紫外透過可視吸収、赤外カットのフィルターの組み合わせは様々作れますが、その効果は肉眼で確認できません。
ですから、写った画像を見るだけでは、どう判断して良いか分からない結果に、手持ちのフィルターが間違えているんじゃないかと迷いが出てきたりします。
しかし、この類の特殊フィルターについては、分光特性のデータが詳しく公開されています。これを利用すれば、複数枚フィルターを重ねたとき、どの波長はトータルで何%透過しているか、計算すればいいはず。さらに一般的な画像素子の分光特性のデータを得て(もちろんE-PL1の特性が違っている可能性もありますが)、果たして自分の紫外線カメラは、紫外線がどれだけ透過しているか、慣れない計算はExcelを利用して、ちょっとしたシミュレーション的なことをやってみました。
その結果は370〜400nm付近がピークでわずか5%ほどの透過。そして440nmからほぼ0%となり、660〜710nmに再び0.1%以下の透過があるという結果に至りました。候補となる他のフィルターでも試算してみましたが、どうも今の組み合わせが最も無難なようで、ちょっぴり安心できました。しかし!途中で、実はもう一つレンズの特性という重要な要素が抜けていることに気づきました!この試算結果、どれくらい頼っていいものか・・・
さて、撮影した画像は相変わらず、赤紫にかぶった画像です。
このままでは、紫外線の反射吸収がやっぱり分かりにくいです。
何か1つパターンを決めて処理すべきと、だんだん、そんな考えに傾いてきました。
私には、小諸での海野さんの助手時代に経験した、忘れられない紫外線映像のカラーがあります。
それを思い出しながら、今回は、Photoshopで「色相」をずらしてみました。
これもフキノトウ
キクザキイチゲ
オオイヌノフグリ。半開きです。
先日のヤナギの画像はこうなりました。
フクジュソウはかなり変です。
自分でも思いますが、大丈夫?といわれそうなレベルになってきました。
まだまだ迷走が続きそうです。