庭にアゲハが現れた。
とまったところを見るとお腹の大きな雌。
どうやら庭のユズに産卵にきたらしい。
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ブユの一種
小諸だったら今頃メマトイがではじめて、イライラしている頃だろうか。こちらではブユにイライラさせられている。五月に入って早々、五月蠅い!
ちなみにこれは山での話で、家の近くでは見られない。種名はわからないが、ブユとしては結構大型。3mm以上ありそう。刺しもしないで、10匹くらい周りをブンブン言っている。車に入ってきて、フロントガラスでジタバタしている。もちろん時々は血も吸っていく。ものすごく不快だ!!
いつか吸血中の様子を撮影したいと65mmマクロをいつでも出せるようにしていたが、今日、ようやくチャンス到来。しかし、よりによって右手小指のつけね、それも手のひら側。撮りにくい。それに何と痒くなりそうなところを、お前は〜
EOS KissD X MP-E65mmお腹いっぱいに血を吸い終わると、おしっこまで落とし飛びさった。ブユが口を抜いた直後にパッと血の玉もできた。もちろん患部を絞って毒を抜くようにしたものの、明日はまた痒くなりそうだ。
こんな私を自虐的と思わないで。ようやくブユの吸血シーンが撮影できて、嬉しかったのだから。
ところで、子供の頃、郷里の山形市平清水周辺では、ブユの事を「ぶど」と呼んでいた。
「ぶどがらかっだ〜」わかりやすく書き直すと「ぶとから食われた」だろう。山形弁はいちいち濁るんです。
ぶどをネットで調べたことはなかったので面白かった。少数派ながら全国的に「ぶと」があるらしい。東京弁でも、西の言葉にも。思えば子供の頃、「ぶよ」という人もいた。ぶよ派はかなり多いのではないだろうか。庄内もたぶん「ぶよ」。正式和名では「ブユ」だが、これを普通に使っている人に私はまだ会っていないように思う。
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ツマキチョウ
昨日は好天だったが気温が上がらず、今日が全てにおいていい日であることは間違いない。
そう期待して、さてどこに行こうかと考えたとき、ふと昨年の同時期のことを思い出した。
そうだ、「あそこ」にはツマキチョウがたくさん出ていた。
昨年はあまりよく写真も撮れないまま他に時間を使ってしまい、見送ってしまったのだ。目標は決まった。
そして現地に行って思わずビンゴ!と声をあげてしまった。
ツマキチョウだから数は少ないのだけど、新鮮で写真に撮るにはとってもイイ感じ。
2時間ほど久しぶりに撮影を楽しんだ。とまって休んでいるツマキチョウ。左は雄で右が雌。
この雌はまだ羽化直後のところを飛ばしてしまったのか、前翅の先端がやや縮んでいる。
後翅裏は地味な感じで、まわりの枯れ草にとけこみ見つけるのは難しくなる。
でも、よく見ると、この裏の模様も金色に光り地味ながらキレイである。
雄の吸蜜シーンもいくつか撮れた。
タンポポは集合花だからか、吸蜜時間は異様に長かった。
こちらは雌。カキドオシに吸蜜中のものと、タネツケバナに産卵中のもの。
今さらだが、雌雄の区別として、前翅の先端が雄は黄色、雌は黒ではない。
雄だと黄色い部分が、雌は白なのだ。(間違えて覚えてしまっているのは、私だけだろうか?)
交尾中のものまで撮影できた。
この日の午前中ツマキチョウに集中しようと思ったのは、まったく正解だった。
E-520 9-18mm シグマ150mm -
ルリクワガタ
ブナの朽ち木にひそむルリクワガタ。
永幡さんが見つけた産卵マークびっしりの朽ち木に、見つけた雄一匹に雌一匹。
またしても脇から撮影させてもらった。
私にはその知識がまるでないので、1人で歩いていたら100%素通りである。
彼のとても印象的な写真でブナの新芽をかじっていたのは本種ではなく、
コルリクワガタであることも、今日のことでしっかり記憶できたと思う。産卵マークは()に・
産卵マークとは、こんなにもはっきりしたものなのか。
E-520 マクロ50mm+1.4×テレコン登山道は雪渓に行く手を塞がれた。
と思ったのは私だけで、永幡さんは更に先に進んでしまった。
谷川の流れを上から撮影してくるという。
知識も経験もない私は、どこに雪庇が隠されているかと思うと、
びびっちゃってダメだった。。。