Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: ___

  • 【33倍スロー】ミイデラゴミムシのガス噴射【Chronos 2.1 Highspeed】

    カメラ:Chronos 2.1
    レンズ:Micro Nikkor 105mmF2.8
    撮影:1000ps 再生:30fps

    ピンボケでYouTube公開を見送っていましたが、久しぶりに見たところ、やっぱり面白いのでアップしました。液体ガスが広範囲に放出され気化していく、その様子はピンが来ているところにも見えます。もったいないので、普通ならNG動画ですが公開します。

    ピンボケの原因は単に間に合わなかったためです。1カットめはピントの微調整中にガス噴射してしまい、2カットめはピンセットにはさんだゴミムシを画面中央に運ぶ途中でガス噴射してしまいました。ゴミムシにピントが合ってからは、わずかに残ったガスが出る様子が撮れていますが残念な量です。

    ちなみに、この動画は今年4月の撮影です。ギリギリ越冬中のミイデラゴミムシを採集したものでした。この冬、再びトライします。

  • ウミネコの水浴び(2021年2月)

    カメラ:Chronos 2.1(Ver.0.6.0) レンズ:BORG 71FL
    撮影:2142fps 再生60fps

    コハクチョウの水浴びとともに、Chronos2.1で撮影を始めた頃の思い出深い撮影。DNGで収録していたものを、 現在の設定で現像しなおしFHDから4Kにスケールアップし再編集しました。

    Chronos2.1で撮影を始めてもう4年になります。最初の頃は、カメラの真価を引き出すことができずに一喜一憂していました。ものすごい瞬間が撮れたと喜ぶ反面、思うように色が出せずにこれでよいかどうか悶々としながらでした。

    Chronosで撮影したDNGはそのままでは無茶苦茶な色です。あとになって気づくのですが、普通のカメラなら当たり前に乗っているはずのメーカー標準のプロファイルがありません。全くありえない話。

    そうとは気づかずに、最初の1年くらいは、毎回、色を出すのに苦労していました。Lightroomで色温度とTint調整で自然な色に近づけようと頑張っていました。よくできたと思ったときにはプリセットに保存しますが、ほかに適用すると変な色に感じてしまう。無理なレベルの色のズレ方でした。

  • 【ウルトラスロー動画】ミヤマアカネ産卵

    カメラ:Chronos 2.1 レンズ:BORG 36ED 撮影:2142fps, 1000fps 再生:60fps

    10月後半になって、ようやくミヤマアカネの産卵シーンを撮影できました。理由は不明ですが、数年前から鶴岡市内にミヤマアカネが増え、実はずっと産卵シーンを撮影できないか、小川を回ったりして産卵ポイントを探していたのです。

    見つけたのは、とある運動公園の人工的な小川です。付近には真っ赤に成熟した雄が多数見られ、お繋がりのカップルもとまっています。そのまま待っていると、飛び立って水辺に向かい、打水産卵を始めてくれました!

    アキアカネの産卵と違うのは、雌が腹端を水につける時間が長いこと。田んぼの水たまりと違って水深が深いから、自然にそうなるのかも知れません。産卵にかける時間も短く、一分ほどで別れてしまう事が多かったです。

  • 【音ありスロー動画】ヒゲシロスズ

    ヒゲシロスズは地表に棲む体長7〜8mmの小さなコオロギです。
    外で鳴く様子は見ることができず、ガラスケースに入れて室内で撮影しました。

    GH6のHFR4K120fpsで撮影。HFR撮影だと音声同録のスロー動画を作成できます。
    編集で25%スローと10%スローを適用。
    プルプル震えながら鳴いている時があり、スローで見ると音に合わせて踊っているようです。雌が近くにいるときの動きかもしれません。

  • 第27回国際昆虫学会議


    8月25日〜30日に京都国際会館で行われた第27回国際昆虫学会議(ICE2024 KYOTO)に参加、29日の夕方から15分間のプレゼン(英語で!)を行いました。内容は全く学術的なものではなく、高速度カメラを使って野外で昆虫を撮影するノウハウなどを披露しました。
    私と平井さん以外はほぼ学者ですから、かなり異色の発表だったと思います。

