Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • ラクダムシ

    何でこの虫がラクダムシというのか?
    子供の頃から謎だったのですが、今やネット検索で色々出てきてくれるのでありがたいことです。
    この昆虫、ドイツ語だとKamelhalsfliegen。ここから和名「ラクダムシ」がきているとか。
    日本語に訳すとラクダ首の虫というところでしょうか。
    そうか〜「首」なんですね。キリンほどじゃないですが、確かにラクダも首長。

    山形市にて

  • 山形市にて

    山形市を流れる馬見ヶ崎川で虫さがし。
    場所は、かつて花火大会の打ち上げ場所だったあたり。
    火が山肌にうつった事故は、大学卒業後でしたか、目の前で見ておりました。

    羽化してまだ間もないようなダビドサナエ。

    こちらはダビドサナエの雌。

    コフキサルハムシ(リンゴコフキハムシ)

    白い粉はさわると取れてしまいます。

    イトカメムシ

    脚や触角はまさに「糸」のように細いカメムシです。

    アリグモのカップル

    糸のテントに入った雌と見張りの(?)雄。

    さて、川べりの低いニセアカシアに小さなオトシブミの揺籃を見つけました。

    これを作ったのは、この3mmほどの小さなオトシブミのようです。

    セアカヒメオトシブミと思いますが、ニセアカシアにつくとは?
    ヒメクロオトシブミの背赤型と思われます。

    クロスジヘビトンボ

  • タカハシトゲゾウムシ

    そいつは高さ3mほどの葉裏にとまっていました。
    図鑑で見たことはありますが実物は初めて。しかも体長5mmほどの小さな虫です。
    でも、すぐにそれとわかりました。


    この後脚の奇っ怪なスタイル。一体全体どうしてこんな形になったのでしょう?
    図鑑で見るより更に不思議なものに見えます。

    更にアップで撮影しようと枝をたぐりよせました。が、それは無謀でありました。
    そこで、そいつは身の危険を感じて落っこちてしまったのです。
    初めて見る虫で性格もよくわからないのに、あまりに慎重さに欠けてました。
    もっとアップで撮影していたはずなのになあ。。。

    しばらく下草と落ち葉を探しましたが、見つかりっこありません。
    あ〜〜こんなことなら、いったん採集して安全な状態で撮影すればよかった。
    後悔先に立たず。ホントにホント、残念!!

    でもまあ、きっとまたチャンスはあります。
    意外に近い所にいるとわかっただけでもよかったです。
    ちなみに山形市です。

  • アゲハの産卵

    芽吹いて間もないユズに産卵にやってきました。

    翅が少々傷んでいますが、成熟した雌ですからこんなものでしょう。
    まずは産卵シーンを撮影できてよかった!

  • ニホンミツバチの分封

    このミツバチの分封の撮影について、種明かしというか裏話を・・・

    実は、もともとこんな状況だったものを、枝に移動してあげたのです。

    私の車の側面に分封群が集まってきてしまいました。わ〜♪

    女王もちゃんといます。それと分封群には雄もいるんですね。

    この女王をまず移動し、それからたくさんの働きバチを少しずつ移してあげました。たまたま車につけていた刷毛とレフ板をちりとりのように使って、です。面布などありませんし素手でしたが、左手を一ヶ所刺されただけで済みました。
    海野さんの所でミツバチを飼育していた経験が生きたんですね。。。感謝

    移送中の自らの姿を撮影する余裕はありませんでした。
    日没時間を過ぎ、あたりは暗くなり始めていました。。。

  • コルリクワガタ

    残雪の中を見てまわると、まだ芽吹いたばかりのトチノキが多く見られます。
    高木なものはすでに花穂をのばしているので低いものばかりですが、
    おかげでこんなものを見つけることもできます。

    トチの若い枝をかじっているのはコルリクワガタです。

    正確に言えばユキグニコルリクワガタ。雌です。

    トチの芽はペタペタ粘っこい表面ですが、構わずのしのし歩いておりました。

    今日見たのは雌ばかり。雄もぜひ見てみたい!

