Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • ミスミソウ

    春を待ちこがれていたのは、ついこの間のこと。
    それがちょっと待ってよと慌ててしまうぐらい、一度始まった春の勢いは
    留まることを知らない。

    永幡さんと向かった林は、それはもう恐ろしいほど春で一杯であった。
    ミスミソウはもう盛りを過ぎた感じがある。

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    P3185293 P3185328

    ところどころ、虫に食われた花がある。
    何が食ったんだろうかと思っていると、ミノムシが今まさに食べているところを見つけた。
    ほかにヨトウムシのようなガの幼虫たちが食べているのだろう。
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    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン シグマ150mm

    カタクリもたくさんあったのだけど、こんな写真しか撮っていなかった。
    P3185245 P3185236

  • コシノコバイモ

    昨年初めて見て時に、春のお気に入り植物でいきなり上位に位置してしまった
    コシノコバイモ。
    昨年は4/2に見たのだが、その時と同じ場所で、今年はこんなに早く咲きそろっていた。
    P3185382

    図鑑を見ていて知ったのだが、クロユリも同じユリ科バイモ属だった。
    確かに、どこか似た雰囲気がある。コシノコバイモの方がずっとかわいいけれど。
    P3185362
    永幡さんも書いていたけれど、畑を縮小して下草刈りをしなくなってしまって、
    このまま放っておいたらマズそうな状況だ。
    私も何とかしたいと思う。

    こちらはカタクリの種からの芽吹き。
    6月くらいに種はアリに運ばれ地中に入る。
    その種が芽吹くのは春になってからだ。
    P3185374

    最高気温は20℃をこえ、とっても暖かい一日だった。
    時々温風が吹いてくる。虫たちも活動的だった。

    何の葉を食べているのか、コシロコブゾウムシ
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    ネコノメソウには、小さなハエやアリが多かった。
    P3185437

    キクザキイチゲの花にも、小さなハエがきていた。
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    P3185397
    E-520 9-18mm シグマ150mm

  • シロキツネノサカズキモドキ

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    E-520 9-18mm

    このところ、林床の植物を見ていると、必ずこんなキノコを見る。
    初めて見るものだけど、数の多さからすると庄内では珍しいものではなさそう。
    しばらくネット検索をやって、ようやく正体がわかった。
    ベニチャワンタケ科のシロキツネノサカズキモドキ。

    P3175191 P3175147

    なんとも楽しい名前がつけられたものだ。
    童話のタイトルにでもなりそう。
    最初に見た印象がやたら強かったのだが、それがこんな面白い名前がつけられているのを知って、かなり愉快な気持ちになった。
    P3175186
    E-520 マクロ50mm

  • ハヤブサ

    ハヤブサも繁殖期に入って、今は海沿いの岩場によく見るようになった。
    枯れススキの合間から岩場にとまるハヤブサに近づいてみた。
    巣に近くにあるのだろう。鋭い鳴き声で威嚇してきた。

    どうもさっきまで食事中だったようだ。
    ツメには何の鳥か羽毛をたくさんつけているし、胸には少し血がついている。
    P3165067
    E-520 Ai-S 300mm

  • ツクシ

    ツクシが出はじめた。
    まだ開いていないこんな出始めの状態のほうが、力強い感じがして惹かれる。
    写真に撮るのも楽しいのだが、肝心のよく伸びた方の写真を忘れがちになってしまう。
    今年は注意したい。
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    こちらは、タネツケバナ。
    ここ数日で急に目立ってきた。
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    E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン シグマ150mm

  • スジボソヤマキチョウ

    日当たりのよい斜面を黄色いチョウが下りてきて、そのまま地面にとまった。
    スジボソヤマキチョウ。成虫越冬するシロチョウ科のチョウだ。

    どこに降りたかよく見ていたはずなのに、レンズを換えるためにちょっと目を下ろしたら、
    もうわからない。
    毎年くり返してしまうのだけど、そうしたもたつきも楽しい。
    本格的に春がやってきたんだ。