     

     

  • アブラゼミ 幹から離れる時の反転

    アブラゼミの飛び立つ様子を6mmワイドレンズで撮影しました。(最初のカットは105mmマクロです)。幹から離れるとまず数回の羽ばたきのうちに体の向きを変えようとするのが見えます。そして、幹を背にすると脚も閉じて飛行体制に移るようです。 ワイドレンズで撮影することでその様子がよくわかりました。

    ただし、これは脅かして飛び立たせた時の動き。自然な飛び立ちとは違いがあるかも知れません。

    【 Chronos 2.1 】スローモーションの世界

  • ヤゴ ミジンコをとらえる

    下唇の先は2つに分かれますが、その内側には長い剛毛が生えていて、ネットのようにミジンコが捕らえているのが、今回の動画ではよくわかります。

    また、のびた下唇をよく見ると、真ん中あたり「く」の字に曲がる内側に、透明な袋状のものが見えます。これはいったい?下唇が高速にのびる仕組みに関係あるものかも知れません。

    【 Chronos 2.1 】スローモーションの世界

  • アキアカネ ヤゴの捕食

    アカネ属(多分アキアカネ)の幼虫のハンティング。ミジンコなど水中を泳ぐプランクトンを、一瞬で下唇をのばして捕らえています。水上から撮影したので画質が悪いのですが、実に面白い発見がありました。

    下唇はカゴのような形になっていて、ウルトラスロー動画で見ると、ミジンコはこのかごの中に捕らえられるのが分かります。下唇を引き込むときは、おそらく隙間から水が抜けるようになっているのでしょう。 頻繁に下唇をのばすのを見て、ミジンコを盛んに食べていると思いましたが、撮影動画を確認すると半分以上は失敗していました。

    【 Chronos 2.1 】スローモーションの世界

  • アミメアリの行列

    アミメアリの行列をGH6でHFR240P撮影しました。行きと帰りのアリが出会うと触角でちょんちょんご挨拶というイメージですが、スロー動画で見ると、ただただ不器用にぶつかり合っているように見えます。アリは眼が悪いということですが、確かにそのとおりのようです。

    スロー動画を観察すると、アリはそこかしこでぶつかり合ってひどく流れが悪いように見えますが、通常速度に戻すと、スムーズに流れているように見えるのが不思議。

  • コガタスズメバチの巣作り

    大アゴの動きをよく見ようと4K120P撮影で撮影しました。 25%スローで十分、噛む動作を繰り返している様子がわかります。

    いよいよ初期の巣の形ができあがってきました。 出入り口の筒はどこまで長くなるでしょう。

  • コガタスズメバチの巣作り

    外被におおわれて巣の本体は見えなくなってきましたが、これほど日数のかかるとは予想外でした。一匹での作業はやはり大変です。

  • コガタスズメバチの巣作り

    自宅の軒下に巣を作り始めたばかりのコガタスズメバチを見つけました。まだ外被に覆われる前の本当に初期の段階です。わずかな隙間から見える感じで、下から見ることができないのが残念ですが、滅多のないチャンスです。

    巣の土台に体を巻きつけるように静止する姿が可愛らしい。

  • ヤマトシロアリの結婚飛行 羽アリの飛び立ち

    シロアリの羽アリの飛び立ちを高速度カメラChronos2.1で撮影しました。(前半0:46までGH6で撮影)。撮影フレームレートは2142fps再生30fps。

    前翅の羽ばたき動作が後翅よりやや先行するのが特徴です。

    【 Chronos 2.1 】スローモーションの世界

  • モンシロチョウ春型 羽化

    昨年秋に蛹になったモンシロチョウ。無事冬を越し成虫に羽化しました。

    越冬蛹も、羽化直前には白い翅や胸の体毛、黒い腹部がくっきり見えてきて、兆候は分かりやすいです。腹端まで空隙化した後、羽化が始まります。

  • ギフチョウ

    鶴岡にもギフチョウのシーズン到来。今朝羽化したばかりのような傷ひとつのない美しい雄がカタクリに吸蜜に来ていました。

  • ナノハナにミツバチ

    2月にナノハナに来るミツバチを撮影したのは、鶴岡に移って初めての事だと思う。気温は昨日以上にあがって20.6度。

     

    いつもの虫の眼レンズで撮影

  • Chronos 4K12登場!