  • イタヤハマキチョッキリ

    ファウストハマキと思ったのですが、やっぱりこれはイタヤハマキチョッキリ。
    ファウストはこんなに大きな揺籃を作らないようです。

    新たに葉柄に傷をつけ、さらなる一枚を揺籃に加えようとしています。

    巻いたあとの葉、どうして戻らないのでしょう?

  • ヒメスギカミキリ

    山道脇に積まれたスギの伐採木に見つけたヒメスギカミキリ。

    雄が数匹歩きまわっています。産卵に来た雌を探しているのでしょう。残念ながら雌の姿はありませんでした。

  • ムラサキヤシオツツジ

    ブナ林に咲くとっても美しいツツジです。
    今年は開花が一週間くらい遅れているように思います。おかげでじっくり撮影する機会を持てました。

    小さな虫たちが吸蜜に訪れています。


    とにかく多いのがビロードツリアブ


    ニッポンヒゲナガハナバチ、でしょうか?


    マルハナバチと似て非なるハナバチ。何でしょう?


    ビロードツリアブはヤマザクラにも群れていました

  • アズマシロガネソウ

    もうほとんどの場所では終わっているでしょうアズマシロガネソウです。
    カタクリやエンレイソウとほぼ同時期に咲いているような花です。

    ハバチの一種が数匹、熱心に吸蜜に来ていました。

  • ゲンジボタル幼虫の上陸

    今日の雨で、ゲンジボタルの幼虫はだいぶ上陸したんじゃないでしょうか。
    あまりうまく撮れませんでしたが、光る幼虫を1枚。

    何より体が縮こまっているのがNGです。。。

    上陸から羽化まで温度にも寄りますが40日くらいだったと思います。
    それが正しければいつもどおり、6月の末にはイイ具合に光ってくれるはず。。

  • ミズスマシ

    クロサンショウウオの卵のある池では決まってミズスマシを見ているような気がします。
    好む生息環境が近いのかも知れません。
    種類は確認していません。オオミズスマシではなさそうです。

  • オオカメノキのキジラミ

    この日は、今年担当することになった講座の第一回目。
    10人ほどを引率して熊野長峰にのぼってきました。
    講師としてはちょっと遠慮していたかなあと、あとになって反省することもありましたが、
    好天に恵まれ事故もなく無事終了。まずは一安心です。


    熊野長峰山頂より大山、鳥海山方向

    道中、とっても気になる昆虫に出あいました。
    早春、芽吹いたばかりのオオカメノキに見つけた半翅目の幼虫。
    その後を確認しないまま季節が過ぎてしまっていたのですが、ここでその正体を目にすることに。。。

    もちろん別種の可能性も否定できませんが、同じ虫の成虫と見ていいと思います。
    成虫になっても体長は3mmほど。非常に小さな昆虫です。

    観察会の主役(?)はギフチョウです。

    登山口の池から山頂まで、ほぼ全域に姿を見ることができました。
    今日という日は実にタイミング良かったようです。

  • タンポポとミツバチ

    セイヨウタンポポがイヤと言うほど咲いています。
    花が多すぎてか、どこもミツバチはまばらにしか見つかりません。
    でも、タンポポでは滞在時間が長いのでじっくり撮れます。
    GX200で1〜3cmに近づいて撮影してみました。

    ニホンミツバチ

  • ナノハナの虫たち

    ナノハナ畑といっても、これは赤かぶの花のようです。
    根元に赤かぶが転がっていました。

    色々な虫たちが集まっていました。


    クマバチ


    ニホンミツバチ


    キタテハ


    ホタルカミキリ

  • サクランボの花とマメコバチ

    サクランボ畑で受粉を手助けしてくれるマメコバチ。
    今日、初めて目にして、意外に大きなハナバチであることに驚きました。
    私の故郷ちかくにもこんな素晴らしいハチと人との関係があったんだなあ。。。

