Kiyoaki Takashima/ 高嶋清明のBLOG

カテゴリー: 昆虫

  • 【Slow Motion】ベニシジミ【Chronos 2.1 Highspeed】

    ハイスピードカメラ Chronos 2.1で撮影。
    植物を見ると春は着実に進んでいるのですが、なかなか虫が見えず焦ってしまう今年の春です。極々普通種のベニシジミさえ撮影のチャンスを逃し続けて悶々としておりましたが、この日は久しぶりによく晴れました。一気にまとまった数のベニシジミを見ることができて、クロノスでのスーパースロー動画もまずまずの絵が撮れたと思います。

    人それぞれ感覚の違いがあるところですが、私の場合は、ルリシジミもベニシジミも30fps/2000fpsの66倍付近のスローモーションがちょうどよい速度に感じます。最近、編集で速度を調整していて改めてそう思いました。

    でも、これは小さなシジミチョウでのこと。同じチョウでも大きさが変わると、適当なスロー速度も変わってきます。シジミチョウではちょうどよかった66倍スローも、シロチョウやタテハチョウでは過度なスロー感が出てきて、アゲハやマダラチョウのような大型のチョウでは更に耐えられないスロー動画になってしまうでしょう。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【Slow Motion】スジグロシロチョウ&ベニシジミ【Chronos 2.1 Highspeed】

    ハイスピードカメラ Chronos 2.1でチョウの飛翔を撮影しました。
    0:00 スジグロシロチョウ 撮影2142fps/再生60fps(35.7×スロー)
    0:44 ベニシジミ 撮影2142fps/再生30fps(71.4×スロー)
    1:04 ベニシジミ 撮影3358fps/再生30fps(約112×スロー)

    チョウの飛翔は、我々の眼には速すぎて、肉眼では羽ばたきの様子もまるでわかりません。普通のカメラでは一秒間に30または60フレーム撮影するところを、一秒間に1000フレーム以上撮影できるハイスピードカメラを使うことで、時間を数10倍にのばしたスローモーション動画でチョウの飛翔を観察できます。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【Slow Motion】モモブトカミキリモドキ【Chronos 2.1 Highspeed】

    撮影:3358fps 再生:60fps

    タンポポに多く見られる1cmほどの小さな甲虫。花の蜜や花粉を食べて暮らしています。雄は後脚のももが太いのが特徴で、花から花へと移動しては雌との出会いを探しています。幼虫は朽木や枯れススキで育つそうで、確かにススキ原の近くでよく見ます。

    よく飛ぶのでハイスピードカメラでの撮影が楽しい虫です。飛翔時は必ず6本の脚を広げバンザイの姿勢を取りますが、脚を広げないとうまく飛べないのかも知れません。翅の羽ばたきのためか、中脚と後脚の間を特に大きく広げています。

    飛び立ちの様子を見ると、まず羽ばたきを始め、次に中脚を上げ、最後に前脚を高く広げます。いくつか飛び立ちのシーンを撮ってみましたが、ほぼ例外なく、そうでした。前脚は離陸姿勢を保つため最後まで残すのでしょう。

    着地の様子をとらえようと、着地ポイントに当たりをつけて待ってみるのですが、がくのあたりにようやく引っかかったり、手前の草間に落っこちたりで、期待するような軟着陸が撮れません。着地はあまり上手でないようです。カメラを向けるこっちもヘボですが。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【VFR144fps】花粉を食べるヒラタアブ【Panasonic GH5】

    タンポポの花粉をパクパク食べるヒラタアブ(ツヤヒラタアブ)。通常スピードでは見えにくい動きですが、6倍程度のスロー動画で生々しいほどにパクパク感を観察できます。

    0:00 再生60fps/撮影144fps
    0:08 再生24fps/撮影144fps
    0:32 再生15fps/撮影144fps
    0:48 再生60fps/撮影144fps
    1:19 再生60fps/撮影60fps

    144fpsで撮影しているのは、GH5のEXテレコン(2.7倍!)を使いたいためです。これが手軽に深度の深い超マクロ撮影ができる秘密、だったりして・・・。
    更に編集でトリミングして口吻のドアップ映像にしています。

    ハナアブやヒラタアブは、ハエの仲間に分類されます。今更ですが今回調べて知りました。口の動きが全く同じですし納得。

  • 【Slow Motion】ルリシジミ【Chronos 2.1 Highspeed】

    撮影:2142fps 再生:60fps
    林縁にて、ルリシジミが10匹ほど、湿った地面に降りて給水していました。適当にフレーミングして待っていると、新たに加わろうする一匹が画面の中をいい感じに飛んでくれました。

