Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

投稿者: 高嶋 清明

  • アオスジアゲハの幼虫

    アオスジアゲハはまだ飛んでいます。庄内でも年3化の発生ありそうです。

    P9299232
    タブの木の若い葉に小さな幼虫を見つけました。

    R0020378
    松林の林縁に植えられたタブノキ。幼虫は成長の悪そうな株に多く見つかりました。今、卵を産もうと若い葉を探すと必然、こうなるのでしょう。

  • おかえりハクチョウ

    R0020326
    赤川のほとりに見える白い鳥・・・なんとハクチョウです!双眼鏡で確認するとオオハクチョウに間違いありません。北帰行が始まった頃からちょうど半年。もうそんな季節になったんですね。

    P9279104
    川沿いの道を更に進むと、コハクチョウの小集団に出会いました。写真に写っている3羽のほかに4羽。別の場所でもオオハクチョウが2羽。この日だけで10羽確認しました。

    この土地を慕って毎年戻ってきてくれるわけです。
    可愛いじゃありませんか。
    まずは長旅の疲れがとれるまでゆっくりして欲しいですね。

  • カブトムシ 卵の孵化

    カブトムシの卵が次々孵化していくのに、なかなか撮影できないでいましたが、ふと、インターバルタイマー撮影したらと思いつきました。
    考えてみれば、カブトの孵化ほどインターバルタイマー撮影に向いているものはありません。ほとんど移動がないからです。
    何で気がつかなかったのかなあ。。。

    というわけで、パソコンとEOS Kissをつないで、ソフトを使ったタイマー撮影をセットして外に出かけました。
    IMG_5493
    透けて見える大アゴ、前の晩は開いていましたが、閉じています。孵化間近の徴候です。

    IMG_5628
    3時間後に戻って見ると、卵はまだ孵化してませんでした。しかし、何だか形が変わったような・・・上の写真と比較してみると体をひねっているように見えます。卵を内側から割ろうとする体勢に入ったようです。

    ちょうどバッテリーも無くなっていました。予備がないので、いったん外して充電しながらファインダーで観察を続行します。でも、長く見ていると緊張感が薄れてしまうもの、気がついたら割れていました。。。それからバッテリーを装着し、撮影した一枚がこれ↓ 20秒はロスができてしまったでしょうか。
    IMG_5629

    IMG_5636
    どうもうまく殻が割れなかったようです。なかなか殻がはずれずに苦労しているようでした。

    IMG_5657
    ようやく殻が外れました。頭部は少し縮んでいる感じがします。

    IMG_5677
    更に30分後。頭部は大きくふくらんでツヤツヤしてきました。頭部の色は白いままです。

    IMG_5703
    更に2時間後。頭部や脚が茶色っぽく色づいてきました。

    それにしても、あの時バッテリーを外さなければ・・・。何とも悔やまれます。二度と同じ失敗をくり返さないためにも、今さらながらキャノンの予備のバッテリーを注文しました。

  • 稲刈り 微速度ムービー

    IVISで録画したムービーを12倍速に速度変更しました。
    巨大なコンバインがバリカンのようです。


    言うまでもなく、この手のムービー作成はデジカメのインターバル撮影によった方が、ファイルが軽くて作業がしやすくなります。

  • ヒラタグンバイウンカ

    関西方面にまわったとき、ミドリグンバイウンカを見て、異国の虫を見たような驚きを感じたのですが、近所にもなかなかナイスなやつがおりました。ヒラタグンバイウンカ。ススキの原でオナガササキリを撮影している時に見つけました。

    IMG_5011
    見つけたのはこの一匹だけ。でも広いススキの原っぱにはきっとたくさんいるのでしょう。

    IMG_5029
    ススキの葉裏にぴったり張りつくようにとまっています。

  • 稲刈り

    久しぶりの抜けるような青空。庄内でも本格的に稲刈りが始まりました。

    P9248816
    庄内は古くから田んぼの区画整理が進んでいる土地です。コンバインによる稲刈りがほとんどです。

    R0018231
    でも、天日干しされているところも少なくありません。山形県は、内陸も庄内も写真のような杭掛けが一般的です。かなり少数ですが、長野や新潟で見るようなはぜ掛けもあるようです。