    ちなみに、すぐ近くではNHKの自然番組の取材中です。
    番組とは6月28日放映のBS-hi ワイルドライフ 「今森光彦が見つめるニッポンの里山 花と水の絶景」
    取材のお邪魔にならないよう、私も取材させていただきました。


    アシの茎を束ねたマメコバチのアパートです。

  • ヒメギフチョウ

    昔懐かし山形市周辺のヒメギフチョウには出会えないまま。
    今年は一匹も見ることなく終わってしまうかと思われましたが、
    何とか撮影する機会に恵まれました。場所は最上地方。

    ヒメギフは小諸の生息地での経験が長かったため、ついそれを当てはめてみたくなります。
    しかし所変われば色々と違ってくるもの。
    林を出て、日当たりのいい場所で吸蜜したり、産卵行動をとったり、かなり意外な感じがします。

    でも、それはカタクリやウスバサイシンが林の外に広がっているためなのでしょう。
    小諸は乾燥気味な土地でしたから、食草が林を出て日当たりのよい斜面に繁茂している
    状況なんて考えられませんでした。


    かがくナビにも記事を書きました。どうぞご覧下さい。

  • ミヤマセセリ

    本日は、再びヒメギフチョウ狙いで、やはり20年ぶりに上山市の生息地を訪れました。
    中〜大学生まで毎年国道13号線をエッチラオッチラ自転車をこいで通ったのでした。

    おかえり〜と迎えてくれることを期待しましたが、
    ここでもやっぱり一匹もヒメギフチョウを見ることはありませんでした。
    撮影できなくとも、せめて飛んでいる姿を一目見ることができればという気持ちも虚しく。。。
    時期については全く問題ありません。まさか・・・

    しかし、他のチョウたちは健在でした。
    春のチョウといえばミヤマセセリにコツバメ。
    この二種は見ようと思って見ないと気づかずにいてしまう存在です。
    チョウの名前をおぼえはじめた頃を思い出します。

    まだ翅のキレイな雄。何だか羽化して間もないような弱々しい飛び方でした。

    ミヤマセセリは庄内にもいるはずですが、実はまだ目にしていません。
    数が少ないようです。小諸以来、ずいぶんひさしぶりに見ました。

    コツバメはどこもたくさんいます。
    今、ちょっと気になっているのが、彼らこのあたりで何を食草にしているかということ。
    ツツジやアセビの他にも、コツバメの食草としてガマズミやオオカメノキほか様々な植物が報告されているようです。

    シータテハがキブシの蜜を吸っていました。

    この日見たルリタテハはみな、越冬後なのに翅のキレイなものばかりでした。

    標高300mほどの山の上には、ヒオドシチョウの他にキアゲハがテリトリーを張っていました。

  • ミスジチョウの幼虫

    山形市のヒメギフチョウの生息地に20年ぶりに訪れました。大学2年くらいまで、毎年自転車で通った場所です。カタクリも咲いて食草も見られます。でも、一匹も見ることができませんでした。残念!

    環境はだいぶ変わってしまっていますが、まさか・・・

    ウロウロ歩きまわっている途中で、ミスジチョウの幼虫を見つけました。
    まだ芽吹いていないので越冬の姿のままです。

    ミスジチョウの幼虫は、こうして枝に残った枯葉にとまって身を潜めています。
    体色は見てのとおり枯葉と同じ。全く同化して見えます。

    枯葉が春まで枝に残っているのは、もちろん、幼虫のほどこした細工のためです。枝の根元がしっかり糸で固めてあります。

    さて、ここにも一匹幼虫が隠れています。わかりますか?

  • キブシの花とスギタニルリシジミ

    気温が上がったため日がかげっても虫たちの動きは活発でした。
    キブシの花で吸蜜しているのはスギタニルリシジミ。
    アリが一匹ちょっかい出しているのに気づき、慌てて写真に撮りました。
    案の定、スギタニは直後にとんでもない驚き方で飛び去っていきました。

    気がつくと、このキブシにはアリがいっぱい。トビイロケアリでしょうか。
    いい蜜がたくさん出ているようです。