高速度カメラの一週間

昨日まで一週間、高速度ビデオカメラをお借りしてどっぷり撮影していました。というより、この撮影にとりかかると、他の事がほとんど何も手がつけられなくなります。


▲Photron社 FASTCAM SA2
以前にも何度か使っている世界最高レベルの高速度カメラです(>>>過去の紹介記事)。今回はインバーター発電機をフル活用して、水辺のトンボなど今まで届かなかった場所にも積極的に脚を運びました。総重量は更に増えて、自由度がガクンと下がったような気もしますが、いやいや、でも素晴らしかった!

以下、秒1080コマ〜3000コマのスロー動画からのキャプチャ。だいぶトリミングしています。


▲産卵場所を探して飛びまわるオオルリボシヤンマ。ヤンマでサイズ大きく翅筋の動きをとらえたかったのですが、なんとか?


▲本当はヤンマのアップはオニヤンマで行こうとして作戦を立てたのですが、結局あまり寄れませんでした。ルリボシヤンマで撮れて、今となっては本当によかった!と思います。


▲難しかったギンヤンマも、何とか捕えることができました。ホバリングから移動を始めたところ。頭は水平を保っているのに、首から下は思いっきりひねっています。バイクは傾けるだけで曲がる、あんな感じに近いのでしょう。


▲ドウガネブイブイは地味な甲虫ですが、飛びたちの動作はすばらしく美しいです。これも胸の筋肉の動きを見たかったのですが、今まで以上に細かく撮影できました。


▲この時期のヤマトシリアゲはオレンジ色で美しいです。四枚翅はほぼ同タイミングで打ち下ろされます。


▲オオカマキリはバッタ同様、後翅をメインに駆動させて飛びます。


▲池に水を飲みに来たオオスズメバチ。その飛び立ちの一瞬です。小さくしか撮れませんでしたが、胸の筋肉の動きは何とも興味深いものがありました。


▲アブラゼミは後ろ足で蹴ってジャンプする動作が意外に大きいことを改めて気づきました。アップで撮影していたら、羽ばたきが始まる頃にはフレームアウト。。。


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