってしまいました。いや、見た目の色に近いわけですが、驚きました。
離れた所から撮った画像に当てはめてみると、
補色の関係になっているわけですから、素晴らしくよく目立ちます。
面白いとは思いましたが、なんとも危険な感じがします。
ここだけの遊びにしておいたほうが、いいのかも知れません。 -
紫外線撮影への挑戦(4)
紫外透過可視吸収、赤外カットのフィルターの組み合わせは様々作れますが、その効果は肉眼で確認できません。
ですから、写った画像を見るだけでは、どう判断して良いか分からない結果に、手持ちのフィルターが間違えているんじゃないかと迷いが出てきたりします。しかし、この類の特殊フィルターについては、分光特性のデータが詳しく公開されています。これを利用すれば、複数枚フィルターを重ねたとき、どの波長はトータルで何%透過しているか、計算すればいいはず。さらに一般的な画像素子の分光特性のデータを得て(もちろんE-PL1の特性が違っている可能性もありますが)、果たして自分の紫外線カメラは、紫外線がどれだけ透過しているか、慣れない計算はExcelを利用して、ちょっとしたシミュレーション的なことをやってみました。
その結果は370〜400nm付近がピークでわずか5%ほどの透過。そして440nmからほぼ0%となり、660〜710nmに再び0.1%以下の透過があるという結果に至りました。候補となる他のフィルターでも試算してみましたが、どうも今の組み合わせが最も無難なようで、ちょっぴり安心できました。しかし!途中で、実はもう一つレンズの特性という重要な要素が抜けていることに気づきました!この試算結果、どれくらい頼っていいものか・・・さて、撮影した画像は相変わらず、赤紫にかぶった画像です。
このままでは、紫外線の反射吸収がやっぱり分かりにくいです。
何か1つパターンを決めて処理すべきと、だんだん、そんな考えに傾いてきました。
私には、小諸での海野さんの助手時代に経験した、忘れられない紫外線映像のカラーがあります。
それを思い出しながら、今回は、Photoshopで「色相」をずらしてみました。
これもフキノトウ
キクザキイチゲ
オオイヌノフグリ。半開きです。
先日のヤナギの画像はこうなりました。
フクジュソウはかなり変です。
自分でも思いますが、大丈夫?といわれそうなレベルになってきました。
まだまだ迷走が続きそうです。 -
紫外線撮影への挑戦(2)
E-PL1を紫外線専用カメラに作りかえ、期待いっぱいに試し撮りにのぞんだのですが・・・
またものすごく赤のかぶった画像になりました。
これじゃノーマルのOM-Dにフィルターをつけた時の方が良かったんじゃないかと悩んでしまう結果です。
といっても、前に入手したFull Spectrumタイプのカメラも同じような色傾向でした。
だから、たぶんこの結果は、向かっている方向は・・・間違っていないのでしょう。
こんな色の画像になるはずがないと思うから、何だかがっかりしてしまうのですが、むき出しのイメージセンサーにできるだけ紫外域に絞った光を送った、その結果がこれです。さて、問題はここからです。
以前はRGBのチャンネルのうち、Rの情報を除いて(黒でつぶして)赤みを消し、それらしい画像を作ったりしましたが、それは決して正しい方法とは思いません。なぜなら、フィルターを通ってイメージセンサーに達した光は、すでに我々の目には見えていない波長のものだからです。PhotoshopはRGBそれぞれのチャンネルにわけて表示してくれますが、これにたよっては(うまく説明できないですが)間違ったものを生み出してしまいそうに思います。そもそも我々に見えない光の世界ですから、単にセンサーの反応の強弱、つまり輝度情報だけをとらえるべきなのかも知れません。それならいっそモノクロ像にしてしまった方が正しい・・・と考えるべきなのです。
しかし、そうは理解していても、この謎多い世界をカラーでとらえてみたいという気持ちは消せません。なぜ?・・・それはたぶん、様々に試していると、奇跡の色がたまにチラチラッと見え隠れするからなのでしょう。さて、フクジュソウの画像に盛大にかぶっている赤み。試行錯誤の末、まずは全体の色味をグッと落としてみることにしました。色温度は最低の2000K。色偏差、彩度もいつも決まった値だけ落として処理できるよう、紫外線処理用のテイストを作ってみました(SILKYPIX)。
こんな簡単な事に一晩もがいてしまいましたが、現時点ではこれが最善の策と落ち着きました。でも、まず間違いなく、これで決まりではありません。次にもっといい方法が見えるまでの繋ぎとなるでしょう。まずフィルターの再検討あり、レンズの選択の検討あり・・・まだまだ迷走は続きます。
以下、同じように処理した画像です。
フクジュソウ
フキノトウ
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フクジュソウ
えらい風が吹き荒れているけど気温は高く、今日もまた庭の雪がだいぶ融けました。
気がつくと庭のフクジュソウも満開。そこでふと思いました・・・OM-Dの画像素子の紫外線特性はどうだろう?
