Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • 日没後のアベリアで

    先日キアゲハを撮影した国道近くの植え込み付近を通ったのは日没後。ふと、何かいいガが来ていないかと思いつき寄ってみました。薄暗いものの、街灯がやんわり辺りを照らして、スズメガが何匹か吸蜜に来ているのが見えます。これはチャンス!
    でも、早いこと早いこと・・・虫の眼レンズでノーファインダーで撮っているのでギリギリ追っかけられますが、普通に撮影しようと思ったら苦労しそうです。

    コスズメ
    ホシホウジャク
    ベニスズメ!でも、あまりにも真横でつまらない写真

    ベニスズメが現れて喜びましたが、腕が追いつかない。。。「下向き病」とでもいいましょうか、狙ったターゲットの下をフレーミングしてしまうことが多く、肝心の虫が画面の上に切れていたり、まるで入っていなかったりします。修練を重ねます。。。

    トリミングしたものの、まだ足りない
    これもトリミング画像。気がつくと、翅の表側がだいぶ擦れているようだ
  • ヤマトマダラバッタ

    浜辺にすむ砂地そっくりな美しいバッタです。

    新潟県胎内市にて

  • ニラの花

    ニラの花がいっぱいあると虫が集まります。来年の今頃、うちの庭にもいっぱい咲くようにしたい・・・と毎年思っては忘れてしまいます。

    たぶんオオカマキリ、の雄。花の下で、獲物を待ち構えている
    吸蜜するフタモンアシナガバチ。ミツバチにはストロボが届かなかったようだ
  • GH5 VFR180fps & 虫の眼レンズ

    FS700とShogun Infernoでの撮影もよかったのですが、実は虫の眼レンズのほうに手応えを感じていました。

    使用したレンズは、GoProレンズを使った虫の眼レンズ。GH5のVFRを使い、フルHD180fpsでの撮影で33%スローです。
    再生レートが60pなので動きがなめらかで、ちょっと見た感じはスローとは気づかないかも知れません。

    それにしても・・・スケール感も速度感も虫たちの世界に近づいているはずなのに、せっかく特殊なレンズを使っているのに、なぜでしょう、特別感が感じられません。すごくノーマルです。普通です。
    でも、たぶん、これでいいのだ!

  • ProRes RAW 4K 120fps キアゲハ

    今日もFS700とShogun Infernoの組み合わせで、4K120fps動画を撮影。毎年通っているカクトラノオの畑にまたお邪魔しました。今日も畑の方にお会いできなかったですが、いつもありがとうございます!
    レンズはFS700RHのセットになっていたPZ18-200mm。久しぶりに使ってみると、シャープだし周辺まで綺麗な絵です。あまりよくないレンズと思っていましたが、食わず嫌いだったかも知れません。
    4K120fpsはエンドトリガーで瞬間を狙いやすいのですが、3秒ちょっとしか撮影できないのがおしい。。。

    ProResRAWで記録していてピクチャープロファイルはPP4です。ISO感度は640。S-LOG2ではありません。
    今回気になるのは、過剰に色が濃く感じること。FinalCut Pro での編集時にサチュレーションを落としていますが、カクトラノオのピンクがまだ濃く感じます。

    ↓こちらは2K240fpsで撮影した動画。4Kでも240fpsで撮影できるようになりたいですね!

  • ショウリョウバッタモドキ

    草にぴったり体をつけて身を隠すショウリョウバッタモドキ。ショウリョウバッタともオンブバッタとも違います。生きた現物を見れば一目瞭然です。

    葉っぱの向こう側にまわって身を隠す
    反対側から刺激しても、なかなかこっち側に来てくれないの図
    虫の眼レンズには手強い相手

    鶴岡市にて。山形県内では、ショウリョウバッタモドキはとても珍しいバッタですが、全国的にはそうでもないそうです。

    おまけ

    緑色型のクルマバッタモドキ
  • キアゲハのベストシーズン

    毎年、9月前半はキアゲハのベストシーズンです。全国的にはどうなのか・・・少なくとも鶴岡はそうです。何化めなのか、スレの少ない美しいものが多く、個体数も多い。そして、カクトラノオやアベリア、ヒャクニチソウなど花もいい季節です。
    もうすぐヒガンバナも咲き始めます。。。

    キアゲハはカクトラノオが大好き
    アベリアもいい花
    国道沿いの植え込みにて
  • ProRes RAW 4K 120fps がスゴイ!