    うまく撮影できていないが、このチョウは太陽光線を翅に直角にあてるような姿勢で地面にとまる。
    ふと思ったのだが、片側温めたら次はもう片側を温める必要はないのだろうか。
    次見つけたら、ちょっと気長に観察してみたい。
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    フキノトウには、ニホンミツバチやアブが吸蜜に集まってきていた。
    P3154866
    E-520 シグマ150mm

  • オオミスミソウ

    昨年、鶴岡に来たばかりの頃、永幡さんに案内してもらってミスミソウを見た。あれからほぼ一年。
    また新たなミスミソウの開花を見て、長いようで短かった鶴岡での一年をあらためて思い返してみた。自分は少しは成長しただろうか。。。
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    「オオミスミソウの名は鶴岡市の村井貞固が鶴岡で採集したものに広江博士が命名したものである」
    (若松多八郎著「庄内身じかな 野の花・山の花」より)

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    E-520 マクロ50mm

    これから林床の植物たちがたのしくなる季節
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    E-520 9-18mm

  • 防雪柵撤去

    酒田に向かう途中、国道沿いの防雪柵を外す作業を見た。これもまた、冬の終わりを感じさせる光景の1つだろう。

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    E-520 9-18mm

  • 早春の植物たち

    鶴岡でも最も早く春を迎える山に入った。
    この道に入るのは、昨年の夏以来。

    12mm付近で撮影しているが、このゆがみの少なさは嬉しい。
    真っ直ぐのブナのイメージが損なわれることなく、まずまず見た目の印象に近い。
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    E-520 9-18mm
    ブナの花芽は大きく膨らんでいる。
    3月中に開花してしまうんじゃないだろうか。

    さて、林床の植物に目をやると。。。
    いきなり目に飛び込んできたのが、このエンレイソウとキクザキイチゲ。
    両方とも、もう花が咲きそうだ。
    P3124629 P3124635

    とすると、カタクリは?
    こちらも芽吹きが始まっていた。
    もうずっと前から開いていたような葉もあったし、つぼみも1つ見つけた。
    P3124688
    E-520 マクロ50mm

    こちらは、落ち葉の間から妙に目立っていたキノコ。
    ベニチャワンタケだろうか?
    P3124667
    E-520 9-18mm

    思いがけず春が進んでいるのに驚いたが、ここは特別早いから・・・
    とどこか予想外のことを期待もしていた。

  • ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6

    昨年11月発売のこのレンズ。
    低価格で高性能との評判を聞いていて、ずっと欲しかったのだが、ようやく入手した。
    9-18mmというと35mm換算では18-36mm。超広角から標準レンズ域近くまでをカバーする。
    まず驚いたのはその歪みの少なさだ。
    ファインダーをのぞいた瞬間に、これは評判通りすごいかも知れないと期待が一気に高まった。

    今日は悪天候でひどく吹雪いている。
    新しいレンズをびしょ濡れにしたくはないので、一瞬の晴れ間に田んぼのハクチョウを撮影。
    これで10mm付近だが水平線がまっすぐ!
    P3114440
    E-520 9-18mm

  • スギ花粉

    庄内でもスギ花粉が飛びはじめた。
    しっかりこの目で見たので、自信を持って言える。
    東北は杉林が多いので、子供の頃からその瞬間はよく見ていた。
    でも、写真に撮ったのは初めてだと思う。
    P3104358 P3104313
    P3104374
    E-520 シグマ150mm

    かがくナビ 今週の自然だよりには「スギ」をテーマにしました。
    この日、撮影したものです。
    自分は花粉症ではないと書いていて、事実そうだったのですが、
    原稿を送った後に何だか鼻水がいつになく出て、かなり不安になっています。

  • オオイヌノフグリ

    庄内では、まだオオイヌノフグリのすごいところを見ていない。
    もちろん、あるにはあるのだが、数が少ないように思う。
    小諸にいるころは、土手一面がオオイヌノフグリで青く染まるような場所もあったのだけど。
    そういえば、セットでたくさんいたナナホシテントウも少ない。
    ナナホシテントウが見つからず、実はちょっと困っている。。。

