Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

LEDの凄いヤツ

少し前にストロボの閃光時間が気になりだして、ネット検索を繰り返していましたが、間もなく、非常に興味深いストロボにたどり着いていました。世の中にこんなモノがあるなんて、全く知らずにいたのは不覚でした。もう2年前に登場しています。いつかこんなモノが出るだろうと予感はありましたけど、私のアンテナは、しばらく折れたまま放ったらかしになっていたようで・・・


▲VELA LABSのサイトより
VELA ONE というLEDを使った高速閃光ストロボです。閃光時間は、驚きの500ns, 1μs, 2μs, 3μs, 4μs, 5μs!
小型ストロボで得られる限界がだいたい1/20000秒=50μsです。VELA ONE はその10倍から100倍の高速閃光を発生します。

さて、このストロボ、私をハッピーにしてくれるのか?ただただガッカリさせるだけなのか?
最初はかなり盛り上がったのですが、まもなくネガティブな情報が次々に見えてきて、なるほど・・・だからあまり世間の話題になっていないのかと納得もしました。たぶん1番の問題点はGNの低さです。GNは約5feetと書かれています。馴染みのメートルに変えると、GN=1.5(ISO100)か〜。たぶんそれは、最長閃光時間の5μsでのことで、500nsとなると、光量はさらに1/10に落ちるでしょう。確かにヤバイです。これじゃ使いものにならないと思う人も多いでしょう。

しかし、この未知の機材には期待が、夢が膨らみます。ストロボといえばキセノン管のタイプしか知りません。LEDが作るフラッシュ光とは、いったいどんな光でしょう。ド級の高速閃光もさることながら50Hzまで連続発光できるようです。そうなると単三電池仕様が貧弱に思えますが、たとえばGH5の秒12コマ高速連写で何枚行けるんでしょう?そもそもLEDのストロボにチャージタイムなんてあるのかな?

もう半月くらい取り憑かれたような状態で、気になって仕方がありません。ネットで得られる作例も少ないし、もう自分で触ってみないことには始まりません。
一台注文しました。年内には届かないかな?


“LEDの凄いヤツ” への6件のフィードバック
  1. モグラ

    これ面白いね。来たら結果教えて。この間の地中カメラ、センサーとライト連動させました。

  2. 高嶋 清明

    はい!これが使える道具と分かればブログに情報をアップして広めたいです。Google検索で日本語の情報は一つも出てきませんでしたし
    地中カメラでの自動撮影!自分にも興味深い世界です。昆虫でも見えない世界の多くがそこにありますから。

  3. モグラ

    これって知床のシマフクロウで実用化しています。閃光時間は長いですが、1/80だったかで撮影すればストロボと同じ効果で撮影できるということで。つまり1/80でLED閃光時間合わせているということですね。

  4. 高嶋 清明

    シマフクロウの撮影・観察に最適な照明をLEDで・・・この技術の応用は素晴らしいですね。

  5. モグラ

    1/80で録ればストロボと同じように撮れます。閃光時間が合わせてある。ライトのように見えるがストロボじゃないので動物に影響を与えないという仕掛け。

  6. モグラ

    今回のオオコウモリもストロボより行動がナチュラル。タングステンだったけど。

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