    はじめから自分の好みに合った色が出ることは稀で、うまくいかない方が多いです。そして色の調整は難しい。動画についてはLOGなんて話が出てきた頃からストレスが増えたように思います。
    でも、今年の春にAtomosとAppleが連携して発表したProResRAWという新しいフォーマットは、色について、そして露出についての諸々の不満を解消してくれました。愛用のFS700が、発売から6年も経って、これぞ最高という映像を出してくれます。

    この動画は、伊丹市昆虫館箕面公園昆虫館の2館合同展「さいきょうのかまきり」の展示映像用に撮影したものです。「さいきょうのかまきり」は9月5日より

    FS700は、Shogun Infernoと組むと、たった3秒ほどですが4K120fpsが撮影できます。静止画的にみれば、これはつまり800万画素で、秒120コマで3秒連写できるということです。エンドトリガーも使えるし、RAWというビッグデータを扱うのにも理想的。

  • ショウリョウバッタ

    夜の散策の前に、日没近くの海辺でショウリョウバッタを撮影しました。

    大きな雌も背中に乗っている雄も褐色型

  • 酒田にいた!ハタケノウマオイ


    ZOOM H6, RODE NT5 (Omni Stereo) 2018.0901 山形県酒田市

    山形の永幡さんより、酒田にハタケノウマオイがいたと情報をいただき、すぐに確認に行ったのは一週間前。確かにいました・・・山形県内で初めて聞くハタケノウマオイの声に感激!自力で見つけられなかったことにはちょっと残念。。。
    鳴き声を探し、いくつかポイントを見つけて、その日は撮影もしないで帰りました。日をおいて、準備を整えて、再び夜の酒田に。

    港に近い場所で、比較的狭い範囲で声が聞こえます。貨物と一緒に入ってきた可能性もありそうです。数はそこそこ多く感じました。

    シッ、チョ、シッ、チョは離れて聞くと、チョが聞こえにくくシッ・シッ・・・と聞こえます。私には

  • スズメバチの威嚇

    スズメバチは顔も武器。針より先に顔で威嚇してきます。

    虫の眼レンズでオオスズメバチに近づく

    (後ろでウロチョロしているヤツは誰だ?)

     

    (オレを怒らせたら怖いぞ)

    (あっち行けってんだよ!!)

    ピンぼけだと可愛く見えちゃうかも?

  • ササキリ

    小諸からの帰り、群馬の馴染みのポイントをまわってきました。
    ササキリがたくさん鳴く様子を期待したのですが、上で鳴いているセミたちの合唱がやかましく、声が聞こえてきません。
    でも、昨年に幼虫を見たあたりに踏み込むと、確かに成虫が潜んでいました。

    ストロボを二灯使用

    次はミツカドコオロギ。地上の虫も虫の眼レンズはいい味を出してくれます。後ろ姿は撮影させてくれますが、顔を見ようとまわりこもうとするとクルッと向きを変えてしまいます。これはもう必ず。永遠に続きそうで、ついに私が根負けしました。

    こちらもストロボ2灯使用

  • ハンミョウの捕食

    マダラスズを捕食する様子。
    オリジナルはGH5のVFR180fpsで撮影したフルHD動画です。小さくしか撮れなかったので、HD720Pベースで編集しました。

  • セグロアシナガバチの巣

    玄関にセグロアシナガバチのでかい巣が出来上がっていました。郵便や新聞の配達の方に迷惑がかかるといけないので、周囲を網で囲って、ハチからも人からもお互いに見えないようにしました。巣に触ってしまうくらい近づいたのですが、なぜか威嚇ポーズすら見せません。セグロアシナガバチって、結構攻撃的だったような気がするのですが、すでに人馴れしてくれているようです。


    虫の眼レンズでの撮影で、先端から5cm以下に近づいていますが、全く無視されている?