    P3104273 P3104291
    E-520 マクロ50mm+テレコン

    ヒメオドリコソウも咲き始めた。
    P3104267
    E-520 シグマ150mm

  • アカガエルの卵

    やれやれ、せっかくのチャンスを逃してしまったようだ。
    ある田んぼに、ごっそり卵を見つけて、かなりへこんでしまった。
    おそらく土曜日の産卵だったのだろう。
    金曜日は一日雨が降ったから確定申告をすませて安心したりしていたのだが、
    土曜日はもっと徹底的にまわるべきだった。

    P3094239
    E-520 14-42mm

    P3094230
    E-520 マクロ50mm

    でも、まだまだチャンスはあるはず。
    次の雨は要注意だ。

  • フクジュソウ

    庭ではフクジュソウがほぼ満開。

    P3084134 P3084121
    E-520 マクロ50mm

  • フキノトウ

    フキノトウが目立ってきた。
    こちらじゃ「ばんけ」と呼んでいるフキノトウ。
    小諸と比べてはるかに湿った土地なので、比較にならないぐらい数が多い。

    今晩のおかずは、今年初のふき味噌とした。
    出たばかりの開いていないものを選ぶ。
    P3084174 P3084176

    P3084167
    E-520 マクロ50mm、シグマ150mm

  • アカガエルの卵

    昨日3/8の夜7時ころ、庄内空港近くの田んぼの道でアカガエルに出会った。
    残念なことに、証拠写真一枚撮ることなく逃げられてしまった。
    どんどん気温が下がり、鳴き声を聞くこともなく、他に一匹のカエルを見ることもなかった。
    だだっ広い平野の中だから、ニホンアカガエルだったかも知れない。
    何とも悔やまれる。。

    今日は、昨年の春にアカガエルの卵を見た場所に行ってみた。
    やはり、もうすでに卵塊1つ産みつけられていた。
    山沿いなので、こちらはヤマアカガエルだろう。

    今年は絶対アカガエルの声を録音したいと思っている。
    もちろん、産卵に集まっている様子をビデオでも写真でも撮ってみたい。

    P3070930
    μ1030SW

  • ネコヤナギ

    ネコヤナギの花芽が殻を脱いで、銀色の毛におおわれた姿に変身した。
    いよいよ春がやってきたという感じがする。
    P2283126
    E-520 シグマ150mm

    ネコヤナギは川沿いに多く、根が完全に水没するような生え方をしている。
    小諸にいる頃にネコヤナギと思っていたものは、水際ではなかった。
    あれはバッコヤナギだったかも知れない。

    P2283144 P2283251
    E-520 マクロ50mm+テレコン

  • オウレン

    同じ鶴岡でも、海岸線はかなり春が早い。
    ヤブツバキがあったり、タブノキがあったりするから、
    植物層が内陸とはまるで違っている。
    まだ雪が残っているところもあるが、早くもオウレンが咲き始めていた。
    P2283055 P2283040

    こちらは落ち葉の間から出てきたところ。
    すでに花が咲いているというのは、あまりいい形ではないかも知れない。
    P2283019

    E-520 マクロ50mm+テレコン(以上3枚共通)

  • マルバマンサク

    今頃になって、冬芽の撮影をしている。
    マンサクの様子を見に行ったら、まだ若干、冬芽が残っていたのを見て、
    まだいけるかも知れないと思ったのだ。

    おそらく鶴岡でも最も早いと思われる辺りにて撮影。
    マンサクの花を見ると、いよいよ春が来たなと感じる。
    P2272911
    E-520 シグマ150mm

    この冬芽もよく見ると黄色い花がちらっと見えている。
    P2272908

    この黄色、なんとも懐かしい。
    中学生の頃、早春の自宅近くの林で見て感激したものと同じもののようだ。
    マルバマンサクでいいのだろうか。

    P2272937 P2272945

    E-520 マクロ50mm+テレコン(以上3枚共通)

  • ニワトコ

    P2272807
    E-520 シグマ150mm

    花芽が開きはじめた頃のニワトコは
    生命力にあふれているようで、妙に惹かれる。
    早春の林でいちはやく芽を開きはじめるので、特にそう感じるのだろう。
    花が咲くのは、ずっと先のこと。
    いつもその頃にはすっかり忘れてしまって、ほかの植物のほうに気がいってしまっている。
    そもそも、花自体もそれほど趣を感じていないのかもしれない。。。

    P2272786
    E-520 マクロ50mm+テレコン