イネの花が咲くのは、午前中、11時頃と聞いたことがある。
確かに、その頃に田んぼに行ってみると、ぱっくり口を開けている「えい」を見ることができる。
つい「もみ」「もみ殻」などと言ってしまいそうだが、正しくは「頴」(えい)と言う。
受粉すると頴は閉じる。
花粉が放出されたあとの雄しべは白い。
花粉自体が黄色いため、花粉を蓄えた雄しべは黄色く見える。
雄しべのつけ根付近には、雌しべが見える。
8月8日 山形県鶴岡市 EOS KissD X MP-E65mm
月山山麓、標高600mほどの林内でイケマの芽吹きを見た。
長野にいた頃は、アサギマダラの産卵シーンを求めてよくイケマを見てまわった。
その時は標高1300mほどの場所、時期は6月のはじめ頃だったと思う。
イケマはちょうどこのくらいの伸び具合だった。
もし、アサギマダラがこの辺りに産卵に来るとしたら、食草はちょうどいい頃合いだ。
期待して付近を見てまわったのだが、成虫も産みつけられた卵も見つからなかった。
でも、私はいま網を持っていない。
アサギマダラのマーキング個体が目の前に飛んでいたら、ちょっと残念な事になりそう。
6月16日 山形県鶴岡市 E-520 50mmマクロ+1.4xテレコン
ちなみに、今年に入ってまだアサギマダラを一匹も見ていない。