鮭川村の朝は濃い霧で始まります。朝日が差してくるのは、朝9時過ぎだそう。 確かに、鶴岡から行くたびに途中から霧の中に突っ込む感じです。
1齢から2齢への脱皮の写真を撮ろうと、時々様子を見るのですが、これも失敗の連続です。 気がついたら、脱皮が終わっているのを見てばかり。一般に昆虫の幼虫は、脱皮の前にしばらく動かなくなりますが、カブトムシの幼虫の場合、その期間はそうとう短いようです。
ようやく撮れたのが、ほとんど脱皮が終わったようなこのシーン。まだ腹端には皮が残っていますので、脱皮中という事で一応OKですが、やはり敗北感は残ります。
(2009/09/06撮影)
山形県内で数カ所しか発見されていないというマダラナニワトンボです。最近、Sさんに教えてもらった生息地を訪れてみました。
あいにく雲が多く、見つかったのはこの一匹だけでした。何だかとまり方が変です。初めて見るトンボでよくわからないのですが、羽化直後でしょうか。
こちらは普通種のアオイトトンボ。成熟した雄で白い粉をふいたようになっています。コバルトブルーの複眼が印象的でした。
湿地はもうすっかり秋が深まり、サワギキョウも花盛りを過ぎた感がありました。
(2009/09/05撮影)
鶴岡市内でも、ところどころタブノキを見ます。ひこばえの若い葉を探してみると・・・ いましたいました。アオスジアゲハの幼虫です。 丸々太った終齢幼虫。この子たちは、年内に羽化することなく蛹で越冬します。 ・・・と思います。
大きな株を見上げるよりも、道路脇の若い株の方が探しやすいしよく見つかります。
瀬波温泉は、越後平野の最北の地。ここにはスズムシはもちろんマツムシも鳴いています。更に、貴重なオオクサキリの声も聞くことができます。山形県と新潟県の県境近くで、鳴く虫の楽園のような場所です。 鶴岡から車で1時間以上かかりますが、毎年一度は訪れたいと思っています。
こちらはマツムシ。チンチロリンの文字は目にしていても、実際の鳴き声を知らない人も多いのではないでしょうか。
鳴いているオオクサキリです。全国的には、関東平野と九州の一部、そして越後平野に局所的に分布しているそうです。