手持ちの紫外線写真用フィルターは紫外線透過可視吸収(u330)と赤外線吸収 (BG40)の組み合わせ。
これで近紫外線の300~400nm付近の世界を覗いてみようというわけですが、カメラによって紫外線に対する特性が様々で、どんな写りになるか撮ってみるまで分かりません。こんなフクジュソウが・・・
こう写りました。
ホワイトバランスは太陽光、ほとんど処理らしいことをしていませんが、面白い結果がでました。綺麗に写らなくてもいいやと感度6400で撮影したのが、うまく効いたようです。
といっても、この最初の試みだけでOM-Dは紫外線撮影向きとは判断できません。他にも色々撮ってみないとね。ところで・・・
光のスペクトルの図を見ると、可視光ギリギリ〜近紫外にかけては赤紫色で示されていますが、そのことと、紫外線フィルターを通した画像が赤紫色にかぶってしまうことと繋げて考えて良いモノでしょうか?
何しろ見えない色の世界のこと。どう理解していいのか、いまだによくわからないままです。庭にでたフキノトウは、また違った感じに目立って写りました。
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胞子と花粉
先日、撮影に使ったツクシのビンざしがそのままになっていました。
青白い胞子をいっぱいたくわえていて、手に取っただけで案の定、ゴソッと落ちてしまったのですが、見ると何だか綿埃のようにかたまって妙な感じです。
あれっと思ってアップしてみたら、こんな感じになっていて驚きました。
ツクシの胞子は弾糸というものが4本はえていて、湿度に応じてまっすぐに伸びたり、クルッと丸く縮んだりする・・・今さらですが驚きました。こんな身近の面白ネタを知らずにいたとはマズイなあ。もしかしたら子供の頃に何かで読んだかも知れませんが、自分の眼で確かめずに意識に残らなかったのかも知れません。
乾燥して弾糸が広がる動きが胞子嚢から胞子をはき出す力になっているとか説明を見ましたが、空中を飛んで拡散する際の「翼」になっているようにも見えますね。ついでに、同じようにほったらかしにしていたスギの雄花もアップしてみました。9枚の画像から深度合成しています。
雄花の表面にはたくさんの花粉が見えます。ネットでスギの花粉画像を検索すると、表面が大きく凹んで中に突起がある構造のようですが、横幅2mmのマクロでは何となくへこみがわかる程度にしか分かりませんでした。
ところで、部屋の中にかなりの花粉を飛散させてしまいましたが何事も起きません。今年もまだ発症しないで済んだようです。
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イチゴのハウスにて
酒田でイチゴのハウス栽培をされている方を訪ねました。
目的はイチゴではなく、ハウスで飼われているミツバチの方でしたが、撮影のチャンスはものすごく短く、かなり厳しかったです。ミツバチの何を撮ったかはナイショですが、だいたいの目的は果たすことができました。ありがとうございました!酒田は冬イチゴより夏・秋出荷のものに力を入れているそうで、5月ころから出荷が始まるとのこと。
ちょうど花が咲いているところにお邪魔することができました。
子房がちょっと膨らんでイチゴっぽくなっている?
ミツバチの「写真」はあまり撮る時間がありませんでした。まともに撮れていたのはこの1枚くらい。
ハウスの中といっても、日がかげるとハチたちは巣箱に帰って休んでしまうことを、この日はじめて知りました。