    R0018237

  • カワセミ

    カワセミをこんなに近くで撮れるなんて・・・
    今まで電光石火のごとく飛び去る姿しか見ていなかったので、ホント感激です。
    それにしてもカワイイ鳥だなあ。。。あらためて惚れました。

  • PlayPlay

    0917morning
    鮭川村の朝は濃い霧で始まります。朝日が差してくるのは、朝9時過ぎだそう。
    確かに、鶴岡から行くたびに途中から霧の中に突っ込む感じです。

  • マツムシとオオクサキリ

    先日、瀬波温泉で撮影したマツムシとオオクサキリの動画です。ビデオ映像はテープに撮影しているため、なかなかすぐに更新できません。


    枯れ草色で見つけにくいマツムシですが、灯りには案外鈍感でいてくれて、一度見つければ撮影は容易でした。

    ookusakiri
    こちらはオオクサキリです。クサキリやヒメクサキリとはまるで違うタイプの鳴き声です。結構、音量があって、マツムシにカメラを向けている時は邪魔に感じるほどでした。

    (2009/09/05撮影)

  • デジカメから微速度映像

    時間を縮めて見ることができる微速度映像は、最近ではデジタルスチルカメラによる撮影が一般的だそうです。
    確かに、HDVビデオカメラで撮影した映像から作るより、はるかに高画質。インターバル撮影機能のあるカメラを持っている方、ぜひお試しあれ。


    この日は風が強かったですが、青空と雲がきれいでした。リコーGX200のインターバル機能を使用。最も短い5秒間隔の設定で撮影した静止画より、Quicktimeプレイヤーで作成した動画です。

    (2009/09/09撮影)

  • カブトムシ幼虫の脱皮

    1齢から2齢への脱皮の写真を撮ろうと、時々様子を見るのですが、これも失敗の連続です。
    気がついたら、脱皮が終わっているのを見てばかり。一般に昆虫の幼虫は、脱皮の前にしばらく動かなくなりますが、カブトムシの幼虫の場合、その期間はそうとう短いようです。

    P9067469
    ようやく撮れたのが、ほとんど脱皮が終わったようなこのシーン。まだ腹端には皮が残っていますので、脱皮中という事で一応OKですが、やはり敗北感は残ります。

    (2009/09/06撮影)

  • マダラナニワトンボ

    山形県内で数カ所しか発見されていないというマダラナニワトンボです。最近、Sさんに教えてもらった生息地を訪れてみました。

    P9057186
    あいにく雲が多く、見つかったのはこの一匹だけでした。何だかとまり方が変です。初めて見るトンボでよくわからないのですが、羽化直後でしょうか。

    P9057248
    こちらは普通種のアオイトトンボ。成熟した雄で白い粉をふいたようになっています。コバルトブルーの複眼が印象的でした。

    P9057219

    P9057194
    湿地はもうすっかり秋が深まり、サワギキョウも花盛りを過ぎた感がありました。

    (2009/09/05撮影)

  • アオスジアゲハの幼虫

    鶴岡市内でも、ところどころタブノキを見ます。ひこばえの若い葉を探してみると・・・
    いましたいました。アオスジアゲハの幼虫です。
    丸々太った終齢幼虫。この子たちは、年内に羽化することなく蛹で越冬します。
    ・・・と思います。

    P9057144

    R0010484
    大きな株を見上げるよりも、道路脇の若い株の方が探しやすいしよく見つかります。

    (2009/09/05撮影)

  • オオクサキリ

    瀬波温泉は、越後平野の最北の地。ここにはスズムシはもちろんマツムシも鳴いています。更に、貴重なオオクサキリの声も聞くことができます。山形県と新潟県の県境近くで、鳴く虫の楽園のような場所です。
    鶴岡から車で1時間以上かかりますが、毎年一度は訪れたいと思っています。

    P9057274
    こちらはマツムシ。チンチロリンの文字は目にしていても、実際の鳴き声を知らない人も多いのではないでしょうか。

    P9057267
    鳴いているオオクサキリです。全国的には、関東平野と九州の一部、そして越後平野に局所的に分布しているそうです。

    (2009/09/05撮影)

