山道を車を走らせ、水がしみ出した場所がないかと期待してまわっています。
この時期の期待は春型のミヤマカラスアゲハの集団吸水。
これはカラスアゲハ。
ミヤマに負けず劣らず美しい表面を見せてくれます。
カラスアゲハを撮っていたら、ミヤマカラスも一匹加わりました。
手前の草が邪魔だし二匹にピントが合わせられませんが、
とっても敏感な二匹で、下手に動くと逃げてしまいます。
戻るのを待つと15分はかかってしまうでしょう。
ヒメツチハンミョウかと思ったのですが、触角の形(第1節〜第4節)を見ると、やはり昨年、永幡さんに教えてもらったムラサキオオツチハンミョウと思われます。
この日は2度見かけましたが、その後は全く見ていません。
当たり日だったようです。
ところで正面からみたこの一枚。顔のあたりに何か別の虫がとまっています。
部分拡大しますとわかりますが、なんとブユです。
吸血中のようで、お腹がパンパンに膨れております。
ツチハンミョウは体液にカンタリジンという毒を持っていますが、このブユは平気なようです。
このブユ、人に吸血しないといいんですが・・・とても有毒そうで刺されたくないです。
注
ブユと書いてしまいましたが、これはダニカの仲間のようです。
自然観察のBBS [No.4745]にて、くまじろうさんがザトウムシでの吸血の様子を紹介されています。
山形市を流れる馬見ヶ崎川で虫さがし。
場所は、かつて花火大会の打ち上げ場所だったあたり。
火が山肌にうつった事故は、大学卒業後でしたか、目の前で見ておりました。
コフキサルハムシ(リンゴコフキハムシ)
白い粉はさわると取れてしまいます。
イトカメムシ
脚や触角はまさに「糸」のように細いカメムシです。
アリグモのカップル
糸のテントに入った雌と見張りの(?)雄。
さて、川べりの低いニセアカシアに小さなオトシブミの揺籃を見つけました。
これを作ったのは、この3mmほどの小さなオトシブミのようです。
セアカヒメオトシブミと思いますが、ニセアカシアにつくとは?
ヒメクロオトシブミの背赤型と思われます。
そいつは高さ3mほどの葉裏にとまっていました。
図鑑で見たことはありますが実物は初めて。しかも体長5mmほどの小さな虫です。
でも、すぐにそれとわかりました。
この後脚の奇っ怪なスタイル。一体全体どうしてこんな形になったのでしょう?
図鑑で見るより更に不思議なものに見えます。
更にアップで撮影しようと枝をたぐりよせました。が、それは無謀でありました。
そこで、そいつは身の危険を感じて落っこちてしまったのです。
初めて見る虫で性格もよくわからないのに、あまりに慎重さに欠けてました。
もっとアップで撮影していたはずなのになあ。。。
しばらく下草と落ち葉を探しましたが、見つかりっこありません。
あ〜〜こんなことなら、いったん採集して安全な状態で撮影すればよかった。
後悔先に立たず。ホントにホント、残念!!
でもまあ、きっとまたチャンスはあります。
意外に近い所にいるとわかっただけでもよかったです。
ちなみに山形市です。
このミツバチの分封の撮影について、種明かしというか裏話を・・・
実は、もともとこんな状況だったものを、枝に移動してあげたのです。
私の車の側面に分封群が集まってきてしまいました。わ〜♪
女王もちゃんといます。それと分封群には雄もいるんですね。
この女王をまず移動し、それからたくさんの働きバチを少しずつ移してあげました。たまたま車につけていた刷毛とレフ板をちりとりのように使って、です。面布などありませんし素手でしたが、左手を一ヶ所刺されただけで済みました。
海野さんの所でミツバチを飼育していた経験が生きたんですね。。。感謝
移送中の自らの姿を撮影する余裕はありませんでした。
日没時間を過ぎ、あたりは暗くなり始めていました。。。