ヤママユガの卵、今度の卵は若い枝についていましたから、今年孵化のものと思います。
前の撮影で気になっていた表面の構造を、再びのぞいてみました。
11枚の画像を深度合成
上の画像の部分アップ、ピクセル等倍表示
まるでゴルフボールのように、凹みが整然と並んでいます。
昨日、雪深い山のふもとの林を、カンジキを履いて歩いてみました。
苦労して歩いた割に収穫は少なく、このミドリシジミ類の卵くらいしかありませんでした。
家に持ち帰った卵を拡大撮影、18枚の画像から深度合成しています。
コナラの割と低いところについていました。オオミドリシジミの卵と思われます。
だいぶレンズの癖が分かってきました。満足のいく結果が得られました。
左の画像は上の写真の部分アップ、ピクセル等倍で表示。ベストの画像が撮れたといっても、実はこの程度の画質です。普通のレンズと比べると解像度が低く見えると思います。
しかし、見えないものが見えてくるというのは素晴らしいこと。
この世に超接写用レンズは様々出ましたが、その本領を発揮する前に消えてしまったものが多数あります。
調べてみると、深い底なし沼のような、私のようなものには危険な世界が待っているようですが、素晴らしい高画質のレンズが眠ったままというのはあまりにもったいないことです。
成功率が低くて使いにくいこれらのレンズも、失敗をおそれず撮影できるデジタル写真との組み合わせで、再び息を吹き返すはずです。
ひっさしぶりに暖かい一日・・・と思っていましたら、最高気温は3℃ほどだったと知ってびっくり。
風もなく青空も出るなんて、しばらくなかったもんですから、感覚がおかしくなっているようです。
湿地のハンノキでミドリシジミの卵を探しました。
↑ ここには卵塊がふたつ見えます。
穏やかな天気のもと、じっくり探す事ができました。
足下の雪からの照り返しでとても見やすく、多数の卵塊が見つかりました。
まっ白にキレイなものもあれば、うすよごれているものもあります。
もうちょっとアップにすると・・・
緑の藻類が点々と見えます。
今回、手持ちで撮影した4〜5枚の画像から深度合成をしてみました。
フレームのズレや傾きもPhotoshopはうまく修正してくれます。
あまりフレームがずれてしまうと有効な画面がどんどん小さくなってしまいますので、そこは撮影時にうまくやらなくちゃいけません。
再びミズイロオナガシジミの卵を深度合成。今回は3枚だけの合成です。
手持ちで撮影しているとピンぼけ写真をたくさん作ってしまうのですが、そのなかに深度合成の素材に使えるものがありそうだと考えたのです。結果は・・・OKじゃないでしょうか。
微動装置を野外で使うのは面倒ですから、ダメ元で試してみてもいいかも知れません。
ところで・・・
突起というか翼というか、見れば見るほどおもしろい構造です。
すりガラス状に丸く薄そうな部分を中心として、突起は3〜4本突きだしています。
隣り合った突起の股には決まって薄い板のような構造が見えます。
全て何か機能的な意味のあるものだと思います。
呼吸や温度調整に関わってくる構造なのでしょうか。