    Krontechがついに4K高速度カメラを発表しました!

    https://www.krontech.ca/product-comparison/
    2つのモデルが発表されていて、4/3″センサーの4Kカメラの4K12と、S35センサーの2KカメラのQ12です。新モデル2つともに 1TB NVMe SSDを内蔵して、メモリーバッファからまずここに記録できます!私の2.1だと5分くらいかけてeSATA接続のSSDに記録しているところ、想像するに一瞬で記録が終わるんじゃないでしょうか。外部ポートも 20 GbpsのUSB-C!4K12はFrom $14,495。ちょっと手が出せない価格になっていますが、落ち着かない気持ちです。

    ただ、色々見ていくうちに少し冷静になってきました。もう2.1の魅力が全くなくなってしまったわけではなさそうです。
    まず撮影フレームレートですが、比較すると私がよく昆虫の撮影で多用する2000fps以上を見ていくと微妙な感じです。⇣はスクショ

    これを見ていると、Chronos2.1も10ビットや8ビットにして、フレームレートをあげられないものかと思ったりして。ファームアップで何とかなるレベルじゃないでしょうねえ。。。ピクセルビニング?

    センサーの感度も2.1が500 – 8000に対して、4K12は100, 150, 200, 400 表記の違いがよくわからないですが、2.1のベース感度が500に比べて、これは野外で更に厳しいことになるのだろうと予想されます。

    もしかしたら4K12のセンサーはLuximaのLUX2810(または同等品)ではないかと思いました。2.1のセンサーが同社のLUX2100です。
    判明しました!中国のGpixcel製のGSPRINT4521でした。

    Chronos2.1も、今回の新機種登場にあわせて、何らかのアップデートがないかと期待します。https://www.krontech.ca/product-comparison/


    再びスペック比較表を見ていて、気になったこと。

    ・「Calibrated ICC Profile」で新機種にチェックがはいっていて、1.4と2.1にはチェックなし。2.1の画像にカメラプロファイルが乗っていないために、そのままではカラーバランスが補正困難なくらいに狂ってます。私はLightroomの現像で自作のプロファイルを当てています。そのためにカラーチャートを買いました。なんとなくですが、Krontechの開発者は、以前はカメラプロファイルについて気がついていなかったのではないでしょうか。今回の新機種に合わせて、1.4と2.1のアップデートでこの問題も解決してくれないかな・・・それぐらいはできそうに思うのです。

    ・「Control via iOS/Android/Desktop App」が、Chronos全機種についてComing Soonとなっています。今もできなくはないですが、カメラをLANケーブルでネットワークに繋げた状態でないと使えません。野外ではダメです。専用アプリができるとやりやすくなるかもくらいかな。

    以上、独り言です。

  • ホシヒメホウジャク

    今日もホシヒメホウジャクが来てくれました。
    昨日とよく似たような写真になってしまいましたが、カワイイのでアップします。

    時刻は昨日もそうでしたが17時過ぎた頃。ホシホウジャク一匹と、ホシヒメホウジャク2匹が一遍にやってきて、どっちを撮ろうか迷ってしまいました。
    いや、結局はホシホウジャクにはやっぱり近づけず、逃げずに吸蜜してくれるホシヒメホウジャクばかりが撮れてしまいました。

  • 番組情報

    NHK Eテレ サイエンスZERO「“最恐”のスズメバチ!最強のヒミツ」10/1(日) 午後11:30-午前0:00 
    番組内で、当方のルリチュウレンジの産卵の動画を使用いただきました。

    再放送は10月7日(土) 午前11:00 〜 午前11:30

    オンデマンドでも一週間視聴可能です。
    配信期限 :10/8(日) 午後11:59 まで

     

    ⇣こちらはYouTubeで公開中の動画。注意深く観察すると、産卵管が薄い葉の中を切り裂き丸いスペースを作る様子、そこに丸い卵を残していく様子が見えるでしょう。