タニウツギの葉の上に、何やらイモムシの糞。
気がつくと、すぐそばにイチモンジチョウの幼虫が葉を食べていた。
トゲトゲの派手な幼虫だが、意外にまわりにとけ込んで気づきにくい。
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無事に羽化したクロアゲハ
昨年、山形の実家でかわいそうになっていたクロアゲハの蛹。
→2008年11月 (11月22日の記事)
何故か鶴岡に持ってきて保管していたのだが、うっかり忘れかけていた。
見るともう羽化が近そう。
慌てて、何かで見たヒートンで固定する方法で羽化に備えることにした。
それが昨日のこと。何だか座りが悪そうなので、ティッシュを下に敷いてみた。
午前11時頃。
12時ころ見ると、すでに羽化が終わっていた。
ヒートンを固定した板の方に歩くかと思ったが結局柱をのぼっていた。
とにかく直進しようとするようだ。
実は、今晩ある人と飲む約束があってこれから山形に行く。
このクロアゲハ、まるでそれをねらって今日の羽化したようじゃないか。。。
これも運命だ。山形に連れて行って放してやろう。う〜ん、お話がキレイすぎる。
滅多にこんなにキレイな終わりかたするチャンスはない。 -
摩耶山にのぼる
永幡さんに誘われ庄内で初めてまともに山に登った。
標高1019mの摩耶山。登山の目的は、永幡さんもブログには詳しく書いていないので伏せておこう。
私も大変興味のあるところだったので、春山はちょっと・・・と少々の迷いはあったけど、
同行させてもらった。新緑のブナ林を登る。
途中の雪は踏み抜きに注意しながらルートを外れないよう歩いていく。
ここは怖いなあと思う場所は確かに1カ所あった。
山頂が近づく頃には、道脇のカタクリも新鮮なものばかりになった。
鳥海山は霞んでいたが、月山、朝日連峰はとてもクリアだった。
山頂に到着。天気はサイコー!
滅多にセルフポートレートしないのだが、手をのばしてパチリ。
嬉しさに顔がゆがんじゃう・・・って、これはワイドレンズのいたずらです。
見晴らしのいい山頂で、フィールドスコープをセットし、周囲のブナ林を調べ始める。
花が咲いているくらいのブナ林を、しばらく望遠レンズで見つめ続けた。
一瞬、あ!これはと思ったのだが、強い期待が見せた錯覚だった、の一枚。
何のこっちゃ?と思われるでしょうけど。。。
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初夏の植物たち
酒田から真室川に抜ける青沢越えを見てまわった。
ムカシトンボに会えないかと思ったのだが、初めて見る場所ばかりで、道を知るだけで一杯だった。
林床の植物は、ニリンソウとキケマンが目立っていた。
左はネコノメソウ。種がこんなふうに出るとは、今までちゃんと見たことがなかった。
右はナガハシスミレ。スミレのなかまは、まだまだ数多く見られる。
昨年、数の多さにびっくりしていたサワオグルマ。
今年もそろそろ花盛りを迎えようとしている。右写真、ヒメジョウカイだろうか。
夕方になって見つけたシラネアオイ。残念ながら、花は閉じかけていた。
右はキバナイカリソウ。
E-520 9-18mm マクロ50mm シグマ150mm -
ブユの一種
小諸だったら今頃メマトイがではじめて、イライラしている頃だろうか。こちらではブユにイライラさせられている。五月に入って早々、五月蠅い!
ちなみにこれは山での話で、家の近くでは見られない。種名はわからないが、ブユとしては結構大型。3mm以上ありそう。刺しもしないで、10匹くらい周りをブンブン言っている。車に入ってきて、フロントガラスでジタバタしている。もちろん時々は血も吸っていく。ものすごく不快だ!!
いつか吸血中の様子を撮影したいと65mmマクロをいつでも出せるようにしていたが、今日、ようやくチャンス到来。しかし、よりによって右手小指のつけね、それも手のひら側。撮りにくい。それに何と痒くなりそうなところを、お前は〜
EOS KissD X MP-E65mmお腹いっぱいに血を吸い終わると、おしっこまで落とし飛びさった。ブユが口を抜いた直後にパッと血の玉もできた。もちろん患部を絞って毒を抜くようにしたものの、明日はまた痒くなりそうだ。
こんな私を自虐的と思わないで。ようやくブユの吸血シーンが撮影できて、嬉しかったのだから。
ところで、子供の頃、郷里の山形市平清水周辺では、ブユの事を「ぶど」と呼んでいた。
「ぶどがらかっだ〜」わかりやすく書き直すと「ぶとから食われた」だろう。山形弁はいちいち濁るんです。
ぶどをネットで調べたことはなかったので面白かった。少数派ながら全国的に「ぶと」があるらしい。東京弁でも、西の言葉にも。思えば子供の頃、「ぶよ」という人もいた。ぶよ派はかなり多いのではないだろうか。庄内もたぶん「ぶよ」。正式和名では「ブユ」だが、これを普通に使っている人に私はまだ会っていないように思う。