  • ナラ枯れの匂い

    鮭川村に腰高くんを訪ねました。仕事の打合せです。
    あまり天気がすぐれないなかでしたが、色々まわってみると、庄内とはまた違った季節の流れを感じます。あまり楽しい話ではありませんが、この日、印象に残ったのはナラ枯れの匂いでした。

    R0010466
    ナラ枯れは、カシノナガキクイムシという小さな甲虫の侵入がきっかけで起こります。巨大なコナラやミズナラが、最悪完全に枯れるか、弱って葉がすっかり茶色く変色してしまいます。庄内でも、高館山での大規模な被害が問題になっています。鮭川でも、腰高くんの近所の森が、ひどいことになっていました。

    R0010464
    幹にはキクイムシの開けた小さな穴、そしてそこからは細かい木くずが出て、根元にたまっています。くさいですよね、と腰高くん。確かに、何ともいえない妙な匂いがナラ枯れの森全体にただよっていました。

    (2009/09/03撮影)

  • カブトムシの卵

    わずかに残ったカブトムシで飼育を続けています。再びマットの中を調べてみたら、新しい卵が産みつけられていました。
    前回チェクしてから一週間経っていませんから、まだ産卵直後のものと思います。傷つけやすいのでいくつか確認したところでやめました。とった卵は別ケースで保管します。

    IMG_4906
    卵は小指の先くらいの土団子の中に入っています。土の中のことで、雌がどんなふうに卵を産むのか見えませんが、とっても面白いワザを使っているんじゃないかと思います。

    (2009/09/04撮影)

  • カネタタキ

    日中はなかなか姿を見せないカネタタキですが、夜は表にも出て鳴いているようです。ピント合わせのためにライトを使っていますが、隠れることもなく、実は撮影しやすい虫だったと知りました。

    P9017008
    小さな翅を立てて鳴く雄。まだ満足のいく声の録音ができていませんが、そのうち音集めにアップします。

    P9017020
    こちらは雌です。雌には翅がありません。成虫と幼虫との差がわかりにくいのですが、これは成虫だと思います。

    (2009/09/01撮影)

  • クロオオアリ

    飼育中のクロオオアリ

    生きたエサを欲していたようです。アメシロの幼虫を一匹与えてみたら、すぐに襲いかかって、巣内に持ち込みました。本格的な食事は巣の中です。働きアリは、じっくり時間をかけて食べていきました。この後、口移しで巣内の他のアリや幼虫たちに分配されていきます。

    IMG_4875
    1日以上かけて、毛虫を食べていきました。

    IMG_4893
    働きアリと女王アリ。女王アリには単眼がありますが、働きアリにはありません。

    IMG_4899
    若い幼虫と働きアリ

    (2009/09/01撮影)

  • ツマグロオオヨコバイとハナグモ

    ツマグロオオヨコバイは成虫が増えてきました。羽化のチャンスを狙っていますが、失敗の連続です。だいぶ幼虫の数も少なくなってきました。大丈夫か?

    P8316828
    成虫と幼虫が仲良くとまっているのを見つけました。しかし、気がつくとすぐ手前には怪しいヤツ・・・その後の展開を狙ってみましたが、なぜかハナグモは離れていきました。獲物が大きすぎてあきらめたのでしょうか。いやいや、そんな事はありません。現に直後こんな現場にでくわしました↓

    P8316886
    ハナグモの毒にやられてかツマグロオオヨコバイはすでに絶命しています。死んでしまうとすぐ、バナナムシな色からすぐに赤茶色に変色してしまいます。

    P8316745
    ツバキの枝にならぶアオバハゴロモ。こちらはほとんどが羽化したようです。

    (2009/08/31撮影)

  • ツマグロヒメコメツキモドキ

    体長6〜7mmほどの小さな甲虫が、ススキの葉のつけね付近にいました。コメツキモドキのようです。茎をかじっている様子は産卵行動のように思われました。
    図鑑で調べて、ツマグロヒメコメツキモドキとわかりました。

    P9016980
    実は、8月のはじめ頃だったと思いますが、カメラを持たない時にこの様子に出くわしました。すっかり忘れていましたので、ありがたい再開でした。数は少なくないのかも知れません。

    P9016967

    (2009/09/01撮影)