  • キリギリス

    キリギリスの声が近くに聞こえました。声の主を見ようと近づくと、見つけた瞬間に飛び出して、草の中に潜り込みました。じっと動かずに身をひそめる作戦に出たようです。こっちもジィーっと目を凝らし、ようやく見つけました。うまく周りにとけこんでいます。

    枯れ草に潜り込むようにして身を隠す雄。右奥にセスジツユムシが・・・

    右奥に写ったセスジツユムシには、撮影時はまるで気づいていませんでした。家でパソコンで開いてみて、メインのキリギリスより先に眼につき、これは失敗写真と、あやうく削除しそうになりました。

    じっと動かないので、つっついて歩き出したところを撮影。

    私の虫の眼レンズは、このサイズでパンフォーカスといかないのがちょっと残念。画質はよいのですが・・・

    近くにいたホシササキリ。
    こちらも上手に周りの草に紛れています。

    次は、特に見事な擬態だったと言い訳しての一枚。雄のオオカマキリを撮影したつもりが、実は雌に乗っかっているところでした。雌にはまるで気づいていないのは、フレームを見ればおかわりでしょう。

    雌に気づいてもう一枚撮影と思った時には、二匹とも驚いて(ストロボに?)離れて逃げてしまっていました。今日はとても暑い日でしたから、私も少々ぼうっとしてました…。

    今日、西日本は大型台風接近で、こちらはフェーン現象による今年一番の暑さ。山形県内は珍しく37度超えのポイントが何箇所もありました。山形市39.0℃、酒田市38.9℃、鶴岡は37.9℃・・・。新潟県では更に熱く、胎内市、上越市、三条市がなんと40℃超えでした。最高は胎内市の40.8℃!

  • ZAOのアサギマダラ

    小さい頃とてもかわいがってもらった親戚のおじさんが亡くなりました。おじさんは多趣味な方で、特に盆栽の世界では高名な方だったのですが、そんなことはわからず、もっぱら一級品のカメラやステレオを体感させてもらいに、ちょくちょく遊びに行った時期がありました。当時お持ちだったのはPENTAXのK2だったかKXだったか、Kマウントの第一世代。たぶん私が生まれて初めてふれた一眼レフカメラでした。その後もCONTAX RTSⅡとかマクロプラナーとか・・・、もう今から40年前のことです。今の自分のベースはこの時期にできあがったように思います。
    (おんちゃん、ありがとうございました・・・)

    合間に、兄に案内してもらって蔵王のアサギマダラポイントに行ってきました。実は昨年9月にもうだめかと思いながらクジャクチョウを求めて駆け回った場所と同じでした。昨年は全くダメでしたが、今年はクジャクチョウもアサギマダラもドンピシャなタイミングで、短時間でたっぷり撮影できました(すべて虫の眼レンズで!)。特にクジャクチョウは鶴岡近辺では滅多にお目にかかれないチョウです。これもまた、おじさんが引き寄せてくれた撮影のチャンスでした。

    ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ

     

    前日にマーキングされたばかりの個体も発見。「山、ZAO 8/19」、その下は残念ながら隠れて見えず

    クジャクチョウは2-3匹見た程度。まだ翅にスレのないキレイな個体ばかり

    イチモンジセセリ

  • 再びクロアナバチ

    二度も大雨があって、近所の公園のクロアナバチはどうなっているでしょう?

    久しぶりに見に行くと、何事もなかったように、たくさんのクロアナバチがブンブン飛び回って、巣穴を広げたり、獲物を運んでくる姿が見られました。

    大きなヒメクサキリをくわえて巣の盛土に降り立つ

    ↑上の1匹、よく見れば触角が切れて一本になっています。狩りで返り討ちにあったのかも知れません。

    セスジツユムシ(雌)を運んできた

  • ハラビロカマキリの終齢幼虫

    庭のカキの木にハラビロカマキリの幼虫を見つけました。
    もしかしたら、しばらくキュウリに陣取っていた1匹かも知れません。

    庭のカキの木で

  • ヤブガラシにセグロアシナガバチ

    ヤブガラシにセグロアシナガバチが来ていました。

    ヤブガラシの蜜をなめる

    ヤブガラシにはアオバハゴロモも群れていて

    おおかた蜜をなめているのですが、中には別の目的で飛び回っているものも・・・

    アオバハゴロモを捕らえて肉団子に

  • クサアリモドキ

    地面に落ちてるアブラゼミを多く見るようになりました。死んでると思って拾い上げようとすると、大声で鳴かれてびっくりすることもありますが、アリがたかっていれば・・・

    アブラゼミの死骸に群がるクサアリモドキ(たぶん)

    アリにとっては、大ごっつおがいっぱいのいい季節でしょう。