かつて庄内空港に飛行機の離着陸を撮影に通ったことがあった。
その時チドリの仲間がいた事を思い出し、同じ滑走路脇の公園に行ってみた。
当時、小石がゴロゴロしていた公園はすっかり整備されて、綺麗な芝生が広がっていた。
チドリは全くいそうにもない。
かわりにヒバリがたくさんいた。
カメラを向けた1羽はコガネムシの幼虫をくわえていた。
これから巣に戻って雛に与えようとしているのだろう。
5月6日 山形県鶴岡市 D200 Ai-S 300mm
鮭川村はちょうどブナの新緑の美しい季節であった。
翌日の撮影会のロケーション探しに走り回ったなかで、
参加者には、もうピークを過ぎてしまったギフチョウよりも、
今が美しいブナの森を案内した方がいいのでは?と海野さんたちと話し合っていた。
実際の撮影会ではブナ林への道が悪く断念することになったが、
素晴らしくナイスなギフチョウが現れてくれて、本当によかった。。。
5月3日 山形県鮭川村 E-510 14-42mm
青空が美しく広がる。
この日は空気の澄んで遠景まで非常にクリアだった
5月3日 山形県鮭川村 E-510 14-42mm
ブナの葉を巻くビロードアシナガオトシブミもたくさん見られた。
初めて見る虫に、今何をすべきか忘れ、少しのあいだ撮影に夢中になった。
5月3日 山形県鮭川村 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
昨日まで鮭川村で行われた日本チョウ類保全協会のギフチョウシンポに行ってきた。
本当に充実した3日間で、様々な収穫があった。
写真に撮影したもので最も嬉しかったのがイボタガとの出会いだった。
朝、宿泊先の駐車場に行ったところ、なんと私の車の脇に落ちていた。
車はうまい具合に水銀灯の真下にとめてあった。
強烈な目玉模様。
春だけにでる大型のガ。
開張は8cm 位でデカイ!と思ったが、
調べてみるとこれはイボタガとしては小型のようだ。
庄内に帰って、必ず撮る!と決めていたもの。
それは鳥海山に現れる見事な雪形「種まきじいさん」。
私は、15年前に酒田に住んでいた頃に初めて見て感激した。
その後、長野で白馬や蝶ヶ岳など著名な雪形を知ったが、
タイミングが悪かったのか、この種まきじいさんほど見事なものには残念ながら出会えなかった。
しかし、鶴岡に移ってから、まだ鳥海山に近い方に行っていなかった。
鳥海山は鶴岡からもよく見える距離だが、庄内の空気は霞んでいて普段あまりよく見えない。
今回、初めて酒田に向かったのだが、鳥海山が近づくにつれ、結構雪がとけているのに気づいた。
はて、種まきじいさん、もう崩れてしまっていないといいけど。。。
やがて、酒田に入った辺りで、種まきじいさんの姿が見え始める。
おお!まだ何とか大丈夫。でも結構ギリギリだったか。。。
遊佐の田んぼから見た鳥海山。
種まきじいさんは、やや左側に見える。
4月29日 山形県遊佐町 E-510 14-42mm
腰を曲げて種まきするご老人の姿が見えるだろうか?
いやいや余計な説明はいらないだろう。
このワイドレンズでデフォルメされたような姿が素晴らしい!(ヒント)
でも、数日前なら、白い腰帯がもっとクリアだったはず。
ちんとばし残念であった。
鮭川村のギフチョウ・ヒメギフチョウ、今年は半月も発生が早まったそう。
連休中に行われるチョウ類保全シンポジウムを前に、既にギフチョウも産卵を始めている。
すっかり遅れてしまったが、私も現地に向かった。
ギフチョウの生息地。
毎年下草狩りがされて、木道が整備されている。
とても観察のしやすい、いい場所だ。。。
4月23日 山形県鮭川村 E-510 14-42mm
ここは昼を過ぎても吸蜜に訪れるギフチョウを狙える。
一日張りついていてもよさそうだ。
4月23日 山形県鮭川村 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
スミレに吸蜜
4月23日 山形県鮭川村 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
ミチノクサイシンの新芽に産みつけられた卵
4月23日 山形県鮭川村 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
午前中、ヒメギフチョウのポイントに案内していただいた。
高橋さん、永幡さん、ありがとうございました!
でも、申し訳ないことに、飛んでばかりいるヒメギフを眺めるばかりで、全く成果なく
とまっている雌を一匹撮影したのみ。。。
4月23日 山形県鮭川村 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
昼からギフチョウのポイントに戻って、成果があってホッと一安心。
山の木々の芽吹き、3種。
まずはホオノキ。
冬芽は二枚の鱗片があわさってキャップ状になっていて、
新芽が開くときには、最初に、その鱗片が外れる。
まず2つに割れるようだ。
4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
こちらはタムシバ。
コブシのようだが、庄内の山腹に見られるものは、多くはタムシバらしい。
花はコブシほど密に咲かず、樹高も5m ほどにしかならないようだ。
(参考:若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」)
4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン
こちらはコシアブラ。
ちょうどこのくらいを天ぷらで食べると美味しい。
wikiで調べて「へ〜」と思ったのだが、
おたかぽっぽ(笹野一刀彫り)の材料に使われるんだそうだ。
同じ山形県内の話なのに、初耳であった。
4月15日 山形県鶴岡市 E-510 50mmマクロ+1.4xテレコン