    秒2000コマともなると、翅が柔らかくしなる様子が見えたり、惰性で空中を漂っている時間が結構長いと再確認できたり・・・この肉眼では気がつかないことが見えてくる感覚、楽しいです。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【虫の眼写真】ミチノクエンゴサク

    午後になってフィールドを回ってきました。なかなかいい出会いがなく空振りに終わりそうと思った頃、ミチノクエンゴサクの群落で少し撮影できました。

    15時過ぎでも気温が高いままで、ハチやアブが活発に飛び交い蜜を吸う姿が見られました。いい季節になってきました!

  • 【虫の眼レンズ】ガガンボの産卵【GH5S VFRスロー】

    撮影:180fps 再生:60fps 時間を3倍にのばしています(一部、再生24fpsの7.5倍スロー)。

    これまでずっと思い違いしていました。ちょんちょんと腹端を打ちつけるごとに産卵しているのではなく、これは恐らく泥の状態を確かめている行動で、いい場所を見つけると産卵に移ります。丁寧な仕事してました。。。産卵が終わって泥から腹端を抜くとすぐ次の卵を腹端にセットするのを確認できます。

  • 【虫の眼写真】桜とミツバチ

    私の虫の眼レンズは市販品でありません。1/4㌅センサー用ボードレンズの空中像を超マクロレンズで拡大する自作のシステムです。

    撮影は、被写体をレンズ先端から数センチの位置に置いての基本ノーファインダー撮影。動きの素早いハチの撮影は、マクロでも望遠でもフレームに入れるだけで大変だったりしますが、虫の眼レンズだとむしろすごく楽に撮影できます。ストロボを至近距離から発光させるので、明るく虫を浮き上がらせ、動きをとめることができます。


    ただし、極端に近づかないと虫を大写しできないので、レンズで影を作ってしまったり、虫が驚いて逃げたり、それなりに難しさがあります。そして何度も繰り返しますが画質は今ひとつ。


    WEBでこのサイズで見るのがベスト、という程度で大伸ばしにはどうかな。。。

  • 【Slow Motion】キアゲハ【Chronos 2.1 Highspeed】

    0:00​ 撮影:2142fps 再生:30fps
    1:00​ 撮影:2142fps 再生:60fp

    この日は赤川の土手でテリトリーを張るキアゲハを何匹か見ました。いくらか撮影できたので、気温があがる翌日はもっと更に色々撮れると期待したのですが、なんと一匹も見ることがありませんでした。チャンスは短いものだし、そうそう期待通りには動いてくれません。撮れる時に撮らないと!ですね。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【虫の眼動画】サクラとミツバチ

    鶴岡の桜は4月に入ってまもなく咲き始めましたが、寒の戻りで寒い日が続き、ようやく狙っていた桜とミツバチの動画が撮れました。いつもの虫の眼レンズ&6倍スロー動画で。

    撮影:180fps 再生:30fps 時間を6倍にのばしています。

     

  • 【虫の眼写真】今日も寒い

    晴れても寒い日が続きます。今日も最高気温は10℃以下。我が家の庭のフキノトウはまだ花が残っていて少しだけ撮れました。

  • 【虫の眼写真】寒い毎日

    今日も気温は12℃までしか上がりませんでした。ナノハナやサクラを見て回ってもハチ一匹とまっていません。でも、地表のオオイヌノフグリはいつもと違って、晴れているときは閑古鳥が鳴いていましたが今日はいくらか虫が見られました。特にルリシジミは多かったです。

    今日も虫の眼レンズで写真を撮りました。シャッターをもう少し落として背景を明るくすべきでした。必要以上に曇天感が強まって日没後みたいになってしまいました。

  • 【虫の眼写真】ナノハナとミツバチ

    庄内空港の緑地公園に、ちょっと見慣れないナノハナが咲きそろっていました。近づくと、日がだいぶ西に傾いているのに、ミツバチが結構吸蜜に来ています。自作虫の眼レンズでの撮影を楽しみました。

    Lightroomでの現像時に目一杯シャープをかけているので見られる絵になっているけど、まるで大伸ばしに耐えられない画質です。でも、雰囲気はとてもいい感じ。画質はともかく、写し出す世界が楽しいです。

  • 【Slow Motion】早春のチョウ【Chronos 2.1 Highspeed】

    ナノハナが咲き初めて、春のチョウたちも増えてきました。

    0:00 キタテハ 60fps / 3358fps
    0:35 モンシロチョウ 60fps / 2142fps
    1:45 ルリシジミ 60fps / 2142fps

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【虫の眼動画】ミツバチとツバキ【GH5S VFRスロー】

    今年の自作虫の眼レンズは、少なくとも動画に関しては成功したと思います。ミツバチにこのスケール感をつけることができた事に大満足!

