春のキノコ、シロキツネノサカズキモドキの胞子放出を、高速度カメラChronos2.1で撮影しました。これまでなぜハイスピードで撮らなかったのか不思議なくらい、予想以上の面白い世界でした。
しかし、一回目、1000fps、2000fpsで撮影した時は鮮明に写りませんでした。盃から放出されるところが、肉眼で見たときや240fpsで撮ったときと同じぼんやりとした状態だったのです。もしかしたら飛び出した直後は透明なのかと思ったくらいです。しかし、パソコンで撮影動画を詳細に見て気づきました。この胞子放出はとんでもなく高速現象であることに。
翌日、早速リベンジです。ライトをぐっと近づけて5000fpsにトライすると、期待以上に胞子の動きが見えてきました。3000fpsでも十分に見えるようです。後で考えると、ライトの当て方が良かったのかもしれませんし、シャッター速度だけ速めれば良かったのかもしれません。
ネットで調べると胞子放出にはすごい秘密が隠れているようです。ブラーズドロップ?表面張力カタパルト?・・・多分そのあたりが関係してそうです。ミクロの世界でとんでもない事が起きていることを知って、久しぶりに興奮しました。
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