タグ: flash duration

  • 1/200,000秒の世界

    あけましておめでとうございます。平成なんと30年です。西暦2018年なんて遠い未来だったはずなのに・・・。ぼうっとしていても時は流れて行きます。つくづく日々の積み重ねが大事と思います。今年もがんばります!

    さて、今年一発目は昨年暮れに入手した世界最速のストロボVela Oneを使った昆虫の飛翔写真をアップします。庭で越冬中のツマグロオオヨコバイを室内に持ち込んで撮影しました。

    ▲閃光時間は1/200,000秒、言いかえると5μs(マイクロセカンド)です。これまでもツマグロオオヨコバイのジャンプは何度か撮影してきましたが、キセノン管のストロボは最速1/20,000秒=50μs前後で、完全に止めることはできませんでした。5μsでは、このサイズで撮影しても動体ブレは確認できません。期待通りです!
    Vela OneのLEDを使った高速閃光は5μsが最長で最短はなんと500ns(ナノセカンド)。もちろん、最速500nsの世界を早く見てみたいものですが、今はまだそれどころではありません。

    現在、GH5で撮影しています。ISO3200ではノイズが目立ってくるので、なるべくISO1600までに抑えたいところですが、Vela Oneを被写体まで20cmくらいに接近させても光量最大&ISO1600でF5.6がやっと。当初の予想をはるかに超えた微弱な光でディフューザーをはさむ余裕もありません。超高速ストロボがとらえた世界を細部まで楽しみたいところですが、今のままではノイズに埋もれてしまいそうです。ブログのサイズではOKに見えますが大伸ばしには厳しいです。
    まだまだ!

  • Vela Oneテスト!


    鶴岡に戻って早速Vela Oneとご対面。WEBで見る印象と全く変わりません。ちょっと好みに合わないボティ背面の紫色がそのままなのは、残念かな


    ▲Yongnuoのクリップオンと並べてみます。やっぱり大きい!
    それなのに、Vela Oneの最大光量が、Yongnuoの最小光量1/128よりずっと弱いのには笑ってしまいました。やっぱりこんなだったか。。。想像以上に弱かったと言っておきましょう。


    ▲コメット用のシンクロコードが使えました! コメットのコードはストロボ側がMONO標準プラグ。標準→3.5mmの変換プラグを入れて、それだけでOKです。上下逆になっていますが、この写真でいうと中央のつまみが閃光時間の設定で、右のつまみがマルチフラッシュの発光数の設定です。通常撮影では「1」に合わせます。そして、左のつまみがマルチフラッシュの発光間隔の長さを設定します。最小が1μs(マイクロセカンド)で最大が250μs。最大間隔でも短すぎると、まもなく気づくことになります。。。

    まずは輪ゴム鉄砲で試写しました。画面左から右方向に飛ばしています。

    ▲トリミングなしです。撮影倍率は1/4倍くらいでしょうか。1/20,000秒なら確実にブレるところですが、1/200,000=5μsでは全くブレが見えません。素晴らしい!予想以上に光量が弱いので苦労するのは必至ですが、やりがいがありそうです。

    単発では面白くないので、マルチフラッシュを試してみましたが、ここで発光間隔があまりに短いことを思い知らされました。

    ▲閃光時間5μsで発光間隔は最長の250μsです。それでも高速で飛んでいく輪ゴムが重なってしまいます。確かにスペックはすごいのですが、すごすぎて逆に不便です。マルチフラッシュはYougnuoのストロボの方が断然使いやすいでしょう。


    ▲上と同じ設定です。なんだかよくわかりませんが、妙なものが撮れました。


    ▲これはアクシデントなカットです。ピンセットでネジを強くつかみすぎた結果、弾けて飛んでしまった瞬間です。結構な速度と思いますが、バッチリ止まりました。さて、世界最速の閃光時間が手に入りましたが、作品作りにどう活かしていくかは、使う者の腕次第ですね。

  • LEDの凄いヤツ

    少し前にストロボの閃光時間が気になりだして、ネット検索を繰り返していましたが、間もなく、非常に興味深いストロボにたどり着いていました。世の中にこんなモノがあるなんて、全く知らずにいたのは不覚でした。もう2年前に登場しています。いつかこんなモノが出るだろうと予感はありましたけど、私のアンテナは、しばらく折れたまま放ったらかしになっていたようで・・・


    ▲VELA LABSのサイトより
    VELA ONE というLEDを使った高速閃光ストロボです。 (さらに…)

  • シリーズカット方式

    愛用のコメットのモノブロック、Twinkle-04FSは、高速閃光をウリにしているストロボ。シリーズカット方式という調光方式を使っていて、閃光時間で光量を調整する、小型のクリップオンストロボと同じ調光方法らしい。とはいっても閃光時間は最小1/64光量で1/13000と、小型のクリップオンには全然負けます。
    その1/13000秒ですが、t0.1ではなく、t0.5のデータじゃないかと最近心配になっています。シリーズカット方式はt0.1とt0.5の差があまりないそうですけど、本当なんでしょうか。ミニルーターを使ったテスト撮影をやってみました。

    閃光時間のt0.1、t0.5とは


    ▲COMET TWINKLE-04FS @1/64光量
    モノブロックとしては優秀な方と思いますが、最近テストしているものと比較すると、ちょっぴり凹みます。 (さらに…)

  • ストロボの高速閃光をチェック

    Yongnuo YN560 Ⅲが届きました。いい機会ですので、手持ちの高速閃光ストロボを、まとめてテストしてみました。ミニルーターの先に新聞のチラシを貼り付け、高速回転させた状態を撮影しています。
    閃光時間の計測とはいきませんが、自分的には面白い結果が出ました。


    ▲ SUNPAK auto 16R @1/256光量
    HPやマニュアルの仕様に閃光時間1/60000秒とありますので、そう信じてちゃんとチェックしていませんでした。思っていたよりブレます。 (さらに…)