    撮影:180fps 再生:60fps 時間を3倍にのばしています。
    花いっぱいの季節になってきましたが、ミツバチに人気の花はやっぱりツバキ。ほかの植物と比べて蜜も花粉もたっぷりです。花の前でホバリングしながら花粉団子をまとめる時間も長く、虫の眼レンズでも撮りやすいです。時々レンズにハチがぶつかるほど近づいています。

    動画については、概ね満足していますが、写真の写りはどうも今ひとつ。解像度は昨年までの虫の眼がやっぱりよかったかな。

  • 【Slow Motion】ビロードツリアブ【Chronos 2.1 Highspeed】

    撮影:2142fpsまたは3358fps 再生:30fps
    フキノトウに吸蜜にやってきたビロードツリアブ。危険が迫ったときに即逃げられるようになのか、吸蜜中も羽ばたきをとめません。

    Chronos 2.1 DNGファイルをAdobe Camera Rawでスーパー解像度適用。Chronos2.1 スロー映像集

  • 【虫の眼動画】ヒメオドリコソウとミツバチ【GH5S VFRスロー】

    ミツバチはフキノトウに訪花するものはフキノトウにばかりに、ヒメオドリコソウに訪花するものはヒメオドリコソウばかりに訪れます。ヒメオドリコソウにはケアリが付いていることが多く、花に顔を突っ込んだミツバチが、時々アリに噛まれ慌てて飛び去って行きます。

    撮影:180fps 通常速度〜3倍スロー再生

  • 【虫の眼動画】ミツバチとフキノトウ【GH5S VFRスロー】

    今年の自作虫の眼レンズはちょっと違います!フキノトウで蜜&花粉集めのミツバチを虫の眼レンズで

    背景も広く小さな虫もでっかく写したいなら、口径のうんと小さなワイドレンズが必要です。1/4センサーのボードカメラ用レンズを探し昨年はインタニヤRP-L165に行き着きましたが、勢いそのまま、気になったもう一本のレンズの方も試してみればよかったかも、です。一年遅れとなりましたが、なかなかいい虫の眼レンズができました!

    試し撮りのつもりで現場に持ち出したら、すごくハチが撮りやすく、写りもなかなかで、ちょっと興奮しました。

    でも、せっかくの青空にゴミがいくつも見えて残念!センサーにはゴミはなさそうだし、レンズ内部のゴミを拾っているのだとすると厄介だなあ。。。

  • 【Slow Motion】セイヨウミツバチ 口から蜜【Chronos 2.1 Highspeed】

    ミツバチが、ホバリングしながら花粉をまとめていく様子を撮影していると、時々、口から蜜らしき液体を出し前脚に取って後脚に送る様子を確認できます。花粉団子を固めるためのつなぎに使うのでしょう。

    ハイスピードカメラで撮影するようになって、初めて気がつきました。ハチが小さいので、肉眼ではよく見えないという事もあります。

    Chronos 2.1 DNGファイルをAdobe Camera Rawでスーパー解像度適用 1024×576pixを2048×1152pixにアップスケール。

    Chronos2.1 スロー映像集

  • 【虫の眼写真】ミツバチとフキノトウ

    今年新たに組んだ虫の眼レンズで撮影したミツバチです。

    拡大系は昔のZuiko Macro 20mm F3.5(RMSマウント)で、フロントのボードレンズはインタニヤのRP-L195。この2つで全てで、とってもシンプルな構成です。

    画質は昨年までのRP-L165と顕微鏡対物レンズと比べると解像感がイマイチで現像時に目一杯にシャープをかけて精細感を出していますが、そもそも1/4インチセンサー用の8メガピクセルレンズです。しかもどうやら1/4インチセンサーで円周魚眼で撮影できるよう設計されたレンズ。その空中像を超マクロレンズでM43まで拡大して得られた画像ですから、解像度はどう頑張ってもこんなものにしかならないでしょう。むしろ、これだけの画像が得られるのは奇跡的とも思います。